「ハワイで人気」って本当?グルメからビーチまで、その発祥をご紹介します!

アサイーボウル

<サムネイル・トップ写真提供:Da Cove Health Bar & CafeⒸ>

ハワイで人気!と言う触れ込みで日本に上陸するものはたくさんありますが、これらは本当にハワイで流行しているのか、気になったことはありませんか?本当に人気だったとして、その発祥はどのようなものだったのでしょうか?

パンケーキをはじめ、日本でも最近トレンドになっているアサイーボウルやガーリックシュリンプ、ラニカイビーチ、ノースショアなど色々ありますが、一体どうやってそのブームが生まれているのか、現地ハワイで15年以上生活したライターが、皆さんの疑問にお答えいたします。

目次

ハワイのパンケーキ事情:流行の火付け役はどこなの?

パンケーキとアサイーボウル
<出典:写真AC

パンケーキブームに火をつけた人気店が、ハワイから続々と日本に上陸しています。

フワフワのホイップクリームがたっぷりのエッグスン・シングスが火付け役で、今や東京の原宿・表参道近辺はパンケーキグルメの激戦区です。ハワイの観光業によるメディア戦略などもあり、テレビや雑誌などでハワイの情報を目にする機会も増えていますよね。

ハワイのパンケーキブームは、エッグスン・シングスが立役者

ハワイの「パンケーキ」を一躍人気者にした立役者といえるのがエッグスン・シングスです。きっかけは、15年以上も前に遡ります。

当時から、すでに元祖パンケーキ店はハワイリピーターの間では評判でした。営業場所も今とは異なるワイキキの入口に近いコンドミニアムの1階。その店名通り、元は卵料理が売りのカジュアルなレストランで、「パンケーキが美味しい」との口コミは徐々に広がっていったのでした。

読者アンケート連続1位でブームに火が付く

そこへ追い風になったのが、とあるハワイ総合情報サイトが、日本の大手出版社と共同で1年に1回実施した読者アンケート。

そのグルメ部門でエッグスン・シングスが毎年トップに輝いたことで、ブームに火が付いたのでした。

当時の客層は米本土などから来るアメリカ人観光客がメインで、彼らが夕方以降にホノルル国際空港に到着することから、小腹がすく夜でも気軽に食べられるカジュアルなレストランということで、変則的な夜11時から翌日の午後2時までオープンというお店だったのです。

それが、今ではワイキキ郵便局の斜め向かいにあるサラトガ通り沿いに本店を構え、ダイヤモンドヘッド側のカラカウア通りにあるホテルの1階と、アラモアナセンター北側に計3店舗を構えるまでに成長しています。

パンケーキの本場ハワイには今、ぜひ立ち寄ってほしいお店が10軒以上もあります。ベースはほぼ同じですが、それぞれホイップクリームやフルーツなどのアレンジで個性を出し合っています。

エッグスン・シングス サラトガ通り本店

  • 住所:339 Saratoga Road Honolulu, Hawaii 96815(ワイキキ郵便局前)
  • TEL:+1-808-923-3447
  • 営業時間:7:00~14:00/16:00~22:00(ショップは7:00~22:00)
  • 定休日:年中無休
  • 公式サイト:EGGS 'N THINGS
  • 公式SNS:FacebookInstagram

ハワイのアサイーボウル事情:実はブラジルが発祥のデザート

アサイーボウル
<写真提供:Da Cove Health Bar & CafeⒸ>

日本でもお洒落なカフェなどで定番になりつつある「アサイーボウル」。実は、アサイーボウルはブラジルが発祥のデザートなのです。

アサイーはアマゾンで収穫されるヤシ科の果実。果肉は1cmほどの大きな種を覆うように表面に薄くあり、紫色をしています。栄養価が高く、健康や美容に良いと言われたことで、ハワイでもデザートとして取り入れたのが始まりです。

作り方は至ってシンプル。アサイーのスムージーをボウルに盛りつけ、グラノーラなどのシリアルをはじめ、バナナやリンゴ、ベリー、イチゴなど好みのフルーツをのせてハチミツをかけるだけ。

ハワイで元祖アサイーボウルを提供したのは、ワイキキの東にあるモンサラット通り沿いのダイアモンドヘッド・コーブ・ヘルス・バーだと言われています。

ダイアモンドヘッド・コーブ・ヘルス・バー

  • 住所:3045 Monsarrat Ave, #5, Honolulu, Hawaii 96815
  • TEL:1-808-732-8744
  • 営業時間:9:00~※閉店時間は変動することがあるため、現地での確認をお願いいたします。お料理の注文は閉店1時間前まで
  • 定休日:年中無休
  • 公式サイト:Da Cove Health Bar and Cafe

ハワイのガーリックシュリンプ事情:「ジョバンニーズ」がブームの発端というのは本当

ジョバンニーズ
<写真:Hawaiiii(ハワイイ)編集部>

ハワイの老舗、ガーリックシュリンプ専門店「ジョバンニーズ」がブームの発端というのは本当です。私がハワイに移住した2001年当時でも、すでに有名でした。私もマイカーを走らせて家族でノースショアまで何度か行ったものです。

ジョバンニーズのトレードマークは、お馴染みの白い移動トラックの外側いっぱいに書かれた落書き。オバマ前大統領などの直筆サインを見ることができるほか、数々の有名人が訪れてはサインを残していくことでも知られています。

1993年に創業したジョバンニーズは、ハワイのB級グルメのガーリックシュリンプを販売した先駆け的存在。今ではオアフ島のノースショアエリアで、店舗や移動トラックで約10店舗を運営しています。

やはり本家の味は本物です!

このブームにあやかって、オアフ島のノースショアからエビの養殖地でもあるカフクにかけて同様の店舗が今や数十軒立ち並んでいますが、やはり老舗の味と評判は間違いありません。おすすめは、シュリンプスキャンピか、ホット&スパイシー。本家の味はホンモノです!

ガーリックシュリンプ
<写真:Hawaiiii 編集部>

Giovanni's(ジョバンニーズ)

ハワイのビーチ事情:大人気のビーチ、本当のところは......?

ラニカイビーチ
<写真:Hawaiiii(ハワイイ)編集部>

ハワイならではの魅力と言えば、やはりビーチ。近年話題を集めているスポットもありますが、アクセスや景観は実際どうなのか、解説します。

美しいラニカイビーチは場所がちょっと問題⁉

オアフ島で一番美しいといわれる隠れ家的ビーチが「ラニカイビーチ」。周りは閑静な高級住宅街で、その路地を抜けたところにビーチがあります。

ハワイ語で「ラニ」は「天国」、「カイ」は「海」で、直訳すると「天国の海」。その言葉通りの美しいビーチで、エメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜が広がります。全米ベストビーチランキングの1位に輝いたことも、日本人観光客からの人気に拍車をかけていますね。

確かに美しいラニカイビーチですが、実は場所にちょっとした問題が。ローカルにとってラニカイビーチは、人気があっても実は何度も通えないのが現実なのです。

ワイキキから、パリ・ハイウェイを通って山を越えるとウィンドワード地区。ここにも全米ベストビーチランキングの1位になったカイルアビーチがあり、その住宅街を通り抜けると隣にあるのがラ二カイビーチです。

ただし、隣り合わせのカイルアビーチからラニカイビーチまではビーチが途切れているので、砂浜沿いに歩いて行くことができません。

徒歩だとカイルアビーチからラニカイビーチまでは約15~20分。つまり、ラニカイビーチは、カイルアビーチを正面に見て右側へずっと歩けば良いのです。

子供連れにはカイルアビーチのほうがベター

ラニカイビーチ周辺は住宅街なのでビーチパークとしては整備されていません。ということは更衣室やシャワーがなく、トイレもありません。

当然、ライフガードは常駐していないし、駐車場もなく、路上駐車できるスペースも元々少ないので、注意が必要です。

すぐ近くのカイルアビーチはビーチパークなので、トイレ、シャワー、更衣室、駐車場などがあります。ということで、ローカルは特に子供連れの場合はカイルアビーチを好んでいます。

カイルアビーチパーク情報

  • 住所:526 Kawailoa Rd, Kailua, HI 96734
  • TEL:1-808-266-7652

古き良きハワイが堪能できる、ノースショアってこんな感じ

ノースショアの看板
<出典:写真AC

ハワイ・オアフ島と言えばワイキキが主要スポット。ですが、近年ではローカルの魅力が楽しめるとして、ノースショアが注目を集めています。こちらのスポットの魅力について、ご紹介しましょう。

ノスタルジックな街並みが郷愁を誘う

ハレイワに代表されるノースショアは、古き良き時代のハワイの面影を今も残す、どこか懐かしい街。ワイキキやアラモアナなど定番のハワイに飽きた日本人観光客が次に目指すのがノースショアなのです。

シーズン本番の冬になると、身長の数倍もあるビッグウエーブが押し寄せるノースショア。そのゲートウェイともいえる小さな街「ハレイワ」は、サーフィンのメッカとして世界中から多くのサーファーが集います。

中心部を貫くメインストリート沿いには、今でも当時の面影を色濃く反映したノスタルジックな街並みが。街全体に漂う素朴な雰囲気が往時を偲ばせます。

近代的なワイキキとは大きく趣が異なるヒストリックタウンだけに、ハレイワには古き良き時代のハワイを彷彿させる風情や、のどかな郷愁を誘う魅力があるのです。

ノースショアの見どころは?

観光スポットとして、人気上昇中のハレイワ。道沿いには、ノースショア・マーケットプレイスがあり、陽気なメキシカンレストラン「チョロス」やギフトショップなど、バラエティーに富んだお店が軒を連ねています。

ハンバーガーショップとして有名な「クアアイナ」本店もこの辺り。北へ進むと、ハレイワ名物のシェイブアイスで知られる「マツモトストア」です。店の前で美味しそうに、ハワイ風かき氷を食べる人たちの姿が絶えず、ノースショアでは外せないお店です。

昔ながらのハワイに出会える素敵で、美しいノースショアの自然に包まれた小さな街、ハレイワでのんびりとノスタルジックなハワイを満喫してください。

ノースショア・マーケットプレイス

  • 住所:66-250 Kamehameha Hwy D203, Haleiwa, HI 96712
  • 営業時間:7:00~22:00
  • TEL:1-808-637-4416
  • 公式サイト:North Shore Market Place

※情報はライター執筆時のものです。最新情報は各公式サイトをご確認ください

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