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チベット最大のロマン! 闇夜に浮かぶ宮殿、『ポタラ宮』
タシー・デレー!(チベット語で「こんにちは」の意)
今回は中国チベット自治区のラサ市にあるチベットが誇る世界遺産、『ポタラ宮』をご紹介します!
ラサ西部に位置する標高3,700mのマルポリ(紅山)に建てられた『ポタラ宮』はチベットのシンボルであり、観音菩薩の住み処である"補陀落(ふだらく)"という意味を持ちます。観音菩薩の化身とされる歴代ダライ・ラマの居城でもあり、政治と宗教の中心とされた世界最大級の宮殿です。
宮殿はダライラマの居住・政治の場であった白宮(はくきゅう)と、宗教的な聖域の紅宮(こうきゅう)に分かれており、観光客に開放されているのはほとんどが紅宮です。白宮の屋上は、現チベット仏教最高指導者のダライラマ14世が子供の頃、興味深々に下界を見下ろしていた場所でした。隣接する紅宮には、チベットの仏教徒が巡礼に訪れる歴代ダライラマの玉座や霊塔があり、中でもダライラマ5世の霊塔は高さが14m、3,700kgの黄金と15,000個の宝石が使われており、圧巻です。
『ポタラ宮』は夜になるとライトアップされ、漆黒の闇に白と紅の宮殿が浮かび上がります。しかも、ライトの明かるさのムラがほとんどないため、全体像が綺麗に見えます。
チベット仏教好きはもちろん、そうでなくても口を開けて見上げてしまうほど見事な宮殿、『ポタラ宮』。この中を歩いているだけで、異世界に迷い込んだような圧倒的なパワーを感じられるのではないでしょうか。
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世界の絶景編集部
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