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8回目の尾瀬はベストシーズンに初めて日帰りで(群馬)

こんにちは!たびこふれライターの中尾です。
2023年に初めて尾瀬に行き、尾瀬の魅力に惹かれ、その年は尾瀬に5回行きました。そして翌年の2024年は3回尾瀬に行きました。今回は2024年3回目に訪問した時のレポートです。3回目の訪問は6月1日。「尾瀬は泊まってこそ良さを体感できる!」と僕は言っていますが、今回は同行者が尾瀬初めてで『日帰りで尾瀬に行ければそれで良し』という方々だったので、日帰りで尾瀬へ行ってきました。半数が普段の登山経験は皆無のメンバーだっただけに、尾瀬の過ごし方がどのような感じだったのかをレポートします。老若男女が楽しめる尾瀬ですが『老』のメンバーがどう感じたのかをご覧ください。
【目次】
- 今回の行程
- (2024年6月1日)鳩待峠から山ノ鼻へ
- (2024年6月1日)山ノ鼻から尾瀬ヶ原を縦断して行きついたところ
- (2024年6月1日)尾瀬ヶ原から山ノ鼻を経由し、鳩待峠へ
- 日帰りで尾瀬へ行く方へのアドバイス
今回の行程
2024年6月1日(土)
●行程:許可車を使用して鳩待峠の駐車場へ入庫。鳩待峠(標高1,591m)から山ノ鼻(標高1,400m)を経由して尾瀬ヶ原(標高1,400m)を往復。
●距離:約15km
●時間:(休憩なしの標準・無冠雪期)約5時間 (休憩ありの僕たちがかかった時間)4時間49分
●天候:晴れ
●メンバー:男性5名・女性1名(60代1名・50代5名)
(2024年6月1日)鳩待峠から山ノ鼻へ
今回は許可車(営業車)を保有している方に車を出してもらいましたので、『尾瀬第1駐車場』に停めることなく『鳩待峠』の駐車場(有料)まで行くことができました。2024年は許可車以外の進入はできませんでした。
【8:53発】『鳩待峠』から登山スタート。最初に靴裏の付着物を緑の靴磨きで落とします。
6月最初の土曜日だけに木道は渋滞していました。
木道は乾いていなかったので、スリップに注意しながら、階段を下りていきます。
尾瀬が一番混みあう時期はこのように大渋滞が起きます。早く進みたい人は左側から追い越しをかけていました。どんなに急いでいても木道から降りることは厳禁です。
【9:38】『テンマ沢』です。5月中旬から6月中旬にかけて見頃を迎えると言われているミズバショウはほとんど終わっていました。開花が終わるとレタスのような葉の状態になります。
【9:40】『真ん中岩・二手木道(勝手に僕が名付けた)』を過ぎました。
【9:49】『山の川上川橋』を渡ります。
【9:53】『山ノ鼻(標高1,400m)』に到着しました。『鳩待峠(標高1,591m)』を8:53に出発しましたので、ちょうど1時間かかりました。
この区間での注意事項
・この時期は完全に雪はなくなっています。
・午前中、木道は霜で湿っていました。滑りやすく僕は1回滑って転倒しました。下り坂で転倒すると危険なので慎重に歩きましょう。
・景色に見とれて木道から踏み外さないように気をつけましょう。
・5月中旬から6月中旬までの週末が一年で一番混みあう時期です。
・木道は右側通行、登り優先です。
・無理な追い越しは危険です。逆に譲り合うことも大切です。
・木道から降りて地面を歩くことは厳禁です。
・熊に注意が必要ですが、これだけ人が多ければ人前には出てこないと思います。
(2024年6月1日)山ノ鼻から尾瀬ヶ原を縦断して行きついたところ
【10:10】山ノ鼻でトイレ休憩を済ませ、いよいよ尾瀬ヶ原に入ります。
燧ヶ岳(標高2,356m)が目の前に見えてきました。この先、目の前に燧ヶ岳、後ろに至仏山(標高2,228m)が見えます。どちらも日本百名山の一山です。
【10:17】尾瀬ヶ原に入って最初の橋となる『原の川上川橋』を渡ります。
尾瀬ヶ原が目の前に広がります。
ゴールデンウィークに来た時はこのあたり一面水場で水鏡になっていました。今は青々と緑が茂っています。
このあたりからの風景を動画でご覧ください!
あれだけいた人が急にいなくなった...。どこへ行ったの???
【10:36】逆さ燧ポイントです。残念ながらこの日は風があったので天気が良いものの逆さ燧を見ることができませんでした。
逆に水面の波紋を眺めるのも楽しいです。
【10:39】2本目の『上の大堀川橋』を渡ります。高架橋なので下を見ない方がいいかもしれません。
まもなく『牛首分岐』です。日向と日陰の境目が美しいです!
【10:50】『牛首分岐』です。ベンチがたくさんあるのですが、人もたくさん休憩しています。混雑しているのでもう少し先まで行こうとなり前に進みます。この時期は『牛首分岐』から『ヨッピ吊橋』経由で『東電小屋』方面にも橋が開通しているので、このあたりから人も分散していました。
【11:09】3本目の『下の大堀川橋』を渡ります。
今回、『尾瀬ヶ原』はどこまで行ったかと言うと...。ここまででした。
【11:12】竜宮手前の下の大堀川のミズバショウ群生地まで行きました。6月1日ですが、この年のミズバショウはほぼ終わっていました。
【11:25】ミズバショウ群生地から折り返し、『下の大堀川橋』を渡ります。この先の『牛首分岐』手前のベンチで昼食休憩を取りました。復路は目の前に至仏山(標高2,228m)、後ろに燧ヶ岳(標高2,356m)が見えます。
人の影が池塘に映りこみます。風がなければ池塘に映る人の顔までハッキリ見えるのですよ!
【12:08】『下の大堀川橋』を渡ります。
【12:11】逆さ燧ポイントです。
池塘に映りこむ夏の雲。
正面に『至仏山』を望みながらの帰路です。
【12:31】『原の川上川橋』を渡ると『山ノ鼻』はもうすぐです!
【12:36】『山ノ鼻(標高1,400m)』に到着しました。『山ノ鼻を(標高1,400m)』を10:10に出発し、ミズバショウ群生地を往復しました。ちょうど2時間26分かかりました。
あれ?雪が降っている???いえいえワタスゲの綿が舞っているのです。
この区間での注意事項
・この時期は完全に雪はなくなっています。
・川にいくつか橋がかかっています。高架の橋もあるので注意しましょう。
・景色に見とれて木道から踏み外さないように気をつけましょう。
・湿原に物を落とさないように気をつけましょう。
・5月中旬から6月中旬までの週末が一年で一番混みあう時期です。
・木道は右側通行、登り優先です。
・無理な追い越しは危険です。逆に譲り合うことも大切です。
・木道から降りて地面を歩くことは厳禁です。
・熊に注意が必要ですが、これだけ人が多ければ人前には出てこないと思います。
(2024年6月1日)尾瀬ヶ原から山ノ鼻を経由し、鳩待峠へ
【12:48】『山ノ鼻(標高1,400m)』でしばしトイレ休憩。ラスト『鳩待峠(標高1,591m)』まで登ります。
【12:51】『山の川上川橋』を渡ります。
【13:01】『真ん中岩・二手木道(勝手に僕が名付けた)』
『山ノ鼻』から『鳩待峠』の区間は森林浴が楽しめます。
【13:02】『テンマ沢』
【13:14】『鳩待峠』までの第一の試練...急な階段を登ります。
【13:32】『鳩待峠』までの第二の試練...沢を渡ったところにある登りにくい雪の壁がゴールデンウィークまであったのですが今はありません。
【13:39】『鳩待峠』までの第三の試練...最後の急登を登ります。やはりこのあたりは混雑していました。
【13:40着】『鳩待峠(標高1,591m)』に到着しました。『山ノ鼻(標高1,400m)』を12:48に出発しましたので、52分かかりました。
お疲れ様でした!
尾瀬名物の花豆ソフトをいただきま~す!
日帰りで尾瀬へ行く方へのアドバイス
尾瀬に関してはこちらの記事で詳しく書きましたのでまずはコチラをご覧ください!
6月の尾瀬の魅力は?
★ミズバショウだけでなく春から初夏の花が咲き誇ります!
★尾瀬全体が新緑に覆われます!
★暑くもなく、寒くもなくベストシーズンです!
6月に尾瀬へ行く予定の方へ
●尾瀬は登山です。軽装で入山することのないようにお願いします。
●尾瀬は雨(雪)の多い地域です。雨具は必ず持参してください。
●靴は防水のハイカットが必要。靴の中に染み込むと凍傷の危険性があります。
●トレッキングポールはあれば便利です。先は保護ゴムを必ず付けておきましょう。
●日差しが強いため、帽子、サングラス、日焼け止めを必ず準備してください。
●日帰りの場合、途中充電する場所がありません。スマートフォンの充電器、カメラの予備バッテリーを忘れずに準備してください。
●鳩待峠、山ノ鼻で軽食や売店があります。しかし尾瀬ヶ原に出ると何もありませんので、飲食物を持参してください。
●トイレは鳩待峠、山ノ鼻にあります。尾瀬ヶ原に出てしまうと竜宮、見晴、東電小屋までありませんので、注意してください。
●ゴミ箱はありません。ゴミはすべて持ち帰りです。
●登山計画書を必ず提出しましょう。
●登山保険に必ず加入しましょう。
最後に「老」のメンバーの感想は?
●最高の天気の中、尾瀬に来れて良かった!
●一生に一度に行きたいと憧れていた尾瀬に来ることができた!
●頑張って尾瀬ヶ原を歩けた...でも疲れた!
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※この記事は2024年6月1日に登山した時のものです。事前に情報収集をして安全に登山できるようにしましょう!
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中尾勝
- 旅が大好き!国内海外を問わず飛び回っていますが、海外へは2011年に渡航して以来、出国していません。今は原点に戻り国内を旅しながら日本の良さを体感中。