公開日:
最終更新日:
小さな茶器が可愛いすぎる!シンガポールで中国茶テイスティング
「Yixing Xuan Teahouse」
シンガポールというと紅茶のTGWが有名ですが、中国茶のテイスティングも楽しむことができます。中国茶の歴史や良い茶葉の見分け方などを教わりながら4種類のお茶を飲み比べするのですが、おちょこサイズの小さなティーカップがとてもキュート。さらに中国茶を入れるプロセスがユニークで、幅広い方に楽しんでいただけること間違いなし。そんなティーテイスティングを気軽に体験できる「Yixing Xuan Teahouse」を今回ご紹介します。
お茶屋さんに入ると、ティーテイスティングのレクチャーをして下さるヴィンセントさんが温かく迎えてくれます。
まず4種類の中国茶葉を前に、その種類の違いを製法や香りなどから学びます。左からホワイトティー、グリーンティー、ウーロンティー、ブラックティーで、右に行けば行くほど製造過程で茶葉に火を通す時間が長くなり、味が濃くなるそうです。
コーヒーよりもはるかにカフェインが少ないお茶は、健康にいいのはもちろんのことお肌にもいいのだとか。ちなみにおいしいグリーンティーを選ぶときは、その茶葉の色が緑であることや香りが保たれているかをきちんと確認してくださいとのことで、確かに品質のよい茶葉からは芳醇な香りが漂っていました。
次にお茶を入れるセッションに移ります。まず一番始めに目に飛び込んでくるのが、小さな茶器の可愛らしさ。この小さなティーカップで品質の良いお茶を少しだけ飲むのがよいとされるらしく、茶葉の入れ物がこのような形をしているのも、お茶を振舞う客人に茶葉の色を見せたり香りを嗅いでもらい、その品質の良さを伝えるためだそうです。
そしてこのお茶を入れるプロセスがなかなか楽しい。小さなトングのようなものでティーカップを挟んだり、長細いティーカップにお茶を入れて香りを楽しんでから別のティーカップにお茶を移し替えて飲むなど、普段やり慣れていないことをするのは新鮮で、また香りを楽しみながらゆっくりお茶を飲むのは何だか心が落ち着きます。
このティーテイスティングは、4種類のお茶を楽しむプランがSGD25/人(5人に満たない場合は+SGD5/人)、お茶と5種類の点心付きはSGD35/人(5人に満たない場合は+SGD5/人)。点心は1時間弱かかるティーテイスティングの後に出てきますので、事前に軽く何か食べておくか早めのランチ時間に行くといいかもしれません。ティーテイスティングを受けなくとも、ふらっと立ち寄ってお茶やお菓子だけを単品で頂くこともできます。
中国茶で一息つきながら、慌ただしい日常の喧騒からしばし離れてみてはいかがでしょうか。
Yixing Xuan Teahouse(http://www.yixingxuan-teahouse.com/)
78 Tanjong Pagar Road, Singapore 088499
Tel: +65-6224-6961
Tanjong Pagar駅もしくはChinatown駅から徒歩約10分
※ティーテイスティングは英語または中国語。要事前予約(HPの"Book A Workshop"もしくは電話で可)
Rankingシンガポール記事ランキング
-
にっしー
- 国内外と転々としながら、好きなことをしている関西人。お茶の産地を旅するのがライフワーク。