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【オーストラリア】歴史深いアボリジナルアートが見られるワルガ岩(Walga Roc)

やってきました、私の大好き岩シリーズ!
今回はオーストラリアの先住民アボリジナルによる歴史的な岩の壁画が見られるワルガ岩(Walga Rock)の紹介です。
目次
ワルガ岩(Walga Rock)とは
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州都パースから北東に約630km、車で8時間のところにある岩です。以前紹介したキューの町からは、西に50kmになります。
>>【オーストラリア】ゴールドラッシュに栄えた町 Cue(キュー)の魅力に迫る!
この岩の何がすごいのかというと、先住民アボリジナルによる壁画アートが見られるのです。その規模は、西オーストラリア州で最大級とも言われています。
そしてこの岩自体がとても大きく、その大きさ長さ1.5kmで直径は5kmあります。
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この大きさは、オーストラリアで2番目に大きな一枚岩なのです。
なんだ、2番目か・・・では1番大きな岩は???
それはこちら!!
私が以前書いたこちらの記事では、『マウントオーガスタは世界一大きな一枚岩』として紹介しています。
これは西オーストラリア州観光局の情報をもとに書いたものですが、実は『世界で一番大きな岩』には諸説があるようです。
マウントオーガスタスには色んな岩石が混ざっていることから【世界で一番大きな一枚岩】とは言えず、ただシンプルに【世界で一番大きな岩】であるという説があります。
この説によると、世界で一番大きな一枚岩はエアーズロック(ウルル)だということですが、どちらにしてもマウントオーガスタスの方が、岩としては古く大きなことに変わりはありません。
つまり、【世界で一番大きな一枚岩】がどちらなのかは分かりませんが、私の調べた限りどの資料を見ても、オーストラリア国内で2番目に大きな一枚岩がワルガ岩であることには間違いなさそうです。
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そしてその古さは26億年と推定されており、これはマウントオーガスタスよりもウルルよりも古いのです。アボリジナルのワジャリ族にとっての聖地として、1万年前から使われていたことが分かっています。
岩へ近づいてみよう!
私たちは宿泊していたキューから行きましたが、基本的にずっと未舗装の乾燥した道を走ります。
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ワルガ岩は国立公園内ではありませんが保護区に指定されており、入口にはゲートがありました。
中に入り、道なりに走るとワルガ岩が見えてきます。
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さらに走り続けると岩に直接アクセスできるゲートがあり、この外が駐車スペースとなっており、岩へは徒歩で近づきます。
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ゲートを入り、目の前にある岩のくぼみを目指します!
アボリジナルアートとは
ワルガ岩のアボリジナルアートを紹介する前に、アボリジナルアートの基礎知識を簡単に説明しておきます。
アボリジナルとはオーストラリアの先住民であり、その歴史は5万年以上前までさかのぼるとされています。
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<ドットペインティング>
アボリジナルアートと聞くと、点々で描かれた『ドットペインティング』を想像する人が多いかと思いますが、あれはアボリジナルの何万年という歴史を持った手法ではなく、1970年代にイギリス人の指導によって確立された、ごく最近のものなのです。
アボリジナルは文字を持たず、大事なことは岩に記号や絵を残し、また口頭で伝えらえたとされています。
これらをアートと捉えるならば、岩を使ったアートというものが人類の芸術形式で最も古いのです。そのなかでも岩の表面を削った岩彫刻と、絵を描く岩壁画が主流だそうです
壁画にはチョークや木炭、オーカーなどの天然鉱物が顔料として使われていますが、もちろん雨に流されてしまうので、洞窟のような雨に守られているところで発見される傾向があります。
実際に見られる岩壁画
ということで、やはりワルガ岩でも雨が直接当たらないくぼみや岩の下部を中心に壁画が見られました。
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鎖で仕切られてはいますが、近くで鑑賞することができます。
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ここには壁画が約100m連なり、全部で1000個近くの絵が確認されています。
これらの絵は、数千年前からのものだそうです。ヘビやカンガルー、エミュー、手形などがモチーフとされています。
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正直、ほとんどは何が描かれているのかよく分かりませんでしたが、唯一はっきり分かったのがこちら。
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これは見ての通り船を描いていますが、実はこの絵が最もミステリアスだとされています。
なぜミステリアスなのかというと、ここから海までは350km以上離れているのです。
この船の絵は400~150年前のものだと推定されていますが、その頃にワジャリ族が船の存在を知っていたとは思えません。
そこで言われているのが、遭難した船の生存者が描いた説や、海側から移住してきたアボリジナルが描いた説です。
この絵が見つかってから100年以上が経過していますが、人々の想像を掻き立て魅了し続けている絵なのです。
ワルガ岩に登ってみた!
実はこの岩、登れるのです。ロックアートが見られるエリア(策で囲まれているエリア)は大きなくぼみがあって急傾斜で登れませんが、柵のエリアを出ると岩の傾斜が緩く登ることができます。
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特にハイキングトレイルがあるわけではなく、登りやすいところからひたすら登っていく感じです。
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途中途中に面白い形の石があったり、くぼみに水が溜まっていたりしているのが見られました。
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<岩の上からの景色>
基本的になだらかで、ここが頂上!という感じもなかったので、10分ほど登ってから下りてきました。
ワルガ岩を一周してみた!
地上からドローンを飛ばしてみましたが、さすが長さ1.5km、直径5kmの岩は大きい!
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ということで、車でぐるっと一周回ってみました。アートの見られた裏側にはくぼみがなく、水の流れた跡が縞模様を作っていました。
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岩の上に岩々。
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岩は青空とワイルドフラワーとも相性がよく、写真映えします。
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<2025年9月撮影>
さいごに
今回はワルガ岩のことをあまり知らずに、近くにいたから行ってみたという感じだったので勉強不足でした。そのため、アボリジナルアートのことをよく知らず、何が何を意味しているのか分からなかったので、興味のある人は事前に調べておくことをおすすめします。
私のように、とにかく岩が好き!という人は楽しめること間違いなしです。私の岩シリーズに興味のある人は、過去の記事も読んでみてくださいね。
Walga Rock
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ナイーブME
- 西オーストラリア州南部のド田舎でヤギとアルパカの世話をしながら建築業を営む兼業農家。都会のオシャレな情報よりも、僻地のクセある情報に強いです!





























