まるでお菓子の家みたい!世界遺産ロシアの宗教的建築物がメルヘンチックで可愛い過ぎ。

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ホイップクリームのような玉ねぎ屋根に、アメ細工のようにポップでカラフルな壁や窓枠。まるでおとぎ話のお菓子の家を思わせるキュートなビジュアルの建築は、ロシア正教会の特徴的な教会や大聖堂です。世界中には様々な教会がありますが、美しいデザイン性と圧倒的な存在感で群を抜くロシアの宗教的建築物は、世界遺産にも登録されています。今回は人々の心を魅了する愛らしいロシアの大聖堂や教会をご紹介します。

教会

こちらはモスクワの赤の広場に建つロシア正教会の大聖堂『聖ワシリー寺院』です。1551年から1560年にかけてイヴァン4世によって建立され、ロシアの聖堂で最も美しいとも言われています。カラフルな模様の玉ねぎ屋根はクーポルと呼ばれ、祈りが神のもとへ昇ることを意味するローソクの炎を表しています。一度見たら忘れられない独創的な外見の聖ワリシー寺院は、ロシア生まれのゲーム「テトリス」にも背景画面などに登場するなど、モスクワのシンボルとして存在しています。

教会

モスクワ郊外のセルギエフ・パッサードにある『セルギエフ大修道院』は、中央には大きな黄金のクーポルと、周りは鮮やかな青色に金の星マークが目を引くきらびやかな教会です。ロシア正教最大の聖地といわれるここは、14世紀に当時ロシアで最も偉大な宗教上の指導者とされた聖人セルギーが創建したものです。

教会

サンクトペテルブルクにある『血の上の教会』は、1907年に完成した代表的なロシア正教会の聖堂です。ここは1881年に皇帝アレクサンドル2世が暗殺された場所で、その後に即位したアレクサンドル3世が、殺された場所の上に教会を建てたことにより「血の上の教会」と呼ばれるようになりました。名前だけを聞くと恐ろしいものを想像しますが、実際はとてもキュートでメルヘンな外観です。可愛さに心ときめくロシアの教会はまだまだありますので、ロシアに足を運んだ際は自分のお気に入りを探してみてくださいね。

文:南まい

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