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日本より盛大!?台湾の結婚式に潜入!!
6月といえばジューンブライド。6月の週末ともなれば日本各地で結婚式が行われていますね。台湾では?というと、結婚式の日時は占いによって決める人が多いです。その他にも日本と台湾の結婚式には、文化や風習によるさまざまな違いがあります。今日は、台湾の一般的な結婚式をご紹介します。
ちょっと前に、親戚の方から招待状と一緒にこんなものをいただきました。「囍餅(シーピン)」と言って名前からしておめでたそうですが、新婦になる方が親戚や親しい友人に配る習慣があります。最近はクッキーの詰め合わせが主流になりつつありますが、大きな月餅だったりパイナップルケーキだったりと、伝統的な囍餅もあります。
ついに結婚式当日になりました!新郎新婦は占い師さんによって決められた時間にお寺参りをしたり、お化粧したりと大忙しです。結婚式は新郎方で1回、新婦方で1回行うのが一般的です。大変ですね。会場はホテルやレストランの他に、家の前などの道路に即席の会場を作って行う場合もあります。それにしてもたくさんの人が集まります。日本みたいに時間厳守ということはありません。ちょっとくらい遅れても大丈夫なのが台湾流。
(新郎新婦さんのお顔はぼかさせていただきます。)
受付についたら「紅包(ホンバオ)」という赤いご祝儀袋に包んだお金を渡し、名前を書きます。立場によって包む金額が変わりますが、日本だと3万円くらいが相場であるのに対し、台湾では2,000元位(約7,000円)くらいが相場です。偶数の方がいいので2,200元を包む人が多いです。
入り口で目を引くモデルさんのような結婚写真。これも台湾ならではの結婚式に欠かせない「婚沙(フンサ)」と言われるものです。台湾にはたくさんの婚沙のお店があり、結婚が決まるとここで、1日がかりであちこちを回り写真撮影を行います。分厚いアルバムはもちろん、額入りの大判写真、名刺サイズの写真を会場に展示するのです。婚沙を目的にわざわざ海外からやってくるお客さんもいるんだとか...。
式が始まると円卓に料理が運ばれてきます。10人くらいでひとつのテーブルを囲んで、料理を取り分けます。おしゃべりをしながら、和気あいあいとした雰囲気です。服装はというと、ジーパンで来る人もいるので、日本ほどカチッとしなくても大丈夫です。あんまりカチッときめこむと、逆に目立ってしまいます。お葬式を連想させる白でまとめるのを避けて、きれい目のワンピースくらいがちょうどいいですよ。
だいたい3時間くらいで宴もたけなわ。引き出物の習慣はありません。出口でお見送りの新郎新婦さんから、あめなどの小さいお菓子をもらって、式は終了です。もし台湾の結婚式に御呼ばれすることがあったら、ぜひ日本とひと味違った演出を楽しんでみてくださいね。
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ロータス
- ニーハオ!!2007年より台湾在住! 台湾の老街(ラオジエ)での雑貨散策とB級グルメ食べ歩きが得意。 南国のんびり暮らしのブログを発信中。