地元民おすすめ!リマ観光で絶対行ってほしい観光スポット5選|ペルー

ペルーで一番の人気観光地と言えば、マチュピチュだと思いますが、日本から行く場合、ほとんどの人が、首都のリマにも立ち寄ると思います。

ただし、リマをメインにペルーに来るわけではないので、滞在は長くても2~3日ぐらいの短期滞在ではないでしょうか。そこで、リマに来たらここだけは訪れてほしいと、地元民がおすすめする観光地を5カ所、ご紹介しようと思います。

目次

リマの魅力

リマは南米におけるスペイン帝国の副王国の首都だったため、教会をはじめとする植民地時代の重要な建築物が数多く残っています。

それだけではなく、ペルーは有名なインカ帝国をはじめとする古代から続くアンデス文明の中心地でもあったため、国内各地の遺跡の出土品を所蔵する博物館もあります。遺跡好き、考古学好き、歴史好きな人には多くの学びがあるので、非常に価値ある場所だと思います。

リマの国内各地の遺跡の出土品を所蔵する博物館

また、リマの魅力はそれだけではありません。グルメ大国の首都という名にふさわしく、日本ではなかなか手に入らない食材で作られたペルー料理が楽しめます。食べるだけではなく、市場に足を運んで食材を見るのもおすすめです。

リマの食事

見どころがたくさんあり、数日の滞在では、本当のところ、まったく足りないのですが、今から紹介する場所だけでも行っておけば、リマの良さが分かるのではないかと思います。

リマでのトラブル対策の記事はこちらをご覧ください。

ラルコ博物館 (Museo Larco)

ラルコ博物館 (Museo Larco)

ラルコ博物館は、ペルー各地の先コロンブス期の遺跡から発掘された土器、織物、金属工芸などの出土品を数多く所蔵しており、それらを時間軸と地域別で構成し、非常にわかりやすく展示されています。

しかも嬉しいことに、日本語の解説があり、日本人観光客にとっては非常に助かります。この博物館を訪れると、過去5千年以上にわたる先コロンブス期の文明の実態や彼らのコスモビジョンなどが理解できるようになっています。

ラルコ博物館 (Museo Larco)の展示品

それもそのはず、この博物館はペルーの考古学者の父と呼ばれているラフェル・ラルコ・ホイェ氏が設立した博物館で、彼が生前収集したり、自らの発掘調査で収集したりした遺物約4万5千点を所蔵。

彼は世界中の人が先コロンブス期に発展した古代アンデス文明の遺物にアクセスできるよう博物館を設立しました。展示品だけではなく、だれもが収蔵庫に保管されてある3万点の遺物も見られるよう、収蔵庫へのアクセスをも開放しています。

収蔵庫に保管されてある3万点の遺物

展示方法が非常に整理されており、古代アンデス文明に興味のある私にはとても面白く、勉強になる博物館でした。

単に時代ごとに遺物を展示しているのではなく、それらを通じて、各文明社会がどのような社会だったのか、というところまで深堀りして紹介されているので、「見て学ぶ」ことができ、有意義な時間を過ごせました。

また、ミュージアムショップも、充実しており、お土産を買うのにも良いショップかもしれません。

ラルコ博物館 (Museo Larco)

  • 住所:Av. Simón Bolívar 1515, Pueblo Libre, Lima 21, Perú
  • 開館時間:9:00~19:00
  • 休館日:無し
  • 入場料:一般50ソレス
  • 公式サイト:ラルコ博物館 (Museo Larco)

天野プレコロンビア織物博物館(Amano Museo Textil Precolombino)

天野プレコロンビア織物博物館

天野プレコロンビア織物博物館の場合も、先コロンブス期時代の遺物の展示ですが、ここは織物に特化しています。ここは織物・テキスタイルに携わる人たちの「聖地」とも言われており、織物好きや研究者には貴重な資料がそろっているのだそうです。

古代アンデス文明においていかに織物が大切であったか、それ故にいかに織物技術が発展したかが、時代順に理解できるような展示構成になっています。

博物館の名前からも察するように、創立者はペルーに移住した日本人実業家、天野芳太郎氏で、彼が長年にわたり収集してきた古代の織物が約600点展示されています。この博物館も日本語での解説があるので、言語の壁なく、各文化の特徴がよく分かるのも、魅力の一つ。

天野プレコロンビア織物博物館の展示物

所蔵品が素晴らしい博物館なので、カタログが欲しくなりましたが、残念ながら作っていないとのこと。ぜひ今後作ってほしいと思いました。

また、併設のカフェとミュージアムショップもとてもおしゃれ。ペルーのこだわりコーヒーやペルーのデザイナー商品が購入できます。

併設のカフェとミュージアムショップ

天野プレコロンビア織物博物館(Amano Museo Textil Precolombino)

ワカ・プクヤーナ遺跡(Museo de Sitio Pucllana)

ワカ・プクヤーナ遺跡

ワカ・プクヤーナはミラフローレス地区の住宅街にいきなり出現する200~700年ごろのリマ文化の遺跡です。発掘調査が始まったのが、1980年代初頭で、20世紀初めまではただの土の丘と思われていたようです。

発掘は、ようやく半分終わったところで、調査はまだ現在進行形で続いているのだそう。

ワカ・プクヤーナ遺跡

ガイドが引率する見学(スペイン語か英語)のみですが、ガイドの解説なしだと、ただの日干しレンガで作られたピラミッド状の建造物でしかないので、この遺跡のことを理解するためにも解説は重要になります。

遺跡は時代の変遷とともに3つの異なる文明社会に使用され、宗教儀礼の場になったり、墓地になったりしたのだそうです。また、その時代の人々の暮らしに欠かせなかった植物や動物なども敷地内で見ることができ、彼らの社会や文化がどのようなものだったのかが分かるように構成されています。

ワカ・プクヤーナ遺跡

敷地内には、高級レストランもあり、遺跡を眺めながら、ペルー料理が楽しめるようになっています。夜はライトアップされた中で見学ができます。私は日中に行きましたが、ライトアップされたワカも幻想的で美しいかもしれません。

ワカ・プクヤーナ遺跡(Museo de Sitia Huaca Pucllana)

  • 所在地:Calle General Borgoño c/8 s/n, Miraflores, Miraflores, Lima
  • 開園時間:水~月曜 9:00~17:00、水~日曜 18:45~21:00(第一日曜除く)
  • 休園日:火曜
  • 入園料:一般 日中 15ソレス、夜間 17ソレス
 

ミラフローレス地区(Miraflores)

ここからは地区のおすすめです。まずはミラフローレス地区。海岸側の地区なので、広大な太平洋が海岸沿いの公園から一望でき、旧市街の喧騒的な雰囲気とは打って変わって落ち着いた閑静な地域です。

ホテルやレストラン、商店、公園などもたくさんあるので、ここに滞在すれば、食事もお土産などのショッピングもすべて済ませることができます。

ミラフローレス地区の街のにぎわい

お土産を買うなら、インカマーケットへ。チープなものから工芸品までいろいろそろっており、ペルーならではのお土産が買えます。

インカマーケットの展示品

海岸沿いにある公園のほかに、野良ネコを保護しているケネディ公園は、とくにおすすめです。ネコに気に入られたら、ひざに乗られ、観光どころではなくなりますが。。。

野良ネコを保護しているケネディ公園

ミラフローレス地区(Miraflores)

バランコ地区(Barranco)

ミラフローレス地区が都会的で安全なエリアであれば、次におすすめするバランコ地区は、芸術的でレトロな雰囲気が魅力と言えます。ミラフローレス地区の隣にあるので、同地区から散歩がてらに歩くのにもちょうどいい。

おしゃれなカフェやショップもたくさんあるので、途中休憩をいれたり、店をのぞいたりしながら散歩するには最適です。

バランコ地区(Barranco) 郊外

上記ご紹介した地区は、治安もいいし、もちろん油断は禁物ですが、ちょっと気を緩めてリラックスできる地区なので、海を眺めながら、ペルーの旅について思いを巡らせるのもよいのではないでしょうか。

リラックスできる地区の、海がみえる風景

バランコ地区(Barranco)

まとめ

以上、リマの現地の人たちがおすすめしてくれた観光地5選を紹介しました。ペルーの魅力はマチュピチュだけでなく、リマにも古代と現代が共存する魅力があります。

滞在が短くても、今回紹介した5カ所を巡れば、リマの多面性を十分に感じられるはずです。ぜひペルー旅行の計画にお役立てください。

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オシャラ

ブラジル在住19年。今はサンパウロに住んでいます。現地ならではの旅情報を発信していけたらと思います。

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