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富山のお土産ベスト10! 富山駅前のアンテナショップによるランキング

旅先での楽しみのひとつが、地元の魅力が詰まったスイーツなどのお土産。日本の漁港の中でも種類豊富な海産物がとれる漁港が多いことから「天然の生簀」とも呼ばれる富山湾を有する富山県には、海産物を使ったものを中心とした特産品を活かした個性豊かなお土産が揃っています。
今回は、そんな富山のアンテナショップ「ととやま」店長の吉﨑さんに聞いた、人気お土産ランキングをご紹介! そのお土産が人気の理由や、知っておくと自慢したくなる豆知識もあわせてまとめました。
定番の人気商品から、県外ではまだ知られていない隠れた名品まで勢揃いしているので、ベストなお土産を確実に買って帰りたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
<2位「しろえび紀行 袋入 小[2枚×11袋]」(日の出屋製菓産業株式会社)>
<9位「マカロン各種」(Monsieur J(ムッシュー・ジー))>
1位「氷見うどん 細麺」(海津屋)
1位に輝いたお土産は、海津屋の「氷見うどん 細麺」です。人気の理由は、その圧倒的な知名度と確かな美味しさ。国産小麦100%使用したしっかりとコシのある氷見うどんは、富山県内のさまざまな飲食店で提供されています。乾麺の氷見うどんなら、その忘れられない美味しさを手軽に持ち帰ることができるため、旅行者を中心に大人気。
吉崎さんによると、「氷見うどん 細麺」の人気が特に高いのだとか。太麺はゆで時間が24分かかるのに対し、細麺はわずか7分。そのため、手軽に楽しめることが大きな理由だと話します。
バラ売りの氷見うどんは、自宅用にもお土産にも買い求める方が多いそう。ギフトシーズンには、詰め合わせの贈答用セットもよく売れるといいます。
一般的なうどんに比べると少し贅沢な価格ですが、それでも自分用に買って帰りたくなる、大切な人に贈りたくなる商品です。
2位「しろえび紀行 袋入 小[2枚×11袋]」(日の出屋製菓産業株式会社)
2位にランクインしたのは、日の出屋製菓産業のしろえびせんべい「しろえび紀行 袋入 小[2枚×11袋]」です。日の出屋製菓は、東京などの大都市を中心にポップアップストアを展開することもあり、観光客の間でも高い知名度を誇ります。
こちらの商品は、2枚入りの小袋が11袋セットになっており、職場や学校で配るお土産にぴったりです。季節を問わず、年間を通して安定して売れていることからもわかるように、富山の名物"しろえび"は、もらう側にも分かりやすく定番の人気お土産として喜ばれています。
実際に、富山湾の宝石「白えび」を使用し、富山県産「うるち米」100%を使用したしろえびせんべいは、パリッと心地よい食感に、しろえびの優しく上品な風味が広がる贅沢な味わい。一度食べ始めると、つい"もう1袋"と手が伸びてしまう美味しさです。
お土産にするなら、自分用にもぜひ。実は私も大好きで、富山にいながらお土産屋さんやアンテナショップで見つけるとつい購入してしまう、富山市民イチオシのおやつです!
3位「白えびかき餅 14枚」(株式会社御菓蔵)
3位にランクインしたのは、株式会社御菓蔵の「白えびかき餅 14枚」です。14枚入りで594円というお手頃価格ながら、パッケージは目を引く、キャッチーで高級感のあるデザイン。個包装の1袋ずつにはしろえびのイラストが描かれており、お土産として配ったときの第一印象に訴える商品です。
また、特産品を使ったおかきとしてホタルイカバージョンもあるので、しろえび味と食べ比べてみるのもおすすめです。軽快なやわらかな食感と、1枚でも満足感のあるボリュームも魅力で、食べ進める手が止まらなくなる美味しさ。ちょっとした手土産にもぴったりな富山銘菓です。
4位「しろえびあられ 小袋18g」(株式会社丸米製菓)
4位は、株式会社丸米製菓の「しろえびあられ 小袋18g」です。パッケージには「富山」の文字としろえびのイラストが大きく描かれ、ひと目で富山土産とわかる視認性の高さは、ザ・お土産といった感じ。1袋18gの食べきりサイズなので、お土産としてだけでなく、新幹線やホテルでのおつまみとしても選びたい商品です。
化学調味料を一切使用せず、もち米の風味と素材の旨みを最大限に引き出した米菓を作り続ける株式会社丸米製菓。そのしろえびあられは、カリッとした歯ごたえが心地よく、一度食べるとついリピートしたくなる美味しさです。
さらに、地下100mから汲み上げた地下深層水を使用していることを知っていれば、富山の恵みをより感じながらおやつタイムを楽しんだり、お土産として渡す際に一言添えることでより特別感を伝えられるでしょう。
5位「富山白えび棒」(いきいき富山観光株式会社K)
ここまで4連続でしろえびを使った商品が続いて、富山の人気お土産ランキング5位はいきいき富山観光株式会社Kの「富山白えび棒」。吉崎さんいわく「おもしろ枠」とのことで、某お菓子を彷彿とさせるポップなパッケージが目を引きます。
26本入りで1,100円という驚きのコストパフォーマンスながら、富山の白えびをしっかり使用した本格派。
片手で食べられるスティックタイプなので、職場で配るお土産にもぴったりです。
さらに、隣には「富山ブラックラーメン棒」もラインナップ。富山ブラックラーメンの味をイメージしたユニークな一品で、よりディープな富山土産を探している方におすすめです。
6位「甘金丹 1個」(株式会社ボン・リブラン)
6位は、創業60年以上の歴史を誇る富山の老舗菓子店、株式会社ボン・リブランの「甘金丹(かんこんたん/1個)」です。富山銘菓を多く手がけてきたリブランが作るお菓子の中でも、特に完成度が高く、まさに最高傑作と言える一品。県内外の人々に長年愛され続けています。
箱入りタイプもありますが、1個入りが人気の理由は、初めての人でも気軽に試せることからです。
甘金丹のプレーン味は、この優しい色合いと生地とクリームの柔らかさが特徴的。ふんわりやさしいたまご風味の生地と、なめらかなカスタードクリームが相性抜群で、お子様からお年寄りまで幅広い世代に親しまれています。
常温保存OKなので、お土産として持ち運びやすいのも嬉しいポイント。富山のお菓子選びに迷ったら、ぜひ試してみてほしいです。
また、ピスタチオやいちご、富山県産の灘浦みかんを使用した限定フレーバーの甘金丹もこれまでに登場しています。お土産屋さんで見かけたらラッキー、プレーン味とともにぜひ試してみてください。
7位「甘えびあられ 小袋18g」(株式会社丸米製菓)
4位の「しろえびあられ 小袋18g」と同じ、株式会社丸米製菓が手がける「甘えびあられ 小袋18g」が7位にランクイン。
吉崎さんによると、「富山といえばしろえび」というイメージが強く、まず手に取るのは「しろえびあられ」になりがちなのだとか。それでも、「甘えびあられ 小袋18g」は、北陸・日本海で採れた甘エビが使用されていて、富山土産として十分魅力的。また、レトロ感のある絵柄のパッケージも可愛らしく、あられという本来は渋めのお菓子でありながら、おしゃれな雰囲気があります。
「しろえびあられ 小袋18g」と「甘えびあられ 小袋18g」は、粒の大きさが異なり、それに伴って味や食感も少しずつ違います。もち米の香ばしい風味をしっかり楽しみたい方は「甘えびあられ 小袋18g」が気に入るかもしれません。
8位「トワイエケーク各種」(cafeトワイエ)
8位は、富山市内にあるイートイン併設のお菓子屋さん「cafeトワイエ」の「トワイエケーク各種」です。お昼過ぎに「ととやま」を訪れると、すでに残り5個に! それほど地元の方々を中心に人気を集めているお菓子です。
そんな知る人ぞ知る地元のお店の焼き菓子を、ほぼ毎日仕入れて販売しているのも「ととやま」にファンが多い理由のひとつ。お店に直接足を運ぶのもおすすめですが、旅行中に時間が取れない方は、ここで手に入れて味わってみるのも良いでしょう。
富山にしかない小さなお菓子屋さんの魅力に触れられるのも、アンテナショップならでは。こうした出会いを通じて、富山のニッチな魅力を発見できるのもアンテナショップを訪れる楽しみのひとつです。
9位「マカロン各種」(Monsieur J(ムッシュー・ジー))
9位は、富山の人気店であるMonsieur J(ムッシュー・ジー)の「マカロン各種」です。ムッシュー・ジーのマカロンは、デパートのオンラインストアなどで取り扱いがありますが、なかなか高価で、1個から試す機会は少ないです。しかし、フランス人オーナーパティシエが手がけるフレーバー豊かなマカロンは、スイーツ好きにはたまらない逸品。1個ずつ購入できるためカジュアルギフトとしても最適で、贈る相手がスイーツ好きなら喜ばれることでしょう。
この日も、ほぼ売り切れになるほど人気のムッシュー・ジーの看板商品、マカロン。「富山でマカロン?」と思うかもしれませんが、富山から全国へ発信するハイクオリティなマカロンは、ぜひ食べてみてほしいです。また、くろもじなど、富山の特産品を使ったマカロンが登場することもあり、今後の新作にも要注目です!
10位「小巻 昆布」(株式会社川内屋)
10位は、株式会社川内屋のかまぼこ「小巻 昆布」です。富山では日常的に食べられている昆布巻きのかまぼこですが、県外の方には珍しいかもしれません。吉崎さんも話していた通り、富山ならではの特産品として、県外から訪れた方々に人気のお土産です。
要冷蔵ではあるものの、生魚ほど足が早くないため、自宅で数日に分けて楽しめるのもいいところ。富山の海産物を長く美味しく満喫できます。
この日は、かまぼこの単品は売り切れ、「小巻 昆布」が入ったセットも残り1箱という人気ぶりでした。ととやまには、他社のかまぼこも含め、常時4種類以上の昆布巻きかまぼこが並ぶほか、赤色のかまぼこや鯛の形をしたものなど、バラエティ豊かに取り揃えられています。
株式会社川内屋からは、累計200万個を販売した「棒S(ボウズ)」も登場しています。かまぼこをスティック状にした商品で、新幹線の中でも手軽に楽しめます。人目につく場所にあえてに置いておきたくなる、こなれたパッケージデザインもすてきです。
希少価値の高い上級グレードのすり身と、魚津の天然水を使用して作られたこだわりのかまぼこは、富山土産としても満足度の高い一品です。
くすりのまち富山ならではのお土産もチェック!
江戸時代から続く"富山の薬売り"の文化は、全国で広く親しまれてきました。ととやまには、そんな富山の歴史を感じながら、現代へとつなぐ薬にまつわる商品が並んでいます。人気土産ベスト10には惜しくも入らなかったものの、富山ならではの文化を感じるお土産として注目です。
なかでも、富山めぐみ製薬が製造する解熱鎮痛薬「ケロリン」は、銭湯の桶に広告を出したことで全国に広まり、今ではすっかりおなじみの存在に。そんな歴史を感じるケロリングッズは、お土産にすると、懐かしさを覚えたり、思わずクスッと笑ってもらえそうです。サウナグッズや入浴剤などユニークなアイテムを取り扱うため、レトロ好きやおもしろ土産好きさんはぜひ注目してみてください。
地元富山の名品を取り揃えるアンテナショップ「ととやま」
今回、富山の人気お土産ベスト10を教えてくれたのは、富山駅南口から徒歩2分の複合施設「CiC(シック)」1階にあるアンテナショップ「ととやま」。
前身の店舗はCiCの5階で営業していましたが、2016年7月に施設1階へ移転し、店名も「ととやま」に変更してリニューアルオープンしました。
このアンテナショップの魅力は、海産物を使った食品や地元のブランドのスイーツ、きれいなお水と美味しいお米で作るお酒などのグルメ系はもちろん、工芸品や富山ならではの雑貨まで幅広く揃うことです。「ここに来れば、何か見つかる」という安心感を、地元の人はもちろん観光客にも与えてくれる頼れるショップです。
富山在住の筆者も、地元のお店の季節限定商品が「ととやま」に並ぶことで、新作の発売を知ることがよくあります。さらに、駅前という好立地を活かし、新幹線に乗る直前でも富山土産をサッと買えるのが便利です。
ととやま
- 住所:〒930-0002 富山県富山市新富町1丁目2−3 CiCビル 1F
- 電話番号: 076-444-7137
- 営業時間:10:00~20:00
- 定休日:第3火曜、不定休あり
- アクセス:「JR富山駅」から徒歩で約3分
「ととやま」で聞いた、人気の富山土産ベスト10の中に気になるものはありましたか?
富山には、豊富な海産物を活かしたせんべいやかまぼこを作るブランドが多く、見た目や味、価格の好みに合わせて選べる楽しさがあります。また、銘菓を生み出す老舗から、知る人ぞ知る人気店まで、スイーツの名店が意外と多いのも魅力です。
「ととやま」だけでなく、お土産屋さんやアンテナショップでも、富山ならではの文化や味を知りながら、お気に入りの富山土産を探してみてください。
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岩井なな
- 北陸在住の取材ライターです。美術館や図書館などのインテリジェンスなスポットを中心に、北陸の魅力をお伝えします!アパレル業界出身で、プライベートではファッションとコーヒーが好き。オシャレホテルに泊まるのが最高の癒しです。