12月~2月のハワイは寒い?気温や服装、持ち物などの疑問に答えます!

※2018年9月、加筆修正をいたしました。

一年中暖かいイメージのあるハワイですが、実は12月から2月頃にかけては雨季と呼ばれる時期にあたり、思いのほか肌寒くなる日もあります。もし、この時期にハワイへ行くとしたら、ゴールデンウイークや夏休みに行くときとは違う準備が必要です。

たとえば、どれぐらいの平均気温なのか、持ち物や服装などはどうすれば良いのか、海で泳ぐことはできるのか、冬のハワイならではのアクティビティはあるか......それらの疑問にお答えするコラムです。

目次:クリックで見出しに移動します

ハワイには雨季と乾季がある

まず、ハワイは日本の四季とは異なり、気温が低く降水量が多い「雨季」と気温が高く乾燥しやすい「乾季」で一年の気候が構成されています。具体的には10月~3月にかけてが「雨季」となり、4月~9月が「乾季」となります。ただし、「雨季」と言ってもずっと雨が降り続けているわけではありません。

日本の梅雨のようにぐずぐずと降ると言うよりは、一日のうちに数十分だけ降ってサっと上がる、にわか雨やスコールのような形で雨が降りやすくなっています。

冬のハワイの平均気温は23℃前後

気象庁のデータによると、雨季のハワイ・ホノルルの気温は最も寒い1月~2月でも23℃前後。12月でも23.8℃が月平均気温とされており、温暖と言える気候です。

一方の日本・東京における10月~3月にかけての平均気温はバラつきがあり、2017年のデータからは最も寒い1月~2月が月平均10℃未満となっています。そのため、ハワイと日本で最も寒い時期の気温を比べると、ハワイの方が平均して暖かいと言えます。

参考:気象庁 地点別平年値データ・グラフ オアフ島/ホノルル〔ハワイ州〕 ISLANDS(北半球太平洋域)(外部サイトに移動します)

参考:気象庁 観測開始からの毎月の値 東京 日平均気温の月平均値(℃)(外部サイトに移動します)

12月から2月の間にハワイへ行くときの服装について

さて、最も寒いとされる時期でも平均気温が23℃ならば、Tシャツで一日過ごせてしまうのでは?と、考えてしまいそうですが、これはあくまでも平均値と言うことを忘れてはなりません。

実際のハワイでは、日中が25℃以上でも日が落ちてからや早朝は15℃を下回ることもあります。また、ビーチ付近は海風が吹くため、より肌寒く感じられることでしょう。

長袖や足が冷えないボトムスは持って行った方が良い

12月~2月の間にハワイへ行くのであれば、服装はTシャツと短パンに加えて、長袖のシャツやパーカー、ウインドブレーカーなど、脱ぎ着しやすい羽織りものを準備しておくと安心です。ボトムはジーンズの他、女性の方ならマキシスカートやロングワンピース、男性の方は少し厚手のスウェットなどがあると良いでしょう。

雨対策として折り畳み傘は準備したい......と言いたいところですが、前述のように1日のうちに数十分だけ降るケースが基本であるため、絶対に持っていくべきとは言い切れません。渡航前の天候ニュースをチェックして、持っていくかどうか決めるのがおすすめです。

もし、雨に極力濡れたくない!という場合は、雨宿りをしてから出かけられるような移動計画を立てる、もしくはショッピングセンター巡りやスパに行くと言った、屋内で長時間楽しめるプランを取り入れることをおすすめします。

日本で着ていたコートは、空港に預けてハワイへ!

コートは重たいので、預けてしまいましょうPhoto by Pixabay(CC0)
<コートは重たいので、預けてしまいましょう。(写真はイメージです)Photo by Pixabay(CC0)>

12月~2月頃にハワイへ行く場合、日本では空港までコートを着ていくことが必須となるでしょう。しかし、この時期でも平均気温が23℃のハワイでは、よほどの異常気象でない限りコートは必要ありません。そうなると、ハワイ滞在中はコートがお荷物となってしまいますよね......。

そんなときに覚えておきたいのが、空港の「お預かりサービス」です。日本の空港では、コートをはじめ帰国まで不要な荷物を一時的に預かってくれるサービスがあります。こちらを上手に活用して、最低限の荷物で出発しましょう!

※註......日本では羽田空港や成田空港などでサービスカウンターを設けています。預けるものや期間によって料金が異なりますので、各空港の公式サイトをご確認ください。

参考:羽田空港 宅配・手荷物一時預かり・手荷物カート(外部サイトに移動します)

ビーチで遊ぶときは時間帯に注意

冷えないよう、しっかり準備してからビーチへ! Photo by Pixabay(CC0)
<冷えないよう、しっかり準備してからビーチへ!(写真はイメージです) Photo by Pixabay(CC0)>

この項目では、冬にあたる時期のビーチについて解説します。ハワイでは、真冬にあたる1月~2月でも泳いだり、サーフィンしたりできるのでしょうか?

結論から言うと、ハワイでは一年中ビーチで遊ぶことができます! ただし、昼夜の寒暖差とスコールが降ること、曇りの日も増えるという雨季の特徴を考えると、風邪などを引かないように水温が高い時間帯に泳ぐことをおすすめします。

日本の気候でたとえるならば6月~7月初旬あたりの、まだプールの水が少し冷たい時期をイメージしてみましょう。普通の海水浴ではなく、サーフィンやスキューバダイビングなどのマリンスポーツをするのであれば、ラッシュガード(水着の上に着る服の一種)を着ておくと、多少冷たい海でも楽しめます。

冬のハワイならではの魅力って?

ここまでは服装やビーチで遊ぶ時間帯など、冬のハワイ旅行で少し注意しておくべきことをご紹介してきました。しかし、我慢しなければならないことばかりではありません。冬だからこそ楽しめることもあるんですよ! それらについても解説していきましょう。

航空券が安いので、オプショナルツアーを付けやすい

冬にハワイへ行く一番のメリットは、オフシーズンであるため航空券が安くなりやすいこと。マラソンランナーでにぎわう「JALホノルルマラソン」の時期と年末年始、そして春休みのシーズンを避ければ、比較的お得にハワイへ行けるようになります。

なるべく低コストでハワイ旅行をされたい方はもちろん、渡航費が浮いた分を使ってちょっとリッチなツアープランにしたり、オプショナルツアーを付けて存分にハワイ滞在を堪能したりと、楽しみ方はいろいろ。お土産代を奮発するのも良いですね。

ホエールウォッチングは、冬のハワイならではのお楽しみ

その大きさに圧倒されるはず。Photo by Pixabay(CC0)
<間近にクジラを見れば、その大きさに圧倒されるはず(写真はイメージです)。Photo by Pixabay(CC0)>

もし、動物や大きな物がお好きでしたら、この時期は「ホエールウォッチング」を予約してみませんか? 毎年12~4月(※)はザトウクジラが見られるシーズンとなり、ツアークルーズも数多く出航しています。

なぜこの時期なのかと言うと、ザトウクジラは通常北半球の海域で暮らしていますが、冬になると海水の温度が暖かいエリアへ移動し、出産や子育てを行うそう。このため、ハワイ各島の海を訪ねてくるのだとか。

さらに、ザトウクジラの尾は、ハワイでは幸運のモチーフでもあり、音を発して「歌う」ことでも知られるなど、どこか神秘的な生態をしています。この光景を見れば、あなたにも幸運がもたらされるかも......? ただし、船の上は地上よりも風が強くなります。クルーズへ参加するときは、しっかり防寒と船酔いの対策をしておきましょう!

※註......ザトウクジラの出没時期は、毎年変動します。ホエールウォッチングを行うクルージング会社などで、最新情報をチェックすることをおすすめします。

関連記事:全部知ってたらハワイ通かも!? 波や花など、ハワイアンなモチーフの意味と由来

ハワイ島まで足を伸ばせば、マウナ・ケアでとびっきりの絶景も!

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<(写真はイメージです)。Photo by Pixabay(CC0)>

最後にご紹介したいのが、冬のサンセットについて。雨が降りやすい時期ではありますが、晴れたときに眺めるサンセットは、うっとりすると同時に清々しい気持ちになれることでしょう。

サンセット自体はオアフ島のワイキキビーチやアラモアナ・ビーチ・パークでも存分に楽しめますが、さらにすごい光景を見たい!という方はハワイ島のマウナ・ケア山へ行かれるのも良いでしょう。マウナ・ケア山は世界中から13基の天文台が集まるほど、天体観測に適した空気の澄んだスポットなのです。

ただし、マウナ・ケア山は標高が4,205 メートルもあり、冬の時期は雪が積もるほど寒くなります。もし、こちらのツアーに参加されるのであれば、専用の防寒グッズや登山用の靴を別途持ち込む必要があります。

関連記事:マウナケアでサンセット&星空観測。そして珍しい植物を観察しました!

冬だからこそ「楽しい」ハワイの魅力を知ってみては!

この記事で解説している内容は、あくまでも過去のデータを元にしたものです。日本に冷夏や暖冬があるように、ハワイでも気温が例年とは異なることがあります。ですが、基本情報を元に最新の気候をチェックすれば、どんな準備をすれば良いか計画を立てやすくなることでしょう。

ぜひ、冬の時期もハワイ旅行を楽しんでくださいね!

写真出典:Pixabay(CC0)

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【ハワイひとくちメモ】
日本人に大人気のハワイ。ホノルルと人気のワイキキビーチのあるオアフ島、キラウエア火山と黒砂海岸が印象的なハワイ島、渓谷の島・マウイ島など見所いっぱいです。日本でも話題の人気店も数多く紹介され、気軽に行くことができます。ツアーも数多く用意されていますので、一度ご覧ください。

<時間と費用>(目安)
●旅行日数:5~8日間
●飛行時間:約7時間(成田~ホノルル)
●ツアー費用:約80,000円~約410,000円

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