【ホテル VS ホームステイ】マレーシアの旅行で便利なのはどっち?

マレーシアの物価は日本の約3分の1程度。宿泊費も安いので、比較的リーズナブルな価格で豪華なホテルに宿泊することも可能です。(※レートによって変動があります)

最近は家族連れやグループ旅行にはホームステイも人気で、日本より利用頻度が高いように感じます。

今回は、ホテルとホームステイのメリットやデメリットについてまとめました。

目次

マレーシアのホテルの特徴とは?

ペナンの古い建物の雰囲気を活かしたホテル
<ペナンの古い建物の雰囲気を活かしたホテル>

日本でも同じですが、マレーシアのホテルも星1〜5まであり、簡素なホテルや、リッチな気分を味わえる豪華なホテルなど、さまざまな選択肢があります。

最近はおしゃれなデザインのホテルも多いので、新しくできたホテルを選ぶと快適に過ごせます。反対にちょっと古いホテルだと、水回りが悪かったり、床が剥がれかけていたり、設備が古くなっていることも。

日本なら「お客様に快適に過ごしていただくために!」とすぐにでも修理しそうな状態でも、マレーシアはゆっくりしているらしく「まだ使えるから大丈夫でしょ」と言わんばかりに放置されていることも少なくありません。

この状況は、豪華なホテルでも簡易的なホテルでもあまり差がないように感じます(個人的感想ですが)。

1人ではなく1部屋あたりの値段設定

日本ではホテルの宿泊費は1人ずつの値段設定ですが、マレーシアでは1部屋あたりの値段設定です。つまり、1部屋あたり3万円のホテル(マレーシアではかなりハイクラスです)に2人で泊まった場合1人あたりの値段が1万5000円ということになります。

さらに、3000円前後のホテルに泊まった場合は、1人あたり1500円ほどで泊まれるのです。簡素なホテルを選んで宿泊費を抑えながら旅行しやすいです。

また「この際だから!」と奮発して、5つ星ホテルに泊まってリッチな気分を味わうこともできます。

手厚いサービスは期待しないほうが良い?

<クアラルンプールの街中にあるSUNWAYホテル。一泊1万5000円ほどでかなり広々としています
<クアラルンプールの街中にあるSUNWAYホテル。一泊1万5000円ほどでかなり広々としています>

マレーシアでホテルに泊まる際、手厚いサービスを期待していると、がっかりします。ホテルのレビューを見たときに、他の国の人々からのレビューは良いのに、日本人からのレビューが辛口......という状況によく遭遇します。

「比較的ハイクラスのホテルに泊まったはずだったのに、この程度?」「ホテルの設備がよくなかった」「スタッフの対応がいまいち」などの意見を見ることも少なくありません。

私はそんな時「日本のホテルをイメージして泊まったために、期待を裏切られてがっかりしたのだろうな」と感じています。

日本のホテルに泊まった時に感じることは「お客様は神様!」という気持ちで、おもてなしのサービスを徹底しているな、ということです。ホテルのフロントはもちろん、清掃スタッフの皆さんもとても丁寧に対応してくれるので驚きます。

一方、マレーシアのホテルスタッフに日本のような神対応は期待できません。特に「こっちはお客様だぞ!」という気持ちで、いろいろと質問したり、対応を求めたりするとかなり面倒臭そうな態度で接客されます。

一方で「君と僕は友達だ」という気持ちでスタッフにフレンドリーに接すると、思ってもみなかったような待遇が受けられることも。

ホテルスタッフも人間なので「自分がどんなふうに対応されると嬉しいかな」と思って接すると良いなと感じています。そして、ホテルの設備に何かトラブルが起こる可能性があると疑っていたほうが問題が起こっても焦りません。

旅行中にホテルを利用するメリットとデメリット

ランカウイのホテル「CHILL QUITES」。一泊4000〜5000円ほどでした。シンプルですが広々として快適でした
<ランカウイのホテル「CHILL QUITES」。一泊4000〜5000円ほどでした。シンプルですが広々として快適でした。>

旅行中にホテルを利用するメリットは、とにかく何もしなくてよいので楽なことです。1泊あたりの宿泊費も安いですし、安いホテルでも部屋が広い場合も多く、スーツケースを広げるときにも便利です。

一方で、グループや家族で旅行をしている時に部屋の階が違った場合、行き来が不便に感じることもあります。隣同士の部屋に泊まらせてもらえるとは限らないので、ホテルのカードを持って行ったり来たりしなければなりません。

特にセキュリティの厳しいホテルでは、簡単にホテルの階を行き来できないようになっています。つまり、5階に宿泊している場合、エレベーターのボタンは5階しか押せません。

7階や8階など別の階に友達や家族が宿泊していても、気軽に行き来できないため、不便だなあと感じることはあります。また、旅行中に洗濯をしたい場合、ルームサービス、コインランドリーまたはバスルームで手洗いして部屋で乾かすかです。

マレーシアは暑い国なので、旅行していると洗濯物が溜まりやすく、地味に困ります。

ホテルを予約できるサイト

海外のホテルを予約する際に人気のサイトは、agodaやBooking.com、Trip.comです。私たち夫婦はagodaを好んで利用しますが、特に深い理由はありません。強いて言えば、初めて利用したのがagodaだったからです。

ポイントが貯まるので、いろいろなサイトを利用せずにagodaだけに絞ってポイントを貯めながら利用しています。今まで一度ダブルブッキングされたトラブルがありましたが(agodaと言うよりホテル側のミス)、その他に大きなトラブルなく利用できています。

頻繁にオファーをしているので、タイミングが合えば比較的ハイクラスのホテルを安く予約できることも気に入っているポイントです。

マレーシアのホームステイの特徴とは?

イポーで宿泊したホームステイ。リビングからキッチンが見える角度で撮った写真です
<イポーで宿泊したホームステイ。リビングからキッチンが見える角度で撮った写真です>

マレーシアでは、旅行先でホームステイに泊まるのは一般的です。特にグループ旅行や、家族旅行の際に、ホームステイを利用している光景をよく目にします。

結果的に安く収まったり、旅行中に動きやすかったりするからです。私たち夫婦も、どちらかと言えばホームステイ派で、泊まるように旅行できる点が便利だなぁと感じています。

コンドミニアムや一軒家をまるまる貸切できる

マレーシアでホームステイに泊まる場合、コンドミニアムや一軒家をまるまる貸切にできるケースが多いです。その中でも私たちはコンドミニアムを好んで宿泊しています。

コンパクトなサイズでちょうどよく、コンドミニアム内にあるプールやジムなどの設備も自由に使えるからです。マレーシアはタワーマンション型のおしゃれなコンドミニアムが多く立ち並んでいます。

コンドミニアムのホームステイは、内装もおしゃれで、高層階からの景色も良いことが多く結構快適です。ちょっとした贅沢な気分で、マレーシアライフを味わえます。

ホームステイに宿泊するメリットとデメリット

イポーで宿泊したホームステイ先。ベッドルームには大きな窓も
<イポーで宿泊したホームステイ先。ベッドルームには大きな窓も>

ホームステイに宿泊するメリットは、リビングやキッチン、洗濯機などの設備が充実している物件が多いことです。旅行中に洗濯したり、テイクアウトした食べ物をお皿に入れて食べたり、フルーツを切ったり......といったことができるのでとても便利です。

時にはちょっとした簡易的な料理もできるので、マレーシアの食材をその場で試す楽しみもあります。また、グループ旅行や家族旅行では、リビングやキッチンでみんなが集まったり、疲れた人は部屋で休んだりと、それぞれの状況に合わせやすいメリットもあります。

しかし、ホームステイにも当たりはずれがあるのは事実ですし、オーナーとのやりとりは全て自己責任です。英語か中国語、マレー語などでオーナーとやりとりして、鍵の受け渡し方法、住所の確認などをする必要があります。

ホームステイを予約できるサイト

ホームステイを予約できる主なサイトは、Airbnbです。私たち夫婦も、ホームステイを利用する際はAirbnbを利用しています。またagodaでもよく探せば、ホームステイ物件が出てきます。

旅の目的に合わせて宿泊先を決めよう!

クアラルンプールの人気観光地、チャイナタウンやセントラルマーケットへ徒歩圏内のホテル。3000円ほどでした
<クアラルンプールの人気観光地、チャイナタウンやセントラルマーケットへ徒歩圏内のホテル。3000円ほどでした。>

ホテルに宿泊するか、ホームステイに宿泊するかは、好みの問題です。「ホテルでゆっくりと過ごしたい」「ちょっと贅沢な部屋に泊まりたい」という方はホテルがおすすめです。

一方で暮らすように旅行がしたい方やマレーシアの生活を味わってみたい方はホームステイが良いでしょう。自分の旅行の目的に合わせて、好きな宿泊先を決めて、マレーシアを楽しんでください。

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maco

趣味は旅行とカフェ巡り、マリンスポーツです。日本とマレーシアを行き来する生活を送っています。マレーシアは多民族国家で、いろいろな言葉や文化が入り混じっている国です。その中で、マレーシア人の優しさや人を尊重する態度に触れて、私自身の考え方も変わってきている気がします。そんなマレーシアの魅力を、マレーシアの文化やおすすめスポットとともにお伝えできれば嬉しいです。

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