秋田・なまはげ柴灯まつり/犬っこまつり

秋田の冬を盛り上げる みちのく五大雪祭りのひとつ

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c株式会社男鹿なび

なまはげ柴灯(せど)まつり

≪開催期間:2016年2月13(金)~15(日)≫
昭和39年に始まり、毎年2月第2金・土・日曜日に秋田県男鹿市の真山(しんざん)神社で行なわれます。神事「柴灯祭(さいとうさい)」と「なまはげ」を組み合わせた男鹿を代表する冬の祭りです。なまはげはその姿とふるまいから、子供が怯える怖い存在と思われますが、厄災を祓い、豊作・豊漁・吉事をもたらす神様、またはその使いや化身と信じられているのです。昭和53年に「男鹿のナマハゲ」の名称で国重要無形民俗文化財に指定されています。

祭りは、真山神社境内で焚かれる柴灯火のもと、古い伝統的な湯立て神事である「湯の舞・鎮釜祭」で始まります。この神事は、農作物の作占いと害虫除けとして行われてきたのだそうです。〝なまはげ〟に扮する若者が神職にお祓いを受けた面を授かり、なまはげへと化し山へ戻る神事「なまはげ入魂」が行われます。そして、しばらく山の中で待機します。

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c株式会社男鹿なび

なまはげが下山してくるまで、神楽殿では大晦日の夜に男鹿市内各地で行われている「なまはげ行事再現」が披露されたり、各地区の個性豊かななまはげが境内に現れたり(乱入?)、 「家内安全」「五穀豊穣」などを願い演奏される「なまはげ太鼓」が、そして秋田出身の現代舞踏家・故石井漠氏の振り付けと子息の作曲家・石井歓氏の曲によ る「なまはげ踊り」が披露されたりと、次々に繰り出されるなまはげ行事は人々を魅了します。

そして、まつりの終盤。「なまはげ下山」で先ほど山に入ったなまはげが雪山から降りてきます。松明をかざし降りてくる姿はとても幻想的。下山したなまはげが人々であふれる境内を練り歩き、まつりはクライマックスへ。柴灯火で焼かれた護摩餅が神官からなまはげ」に捧げられ、なまはげは山深くの神のもとへと帰っていきます。その後、人々に小さくカットされた護摩餅が配られますが、胡麻(ゴマ)餅ではありません。お守りとしてモチ帰るものだそうです。

犬っこまつり

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≪開催期間:2016年2月14(土)15(日)≫
≪開催場所:湯沢市役所周辺≫

「犬っこ」とは、犬に湯沢地域の方言である「~っこ」をつけたものです。犬っこまつりは江戸初期より約400年もの長い間続いているといわれる湯沢の民俗行事で、盗難除けが起源と言われています。佐竹氏による秋田国替えの頃、人家を襲う「白討(はくとう)」という大盗賊が人々を震撼させていました。湯沢の殿様が盗賊を退治しましたが、人々は再びこのような悪党が現れないようにと、米粉で小さな犬っこや鶴・亀を作り、旧小正月の晩に家の入口・窓・座敷にお供えして祈念したのだそうです。

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また、夕暮れになると、子どもたちが自分の家の門口に雪で作ったお堂の中に、犬っこを餅や甘酒などと一緒にお供えして、夜が更けるまでお堂の中で遊ぶ風習がありました。現在では「犬っこまつり」の会場にお堂や犬っこが多く作られ、全国から観光客がやってくる、湯沢の冬の風物詩ともなっています。犬っこまつりは秋田犬をはじめ、全国から犬が集まってきます。のんびりとした雰囲気でリラックスでき、夕暮れになると雪で作ったお堂にローソクが灯され、なんとも幻想的な雰囲気に包まれます。

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問合せ:(一社)湯沢市観光物産協会 TEL:0183-73-0415

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