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【北海道】「なかよし動物園に遊びに行こうよ!」年間10万人が訪れる「栗山公園」

札幌や千歳から車で約1時間の場所に位置する「栗山町」は、自然豊かな街です。栗山つながりで、元日本ハムファイターズ監督の栗山英樹さんの移住が話題になりました。
そんな栗山町には年間10万人も訪れる公園があります。なぜそれほど人を惹きつけてしまうのか。「栗山公園」の魅力にスポットを当てました。
目次
- 1. 札幌ドーム5個分が収まるひろーい公園
- 2. キャンプもBBQもOK!アウトドアが楽しい
- 3. 時代を走り抜けた重鎮が見守る
- 4. 約80匹の動物と出会える「なかよし動物園」
- 5. ぱくぱくタイムが始まるよ
- 6. 水鳥のエサはガチャガチャで購入
- 7. 日本では普通でも世界では珍しい「ニホンザル」
- 8. イケメンを気取るのも大変!?「オスのクジャク」
- 9. 普段使いできるオリジナルグッズを販売
- 10. 魅力が多すぎて紹介しきれません!
1. 札幌ドーム5個分が収まるひろーい公園
「栗山公園」の面積は約24ヘクタール。そう聞いてもピンとこない人のために補足すると、札幌ドーム約5個分に相当します。広大な敷地には、さまざまな楽しみが散りばめられています。
5月になると、数か月前まで雪に覆われていた公園は植物に覆われ、生命の息吹を感じさせてくれます。ここは栗山随一の桜の名所。約200本以上のエゾヤマザクラが園内をピンクに染め、花見客で賑わいます。
2. キャンプもBBQもOK!アウトドアが楽しい
敷地内には、キャンプ場やバーベキューコーナーがあります。利用期間は4月27日〜11月3日なので、お花見でお酒を飲んで車の運転ができなくなっても大丈夫。
徒歩圏内にコンビニエンスストアがあり、「酒が足りない」「つまみが足りない」というリクエストにも対応できます。静かな環境なので朝までぐっすり眠れますよ。
3. 時代を走り抜けた重鎮が見守る
公園内には「1D加熱テンダー機関車第21号」という蒸気機関車が展示されています。太平洋戦争が始まった翌年の1941(昭和16)年に製造され、函館本線・野幌駅から栗山駅を経由して夕張本町駅まで運行していた夕張鉄道(1975年廃止)で使用されていました。まさに塊という迫力。石炭を燃料にしているため運転室は暑く、扱いも難しかったそうです。
4. 約80匹の動物と出会える「なかよし動物園」
栗山公園最大の魅力は、なんと言っても「なかよし動物園」です。ポニーやシカ、サル、ウサギ、モルモットなど約15種・80匹の動物が飼育されています。入園料は無料。小さな子供を連れた家族を中心に、老若男女が訪れています。
5. ぱくぱくタイムが始まるよ
まずは動物たちと仲良くなるために、管理室前でエサを買いましょう。「ごはんちょうだい」と、動物が寄ってきたら「ぱくぱくタイム」の始まりです。
エサの販売は終日10:00〜15:00まで。家から持ってきたものや、そのあたりに生えている草を食べるとお腹を壊したり、具合が悪くなることがあるので与えないでくださいね。
小さな動物たちはスティックにんじんを数本食べればお腹いっぱいなようですが、ポニーなどの大きな動物は、いくら食べても足りなさそう。平日限定で「にんじんスティックビックパック」を販売しているので、お腹いっぱい食べさせてあげてください。
ペットとして人気のモルモットは南米に住むげっ歯類で、古代インディオのもとで野生種が家畜化されたといわれています。日本に持ち込まれたのは1843年のこと。交易に訪れたオランダ商人が、オスとメスを連れてきたのが始まりとされています。
「モルモット」という呼び名は、商人が南米に生息する「マーモット」と間違えたためと言われています。英語名は「ギニアの豚」を意味するギニーピッグ。これもギアナ(南米のフランス領)と西アフリカのギニアを間違えたという説があり、気の毒なくらい支離滅裂です。
※諸説あります。
ヤギは身体能力が高く、急な崖をすばやく登ることができます。童謡「やぎさんゆうびん」の歌詞から紙を食べるイメージがありますが、紙は消化できません。おいしいにんじんを食べさせてください。
エゾシカは本州に生息するシカよりも大きく、メスでも体重80㎏を越えます。冬季のオスは脂肪を蓄え、立派な角を生やすので、平均体重は120〜130kgにも達するそうです。1日5kg程度のエサを食べるので、ちょっとやそっとの量ではお腹がいっぱいになりませんね。
6. 水鳥のエサはガチャガチャで購入
アヒルやカモなど水鳥のエサは、ガチャガチャで販売しています。当たりが出たらワンモアチャンス。鳥たちも大喜びです。エサを追いかけて大勢が走る姿は運動会のよう。食べ損ねたアヒルが「ガーガー(もっとくれよ)」とおねだりしますよ。
7. 日本では普通でも世界では珍しい「ニホンザル」
ニホンザルのキキとモコが飼育されています。野生では青森県の下北半島が北限で、北海道には生息していません。チンパンジーやゴリラ、テナガザルなどサルの仲間のほとんどが暖かい国に生息していますが、ニホンザルは寒冷地に生息する世界でも珍しい猿類です。飼育員さんがおいしいものをあげているので、にんじんスティックはあげないでくださいね。
8. イケメンを気取るのも大変!?「オスのクジャク」
春は恋の季節。オスのクジャクが羽を広げてメスにアピールしていました。飾り羽を入れたオスの体長は180〜250cm。羽を広げた姿は美しいですが、それ以外ではとても邪魔そう。イケメンを気取るのも大変です。
9. 普段使いできるオリジナルグッズを販売
なかよし動物園内の「Kuriyama Park Shop」では、トートバッグやマグカップなど、オリジナルグッズを販売しています。Kuriyama Parkの頭文字「KP」とシカの角を組み合わせたロゴマークはさりげなくオシャレ。普段使いに最高です。
10. 魅力が多すぎて紹介しきれません!
そのほかにも公園内には遊具広場や、野球場、テニスコート、かき氷&フードの店など、さまざまな楽しみがあります。また公園周辺には遠方からもお客さんがやってくる人気の飲食店も多く紹介しきれません。ぜひ現地を訪れてください。
栗山公園
- 住所:北海道夕張郡栗山町桜丘2丁目38-16
- 電話番号:0123-72-0706(栗山公園案内所)
- 開園時間:9:00~17:00 ※10月1日~16:00まで
- 開園期間:4月27日~11月3日まで
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吉田匡和
- 札幌市在住のよろずライターです。美味しい食べ物から温泉、穴場スポットや定番スポットの知られざる楽しみ方など、地元ライターらしい視点でワクワクを紹介します。