【大雪 森のガーデン】大雪山系で最も美しいといわれる場所につくられたガーデン

<癒しの谷>

「北海道の屋根」と呼ばれる大雪山系の中で"最も美しいと言われる大雪高原 旭丘"に造られた「大雪 森のガーデン」

標高650mの高原の清らかな空間に、高原植物や北海道特有の自生種が咲き誇る楽園です。

この記事では、「大雪 森のガーデン」の魅力をご紹介します。

北海道ガーデン街道の上川エリアのガーデン(上野ファーム、風のガーデン)を紹介した記事はこちら ↓

「北海道ガーデン街道」上川エリアの3つのガーデンを巡る旅

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目次

「大雪 森のガーデン」とはどんなところ?


「北海道の屋根」と呼ばれる大雪山系の中で、最も美しいと言われる大雪高原旭丘に造られた花のガーデン。
色彩豊かな「森の花園」と樹木や山野草に癒される「森の迎賓館」とさらにその奥に緑あふれ家族みんなが笑顔になれる「遊びの森」の3つのエリアで構成されています。
標高が高い(650m)ので高山植物や北海道の自生種を手軽に楽しめるのが魅力です。

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<駐車場から入り口までの登り坂道>

花の楽園へ向かう道、という感じがしてワクワクします。

大雪 森のガーデンの公式サイトはこちら

「大雪 森のガーデン」への行き方

  • JR上川駅からタクシーで15分。
  • 2025年6月1日~9月28日の間、無料シャトルバス運行。

詳しくは公式サイトでご確認ください。

大雪 森のガーデンへのアクセス情報はこちら

「大雪 森のガーデン」では何をする?

その名前の通り、自然豊かな森の中にあるガーデンです。

雄大な大雪山系を見渡すことができ、自然に溢れる楽園の世界に浸れます。

中でも筆者のイチ押しは「鳥の目になるテラス」。

自分が鳥になって木の枝に止まり、森の中を見渡している気分になります。

まるで森を構成するメンバーの一員になった気分です。

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<鳥の目になるテラス 写真提供:大雪 森のガーデン>

「大雪 森のガーデン」の見どころ(WEBサイト、パンフレットより引用)


大雪 森のガーデンは次の3つのエリア(森の花園、森の迎賓館、遊びの森)から構成されています。

「森の花園」


約900種の草花が彩華やかに植栽された美しい花園。
森の花園は次の5つのガーデンで構成され、シーズンごとに表情が変わります。


(1)大雪な庭

「大切」と「大雪」を重ね合わせ、上川を象徴する大雪山系の植物を大切にしたいという想いをこめて、大雪山で見られる高原植物や北海道の自生種を植栽。

(2)精霊が住んでいる「四季のすみか」

「春、夏、秋、それぞれの季節を司る精が住んでいる」イメージをふくらませてデザインされている。

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(3)花の泉

グランドカバープランツ=葉や花が地面を這うように育つ地被植物を利用して、地面から泉が湧きあがる様子を表現した庭。

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(4)親しみの庭

花に興味を持ち、もっと身近に感じてほしいー「触れたり、香りをかいだりなど五感で楽しめるように」と願いをこめて設計した庭。

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ガーデン内の雰囲気を動画でもご覧ください。

(5)カムイミンタラ

アイヌ語で「神々の遊ぶ庭」の意味。もっとも広いスペースに北海道らしい、のびのびとした植栽で表現しています。

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「森の迎賓館」


起伏がある地形に生き続ける自然の樹木や草花を活かして作り上げた "森のおもてなしエリア"

「森のゲートウエイ」「森の絨毯」「森のリビング」「癒しの谷」「森の博物館」の5つのゾーンで構成されています。

(1)森のゲートウエイ

  •  四季彩の森
  •  木もれ日の森
  •  レラ・モシリ

    (2)森の絨毯

     従来からこの地に生き続ける自然の草花を活かし、大雪山の草原をイメージして完成させたナチュラルな雰囲気に包まれる空間。

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    (3)森のリビング

    • 森のダイニングキッチン
    • 森のBar
    • 森の広場

    ピザ窯を備えた「森のダイニングキッチン」や「森のBar」など、くつろぎのひとときを楽しめる施設で構成。

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    <森の広場>

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    <森のダイニングキッチン> 

    (4)癒しの谷

    すり鉢状の起伏を活かした設計により、木陰のテラスから遠くのびやかに広がる田園風景を楽しめます。

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    <癒しの谷 写真提供:大雪 森のガーデン>

    ファミリーがデッキチェアに座って心地よい空間を楽しんでおられました。

    (5)森の博物館

    エンレイソウ、シラネアオイ、エゾリンドウなど北海道の自生種約70種を集めた見本園。昔から伝わる、暮らしに役立つ植物を紹介しています。

    「遊びの森」

    秘境のような深い森の中に広がる空間に「交流体験棟チュプ(アイヌ語で太陽という意味)」「森の木琴」「鳥の目になるテラス」「リング型ブランコ」があります。

    家族みんなが笑顔になれる森でゆっくりと時間を過ごすことができます。

    C-14_リング型揺れるベンチ(キッズ).JPG
    <遊びの森 写真提供:大雪 森のガーデン>

    子供たちも大喜びで走りまわっていました。

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    訪れた時には、ちょうどアナベル(西洋アジサイ)が満開で見事でした。

    (1)森の木琴

     「音」という見えないメッセージと「アイデア」という見えないデザインを「見える作品」に変える作家集団インビジブル・デザインズ・ラボの作品です。

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    <森の木琴>

    丸い球を木琴の上から落とすと傾斜を転がりながら音を奏でます。

    (2)鳥の目になるテラス

     鳥が木の上で羽根を休めるように、私たちも鳥の目線で、枝や葉、森を感じることができます。

    C-13_鳥の目になるテラス(キッズ1)_2.JPG
    <鳥の目になるテラス 写真提供:大雪 森のガーデン>

    鳥が木の枝に止まる高さにテラスが作られています。ここに座って周りを見渡すと・・・

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    自分も鳥のなったような気分です。この感覚、初めての体験でした。心が落ちつきました。

    (3)リング型揺れるベンチ

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    <リング型揺れるベンチ 写真提供:大雪 森のガーデン>

    森の中には卓球台やトランポリンも。

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    フラテッロ・ディ・ミクニ

    フレンチの重鎮・三國清三と北海道イタリアンの先駆者・堀川秀樹が「世界に通じる北海道料理」を提供します。

    フラテッロとはイタリア語で「兄弟」という意味。

    森のガーデンには、ヴィラもあり宿泊できます。

    旭川家具のインテリア、ゆとりのバスルーム、大雪の山並みを望むテラスなど大自然に抱かれる4棟の宿泊用コテージ。

    ここで迎える清らかな朝はとびきりの思い出になることでしょう。

    レストランとヴィラは無料エリア(ガーデン入園に含まれません)。

    フラテッロ・ディ・ミクニの公式サイトはこちら

    取材後の感想

    やはり「鳥の目になるテラス」が印象に残りました。

    鳥が木の枝に止まっているような目線から森を見下ろせます。

    まるで自分が森の中に溶けこんだような気がしました。

    また"迎賓館"というネーミングが秀逸です。

    豊かな自然と清らかな空気で訪れた人をもてなしてくれます。

    高原地帯に位置し、標高差があるので、他のガーデン(風のガーデンや上野ファーム)とは花たちが育つタイミングが約2週間くらい遅れています。

    同じ時期に訪れても違う花たちが見られるのです。

    例えば、7月30日はアナベル(西洋アジサイ)が満開でした。真っ白なアジサイが勢ぞろいで私たちを迎えてくれました。

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    「この真っ白な花はその後、黄緑色になるんです。」と案内を受けました。

    その後、旭川の上野ファームに訪れたところ、黄緑色に変化したアナベルを見ることができました。

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    <上野ファームで見たアナベル>

    高山植物を見るには、山登りをしなければなりませんが、大雪 森のガーデンでは、手軽に高山植物を見ることができます(季節によります)。

    「大雪 森のガーデン」のパンフレットにはこう書いてありました。

    「順路はありません。ご自由にどうぞ。」

    普通、ガーデンには順路があって、それに沿ってぐるっと巡って「あ~きれいだった」と終わるスタイルが多いのではないでしょうか。

    ここはそういう感じではありません。思いのまま、気の向くままに自由に散策できます。

    テラスでゆっくり時間を過ごしたり、ガーデンで丸一日過ごすこともできるでしょう。

    ヴィラに泊まってたっぷり楽しむのも良いでしょう。とびきりの朝を迎えることができそうです。

    【大雪 森のガーデン基本情報】

    取材日:2025年7月30日

    <取材対応:大雪 森のガーデン 営業企画MGR 岩城 泉さん>

    北海道ガーデン街道の上川エリアのガーデン(上野ファーム、風のガーデン)を紹介した記事はこちら ↓

    「北海道ガーデン街道」上川エリアの3つのガーデンを巡る旅

    ※この記事は(公社)北海道観光機構道北地域分科会、あさひかわ観光誘致宣伝協議会の協力により、取材&制作しています。

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    シンジーノ

    ローマと北京に駐在歴あり。海外渡航歴は36か国。日本は47都道府県踏破。「お客さんが”笑顔”で買いに来る商品」を扱う仕事がしたいと旅行会社に入って三十余年。今はその経験を基により多くの人に「旅の魅力」を伝えるべく“たびこふれ”にいます。モットーは「その土地の温度が伝わるような血の通った記事を書く。」旅はカタチには残りませんが生涯忘れられぬ宝物を心に残してくれます。たびこふれを通じて、人生を豊かに生きる力を秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきます。

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