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パイナップルだけじゃない!トロピカルで美味しいハワイの野菜とフルーツ10選
~ハワイで採れる「おいしい食材」を探してみよう!~
世界の多様な食文化が集まり、ボリューム満点の料理からヴィーガン向けの料理まで、さまざまな「おいしい」が集まるハワイ。温暖な気候により、日本では珍しい亜熱帯や熱帯気候でのみ育つトロピカルフルーツも収穫されます。せっかくなら、旅行の機会に地元で採れる食材を堪能してみませんか?
この記事では、Hawaiiii(ハワイイ)編集部がセレクトした、ハワイで食べたい10個の野菜と果物についてご紹介。昔ながらの作物から話題のヘルシーフードまでをピックアップしています。お土産として買うときのポイントも一緒に解説していますよ!
※掲載写真は全てイメージです。クリエイティブ・コモンズ・ライセンスに基づき掲載しています
参考:クリエイティブ・コモンズ・ジャパン公式サイト(外部サイトに遷移します)
目次
- 1. 野菜-マウイオニオン(Maui Onion)
- 2. 野菜-ケール(Kale)
- 3. 果物-パパイヤ(Papaya)
- 4. 果物-マンゴー(Mango)
- 5. 果物-パイナップル(Pinapple)
- 6. 果物-バナナ(Banana)
- 7. 果物-パッションフルーツ(Passion Fruits)
- 8. 果物-アサイー(Acai)
- 9. 果物-ピタヤ(Pitaya)
- 10. 果物-パンノキ(Bread Fruits)
1. 野菜-マウイオニオン(Maui Onion)
マウイオニオンは、その名の通りマウイ島で採れる特産品のタマネギ。その特徴は、甘みがあり生でも食べられること。なんでも、マウイオニオンが生産される気候がこの味わいを生み出すのだとか。スーパーでは、普通のタマネギとは別の区分で販売され、高級品として位置づけられています。
マウイオニオンを現地で頂くなら、サラダやポキなど新鮮な味わいを楽しむのが良いでしょう。その他、酢漬けにしたマウイオニオンを具材に使ったロコモコ(※)や、オニオンリングを頂くのもオススメ。お値段は通常のタマネギよりも張りますが、ローカル食材を楽しみたい方は要チェックです。
マウイオニオンのお土産は何がある?
マウイオニオンに限りませんが、生の野菜や果物を日本に持ち帰ることは、検疫などの関係で原則NGです(※)。
そのため、ポテトチップスやハワイアンソルト、ドレッシングでマウイオニオンフレーバーのものをチョイスしてみたり、フライドオニオンリングを探したりしてみましょう。さすがに生のものとは味が異なりますが、おつまみやお料理に使える嬉しいお土産になりますよ。
2. 野菜-ケール(Kale)
<Photo by photoAC>
ケールは地中海を原産とする野菜ですが、温暖な気候を好む野菜であるためハワイのように年中温暖な地域は生育にピッタリ。そのため、ローカルフードとして親しまれています。
ちょっと前の時代では青汁の素材として、「苦い野菜」というイメージがあったケールも、今では日本のコンビニでもグリーンスムージーの素材などですっかり定着しています。とは言え、生のケールを食べるのはまだまだマイナーではないでしょうか。
ハワイではスムージーだけでなく生のケールを取り入れたサラダを提供するヘルシーなコンセプトのお店が次々と登場していますが、生だと苦いのでは......?と敬遠される方もいることでしょう。しかし、ハワイで使われているケールは、葉っぱが広がったケールではなく、葉っぱのフチが縮れた「カーリーケール」と呼ばれているものが多いのです。
この品種の良いところは、生でも柔らかく、クセがなくて苦みや少ないこと。ビタミンやカルシウムも豊富なケールを、フレッシュなサラダでいただいてみませんか?
ケールのお土産は何がある?
ケールは生でも日本に持ち込み可能とされていますが、お土産にするには現実的とは言えません。マウイオニオンと同じく、ケールフレーバーのチップスを選んでみましょう。
ABCストアなどでも購入できますので、ケールの絵柄や「Kale」と書かれたお菓子をチェックしてみてくださいね。また、ケールそのものをチップスにしたものもありますのでこちらもチェックです。
3. 果物-パパイヤ(Papaya)
<Photo by Pixabay(CC0)>
パパイヤはハワイのどこでも見かけられるのでは? と言えるほど実っている果物。お庭付きの家でパパイヤの木を育てているご家庭も存在します。ファーマーズマーケットやスーパーにもよく並ぶパパイヤは、そのままいただくのはもちろん、パンケーキのトッピングや「パパイヤボート」として種を取った後の窪みにフローズンバナナやグラノーラを入れるなど、さまざまな形で親しまれています。
ちなみに、ハワイには「カポホ・ソロ種」と言うパパイヤがあり、ハワイ島カポホ地区を産地とした珍しい種類とされています。このほかにも「サンライズ種」と呼ばれるものもあります。ハワイならではのパパイヤを食べるなら、この2種をチェックしてみましょう。
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パパイヤのお土産は何がある?
パパイヤに関しては「条件付き輸入解禁植物」の指定がなされているものであれば、そのままお土産に持ち帰ることも可能です。
ただし、この指定はとても厳密ですので、購入するときはしっかりと「植物検疫証票」が貼られているか、確認しましょう。ご興味のある方は、ぜひ植物防疫所が発行するパンフレットをご確認ください。
加工品ではドライフルーツにしたものが軽くておすすめ。食べ物以外では、パパイヤを使った石鹸やボディローションなどもあります。ボディケア用品であれば、味の好みを問わずお土産にしやすいので(もちろん香りの好みもそれぞれありますが)、こちらを選んでも良いでしょう。
4. 果物-マンゴー(Mango)
<Photo by Pixabay(CC0)>
マンゴーは日本では宮崎産、海外ではタイ産などが有名ですが、ハワイでもしっかり実っています。滞在中にマンゴーを楽しむなら、果実をそのままでいただくもよし、パンケーキやワッフルのトッピングに選ぶも良し。アイスのフレーバーを楽しむのもおすすめです。
マンゴーのお土産は何がある?
お土産として持ち帰るなら、加工品を選べばかさばらずに買い込めます。マカダミアナッツで有名なHawaiian Host (ハワイアンホースト)の、マンゴーチョコレート(ドライマンゴーにチョコレートを塗り固めた商品)は定番の一品。
ホノルル・クッキー・カンパニーのマンゴーフレーバークッキーや、マンゴーバターなど、よりローカルなお土産を選ぶのも良いですね。
5. 果物-パイナップル(Pinapple)
<Photo by Pixabay(CC0)>
有名観光スポットのドール・プランテーションだけでなく、さまざまな農場で育てられているパイナップル。ハワイアンクラフトのモチーフにもなるなど、「ハワイの果物と言えばパイナップル!」とイメージされる方もいるのではないでしょうか。
ハワイ産パイナップルの中でも特に注目を集めているのが、テレビ番組などでも紹介された「ハニー・クリーム パイナップル」。ハワイNo.1とも評される果樹園「フランキーズ・ナーセリー」が作りだすこのパイナップルは、通常の品種とは異なり、酸味が弱くてクリーミーな味わいが評判なのだとか。
パイナップルは日本でもすっかり身近な存在になっていますが、より珍しいパイナップルにチャレンジしたい!と言う方はぜひハニー・クリーム パイナップルを探してみましょう。
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パイナップルのお土産は何がある?
パイナップルはパパイヤと同じく、検疫の検査をしっかりと受ければ、生のままで持ち帰ることも可能です。ぜひ、太陽の恵みをたっぷりと受けた、フレッシュなパイナップルをお楽しみください。
そのままだと帰国後の扱いに困る......と言う方は、マンゴーの項目でもご紹介したホノルル・クッキー・カンパニーの商品を。コロっとしたパイナップル型クッキーは、可愛らしさと美味しさが同居しています。
オトナの味として、パイナップルワインを買うのも乙なもの。ただし、酒類には関税がかかることもあるため、持ち帰る量にはご注意を。1本760mlを3本までならOKです。他には、パイナップルモチーフの雑貨やアクセサリーも可愛いのが多くておすすめですよ。
6. 果物-バナナ(Banana)
<Photo by Pixabay(CC0)>
パパイヤ、マンゴー、パイナップルと来たら、やはり南国の果物「バナナ」も育つのでは? その推測は半分当たっており、半分違う......かもしれません。
日本でよく食べられている「バナナ」というと、細長い果実でねっとりとしているフィリピン産などの品種を思い浮かべますが、ハワイで育てられているのは、これとは異なる「アップルバナナ(Apple Banana)」と呼ばれる品種。
バナナなのにアップル......? なんとも不思議な名称ですが、爽やかな酸味が「アップル」の由来なのだそう。また、アップルバナナは果実がぷっくりと膨らみ、コロっとしたビジュアル。世界各国では真っ赤なバナナや調理用の緑色バナナなどが食べられていますが、このアップルバナナもまた独特の味で親しまれています。
なお、これまでご紹介したパパイヤ、マンゴー、パイナップル、バナナの収穫時期は7~9月頃。フレッシュな味わいを堪能されたい方は、夏にハワイ旅行の計画を立ててみましょう!
バナナのお土産は何がある?
ドライフルーツやバナナチップスなど定番の他、バナナフレーバーのパンケーキミックスもおすすめ。スーパーにはバナナフレーバーのハワイ限定お菓子も並びますので、ハワイでしか買えないものを選んでみましょう!
7. 果物-パッションフルーツ(Passion Fruits)
<Photo by Pixabay(CC0)>
パッションフルーツの名前やフレーバーは知っていても、実際に果実を食べたことがある方は少ないかも? 和名はクダモノトケイソウ、ハワイ語はリリコイと多様な呼び名を持つ果物でもあります。同じフルーツを指すものと理解するのにちょっと時間がかかりますね......。
さて、パッションフルーツを使った食べ物は、ハワイのスイーツについて調べていればかなりの頻度で「リリコイ味」や「リリコイ○○」というメニューに出会うことでしょう。ハワイではとっても身近な果物として食べられ、パンケーキミックスやソース、アイスのフレーバー、リリコイバターなどに使われています。
パッションフルーツのお土産は何がある?
お土産にするときは、リリコイバターなど日持ちするものがおすすめです。これはトーストに塗って食べるのが定番!リリコイフレーバーのパンケーキミックスもありますよ。食べ物以外では、リリコイフレーバーの石鹸やローションなど、ボディケア用品は甘ーい香りが好きな方にピッタリ。
【関連記事】ハワイの新グルメリリコイバター!味や食べ方、購入場所を徹底解剖♪
8. 果物-アサイー(Acai)
<Photo by Pixabay(CC0)>
日本でもすっかりヘルシーフードとして定着しているアサイー。なんといっても「アサイーボウル」の登場が、この果物の存在を広めたのではないでしょうか。
スムージーの原料にもよく使われ、スポーツ・健康志向の方を中心に愛されるアサイーですが、実はハワイではなくブラジル・アマゾンが原産地。アサイーボウルもブラジルで編み出されたのですが、いつしかハワイでも名物として定着しました。
この「ヘルシーでおいしくてオシャレなフルーツレシピ」は、続いてご紹介するピタヤにも受け継がれています。
【関連記事】「ハワイで人気」って本当?グルメからビーチまで、その発祥をご紹介します!
アサイーのお土産は何がある?
アサイーのお土産を買うなら、ヘルシー志向の方向けに「アサイーパウダー」はいかがでしょう? 粉末状になっており、ジュースやヨーグルトなどの液体・半液体に混ぜればアサイーを手軽に摂取できます。
ホール・フーズ・マーケットなどオーガニック商品が多いスーパーに行けば、品質の良いものが入手しやすいのでそちらをチェックしてみましょう。
9. 果物-ピタヤ(Pitaya)
<Photo by Pixabay(CC0)>
またの名をドラゴンフルーツとも呼ぶピタヤ。果肉は真っ白なものと真っ赤なものがあり、ハワイで主に育てられているのは、真っ赤な果肉の方なのだとか。
アサイーボウルのようにピタヤベースで作られたピタヤボウルやピタヤスムージーは、2016年~2017年のトレンドになり、鮮やかなピンクの果肉で作られたペーストは「SNS映え」する要素満点!
そんなピタヤですが、その鮮やかな色とは裏腹に、とてもさっぱりとして水っ気のある味わい。クセがほとんどなく、クリームを上からかけて甘みを足すような食べ方もあるほどです。しかし、マグネシウムなどのミネラルやビタミンを豊富に含んでいることから、ヘルシーフードとして注目を集めるようになりました。
他のフルーツとも合わせやすく、フルーツの盛り合わせやパンケーキのトッピングとしても登場します。スムージーやフルーツ系のスイーツを注文するときは、ぜひピタヤが入ったものにトライしてみてください!
ピタヤのお土産は何がある?
アサイーと同じく、ピタヤスムージーの粉末がお土産に向いています。ボディケア用品の素材になることもあり、人気ボディケアブランドのバブルシャック・ハワイでは、鮮やかなピンク色が目を引くピタヤ入り石鹸を販売しています。
10. 果物-パンノキ(Bread Fruits)
<Photo by Pixabay(CC0)>
これを「果物」とするのは少し違和感がありますが、クワ科のれっきとした果物。英語ではパンの木と呼ばれますが、果肉はパンのようにふわふわしておらず、カボチャやジャガイモのような硬さです。
ゴツゴツした実を割ると、細長い果肉がビッシリと集まっています。ただし、熟してくると実が少しずつ赤く柔らかくなってしまうので、青いものをイモのように焼いて食べます。
ちなみに、ハワイ語ではウルと呼び、かつてはデンプンを豊富に含んだ主食として、蒸し焼きにして食べられていたそう。主食であったことと、焼き方がパンの焼き方を思わせることから、当時この果物を発見した人が「主食=パン」と結び付けた......という説もあります。
パンノキのお土産は何がある?
食べ物のお土産ではウルチップスがあります。チップスの中でも珍しい部類に入ると思われるため、お菓子ハンターの方は要チェック!
食べ物以外では、パンノキの葉をモチーフとしたハワイアンキルトも良いでしょう。ハワイアンキルトにおいては「繁栄」や「幸運」の意味を持っているため、家族の安全やお子さんの成長を願ってプレゼントするのも素敵ですね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました! 今回セレクトした野菜や果物は、もともとハワイ原産ではなかったものも、気候が合うことから積極的に育てられハワイの食文化に欠かせない存在になっています。ハワイを訪ねたときは、ぜひこれらが使われた料理やお菓子をチェックしてみてくださいね。
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