さっぽろ雪まつりの現地レポート! みどころをチェック!

さっぽろ雪まつり

冬の札幌を代表するイベントといえば「さっぽろ雪まつり」。大通公園を中心に、巨大な雪像がずらりと並び、すすきのでは氷像が街の光にきらきらと輝きます。さらに札幌市郊外にある「つどーむ会場」では、雪遊びアトラクションも楽しめます。さまざまな会場があるため、目的に合わせて回り方を組み立てやすいのも魅力です。

今回は2026年に開催された「2026さっぽろ雪まつり」の様子を現地レポートとしてご紹介します! 開催年によって雪像のテーマや企画は変わりますが、「3会場で楽しむ流れ」や「移動の考え方」は例年大きくは変わりません。来年以降に行く方も、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.さっぽろ雪まつりの基本情報

さっぽろ雪まつりの歴史は古く、1950年に地元の中・高校生が6つの雪像を大通公園に設置したことがきっかけ。現在のような大型の雪像は1953年から作られるようになり、1955年からは自衛隊が雪像制作へ協力するようになりました。

現在のように全国的に知られるイベントとなったのは、1959年のさっぽろ雪まつりの様子がテレビで紹介されたからなのだとか。さらには1972年に札幌で開催された冬季オリンピックの影響で、世界的に知られるイベントへ成長。いまでは国内外から多くの人が訪れる冬の一大イベントとして知られています。

毎年製作される雪像は異なりますが、大雪像数体と中型・小型の雪像が複数製作されるという基本構成は変わっていません。近年はグルメコーナーやイベントブース、さらにはここでしか購入できないお土産などもあり、楽しみ方が広がっています。

会津 鶴ヶ城の雪像と見物客

2026年は2月4日(水)〜2月11日(水・祝)に開催されました。メイン会場となる大通公園の「大通会場」に加えて、大通公園から徒歩圏内の「すすきの会場」、札幌郊外にある運動施設「つどーむ」で開催される「つどーむ会場」の3ヶ所で約391万人が楽しまれたそうですよ。

2027年は2月4日(木)から11日(木・祝)の8日間で開催予定。来年も多くの来場者の目を楽しませてくれるでしょう。

2.さっぽろ雪まつりへの行き方(札幌駅から)

さっぽろテレビ塔が見える会場

3会場のうち、札幌駅から最も行きやすいのは、メイン会場でもある大通会場です。大通公園は札幌の中心部に1〜12丁目まで連なる公園。さっぽろ雪まつり期間中は12丁目をのぞいて全てに雪像やステージが設けられ、多くの観光客が来場します。

大きな雪像が立つため郊外の会場とも思われがちなのですが、実は札幌の中心部にあるんです。近隣にはさっぽろテレビ塔や札幌市時計台などの名所があり、観光の中心地。さらに札幌駅や大通駅などの駅からすぐ近くという好立地でもあります。

大通会場への行き方(札幌駅→大通公園)

大通駅の出口

札幌駅から大通会場への移動は、地下がとにかく便利です。雪の日は路面が滑りやすいので、地下通路を中心に移動して、必要な時にだけ地上に出るのがおすすめ。

札幌駅から地下を利用した行き方は主に2通り。地下鉄と徒歩のいずれかです。

地下鉄を使うなら、札幌市営地下鉄・さっぽろ駅から大通駅まではたったのひと駅。乗車時間は1分ほどなので、あっという間に会場近くまで向かうことが可能です。

徒歩の場合、札幌駅と大通公園までは「札幌駅前通地下歩行空間」という地下通路が通っています。ここを通れば地上へ出ることなく大通会場まで向かえます。7〜8分程度で到着するため、歩いていく方も多いですよ。

地上に出る入り口はたくさんあるので、行きたい会場を事前にチェックし、最寄りの入り口を利用するようにしましょう。

ちなみに札幌駅から地下鉄のすすきの駅までは、まっすぐ地下通路が伸びています。すすきの会場へ行きたい場合も、徒歩もしくは地下鉄で向かうことが可能です。

すすきの会場マップ

3.大通会場の迫力ある大雪像(さっぽろ雪まつり一番の見どころ)

大通会場の名物といえば、やはり大雪像! 2026年は大雪像が5基あり、以下のラインナップでした。

  • 4丁目「祈り~縄文からのメッセージ~」
  • 5丁目「栄冠に輝く サラブレッド」
  • 7丁目「北海道大学 古河講堂 ~『光は、北から』北海道大学創基150周年~」
  • 8丁目「会津 鶴ヶ城」
  • 10丁目「映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』公開記念 帰ってきた白銀のスター・ウォーズ雪像 」

ちなみに7丁目と8丁目会場の大雪像は、陸上自衛隊が製作。精密に作られた大迫力の大雪像は、多くの観光客が写真に収めるフォトスポットになっています。

4丁目STV広場「祈り~縄文からのメッセージ~」

「祈り~縄文からのメッセージ~」の雪像

4丁目は、地下歩行空間や地下鉄大通駅からすぐの場所に位置する会場。そのため多くの観光客が真っ先に目にする大雪像でもあります。2026年は「祈り~縄文からのメッセージ~」をテーマに、北海道が誇る国宝「中空土偶 愛称:茅空(カックウ)」が大雪像として登場しました。

この大雪像を作るために使われた雪の量は、なんと5tトラック約520台分! 高さ約13mにも及ぶ中空土偶と狩りをする縄文人がかたどられた雪像は、迫力だけではなく悠久の時を感じさせられました。

5丁目道新雪の広場「栄冠に輝く サラブレッド」

「栄冠に輝く サラブレッド」の雪像

5丁目には、躍動感を感じさせる大雪像が登場しました。「栄光に輝くサラブレッド」をテーマに、札幌競馬場から札幌の街を駆け抜けるサラブレッドを表現。北海道はサラブレッドの名産地としても知られており、明治期以降多くの名馬を生み出してきました。そんなサラブレッドの隆々とした筋肉まで表現されており、すぐにでも動き出しそうなイキイキとした雪像です。

夜にはプロジェクションマッピングによって、輝くサラブレッドが駆けていく様子を表現。昼だけではなく、夜も楽しめる大雪像です。

8丁目雪のHTB広場「会津 鶴ヶ城」

「会津 鶴ヶ城」の雪像

8丁目には、巨大なお城が登場しました。再現されたのは、福島県会津にある「会津 鶴ヶ城」。会津藩のシンボルとも見える美しい城を、真っ白な雪で表現。「アイスブロック工法」という独自の技術により、細かな部分まで忠実に再現されていました。

ほかの大雪像と異なり支えとなる雪の壁がないため、青空を背景に写真を撮影できたのも嬉しいポイント。会場内では会津の特産品や郷土料理を販売するブースもあり、雪像だけではなくグルメも楽しめる会場でした。

「北海道スイーツパーティー」の雪像

紹介した大雪像のほかにも、会場にはあらゆるところに中雪像や小雪像が点在。この多くは「市民雪像」として、有志が作っています。札幌や北海道らしいモチーフから人気の人物・キャラクター、ユニークな雪像まで並んでいるので、お気に入りの1体が見つかるはず。

また各会場には企業ブースがあり、場所によってスケート場が設けられていたり滑り台が楽しめたりと多種多様。アニメやゲームのキャラクターの特設雪像&ステージイベントなども開催されていました。スケジュールは事前に公式ウェブサイトで紹介されるので、会場を回る際の参考にしてみてくださいね。

また11丁目国際広場では「国際雪像コンクール」が開催されていました。こちらは世界各地の国や地域から10チームが参加し、国際色豊かな雪像を製作。こちらも見ごたえ満点です。

ちなみに大通会場は22時までライトアップを実施。 昼に見る"真っ白の迫力"と、夜に見る"陰影の迫力"、どちらも楽しむのがおすすめです。

混雑している会場

注意したいのは、会場内の混雑。2026年は大通会場だけでも192万人以上が来場するほどの人気イベントなので、特に週末は混雑が予想されます。混雑を避けたい場合は、平日の午前中から見てまわるようにしましょう。

また足元が悪いため人の流れが遅く、スムーズな移動が難しい場所もありました。雪道を歩き慣れない方や小さなお子さん、年配の方と移動する時は、いつも以上に歩くのに時間がかかってしまいます。旅行だからと予定を詰め込んでしまうと、後の予定に影響が出てしまうかも。大通の全会場を見てまわるなら、2〜3時間はかかるつもりで予定を立てておくといいですよ。

4.すすきの会場の美しい氷像

すすきの会場

大通公園から地下鉄ひと駅で到着できるのが「すすきの会場」。こちらは「すすきのアイスワールド」と題し、「氷を楽しむ・触れる」をテーマに、さまざまな氷像が並びます。

大通会場と比べると小規模な会場ですが、精密に作られた氷像がずらり。すすきのらしくお酒をモチーフにした氷像や、躍動感のある動物の氷像などが並びます。美しい氷の透け感とライトアップの相性が抜群で、夕方から夜にかけて見物するのがおすすめです。

魚やカニが入った氷像

特に毎年注目を集めているのが、本物の魚やカニが入った氷像。北海道らしさ抜群な上に写真映えもいいので、多くの観光客が記念撮影していました。会場内ではフォトサービスも行っており、スタッフに声をかければ記念写真を撮ってもらえるので、ぜひ利用してみてくださいね。

ちなみにライトアップは23時まで(最終日は22時まで)。比較的遅い時間でも見学できるため、大通でライトアップを楽しむ→すすきので晩ごはん→帰り際に氷像を楽しむというルートが鉄板です。

5.つどーむ会場の楽しいアトラクション

もう一つの会場である「つどーむ会場」は、札幌市スポーツ交流施設 コミュニティドーム(愛称:つどーむ)に作られた会場です。

つどーむ会場へのアクセスの看板

会場へは地下鉄大通から東豊線「栄町駅」まで行き、そこからシャトルバスが5〜10分間隔で運行しています。寒い場所を長い時間歩かなくていいのが楽ちんです。

大通会場・すすきの会場と大きく違うのが、アトラクションが中心であること。「子どもから大人までが遊べる場」というコンセプトのとおり、子どもだけではなく大人もはしゃいでしまうほどのアトラクションで楽しめます。なかでも巨大な雪の滑り台をチューブに乗って滑れば爽快感抜群! このほか「そりゲレンデ」や有料で楽しめるジェットスキーでソリを引くアトラクション「スノーラフト」など、雪遊びを満喫できます。

また、つどーむ室内にもキッズ向けのアトラクションやグルメブースが設けられています。寒くなったり雪が降ってきても室内で楽しめるので、お子さん連れのファミリーは1日中遊べるはずですよ。

6.さっぽろ雪まつりのグルメ事情は?

串にささった料理

さっぽろ雪まつりの楽しみは、雪像や氷像だけではありません。実は各会場でグルメも楽しめるんです。

大通会場では北海道らしい食材を使った料理をはじめ、定番の食べ歩きフードも並びます。海産物を使ったメニューや定番のじゃがバターなどは、北海道に来たら必ず食べたいフードですよね。

冷えた体を暖めてくれるホットドリンクも数多く登場。ホットミルクやホットワインにはたくさんの方が並んで購入していました。

「わかさぎの天ぷら」と「じゃがバター」

私は「わかさぎの天ぷら」と「じゃがバター」を堪能。「わかさぎの天ぷら」は会場内で揚げていたのでサクサク。わかさぎの身はふっくらしていて、おつまみ感覚であっという間に食べ切ってしまいました。「じゃがバター」は鉄板のおいしさ! ホクホクで拳ほどもあるジャガイモと、まろやかなバターは相性抜群です。会場内ではビールも販売されており、飲みながらフードを楽しむ方も多くいらっしゃいました。

仙台から会場に来ていた観光客の方に話を伺うと「こんな雪景色の中で北海道らしいメニューを楽しめて、思い出に残りました!」とのことでした。暖かいお店で食べるメニューも魅力ですが、寒さの中で楽しむメニューも格別ですよ。

お土産品

他にも会場でしか購入できないお土産品や、さっぽろ雪まつり公式グッズも販売されています。気軽に購入できるピンバッチや小さなぬいぐるみ、お菓子などもあるため、お土産選びまで堪能できますよ。

7.さっぽろ雪まつりの寒さはどう? 服装は?

ダウンコートの服装

ここまで読んでみて気になる方が多いのは「寒さ」ではないでしょうか。さっぽろ雪まつりに行くのであれば、確かに寒さ対策は重要。札幌市の公式観光サイトでも「さっぽろ雪まつりが開催される2月の札幌は平均気温が-3.1℃」と案内されています。

ただし注意が必要なのは「日によっても時間帯によっても気温が大きく変わる」ことと「屋外と屋内の温度の差」です。

参考までに私が会場を訪れた日は、日中3℃まで気温が上がり、会場内では雪が溶けて水たまりになっている場所もあるほど。ダウンコートのボタンをすべて閉めてマフラーまで巻いてしまうと、汗ばむくらいでした。

一方で、期間内には最高気温−6℃にまで下がった日もありました。最高気温で-6℃なので、最低気温はさらに低くなります。また朝晩は冷え込みが強く、風や雪が降れば体感気温はさらに下がります。

さらに北海道は、建物の寒さ対策が万全。一歩室内に入ると、コートや手袋では汗をかくほど暖かく感じるはずです。

そこでおすすめの格好は、脱ぎ着がしやすい重ね着スタイル。太ももまで隠れるコートの下は、インナー+長袖+カーディガンのように、何枚か重ねるようにしましょう。重ねることで寒さを防ぐのはもちろん、暑い時にはカーディガンを脱ぐというように体温調節が可能です。

また絶対に用意しておきたいのが、滑りにくい靴です。会場内はもちろん、この時期の札幌は道の多くが雪に覆われています。歩きにくいだけではなく、場所によっては氷のようにツルツルになっていることもあるんです。スニーカーやパンプスは避けて、滑り止めのついた靴を用意しましょう。

無料でレンタルできるストック

会場内では靴底に付けられるスパイク付きのバンドの販売や、無料でレンタルできるストックが用意されていました。不安な方はこちらも活用するといいですよ。

8.一度は行ってみてほしい!さっぽろ雪まつり

「さっぽろ雪まつり」の見どころといえば、やはり雪像が真っ先に挙げられますが、雪を見るだけではなく、写真撮影をしたりアトラクションで楽しんだり、会場内でグルメまで楽しめます。

大通会場で雪像のスケールに圧倒され、すすきの会場で氷の美しさにうっとり。つどーむ会場で童心に返って雪遊び、というように会場ごとに空気が変わるので、同じさっぽろ雪まつりでも飽きずに楽しめます。

もし初めて行くなら、まずは大通会場を中心にして、夜にすすきの会場へ行くのがおすすめ。時間と体力が残っていれば別日につどーむ会場、という組み方が雪まつり大満喫コースです。

大雪像は毎年変化するので「来年は何が見れるかな〜」と楽しみにしながら計画を立ててみませんか?

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