公開日:
最終更新日:
フィレンツェ観光の拠点に!映画のロケ地にも使われた「レプッブリカ広場」
※編集部註:2019年8月、加筆修正をいたしました。掲載写真は初出時(2015年3月)のものです。
フィレンツェにあるレプッブリカ広場は、人々が集まる憩いの場。この広場にはメリーゴーラウンドがあり、周囲は老舗カフェや歴史的な建築に囲まれています。この記事では、フィレンツェ観光の拠点や待ち合わせ場所として、多くの人々が集うレプッブリカ広場についてご紹介しましょう。
目次
1. 「レプッブリカ」という名前の広場はフィレンツェ以外にもある
<建物が並ぶ町並みに、ぽっかりと開けた場所が。撮影:Italyii(イタリィ)編集部>
レプッブリカ広場(伊:Piazza della Repubblica、共和国広場)は、フィレンツェだけではなくイタリア各地に存在する広場の総称。トリノやナポリ、ローマなどにも存在します。一説には、1946年6月2日にイタリア共和国が成立したことを記念して、この名前が各地に付けられたそうです。
フィレンツェの中心にある広場としては、サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂がある「ドゥオーモ広場」やヴェッキオ宮殿がある「シニョーリア広場」が有名ですが、その2つの中間にレプッブリカ広場があります。
関連記事:フィレンツェのシンボル。「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」
<遠くからの光景はジオラマのよう。撮影:Italyii(イタリィ)編集部>
2. フィレンツェのレプッブリカ広場は映画のロケ地にも
<広場の中心には、メリーゴーランドがあります。撮影:Italyii(イタリィ)編集部>
レプッブリカ広場の周囲には、市庁舎や凱旋門、ブティック、カフェなどがありますが、特徴的なのがメリーゴーランドがあることではないでしょうか。この広場は映画のロケ地にも使われたことがあり、「ハンニバル」「冷静と情熱のあいだ」などにも登場しています。
ちなみに、このメリーゴーランドがいつからあるのか、どのような意図で設置されているのかは、イタリア語の解説サイトを調べても判然としません......。
把握できた限りでは何年も存在していること、過去に撤去されそうになったことを受けて署名運動も発生したそう。しかしながら、撤去の反対運動が起こるほどには、フィレンツェ・レプッブリカ広場のシンボルとして認識されているようです。
<大きな凱旋門はレプッブリカ広場の目印。撮影:Italyii(イタリィ)編集部>
3. レプッブリカ広場の見どころは?
レプッブリカ広場の場所は古代ローマ時代、肉や魚などを中心に扱う市場として栄えていましたが、近代以降は整備が進み、現在は高級カフェやブランド店が並ぶ都会的な雰囲気となりました。
広場の中心には彫像を乗せた柱が建てられていますが、こちらは「豊穣の円柱」と呼ばれるもの。メリーゴーランドと共に、レプッブリカ広場のランドマークとなっています。このほか。先ほどの写真に写る凱旋門も広場の見どころとなります。
<右下に見えるのが豊穣の円柱です。撮影:Italyii(イタリィ)編集部>
<カフェのテラスでひといき。撮影:Italyii(イタリィ)編集部>
フィレンツェのレプッブリカ広場にはカフェ ジッリ(Caffe Gilli)というカフェがあります。こちらはなんと、1733年創業の老舗。このように数百年もの歴史を持つ建物やお店が現在の日常にも溶け込む光景は、「屋根のない美術館」とも言われるフィレンツェならではと言えるでしょう。
のんびりと広場周辺を散策するだけでも、フィレンツェが持つ歴史の重みに圧倒されるはずです。
関連記事:用途別、気分別に使い分けたいフィレンツェの老舗カフェおすすめ3選
基本情報
- 名前:レプッブリカ広場(Piazza della Repubblica)
- 住所:Piazza della Repubblica, 50123 Firenze
Rankingイタリア記事ランキング
-
Italyii(イタリィ)編集部
- 食・芸術・トレンドなど、さまざまな視点からイタリア旅行に役立つ「いい」情報をお届けする編集チーム「Italyii(イタリィ)」です。ライターから寄せられた各地のレポートを、編集チームが厳選してお届けします。