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ロンドンのランドマーク、タワーブリッジの内部を空中散歩!【イギリス】

テムズ川沿いのロンドンらしい風景の一部とおなじみのタワーブリッジ。お城のような二つの塔とスタイリッシュな青いデザインが目を惹きます。
今回は外からだけなく、内部の見学と地上60メートルにある通路を使って空中から橋を渡ってきました。
目次
ロンドンで一番有名な橋は?
ロンドンのランドマークとして誰もが見たことのあるこの橋。何という名前か知っていますか?地元のイギリス人を含めて、多くの人が童謡でも有名な「ロンドンブリッジ(ロンドン橋)」と勘違いしがちなこの橋は「タワーブリッジ」が正しい名称です。
タワーブリッジは、当時世界のトップレベルであったイギリスの産業技術を駆使してデザイン、建設され、1894年に開通した跳ね橋です。
南北にお城をイメージするような威厳あるゴシック様式の塔、そして車、歩行者などが通行可能な跳ね橋、また上部には南北の塔を結ぶ歩行者専用の通路があります。橋の長さは約290メートル、また塔の部分の高さは65メートルです。
第二次世界大戦中には、ロンドンの物流の重要ポイントだっため、空襲のターゲットとなり1940年と42年に数度にわたりある程度の被害にあったものの、繰り返し修復がされ、開通当時からほぼその姿かたちは変わっていないそうです。
大きな船などを通すために、現在も一日に数度、橋は閉鎖され、跳ね橋として真ん中から橋が開閉されます。開閉時間を事前にチェックしてその時間に合わせていくのもおすすめです。
- 公式サイト:タワーブリッジ橋の昇降時間
スリル満点、タワーブリッジを空中散歩!
タワーブリッジ自体は、公共の道路(橋)なので徒歩、車、バス、自転車などで通行がもちろん可能ですが、入場料を払うとタワーブリッジ内部を見学することもできます。入り口は北側の塔にあります。
レトロな階段を206段登ります。簡単な荷物検査のあと、塔の上部まで階段(206段)もしくはエレベーターで向かいます。
塔の上部には、タワーブリッジの建設に関する歴史などが展示され、当時の様子などを映像で見ることもできます。階段で登ってきた場合は、息を整えつつビデオを見たりして休憩するのに最適です。
いよいよ一番の見どころは、このスカイウォークと呼ばれる上部にある通路です。なんと通路の床の一部がガラス張りなっており、60メートル下の橋を渡る人や自動車が足元に見え、なんとも足がすくむ経験ができます。
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橋の上部からの景色も最高です。シャードなどの有名な建物もテムズ川沿い360度見渡せます。
イギリスの産業技術の歴史が分かるミュージアム
1972年までは、蒸気機関車と同じスチームエンジンで橋を開閉していました。現在は電気が使われているそうですが、これだけ大きな橋を一日に何度も開閉するには大変な技術が必要です。
その秘密や工夫が展示されているミュージアム部分が南塔の1階部分にあります。ミニツアーのような形で解説してくれるスタッフもおり、とても分かりやすかったです。
かつてのスチームエンジンのレプリカやそのしくみの展示は迫力満点でした。
良心的なショップも忘れずにチェック!
観光名所には必ずあるおみやげショップですが、物価高のロンドンの観光地にしてはかなりリーズナブルな値段設定で素敵なお土産が揃っていました。
筆者はなかなか見なくなったイギリスらしい公衆電話の貯金箱(8.5ポンド)を購入しました。
まとめ
テムズ川沿いには、これぞロンドン!と思えるランドマークや観光地が目白押しでテンションが爆上がりします。タワーブリッジは、ロンドン塔と数百メートルも離れておらず最寄り駅も同じです。
そのため王道のロンドン観光というと「ロンドン塔」に入場してタワーブリッジは川岸から写真を撮るのみというプランの人が多いのも事実です。
ロンドン塔は、見学に半日以上かかるメジャー施設に対して、タワーブリッジはコンパクトで、駆け足なら1時間、のんびり回っても2時間程度で見ることができます。
人気名所とは言え、さほど混雑もなく、地上60メートルほどの上部のガラス張りの通路でタワーブリッジを渡ったりと、思い出に残る楽しい時間が過ごせました。
ロンドン塔を外からの見学のみにして、かわりにタワーブリッジに入場して見学するというのも全然あり!次は、夜景のきれいな暗くなりかけた夕方もしくは夜に来てみたいなと思いました。
タワーブリッジ
- 所在地:Tower Bridge Rd, London SE1 2UP イギリス
- 電話:+44(0)20 7407 9191
- 開館時間:9:30~18:00(最終入場 17:00)
- 内部見学料金:大人16ポンド、子供8ポンド、シニア&学生12ポンド
- アクセス:地下鉄タワーヒル駅より徒歩10分程。
- 公式サイト:タワーブリッジ
※家族向けのグループチケットなどもあるので要チェック。
※事前にオンラインにて入場時間を指定して購入をおすすめします。
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ちき
- イギリス、オックスフォードにイギリス人の夫と4歳の男の子と暮らしています。好きなことは、見晴らしのよいところ、ワイン、マーケット(蚤の市)散策。




























