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大阪・関西万博からも見える!何コレ?変わった風貌の建物

<さきしまコスモタワー展望台から見た『大阪広域環境施設組合・舞洲工場(手前)』と『大阪市建設局・舞洲スラッジセンター(奥)』>
こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
前から気になっていた建物があります。それは大阪市の湾岸エリアに建つ一見お城のような建物。その建物は大阪・関西万博が開催されている夢洲(ゆめしま)の北側の舞洲(まいしま)にあります。ヨーロッパのお城のような...中近東のモスクのような異様な...建物が2軒あります。これらは何の建物なのか?内部は公開されているのか?などとても気になったので見に行ってきました。
目次
- (1)大阪広域環境施設組合・舞洲工場
- 大阪広域環境施設組合・舞洲工場のオープンデーに見学してきた!
- 大阪広域環境施設組合・舞洲工場のオープンデーの感想
- (2)大阪市建設局・舞洲スラッジセンター
- おまけ
(1)大阪広域環境施設組合・舞洲工場
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大阪広域環境施設組合
大阪市、八尾市、松原市、守口市で構成する一般廃棄物の処理・処分を行う一部事務組合です。簡単に言えばゴミの焼却工場です。
★詳細は大阪広域環境施設組合・舞洲工場の公式HPをご覧ください。
舞洲工場の所在地
大阪市此花区北港白津1-2-48
舞洲工場の外観デザイン
公式HPによると『ウィーンの芸術家、故フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏によりデザインされたものであり、建物が地域に根ざして、技術・エコロジー・芸術の融和のシンボルとなるように意図されています。自然界に直線や同一物が存在しないことから、各所の形状に意識的に曲線が採用されるとともに、建物は自然との調和の象徴として多くの緑で囲まれています。壁面の赤と黄色のストライプは工場の内部で燃焼する炎をイメージし、表現しています。』
舞洲工場のアクセス
JR桜島駅から2系統・舞洲アクティブバス(北港観光バス)で約10分、『環境施設組合前』停留所下車すぐ。運賃はおとな230円、こども120円、ICカードは使えません。
舞洲工場の見学方法
舞洲工場は車がないと行きづらい場所にあり、また工場見学もオープンデー以外は人数制限ありの予約制になっています。
◎舞洲工場の見学は「小学生」「団体」「個人」の3通りあります。
「個人」の見学方法
・見学は10日前までに予約が必要です。
・見学の料金は無料です。
・申込みは先着順です。
・業務の都合上、見学できない日があります。
・申込みはWebからです。
・10名以上は団体扱いになります。
・見学できる日は月曜日~土曜日(祝日・年末年始を除く)です。
・見学時間は1日3回の時間枠(10時~、13時~、15時~)があります。
・所要時間は約90分です。
・点検などにより焼却炉が停止していることがあります。
・他の団体、個人の方と一緒に見学案内することがあります。
・駐車場は工場西側の見学者用駐車場(無料)を利用することができます。
★申込みはこちらから⇒https://yoyaku.osaka-env-paa.jp/tour/?lang=ja
※意外と混んでいます。
◎また不定期で予約なしで見学できるオープンデーもあります。
舞洲工場のYouTubeチャンネル
工場見学の代わりに、皆さまが出したごみがどのように処理されているのかをわかりやすく紹介するために、YouTubeに【舞洲工場チャンネル】を開設しています。
大阪広域環境施設組合・舞洲工場のオープンデーに見学してきた!
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正門から入ります。カラフルな入口です。わくわく感が高まります。
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エントランスホールで受付を済ませます。入口内部も凝っていますね。
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オープンデーは各自のペースで見学することができます。見学ルートの説明をいただきます。
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見学ルートのフロアガイドです。見学用エレベーターで5階へ上がります。
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ごみクレーンの実物大図です。このクレーンで最大12トン、30立方メートルのごみをつかむことができます。爪を開くと最大6.27メートルになります。
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ごみクレーン操作室に入ってみましょう。ごみクレーンを操作しているところをまじかで見ることができます。
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ごみクレーンがごみをつかんで上がってきました。ここは集めたごみを一時的にためておく設備となっています。
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大会議室では1日4回、ごみ処理に関する説明をしてくれます。
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ボイラー排ガス処理設備です。ここでは排ガスから熱を回収する設備、排ガスをきれいにする設備です。
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エレベーターで3階へ下ります。焼却炉です。完全燃焼でごみを灰に変える設備です。
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灰クレーン・灰ピットです。灰を一時的にためておく設備です。
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蒸気タービン発電機室です。ごみを燃やした熱を利用して電気を作る設備です。
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プラットホームです。収集車からごみを投入するエリアです。
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3階では空中庭園に出ることができます。
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粗大ごみクレーン操作室です。中に入って操作風景を見ることができます。
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粗大ごみがクレーンによって持ち上げられていきます。
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空中庭園のジグザグの坂道を下って2階へ下ります。焼却設備中央制御室です。ここで館内のすべての状況を確認することができます。
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アンケートを記入して見学終了です。
大阪広域環境施設組合・舞洲工場のオープンデーの感想
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●不思議な国に来たみたいでとてもわくわくします。
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●子供だけでなく大人も楽しめます。とても分かりやすく解説してくれています。
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●子供が退屈しないように遊びながら学べるようになっています。
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●脱炭素化社会の実現に向けて考えさせられました。
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●どんぐりアート体験もありました。
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●アンケートに答えたらペーパークラフトやバッチをいただきました。
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●入場無料、そして駐車場も完備(無料)。
(2)大阪市建設局・舞洲スラッジセンター
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舞洲スラッジセンター
舞洲スラッジセンターは下水処理場の汚泥処理施設からパイプ輸送される汚泥を受け入れ、脱水、溶融処理を行って、有効利用可能な「溶融スラグ」を生み出す施設です。簡単に言えば下水処理施設です。
★詳細は大阪市建設局・舞洲スラッジセンターの公式HPをご覧ください。
舞洲スラッジセンターの所在地
大阪市此花区北港白津2-2-7
舞洲スラッジセンターの外観デザイン
公式HPによると『環境保護の視点に立った環境保護芸術家として有名な、オーストリアの故フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏がデザインしました。 下水道整備初期は早く全市域に下水道を整備するため、施設の外観にあまり費用をかけることができませんでした。近年は、建設後50年以上を使用されることから、新たに造る施設は色彩検討やデザイン検討を行い、周辺環境との調和をめざしています。』
やはり大阪広域環境施設組合・舞洲工場と舞洲スラッジセンターのデザイナーは同じということですね!
舞洲スラッジセンターのアクセス
大阪広域環境施設組合・舞洲工場と同様、JR桜島駅から2系統・舞洲アクティブバス(北港観光バス)で約10分、『環境施設組合前』停留所下車徒歩5分程度。運賃はおとな230円、こども120円、ICカードは使えません。
舞洲スラッジセンターの見学方法
◎建物1階のエントランスホールは予約不要、自由に見学できます。見学時間は月曜日から金曜日 (年末年始、祝日は除く) の 9時から17時です。
◎汚泥処理施設の建物内の見学は事前の申込みが必要です。日時、人数制限があります。
汚泥処理施設の建物内の見学方法
・見学可能な日程は毎週月曜日・水曜日・木曜日・金曜日と第3土曜日(祝日と重なっている場合は、第4土曜日)です。
※4月と7月の土曜日見学は中止です。
※火曜日と日曜日は見学ができません。また、見学可能曜日でも、年末年始、祝日と重なっている閉庁日の場合も見学はできません。
・見学案内時間は10時からと13時15分からの1日2回です。
・所要時間は、約90分です。
・見学人数は各回、平日は20人まで2グループ以下、土曜日は10人まで1グループとなります。
・見学希望日が平日の場合、希望日の10日前(閉庁日にあたる場合は、その直前の開庁日)までに予約。
・見学希望日が土曜日の場合、希望日の20日前(閉庁日にあたる場合は、その直前の開庁日)までに予約。
※事前の申込みがない場合、汚泥処理施設内の見学案内対応はできません。
・申込みは、舞洲スラッジセンター(電話:06-6460-2830)まで予約状況をお問合せ(仮予約)。その後、メールまたはファックスで所定の見学依頼書を1週間以内に送付します。舞洲スラッジセンターで見学依頼書の受領を確認したのち、予約完了の回答があります。
・見学の予約は3か月先まで可能で、先着順の受付となります。
★見学に関する詳細および見学依頼書はこちらからご確認ください。
おまけ
★大阪広域環境施設組合・舞洲工場では、大阪・関西万博の開催にあわせて、開催期間中に工場のライトアップを実施し万博を盛り上げていきます。大屋根リングから北側をご覧ください。
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此花大橋越しに見た大阪広域環境施設組合・舞洲工場。
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阪神高速5号湾岸線から見た大阪市建設局・舞洲スラッジセンター。手前は常吉大橋。
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大阪広域環境施設組合・舞洲工場の建物内5階から見た大阪市建設局・舞洲スラッジセンター。
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飛行機の中から見た夢洲(ゆめしま)にある大阪・関西万博会場(中央奥)と舞洲(まいしま)にある大阪広域環境施設組合・舞洲工場(中央左少し上)と大阪市建設局・舞洲スラッジセンター(中央左少し下)。
なお、僕は舞洲スラッジセンターの見学は未体験です。時間を作って見学してみたいと思います。大阪広域環境施設組合・舞洲工場で舞洲スラッジセンターのことを聞いてみましたが、管轄が違うのでまったく分からないと言われました。
※当記事は2025年3月1日に訪問した時のものです。
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。




























