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山口・広島 / 幕末感溢れる下関・萩・鞆の浦ぐるり視察レポート
山根と申します。
2017年1月に2日間で山口県の下関と萩、広島県の鞆の浦を視察してきました!
目次
1日目:山口県/下関市
まずは下関の城下町、長府を視察しました。
当時の面影を残した瓦で仕切られた一本道が出迎えてくれます。
現代的な建築物は少なくタイムスリップをしたようです。
長府毛利邸
一本道を抜け、はじめに訪れたのは
毛利邸。
明治天皇がご宿泊された長府毛利家14代当主の邸宅。
春はひなまつり、夏は庭園のカエルの合唱、秋は紅葉、冬は梅の花と、四季折々の表情を見せる江戸時代の邸宅。
お抹茶を頂きました!一杯400円。
庭園を見ながらゆっくりと抹茶を味わえます。
【長府毛利邸】
- 営業時間:9:00~17:00(入場時間:16:40まで)
- 休館日:毎年12/28~1/4
- 入場料:大人210円/小人100円
- 住所:下関市長府惣社町4-10
- TEL:083-245-8090
※新型コロナウイルスの影響により営業時間が変更されています。詳しくはホームページにてご確認ください。
功山寺
次はここ、功山寺。
高杉晋作が奇兵隊の結成を当時の同志とともに決起した場所として知られるお寺。
寺の正門の柱には当時の刀傷が残ったままになっており、奇兵隊の名残を感じることができます。
境内にある高杉晋作像。
パワースポットとしても有名な功山寺。
幕末が好きな方には是非訪れて欲しい場所です。
【功山寺】
- 拝観時間:9:00~17:00
- 住所:下関市長府端1-2-3
- TEL:083-245-0258
唐戸市場
城下町を後にし、我々が向かった先は関門の台所と呼ばれる唐戸市場。
この日は金曜日だったので、多数の海鮮屋台が出店しており賑わっておりました。
(毎週末、土日祝開催の馬関街と言うイベント)
こんな感じで寿司が一貫ずつバラ売りされております。
他にもとれたての海産物を使用した汁物や丼などを楽しむ事が出来る人気スポットです。
お昼ご飯は下関名物、瓦そばを頂きました。
瓦の上で茶そばを焼き、つけダレにくぐらせ食べます。
焦げ目のついた蕎麦と醤油の効いただしが
いい具合にマッチしていて、美味しい!
※新型コロナウイルスの影響により営業時間が変更になっています。詳細はホームページにてご確認ください。
門司港
昼食後、向かうは門司港。
そこまでの経路は、、、
海底です!
下関と門司港を繋ぐ関門大橋の下には歩行者用の海底トンネルがあり、そこを通って海を渡る事ができます!
水深約50mにある県境!
観光で通る方はよくこんな感じで写真を撮影されているみたいです(笑)
門司港レトロ、ここではバナナの叩き売りを見る事が出来たり、お土産屋さんが並んでいたりと、門司港の有名観光スポットです!
下関、長府、門司港の視察はこれにて終了。
次の目的地、萩へ向かいます。
角島
1つ目はこちら!
角島です!沖縄の宮古島に同じ様な一本橋が出来るまでは日本一の長さだった、この一本橋と島の景色は絶景。
夏場は観光客でにぎわい、この一本橋は渋滞ができてしまうとか、、、
元乃隅稲荷神社
お次はこちら、元乃隅稲荷神社!
アメリカのニュース専門放送局CNNで日本の最も美しい場所31選に選ばれるなど、海の青と、草花の緑、そして鳥居の赤のコントラストが素晴らしいこの場所。
元乃隅稲荷神社の売りは絶景だけではございません。
これ、おわかりでしょうか?
鳥居の真ん中に賽銭箱があるんです!!
挑戦してみましたが、なかなか入らず、、、
20回はお賽銭を投げました、、、
罰が当たりそうな気がしますが、賽銭箱にお賽銭を投げ入れられた瞬間の達成感はここでしか得られません。是非挑戦してみてください!
そんなこんなで萩の宿へ到着。
辺りは真っ暗なので萩の視察は2日目!
2日目:山口県/萩市
朝食後、宿のレンタサイクルで城下町をサイクリング!
長府と同じく、辺りは瓦の壁で仕切られており、幕末の城下町をサイクリングしている様な気分!
明倫館(明倫学舎)
明倫館は、吉田松蔭や高杉晋作が勉学に励んだ学校です。今は記念館としてのリニューアル工事中で中に入れませんでしたが、3月には記念館としてオープンするそうです。
隣には当時の学生が汗を流した剣術槍術の道場も。
高杉晋作邸。拝観料100円。
外からしか見る事はできませんが、幕末好きにはたまらないスポットです。
この日は時間が少なくこれくらいしか見て回れませんでしたが、他にも萩焼の茶碗のお店など見所はたくさん!
じっくり見て回れば半日は過ごせそうです!
反射炉
城下町から車で10分ほどで反射炉に到着!
世界遺産に登録されているこちらは鉄製大砲の鋳造に使用されていた金属溶解炉。
この反射炉は萩のほか韮山(静岡県)と旧集成館(鹿児島県)にあるだけの貴重な産業遺産です。
松下村塾
次はこちら、松下村塾。
無知な私は松下村塾は街の中にぽつんと建っているものだと思っておりましたが、そうではなく、松陰神社の境内にあるんですね。
ここで幕末の動乱の中に生きた伊藤博文たちが勉学に励んでいたんですね。
これで萩での視察は終了! 鞆の浦へ向かいます!!
鞆の浦
鞆の浦は坂本龍馬が京都で暗殺される半年前に滞在した事で知られる風光明媚な港町。
有名なアニメ映画の舞台となった事でも話題となりました。
港町なだけあり、町を歩くと路面のお店ではこんな感じで干物や海産物が売られています。
対潮楼。
高台にあるこの仏教寺院からは対岸にある仙酔島、弁天島、皇后島を一望でき、その景色は素晴らしいです。
窓枠を額縁に見立てて写真に収めれば絵画の様になると地元のガイドさんに言われ挑戦してみました。
鞆の浦では地元のお母さんがボランティアでガイドをしてくれており、地元の方ならではの知識をお話してくれます。ここでしか聞けない話ばかりでつい正座で聞き入ってしまいました。
御舟宿 いろは
次はここ。
坂本龍馬が紀州藩と談判した事、そして改装する際そのデザインを、あの有名アニメ映画監督が手がけた事で知られる御舟宿 いろは。
2階部分のステンドグラスがお洒落で存在感を放っています。
常夜灯。幕末の灯台。
鞆の浦の一番のシンボル。
1859年から今まで港を照らし続けている常夜灯。存在感、あります。
保命酒は、鞆の浦名産のもち米から作られたお酒です。
試飲してみましたが、もち米からできているだけあり甘みがあって飲みやすい!
生薬を含む事から「瀬戸内の養命酒」と呼ばれているそう。
有名アニメ映画の登場人物の家のモデルとなった家。周りが瓦の屋根だらけな事もあり目立ちます。
最後に坂本龍馬が乗船した蒸気船、いろは丸を模した平成いろは丸に乗り、仙酔島へ!
黒塗りでかっこいいですね。
片道5分ほどで仙酔島へ行く事ができます。
船は20分間隔で運航しているので時間を見て乗って見てださい。
最後に
これにて鞆の浦の視察終了!!
下関、門司港、萩、そして鞆の浦。
どの町も海の近くで歴史と関わりのある場所であると言う共通点はありますが、それぞれに食や景色や建造物に特徴があり、訪れる甲斐のある場所でした。
皆様にも是非訪れて頂きたい、今回視察したスポットを1つのツアー内で見て回る、そんなツアーを検討中でございます。
歴史情緒溢れる海辺の町、見て食べて、楽しんで頂ける様なツアー、発表した暁には是非ご検討頂ければと思います。
以上、阪急交通社の山根でした。
※編集部註:本記事は2017年3月に公開していますが、2021年6月に修正しています。
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