イタリアの夏のノンアルコール飲料。なぬ?麦茶もあるって?

灼熱の太陽が輝き、連日猛暑が続いているイタリア。
今年は史上最も暑い夏になるなんて恐ろしい予報も出ており、天気予報ではずっと30度越えの晴れマーク。
街熱きをしていると暑くてダルくなってしまうので、毎日のようにプールに通っています。
IT_2016070201.jpg
イタリアでは既に夏休みに入っているため、人気の屋外プールはティーンや家族連れで大賑わい。
青い空、青いプール、せっかくなのでプールサイドでゆっくりカクテルでも...といきたいところですが、私も小さな子供連れなのでアルコールはなかなか飲めません。
ワインやエスプレッソが有名なイタリアのBarですが、アルコールが飲めない場合や、エスプレッソが苦手な人でも楽しめるドリンクは沢山あります。
今日はなかなか知られていない、夏にピッタリなオススメドリンクを紹介します。
IT_2016070202.jpg
Bar文化が発達したイタリアですが、プールサイドでちょっとしたカクテル気分を味わいたい時や、食事前にアペリティーボ(食前酒)を楽しみたい時に飲むノンアルコールドリンクは、日本人の間ではあまり知られていません。
食前酒として扱われるノンアルコール飲料のことは、イタリア語では総称でAperitivo anacolico(アペリティーヴォ・アナルコーリコ)と呼び、現地ではとっても人気。
スーパーでもノンアルコール食前酒のコーナーは充実していて、様々な種類がずらりと並んでいます。
コーラやファンタなどのいわゆるソフトドリンクとちょっと違うのは、100mlほどの小瓶に入っていて量が少ないことと、ビター系で甘さ控えめなものが多いこと。
Barで頼むと薄切りのオレンジを浮かべたグラスで出してくれます。
食前酒と同じ扱いなので、おつまみを一緒に出されることも。
IT_2016070203.jpg
種類は色々ありますが、私のオススメはこのsanbitter。イタリア語では巻き舌でサンビッテルと発音します。
真っ赤な炭酸飲料で、爽やかな甘さと軽い苦味がクセになる美味しさ。
他にも、オレンジ味のcrodino(クロディーノ)、カンパリ・ソーダなんかも有名ですね。
IT_2016070204.jpg
夏になると、スーパーではドリンク用のシロップの特設コーナーができます。
私がイタリアに来てからよく飲むようになったのは、ミントのシロップ。
飲み方は日本のカルピスとほぼ同じ。
水や炭酸水で割るのが一般的で、容器で凍らせてアイスキャンディーにすることもできます。
真夏でもこれを飲むとスーッと清涼感があって、気持ちもリフレッシュ。
ミント味好きに是非試してもらいたいソフトドリンクです。最近ではシュガーレスのシロップもよく見かけるようになりました。
IT_2016070205.jpg
最後に、番外編。
夏になると日本の麦茶が恋しかったんですが、最近になってorzo(オルゾ)というイタリアの大麦コーヒーを水で抽出してみたら、ほとんど麦茶と同じ味になって大感動!
オルゾはコーヒーの代用品としてイタリアでとてもポピュラーな飲み物で、Barではオルゾコーヒーのエスプレッソはもちろん、カプチーノやマキアートなどもよく飲まれています。
ノンカフェインなので妊婦や子供でも安心。
麦茶にはあまり栄養はないようですが、オルゾは低音焙煎で大麦の栄養がたっぷり温存された栄養価の高い飲み物です。
水溶性食物繊維はキャベツの10倍で、必須アミノ酸9種を含む18種類ものアミノ酸が。
美肌効果があるアミノ酸プロリンも豊富で、ビタミンB1、B2、カリウムや亜鉛などのミネラル成分も豊富に含んでおり、しかもそれが水にもしっかり溶けてちゃんと体内に届くんだとか。
コーヒーとして飲むとちょっと物足りない味だったので今まで敬遠してましたが、麦茶として冷やして飲むと大満足の美味しさだったので、今年の夏は手放せない飲み物になりそうです。
もちろん、ホットでも美味しく飲めますよ。
体内の余分なものを排出し、美肌効果やコレストロールを下げる効果があるオルゾコーヒー。一度試してみてはいかがでしょう?

イタリア」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『イタリア』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Rankingイタリア記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

プロフィール画像

佐藤 モカ

イタリア・フィレンツェ在住。作家、フリーライター、マーケティング各種リサーチやコーディネートなど。2013年女児出産、現在育児奮闘中。

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!