日本では珍しいユニークなシンガポールの光景4選

<TOP画像:シンガポールで唯一の登り窯>

こんにちは、シンゴポールです。今回は、日本ではあまり馴染みがありませんが、シンガポールでは日常の一幕である、ユニークなシンガポールの光景を4個紹介したいと思います。

ある特定の時間帯や期間のみ見られる光景から、日頃見られる光景まで、さまざまなユニークな光景がシンガポールにはあります。

目次

1. シンガポールナショナルデー(独立記念日)に関する光景

国旗を掲げる家
<シンガポールナショナルデーに国旗を掲げる家>

シンガポールのナショナルデー(独立記念日)は、毎年8月9日にシンガポールの独立を祝う日です。この日は1965年の同日にシンガポールがマレーシアから分離し、独立国となったことを記念しています。

マレーシア連邦から半ば追放される形で独立。時の初代首相リー・クアンユーは、融合と統一がかなわなかった苦悩と前途の苦難を思い、涙の記者会見を行ったことは非常に有名な話です。

ナショナルデーの2か月前からシンガポール国内はお祭りムードで盛り上がりを見せ、この期間は盛大な花火が打ちあがるなど盛り上がりをみせています。

国旗を掲げる家
<国旗を掲げる家>

ナショナルデーはシンガポールの独立を祝うだけでなく、国家のアイデンティティと団結を象徴する重要な日となっています。

アイデンティティと団結を促進するため、2か月前からスーパーマーケットやMRT駅などで、国歌やその年のナショナルデー用に採用された歌が流されます。

更に特に注目したいのが、HDB(公共団地)や個人の自宅において国旗が掛けられる光景です。この国旗が掛けられる光景は、ナショナルデーまでの2か月間ですので、この光景にご興味がある方はぜひその時期にシンガポールにお越し下さい。

日本のナショナルデーに関しては日本国内でさまざまな意見がありますが、どちらの日にしても、日本各地で国旗が掲げられる光景はなかなか見られないと思われます。

2. 公園や住宅地のある一角の光景

公園に設置されているフィットネスコーナー
<公園に設置されているフィットネスコーナー>

シンガポールには、二つのMRT駅を跨ぐ大きさのボタニックガーデンから、HDB(公共団地)の一角にあるような小さな公園まで、大小さまざまな公園が存在します。そして、シンガポールの公園やHDB(公共団地)でよく見られる光景が、一角にあるフィットネスコーナーです。

懸垂用の鉄棒、ディップス用の平行棒、腹筋用の台など、数種類の器具が設置されています。日時、時間に関わらず、鉄棒、平行棒などを使用して自重運動をしている人たちを頻繁に見かけます。

1970年代初期から中期にかけて、先進国で普及したフィットネスムーブメントを基に、屋外フィットネス器具へのアクセスを可能にするというシンガポールの都市政策が生まれました。

1978年にはシンガポール全体でわずか3つしかフィットネスコーナーがありませんでしたが、1980年代、1990年代にかけて数が増加し、更に1994年までには469個のフィットネスコーナーが設立されたようです。

私の日本の実家の近くには数か所の公園があり、そこに鉄棒はありますが、フィットネスコーナーはありません。ましてや公共団地の一角にフィットネスコーナーはありません。

フィットネスコーナーが身近にあれば、付近の住民がジムに行くことなしに、ジョギング以外の運動も気軽にできるのではと思います。

3. 朝、レストラン前の光景

店前に置かれた材料
<カウンター席前に置かれた食材>

私の会社が今のオフィスに移転したのは2年ほど前なのですが、以前のオフィスに通勤していた時はその光景には全く気づきませんでした。なぜなら以前のオフィスは郊外のオフィスビル内部にあり、個々のレストランが付近になかったためです。

今のオフィスに通い始めた当初、最寄りのMRT駅からオフィスまで歩いていた時気づいて驚いたその光景とは、朝、個々のレストランに配送された食材などが店舗の外に無造作に置かれている光景なのです。

店前に置かれた材料
<店前に置かれた材料>

野菜や果物などは袋に入れられて置かれているのですが、大抵、卵は段ボールや紙でできたケースに入った状態で置かれています。一番上の剝き出しで置かれた卵をカラスがつついているのを偶然見かけてしまったことがあります。(本当に稀な光景ですが。。)

この光景を見ながら、いつかこの食材が盗まれてはしまわないかと、時々ドキドキすることがあります。

4. こんな所にこんな動物が!の光景

休憩所にいるニワトリ
<広場で歩くニワトリ>

オフィスの真向かいにあるホーカーセンターでの昼食に飽きてきた際、私はお昼休みに最寄りのMRT駅に直結しているモールまで時々足を運び、昼食を食べに行くことがあります。

昼食を終えた後は、屋外に設置している椅子に座ってコーヒーなどを飲みながら休憩してますが、その際に、都市のど真ん中に位置しているMRT駅の真上にある地上の広場に、ニワトリが歩いているのを目撃しました。

公園を歩くにわとり
<ニワトリの親子>

鳩や他の鳥であれば理解できるのですが。。(なぜなら鳩や他の鳥は飛ぶことができ、移動が可能であるから)時には親子のニワトリも見かけることがあります。

疑問は、「なぜこの場所にニワトリがいるのか」そして、「彼らはいったい何処から来るのか」

私と同じようにニワトリを見かけたオフィスワーカーは写真を撮ったり、ビデオを撮ったりしています。やはり彼らも私と同じような疑問を持っているのでしょう。

5. まとめ

今回は、シンガポールで見られるユニークな光景を紹介させて頂きました。

旅行の醍醐味は、食事、観光地巡りであることは勿論のことではありますが、このような日常に隠れているユニークな光景を発見することで、シンガポールという国をより面白く歩き回ることができるかと思います。

シンガポール

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シンゴポール

名古屋生まれ、岐阜育ち。英語を勉強しにシンガポールへ渡星。その後インド系IT企業に勤め、現在シンガポール在住17年目を迎えます。ひょんなことからインド人の利酒師に出会い、それがきっかけで利酒師を取得。今は日本酒の勉強に励んでいます。

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