公開日:
最終更新日:
ニューカレドニアのビール、マンタ VS ナンバーワン
天気のいい休日に、海を見渡せる丘の上でランチをしてみました!
この日は、ガレット(そば粉を使ったクレープ)の専門店、「ル・ロッシェ」で食事。
まず、テーブルについて、メニューを見ながら、「とりあえず、生ビール!」。
すがすがしい潮風を感じながらビールを喉に流しこむ瞬間の心地よさといったら!
ニューカレドニアのヌメアにいる喜びをひしひしと感じます。
ちなみに、生ビールはフランス語で「プレッション」といいます。
このレストランでは生ビールは「マンタ」という銘柄がでてきました。
グラスのデザインもユニークですね。
ニューカレドニアはブラックマンタがダイビングで
よく見られることでも知られています。
これまで、ビールというと、「ナンバーワンでいいですね?」といわれるのが普通だったんですが、最近は、この「マンタ」も増えています。
ちょっとした異変。
ビールの勢力図が塗り直されているのかも。
というのも、ニューカレドニアでは、「ビールといえばナンバーワン・ビール」
というくらい、「ナンバーワン Number One」という銘柄が一般的でした。
フランス語圏のニューカレドニアでは珍しく英語の名前ですが、れっきとしたニューカレドニアの地ビール。
製造は1874年創立のビール会社「グランド・ブラスリー・NC」です。
地元のスーパーにいけば、ナンバーワンビールの330cc缶の値段が155CFP(180円)ほど。
物価がやや高めのニューカレドニアでは、ビールはかなり安めです。
さらにレモン味のフレーバービールや、「パナシェ・ワン」といって、ビールをレモネードでわったドリンク(アルコール1%)もあります。
ここでノンアルコールビールに相当するのがこれ。
その軽い味わいから、昼どころか、朝から飲んでいるオジサンがカフェにいたりして、とにかく、ビールの代名詞がまさに「ナンバーワン」なんです。
一方、少しづつ勢力を伸ばしているのがライバル・ビールの「マンタ」です。
清涼飲料の分野で知られた会社「ル・フルワ」が2008年に発売しました。
そのドライで重たい味わいがじわじわと人気をあげ、レストランやバーでも、その生ビールが普通にでてくるくらい急成長。
先日も、別のあるレストランで「プレッション、シルブープレ!」(生ビールください)と注文したところ、「ナンバーワン?マンタ?」と聞かれました。
聞いた話では、日本の食品見本市「フーデックス」でもこの会社は出典して、「マンタ」の日本業者向け売り込みを活発に行ったそうです。
そういえば、日本人には「マンタ」のドライな味わいのほうが受けるかも。
とにかく、南国とはいえ湿気が少なく爽やかな潮風が心地よいニューカレドニアでは、ビールは人気の飲み物。
スーパーにいけば、タヒチのヒナノビールも含めて、各種ビールが並んでいるので、ぜひチェックしてください。
ビール好きは、ホテルのミニバーで飲むより安く飲めるので、スーパーで大量購入して、部屋の冷蔵庫にいれて飲めば節約できるって思っている方もいるでしょうね。
そんな方に注意事項があります。
実はニューカレドニアではアルコール販売が制限されている曜日があります。
スーパーのアルコール飲料売り場にある掲示を撮影しましたので、見てください。
そこには日本語表示もあって、「金・土・日、およびその前日は、正午より種類の販売が禁止されております」
どういうことかというと、休みの日にお酒を飲み過ぎないようにという配慮から、こちらの政府が決めた条例のようなもの。
アル中の人を増やさないためなんです。
週の後半は、とにかく午前中にビールを購入しておきましょう。
あくまで、スーパーなど店舗でのアルコール飲料の販売制限で、レストラン、バー、カフェなどで注文するときには制限はありません。
というわけで、せっかく、スーパーに行ったのにお酒買えませんした!ということのないように注意してくださいね。
Rankingニューカレドニア記事ランキング
-
きさる
- 2004年より上海在住。留学、就職、結婚を経て、2015年に出産。現在はちびっこ子育て奮闘中の母ちゃんです。趣味は食べる事、旅行、ゴルフ。