
公開日:
最終更新日:
大自然からの恵み!アイスランドならではの逸品をご紹介

<TOP画像:滝・羊・火山・塩のコラージュ写真>
日本には美しい四季があり、天候や自然によって生み出された産物が多くあります。例えば日本茶や日本酒、醤油やみりんなどの調味料。
現在、私が住んでいるアイスランドにも特別な環境だからこそ生まれたさまざまな特産物があります。
今回は「産物」をテーマに皆さんがアイスランドに訪れた際に体験してもらいたい4つを取り上げます。
目次
世界一美味しい水道水
![]()
<氷河から流れてきている川>
個人的な見解ですが、アイスランドの水は世界一美味しい!日本の水よりもさらにミネラル分が少ない「超軟水」だそうで、毎日水道水をごくごくと飲んでいます。
溶岩からろ過された天然水
この超軟水は氷河から溶け出した水が長い年月をかけて溶岩によってろ過された、まさに天然の水!塩素などの化学物質がなにも含まれていないので、健康美容にも良いとされています。自然豊かなアイスランドならではの産物だと言えます。
アイスランドの水は無料
アイスランドでは水を買う必要はありません!マイボトルを持参して給水することをおすすめします。物価が高いアイスランドで唯一の安い(無料の)物を有効活用しない手はありません。
例えば、空港や滞在しているホテル、訪れたレストランでスタッフに給水を頼めば快く水を入れてくれるはずです。
ちなみに水道水から出る温水も天然水です。地域によって異なるようで、地下の温泉が直接引かれていたり、一度発電所で温められた地下水が引かれていたりするようです。
水の使い方
アイスランドの水は、硫黄臭がすることがあるので、飲料用というよりかは生活用で洗い物や掃除、お風呂などに使用されることが多いです。料理でお湯を使うときはお水を沸騰させてから使ってくださいね。
水の宝庫 アイスランドの滝
水といえば滝!アイスランドには多くの美しい滝が存在します。澄んだ天然水が流れ落ちる壮大な景観を、ぜひ現地で体感してみてはいかがでしょうか。
以前にアイスランドのおすすめの滝をまとめていますので、興味ある方は覗いてみてください。
超サステイナブルなアイスランドの塩
![]()
料理に欠かせない塩ですが、アイスランドには究極にサステイナブルな方法で塩を製造している会社があります。
![]()
<ネイシャベトリル地熱発電所>
「Saltverk ソルトベルク」は アイスランド北西部ウェストフィヨルドで塩を製造しています。製塩には高温間欠泉水を使用し、地熱エネルギーのみを唯一のエネルギー源としています。まさに火の国アイスランドでのみ可能になる製造方法です。
![]()
こちらの塩はなんといっても美味しい!フレーク状になっているのでサラダやお肉、なんにでも使用できます。私は普段この塩しか使っていません。
ソルトベルクの塩はスーパーやお土産ショップなどで見つけることができます。アイスランドらしい「LAVA SALT」や白樺で燻製した塩「Birch Smoked Salt」などもあるのでお土産にもおすすめですよ。
- 公式サイト:ソルトベルク
変わったお酒たち
水、塩と来て避けては通れないのがお酒の話。
寒い国にはアルコール度数の高いお酒が欠かせませんが、アイスランドもそのうちの一つ。
じゃがいもを発酵させて作られたブレ二ビンと呼ばれるお酒が有名です。
私はまだ試したことがありませんが、別名「Black Death 黒死病」だそうです。
アイスランドには氷河から流れる天然水と自生しているハーブや植物を使用して作られたジンやウォッカなどのクラフトスピリッツや、クラフトビールなどアイスランド独特のお酒が数多くあります。
![]()
レイキャヴィックダウンタウンには特にタップバーやカクテルバー、ワインバーなどさまざまな種類のバーが集まっていますので、ぜひ立ち寄ってみてください。地元の人とも交流ができるかもしれません。
アイスランドでは20世紀の初めにお酒が法律で禁止されていた歴史があり、それが全解除されたのは1989年とつい最近。
現在でもアイスランドでは、アルコールは「Vínbúðin ビンブージン」と呼ばれる国営会社が運営する店舗でのみ販売されており、スーパーでアルコールは購入できません。そしてこちらのビンブージン、政府規制下というのもあり営業時間が短いので注意してください。
アイスランドでお酒を購入したい場合は空港の免税店が一番お得です。アイスランドに到着すると預け荷物を受け取る前に免税店があるので、ぜひそこで気になるお酒をゲットしてからゲートを抜けることをおすすめします。
Vínbúðin(ビンブージン)
- 所在地:Austurstræti 10a, 101 Reykjavík
- 営業時間:月~土曜 11:00~18:00、金曜 11:00~19:00
- 定休日:日曜
※ダウンタウンレイキャヴィックのVínbúðin
究極のフリーゲージで育てられたラム肉
![]()
<少し特別な食事でラム肉が用意される時が多い>
ラムとは子羊のこと。アイスランドのラムはとっても美味しくレストランではもちろん家庭料理でもよく登場します。このラム肉が美味しい理由はなんといってもこのアイスランドの自然にあります。
![]()
羊の出産シーズンは5月頃。誕生した子羊たちは親羊と共に一斉に広大な自然に解き放たれます。山に登ったり川を下ったり、夏の間たくさん移動をして自然の草をもりもりと食べます。
![]()
<9月の中旬ごろになると放牧された羊たちの回収イベントが行われる>
そして9月中旬になるとファーマーによって散らばった羊たちが集められ元のお家に帰っていきます。究極のフリーゲージによって成長した羊はストレスがなく、とても良い状態のお肉になるのです。アイスランドに来た際はぜひ本場のラムを味わってください。
おわりに
いかがでしたでしょうか。アイスランドといえば自然の名所に目が行きがちですが、食べ物も私たちの口に合うものが多いです。
せっかく訪れたなら値段には目をつぶって(!!)、食事も楽しんでくださいね!
アイスランドの主要空港:ケプラヴィーク国際空港
- 所在地:235 Keflavík, アイスランド
関連記事
Rankingアイスランド記事ランキング
-

mimi
- 自然と歴史が好きな気まぐれびと。現在は、大自然とパフィンを求めてアイスランドに滞在中。




























