エジプト在住者がおすすめするエジプトお土産5選!

エジプトのお土産と言えば、パピルスや香水瓶、香油、アラバスタ、カルトゥーシュといった伝統工芸品的な物が主流ですが、最近ではオーガニック製品やお菓子なども人気。

お土産を買う場所としては「ハーンハリーリ市場」が定番ですが、ほとんどのお店に値札が無く、交渉が必要で、お店の言い値の半額からスタートして、上げたり下げたりの攻防戦が繰り広げられます。

交渉はちょっと面倒、という方なら大型ショッピングモールや、ホテルのアーケード、博物館内のショップ、空港などでの購入がおすすめ。

今回は、エジプト在住の筆者が、実際お土産として購入して喜ばれたものや、食べて美味しかった物を厳選してご紹介します。

目次

1. エジプトらしいお土産と言えば、定番の「パピルス」

<ツタンカーメン王に香水をつける妻のアンケセナーメン>
<ツタンカーメン王に香水をつける妻のアンケセナーメン>

エジプト土産を代表する品と言っても過言ではない「パピルス」。パピルスとは、ナイル川流域に自生するカヤツリグサ科の植物です。

パピルスの茎を割いて縦横に組み合わせ圧着させてシート状にした物は、古代エジプトでは高価な紙として、契約書や手紙などさまざまな文書に使われてきました。

エジプトのような乾燥した地では保存に向いていましたが、湿気のある場所では劣化するため、後に羊皮紙にとって代わってしまいました。

パピルスは5000年の歴史を持つ世界最古の神、英語のPAPER(紙)の語源になっています。

沢山のデザインから好みのパピルスを探そう!

<暗いところで光る塗料がついているタイプ>
<暗いところで光る塗料がついているタイプ>

パピルスのモチーフとなっているのは、古代エジプトのファラオや神々の物語などで、軽くてお手頃価格なのでお土産にぴったり。

しおりから、A4サイズ、もっと大きなものとさまざまなサイズと絵柄が取り揃えられています。シンプルな額に入れて飾るのがおすすめです。

<エジプト地図がモチーフのパピルス>
<エジプト地図がモチーフのパピルス>

パピルスは、日本からのツアーで訪れるパピルスの専門店や、大型ホテルのショッピングアーケード、博物館内のショップ、1部のショッピングモール、ハンハリーリ市場などで購入できます。

ちなみに、観光地に行くと物売りが大量に持ってくるものや、出店などで売っているパピルスはバナナの繊維から作った偽物。
絵も手描きではなく、プリントされたチープな物なので気を付けて下さいね。

2. ちょっとしたインテリアにおすすめ「アラバスタ」の置物

エジプト土産
<これぞエジプトといったデザインがずらり>

アラバスタは雪花石膏(せっかせっこう)と呼ばれる鉱物で、ルクソール周辺の名産品です。エジプトの大理石とも呼ばれ、半透明で光を通す優しい色合いが特徴。

大理石より柔らかく加工しやすい事もあり、古代エジプトの時代からさまざまな彫刻が作られています。

石は重さがあり、割れやすいのでお土産に向かないと思いがちですが、手のひらサイズの小さいアラバスタなら持ち運びも問題なし。

古代エジプト神話に登場するジャッカルの頭を持つアヌビスや、オベリスクなどエジプトモチーフものがおすすめ。玄関やデスク、リビングなどにちょっと置くだけで、エジプトの思い出が蘇りますね。

<ホルス神とネフェルタリ>
<ホルス神とネフェルタリ>

こちらは今回パピルスとアラバスタの取材でお邪魔したお店のマネージャーおすすめアラバスタ。ホルス神に手をひかれたネフェルタリがモチーフになっています。

次の写真でマネージャー氏が持っているので、雰囲気が分かります。かなり大き目で存在感がありですが、ちょっと持ち運びは大変そうですね。

筆者おすすめのお土産屋さん「Egypt Art」

何でも揃うEgypt Art 雑貨店内
<何でも揃うEgypt Art>

今回訪れたのは、空港寄りの街ナセルシティにある大型ショッピングモール「シティスターズ」の4階にある「Egypt Art」というお店。

品ぞろえも豊富、なんといってもちゃんと値札が付いているので安心です。南エジプト出身のマネージャー、モハメッドさんが丁寧に説明してくれます。

Egypt Art

  • 住所:2 Omar Ibn El-Khattab, Masaken Al mohandesin, Nasr city
  • City Stars Center 4th floor
  • 電話:01003575654
  • 営業時間:10:00~22:00
  • 公式サイト:Citystars Mall  

3. エジプト綿やオーガニック製品が人気「ネフェルタリ」のボディケア用品

<シティスターズ内にある出店>
<シティスターズ内にある出店>

ちょっと気の利いたものが欲しい、意識高い系の方へのお土産に困っている。そんな方におすすめしたいのが、手作りにこだわり、オーガニックにこだわったボディケア用品のお店「Nefertari(ネフェルタリ)」です。

エジプト全土に50店舗以上を展開している人気店。エジプト綿のタオル、死海の塩のハーブソルト、バスボム、オリーブ石鹸、エッセンスオイルなどの商品があり、どれもシンプルで可愛いデザインなので、友人へのお土産におすすめです。

<ミニタオルセット、石鹸など>
<ミニタオルセット、石鹸など>

中でもおすすめは、エジプト綿のミニタオル。エジプト綿は、アメリカのスーピマ綿、中国の新疆綿と並び、世界三大綿と称され、繊維の長さと細さ、光沢のある滑らかな肌触りが特徴です。

ふわふわタオルに、スカラベやホルスの目、アンクなど古代エジプトモチーフの刺繍がポイントになっていて、おしゃれに仕上がっています。

4. 人気急上昇の食品店「Abu Auf(アブ・オウフ)」の食料品

<コーヒーの香りが漂う店内>
<コーヒーの香りが漂う店内>

2010年に誕生した食品小売店「Abu Auf」。ここ数年で人気急上昇となり、エジプトとUAE(アラブ首長国連邦)合わせて300店舗以上を展開しています。

ナッツ、ドライフルーツ、お菓子、スパイス、香辛料、コーヒーなどが綺麗なパッケージに入っておりお手頃価格で美味しい、オーガニックとあって、エジプト人にも人気のブランド。

カイロのショッピングモール内には必ずといって良いほど店舗があり、スーパーマーケットで見つけられる商品もあります。
カイロ空港内にも店舗がありますが、空港価格なので、市内で買うのがおすすめです。

ナツメヤシ入りクッキー「マームール」

<おすすめはストロベリー> お菓子
<おすすめはストロベリー>

筆者のおすすめは、エジプト名産ナツメヤシのペーストが入ったクッキー、マームール。ノーマルの他、シナモン味、チョコレート、ホワイトチョコ、ストロベリーチョコがコーティングされたものなどがあり、ほろほろっとしたタイプのクッキーにトロリとしたペーストが良く合います。

特にストロベリーは甘酸っぱくて美味しいと評判。写真の箱入りは12個入りで個包装されているので、ばら撒き土産に最適です。

1個ずつも販売されているので、味に迷った時は1つずつ買って味見するのもあり。他にも、量り売りのナッツ類、ハーブティー、プロティンバー、ポップコーン、コーヒー、紅茶など、お土産になりそうな物がたくさんあるので、ぜひ訪れてみて下さい。

5. スーパーで買えるメイドイン・エジプトのお菓子

現地のお菓子を買いたいという方は地元のスーパーマーケットに直行しましょう。エジプトは手のひらサイズのチョコレートバーやクッキー、ビスケット、ミニケーキなどの種類がとても多く、スーパーに入ったらどれにしようか迷ってしまうほど。

エジプトの有名メーカーから、聞いたことが無いような無名メーカーまでずらりと並び、1つ10~20ポンド(日本円で30円~60円ほど)のものがほとんどです。

どれももれなく激甘 お菓子
<どれももれなく激甘>

左の二つは甘いスポンジケーキの中に甘いクリームがはいったもの。左下のトゥインキーズは知らないエジプト人はいない昔からの定番、安定の味わいです。

右上のフレスカも歴史あるウェハース菓子でクリームの種類がたくさんあります。右中はなつめやしペースト入りのビスケット、右下はエジプト版オレオ、その名もボレオ。

すべて想像の倍以上は甘いので、覚悟して下さいね。

最後に

今回ご紹介しきれなかったものとして、手作りの香水瓶や、ヒエログリフで自分の名前を入れられるTシャツ、アラビア文字が入った雑貨類、スパイス類、ハイビスカスティーなど、お土産として喜ばれそうなものがたくさんあります。

また機会があれば続きをご紹介しますので、お楽しみに。

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エジプト在住も20年が過ぎました。兵庫県出身の元添乗員です。サッカー好きの夫とサッカー好きの息子と世界一可愛い猫のココア(雑種)と暮らしています。

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