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アイルランドTayto(テイトー)のクリスプ・サンドイッチ
前回の予告通り、今日はアイルランド(南)でクリスプ・サンドイッチを出したお店をご紹介いたします。しかしその前に。。。アイルランドでクリスプと言えばやはりこちら。アイルランドのクリスプの代表です。
赤いジャケットを着て黒い帽子をかぶっているポテトのお兄さんはMr.Tayto(ミスター・テイトー)さん。アイルランドで彼のことを知らない人はいません。彼の本(自伝)が出版されたほどですから。
Tayto(テイトー)クリスプはJoe Murphy(ジョー・マーフィー)氏により1954年にダブリンに設立。現在はLargo Foodsという会社が経営しています。Tayto(テイトー)クリスプはアイルランドで約30%のマーケットシェア-を持っています。
そんなTayto(テイトー)が3月、セント・パトリックスデー前に10日間ほどポップアップ(Pop up)ショップをダブリン南のウィックロー・ストリート(Wicklow Street, Dublin 2)にオープンし、話題を呼びました。
店内の様子です。Mr.Taytoさんのグッズがたくさん売られていました。
マグカップを買おうかどうしようか迷い、結局買わずじまい。後に後悔しました。Mr Taytoさんのぬいぐるみもとてもかわいく、小さい女の子がぬいぐるみをギュッと抱きしめていたのを見て思わず笑みがこぼれました。
こちらは大人用Tシャツ。DJの友達が着ているのを見て買わなかったことに後悔しました。
こちらは子供用Tシャツ。子供が着たらとてもかわいいと思います。
しかし彼らはこのお店でグッズを売るだけに止まりませんでした。実はこのお店でベルファストのカフェ、that wee caféのようにクリスプ・サンドイッチを売っていたのです。サンドイッチは一つづつ袋に入れられ、一つ2ユーロで売られていました。
しかもサンドイッチをただ売るだけではありませんでした。クリスプ・サンドイッチの売り上げ2ユーロのうち1ユーロはダブリンにあるホームレスのためのサポート団体、Dublin Simon Communityというところに寄付されるとのことでした。(皆さんあまりご存じないかもしれませんが、アイルランド人はチャリティーにとても力を注ぐ人たちなので、こういう形の寄付はよくあります。)
私が訪れた日はTayto(テイトー)クリスプが独自に開発した、最もポピュラーな味のチーズ&オニオンと日本では馴染みが少ないですが、こちらでは人気があるソルト&ビネガーのサンドイッチが売られていました。私が買ったのは、チーズ&オニオン味。ベルファストのお店that wee caféで食べたものと比較するためです。
シールにMr.Taytoさんが載り、味まできちんと記載されていました。なかなか芸が細かいですね。
サンドイッチはその日の朝に作られたものだとお店の人が言っていました。薄いトーストで作られており、バターが塗られ、中にテイトー・クリスプが挟んでありました。
サンドイッチを持ち帰り、自宅で頂いたため、クリスプが少し湿り出しており、カリカリ感が減少してしまっていました。その場で食べるべきでした。とは言え、やはり私にはドライでした。結局ケチャップを使って食べる羽目になりました。
残念ながらクリスプ・サンドイッチがお気に入りのサンドイッチの仲間入りを果たすことはありませんでしたし、アイルランド人の嗜好と私の嗜好は同じではなかったようです。個人的にはクリスプだけで食べた方が美味しいと思いました。
現在どのお店もクリスプ・サンドイッチを提供しておりませんが、ご自分で簡単に作れます。アイルランドにいらした際にアイルランド人の嗜好をご自分で作って試してみるのも面白いと思います。
Tayto(テイトー)クリスプの詳しいことはこちらからどうぞ。
Tayto(テイトー)はTayto Parkというテーマパークをアッシュボーン・ミース県(Ashbourne, Co. Meath)で経営しております。パークの中にはアスレチック場だけでなく動物園もあり家族連れに大人気です。今年の夏には映画館や木製のジェットコースターも完成。子供だけでなく大人でも楽しめるパークになるでしょう。詳しくはこちらからどうぞ。
http://www.taytocrisps.ie/park/
Tayto Parkへの行き方はこちらからどうぞ。
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ティファニー・カイリー
- 1999年よりダブリン在住の独身・アラフォー・会社員。