ディープな名古屋の大須まつりと妖怪パレードは見逃せない!

世界のお祭りを色々と見てきた私ですが、今回、2026年に行っていただきたい真夏の名古屋の異彩を放つお祭りを紹介します!

名古屋といえば、熱田神宮、名古屋城、そしてもちろんグルメ!ひつまぶしに味噌カツと、食の魅力は語り尽くせません。ですが、私が今回ご紹介したいのは、名古屋の「ディープ」な側面。地元の人々に愛され、歴史とサブカルチャーが渾然一体となった魅力溢れる場所――そう、大須商店街です。

この大須の夏を盛り上げる最大のイベントが「大須まつり」。なかでも一際ユニークなのが「妖怪パレード」でした。

2025年は金山で開催された「動く妖怪展」とのコラボで、まるで妖怪たちが街に飛び出してきたような不思議で楽しい光景が広がりました。

ちなみに前年は本格的なブラジルサンバが登場したりと、毎年趣向を凝らしたパレードが企画されている様子です。 だからこそ「今年はどんな驚きが待っているんだろう?」とワクワクできるのが、この祭りの醍醐味。

ぜひ機会があれば、真夏の名古屋で大須まつりを体感してみてください。きっと忘れられない夏の思い出になりますよ。

目次

大須の歴史を紐解く:なぜ「ディープ」な街になったのか?

名古屋のど真ん中、栄や名駅とは一味違う、独特の空気感を醸し出す大須。この街のディープな魅力は、その長い歴史に由来しています。

大須の歴史が生んだ"独特の空気感"

大須の核となるのは、もちろん大須観音です。正式には「北野山真福寺寶生院」といい、江戸時代初期、徳川家康公が現在の場所(当時の清洲から)に移したことで、大須の街づくりが本格的に始まりました。

大須観音と家康公が築いた門前町のはじまり

家康公は、寺の門前町として栄えさせるため、多くの寺社を集め、能楽や人形浄瑠璃などの芸能を奨励しました。これが、後にサブカルチャー溢れる大須が「名古屋の秋葉原」「名古屋の浅草」と呼ばれる所以の一つとなります。

江戸時代から庶民の娯楽の中心地として栄えた大須は、明治・大正時代には芝居小屋や映画館が軒を連ねる一大エンターテイメントタウンへと発展しました。

伝統×サブカルが混ざり合うエンタメタウンの進化

1970年代後半になると、いち早くアーケード街を整備し、電気街、古着屋、多国籍な飲食店など、新しい文化を柔軟に取り込みながら発展してきました。

この歴史の積み重ねが、伝統とサブカルチャー、新旧が入り混じるカオスな魅力を生み出し、今日の「ディープ」な大須を形作っているのです。そして、この街の伝統とエネルギーが最高潮に達するのが、毎年8月上旬に開催される「大須まつり」なのです。

では、前置きが長くなってしまいましたが、ここから本題に入っていきましょう。

妖怪たちが商店街を練り歩く!「大須夏まつり 妖怪パレード」の熱狂

大須まつり自体は、阿波踊りや本格的な和太鼓など、さまざまなパフォーマンスで街中が熱気に包まれる二日間にわたる一大イベントですが、私が声を大にして「見逃せない!」と叫びたいのは、その目玉企画の一つ、「大須夏まつり 妖怪パレード」です。

残念ながら来年以降も妖怪パレードが続いていくのかは不明なのですが、きっとまた見られるのではと期待しています。毎年面白い企画を用意してくださる大須祭りなので、目が離せません。

1. 異彩を放つ妖怪たちのクオリティ

妖怪のクオリティ

このパレードの何が面白いかというと、その「妖怪のクオリティ」の高さと、それぞれがなんだかすっごく楽しそうなその雰囲気に尽きます。

日本各地にはさまざまな「お祭りパレード」がありますが、大須の妖怪パレードは一線を画します。単なる仮装大会ではありません。

コミカルで愛嬌のある妖怪

参加者は、本格的な特殊メイクや造形技術を駆使し、まるで映画の中から飛び出してきたかのような、おどろおどろしくも美しい、あるいはコミカルで愛嬌のある妖怪へと変身します。

創作妖怪:大須という街の個性を反映したような、現代的な創作妖怪や、奇抜なモチーフを取り入れたものまで多種多様

古典的な妖怪:河童、天狗

  • 古典的な妖怪:河童、天狗(妖怪なのでしょうか?)、といった、日本の古典的な妖怪はもちろんのこと。
  • 創作妖怪:大須という街の個性を反映したような、現代的な創作妖怪や、奇抜なモチーフを取り入れたものまで多種多様。

その完成度の高さはまさに圧巻で、一つ一つをじっくりと観察したくなるほどでした。

2. 歴史ある商店街が「百鬼夜行」の舞台に

歴史ある商店街が「百鬼夜行」の舞台

この妖怪パレードが特別なのは、その舞台設定にあります。妖怪たちが練り歩くのは、先述の歴史を背負った、名古屋最大級の大須商店街のアーケード内なのです。

多国籍な飲食店や雑貨屋さんが立ち並ぶ光景の中を、日本の伝統的な妖怪や現代の怪物がゆっくりと進んでいく様は、まさに圧巻。

個人的には、日中の時間にパレードをするよりも少し暗くなってからの方がいいのでは?と思いました。そして、かなり暑い日でもあったので妖怪の方々は熱中症になってしまうのではないか?と少し心配するほどでした。

手を振る妖怪、ポーズを決めてくれる妖怪、そして突然目の前に現れて観客を驚かせる妖怪!アーケード特有の熱気と湿度、そして妖怪たちの迫力が一体となり、熱狂的な空間を生み出したひと時でした。

圧倒的なフィナーレを飾る「手筒花火」

圧倒的なフィナーレを飾る「手筒花火」

パレードのクライマックスは、大須観音境内で打ち上げられる「手筒花火」も必見です

これは愛知県三河地方の伝統的な花火で、極太の竹筒を抱え込み、その中から激しい火柱と火の粉が噴き上がるという、勇壮かつ危険を伴う花火です。

炎と煙が夜空を焦がし、観客の顔を赤く染めるその光景

観音様の境内に響き渡る轟音とともに、次々と手筒花火が上げられます。炎と煙が夜空を焦がし、観客の顔を赤く染めるその光景は、一日の熱狂を締めくくるにふさわしい圧巻のフィナーレ。

手筒花火

手筒花火。一度見たら虜になってしまいまして、豊橋の本場の手筒花火も先日見に行ってきました。また機会があれば手筒花火の記事も書いてみたいです。

旅の鉄則:最高の場所で見るための準備は大事!

もし、手筒花火を正面から見たい!と考えるなら、「早めの場所取り」は絶対条件です!パレードは商店街を練り歩くので場所取りは必要ありません。しかし、問題は手筒です。

私は「少し早めに行けば大丈夫だろう」と高を括っていましたが、甘かったです。手筒花火開始の2時間前には、すでに手筒花火の会場となる大須観音前や、折りたたみ椅子やゴザで席を確保している猛者が多数いました。

  • ベストポジション:手筒花火を正面から見たいなら、大須観音境内の正面を。
  • パレードを楽しむなら:アーケード内のカーブになっている場所や、道幅が広い場所など、写真が撮りやすい場所を早めに確保しましょう。

真夏の炎天下(または蒸し暑いアーケード内)での場所取りになりますので、水分補給と暑さ対策(小型扇風機やタオルなど)は万全にしてください!

大須商店街      

  • 所在地:愛知県名古屋市中区大須3丁目38-9
  • 電話:0522612287         
  • 公式サイト:大須商店街 

まとめ

伝統とサブカルチャー 大須まつりのパレード

名古屋の夏は、ただ暑いだけではありません。古い歴史の上に、独自のカルチャーが積み重なって生まれた「大須」という街のエネルギーを感じられる場所でもあります。

怪談が話題の朝ドラ「ばけばけ」の世界を楽しめるかもしれません。

ぜひ夏休みにはディープな名古屋、大須を訪れてみてください。伝統とサブカルチャーが織りなす「大須まつり」やその裏にある歴史を垣間見ることができるはずです。

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Ai Nishino

メキシコ大好きな旅するフォトブロガー。25歳の時に、青年海外協力隊としてタンザニアで2年間職業訓練校にて活動。そして、バックパッカーに。英語、スワヒリ語を話し、スペイン語を習得中です。ライター、デザイン、翻訳などをして海外ノマド旅中。AiWorld Exploreというサイトを運営。

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