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冬の北海道でおすすめの観光スポット&イベント情報
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冬の北海道は、美しいイルミネーションが見られる観光スポットや、寒さの厳しい気候を生かした雪や氷のイベント、北海道ならではの自然現象を体感できるアクティビティなどが豊富です。
この記事では、冬だからこそ楽しめる北海道のおすすめの観光スポットやイベントを紹介します。ぜひ冬のお出かけや旅行の参考にしてみてください。
目次
1. 冬の北海道でおすすめの観光スポット
北海道では、冬ならではの魅力を楽しめる観光スポットが豊富にあります。ここでは冬の北海道でおすすめな観光スポットを5つ紹介します。
大通公園(札幌市)
<出典元:写真AC>
札幌の中心部にある大通公園は、年間を通してさまざまなイベントが開催されており、季節を問わず楽しめるスポットです。なかでも冬の大通公園は、毎年2月に開催される「さっぽろ雪まつり」の会場としても有名です。さっぽろ雪まつりの期間中は、大迫力の雪像やアクティビティ、ステージイベントなどが楽しめます。
また、毎年11月下旬から12月下旬にかけて開催されている「さっぽろホワイトイルミネーション」も冬の風物詩として有名です。大通公園も会場の一部となっており、巨大なオブジェをはじめとしたさまざまなイルミネーションを楽しめます。また、フォトスポットも充実しています。
さらに、さっぽろホワイトイルミネーションと同時期に開催される「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」も冬の人気イベントのひとつです。大通公園を会場に、姉妹都市であるドイツ・ミュンヘンの本格的なクリスマスマーケットの雰囲気を楽しめます。クリスマス料理やクリスマス雑貨などを扱うブースが数多く出店されるほか、ステージイベントやワークショップなども開催されます。
旭川市旭山動物園(旭川市)
<出典元:写真AC>
それぞれの動物がもつ本来の行動や能力などを発揮できるような環境で展示を行う「行動展示」が魅力の旭山動物園では、冬ならではの動物たちの行動を楽しむことが可能です。たとえば冬の風物詩として有名なのが、「ペンギンの散歩」です。冬場の運動不足解消を目的としており、毎年12月頃から積雪期終了の3月中旬頃まで開催されています。
あざらし館では、流氷を再現するためにプールを凍らせた「流氷ひろば」で、自然界に近い様子のゴマフアザラシの観察ができます。ほかにも、寒さの厳しいなかで大勢のニホンザルがぎゅっと身を寄せ合う「サルだんご」や、冬の寒さのなかで活動的に行動するホッキョクグマなど、冬の動物たちのありのままの姿を楽しむことが可能です。
白金青い池(上川郡美瑛町)
<出典元:写真AC>
美しい青色の水面で有名な白金青い池は、冬になるとほかの季節とは一味違った幻想的な景色を味わえます。冬期は池の表面が凍るため青い水面は見えませんが、凍った水面や周囲の白樺などの樹木がライトアップされるため、冬だけの特別な景色を楽しめるのが魅力です。
ライトアップではさまざまな照明パターンが展開され、約10分間でひとつのストーリーになるよう工夫されています。ライトアップは毎年10月下旬頃から4月下旬頃まで開催されています。
しかりべつ湖コタン(河東郡鹿追町)
<出典元:写真AC>
然別湖で毎年1月から3月に開催される「しかりべつ湖コタン」は、凍った然別湖の湖上に作られる集落「コタン」を楽しめるイベントです。コタンとは、アイヌ語で「村」を意味する言葉です。しかりべつ湖コタンでは、湖上に作られたイグルー(雪や氷のブロックで作られたドーム型の建物)などの構造物によってコタンが作られます。
コタンには、氷の世界のなかでアルコールやソフトドリンクを楽しめるアイスバーや氷上露天風呂・氷上足湯など、さまざまな施設があります。また、氷のグラス作りやスノーモービル、スノーラフティングなどのアクティビティも楽しめるほか、アイスロッジではイグルーに宿泊することも可能です。
ダイヤモンドダストやジュエリーアイスの見られる場所
<出典元:写真AC>
細かい氷が太陽の光で輝いて見える「ダイヤモンドダスト」は、寒冷地において無風かつ高湿度でなければ見られない美しい自然現象です。限られた条件のもとでしか見られないため、日本では北海道の内陸部でしか観測できないといわれています。観測できるのは旭川市や美瑛町、占冠村(しむかっぷむら)、名寄市、富良野市などで、1月から2月頃に発生する確率が高いとされています。
また、川の水が凍ってできた氷が海岸に流れ込むことで発生する「ジュエリーアイス」は、十勝川の河口にある豊頃町で見ることが可能です。十勝川の水が凍ってできた氷は透明度が高く、太陽の光を受けるとクリスタルのように神秘的に輝きます。観測できる時期はその年の天候によって異なりますが、おおよそ1月中旬頃から2月下旬頃まで楽しめます。
2. 冬の北海道観光で参加したい雪まつり、冬まつり
冬の北海道は、積雪の多い北海道ならではの雪まつりや冬まつりが各地で開催されています。ここでは冬の北海道観光で参加したい5つの雪まつり・冬まつりについて、概要や魅力を紹介します。
さっぽろ雪まつり(札幌市)
<出典元:写真AC>
さっぽろ雪まつりは毎年2月上旬に開催される、北海道の冬の代表的なイベントのひとつです。「大通会場」「つどーむ会場」「すすきの会場」の3箇所で開催され、それぞれの会場でさまざまな雪像や氷像、アクティビティ、イベントなどが楽しめます。
大通会場では、大迫力の大雪像から市民グループによる市民雪像まで、さまざまな雪像が見られます。つどーむ会場には雪で作られたすべり台やスノークラフトなどもあり、親子で楽しむことも可能です。また、すすきの会場には氷彫刻コンクールの作品など、美しい氷像が多数展示されています。
千歳・支笏湖 氷濤まつり(千歳市)
<出典元:写真AC>
千歳・支笏湖氷濤まつり(ちとせ・しこつこひょうとうまつり)とは、毎年2月に開催される、「氷の美術館」をコンセプトに氷のオブジェを楽しめるイベントです。支笏湖の湖水をスプリンクラーで吹き付けて作った大小さまざまな氷のオブジェは、昼間は「支笏湖ブルー」と呼ばれる青色に輝いて見えます。夜になるとライトアップされ、昼間とは違った幻想的な雰囲気を味わえます。
地元ガイドによる解説付きの観覧ツアーもあり、氷濤まつりの歴史や氷像作りの工程などを学びながら見学することも可能です。また、会場周辺の支笏湖温泉では良質な温泉を楽しめるので、氷濤まつりの開催時期に合わせて宿泊してゆっくりと楽しんでもよいでしょう。
旭川冬まつり(旭川市)
<出典元:写真AC>
旭川冬祭りは、毎年2月に開催される「雪と氷とあかりの祭典」をテーマとしたイベントです。世界最大級といわれる幅140メートル、高さ20メートルにも及ぶメイン雪像から、市民が有志で作成した雪像まで、さまざまな雪像が並びます。メイン雪像は夜になるとプロジェクションマッピングが投影されます。
ほかにも大雪像から滑り降りるすべり台や巨大迷路、スノージップラインなどのアクティビティも楽しめるため、親子で楽しむことも可能です。また、冬まつりの会場では「冬マルシェ」も開催されており、北海道の郷土料理やご当地グルメなどを楽しめます。
おびひろ氷まつり(帯広市)
おびひろ氷まつりは、帯広市の緑ヶ丘公園一帯で毎年1月下旬から2月上旬頃の3日間で開催されるイベントです。氷雪像や氷刻像、小学生が作成した氷のお面など見て楽しめるほか、氷のすべり台や回転ソリ、雪の迷路などのさまざまなアクティビティも楽しめます。また、まつり期間中は十勝のグルメを楽しめる「アイスマルシェ」も開催されます。
ほかにもさまざまなステージイベントが行われたり、夜には花火が打ち上げられたりと、3日間という短い開催期間のなかでもたくさんのイベントを楽しむことが可能です。
層雲峡温泉氷瀑まつり(上川郡上川町)
<出典元:写真AC>
層雲峡温泉氷瀑まつり(そううんきょうおんせんひょうばくまつり)は、上川町層雲峡温泉の特設会場で毎年1月下旬頃から3月上旬頃にかけて開催されるイベントです。大小さまざまな氷像は夜になるとライトアップされ、その幻想的な景色は「日本夜景遺産」にも認定されています。
ほかにも雪の滑走路をチューブで滑り降りるチューブスライダーや、さまざまなフォトスポットなどもあり、さまざまな楽しみ方ができます。また、会場内にはあたたかい甘酒や北海道名物のザンギなどを楽しめるコーナーもあり、冷えた体を暖めながら休憩することが可能です。
また、氷瀑まつりの期間中には花火が打ち上げられる日もあり、氷像や雪景色と花火の美しいコラボレーションも楽しめます。
3. 冬の北海道観光で見てみたいライトアップイベント
冬の北海道では、雪景色とともに美しいライトアップが楽しめるイベントが各地で開催されています。ここでは冬の北海道観光で見てみたい4つのライトアップイベントについて、概要や魅力を紹介します。
さっぽろホワイトイルミネーション(札幌市)
<出典元:写真AC>
さっぽろホワイトイルミネーションは、毎年11月下旬から開催される、さまざまな種類のイルミネーションを楽しめるイベントです。大通会場では12月下旬頃まで、駅前会場では2月中旬頃まで、南一条通会場・札幌市北3条広場 (アカプラ)会場・札幌駅南口駅前広場会場では3月中旬頃まで、それぞれ違ったイルミネーションが見られます。
たとえば大通会場にはシンボルオブジェが設置されるほか、多様なオブジェや光のトンネルなどが設置されます。駅前会場ではJR札幌駅前からすすきのまでのおよそ1.5キロメートルの区間の立木がLEDで装飾されるなど、会場ごとに特色もさまざまです。
また、一部のオブジェは自家発電によって点灯していたり、各会場でカーボンオフセットの取り組みを行っていたりと、環境保全に配慮したイベント運営がされています。
はこだてイルミネーション(函館市)
<出典元:写真AC>
はこだてイルミネーションは、毎年11月下旬頃から2月下旬頃まで開催される「はこだて冬フェスティバル」の一環であるイルミネーションイベントです。イルミネーションは、函館山のふもとに位置する函館市元町地区周辺の「二十間坂」「八幡坂」「開港通り」の3つの会場で行われます。元町地区は教会や歴史的建造物などの異国情緒あふれる街並みが特徴で、イルミネーションによってより幻想的で美しい光景が楽しめるようになります。
はこだて冬フェスティバルは、函館駅の駅前広場に光のトンネルが出現する「はこだて駅前イルミネーション」や、毎年2月に開催される「はこだて冬花火」なども行われる、函館の冬を盛り上げる代表的なイベントです。
小樽雪あかりの路(小樽市)
<出典元:写真AC>
小樽雪あかりの路は、レトロな雰囲気の街並みが特徴的な小樽の街に無数のスノーキャンドルが灯り、幻想的であたたかな雰囲気を楽しめるイベントです。小樽市内のさまざまな場所が会場となり、たとえば小樽運河の会場では漁具を利用した浮き玉キャンドルが並んでる光景を楽しめます。
旧手宮線跡地や天狗山なども会場になっており、それぞれ違ったライトアップの雰囲気を味わえます。天狗山ではロープウェイを使って山頂まで行くと、天狗山のキャンドルライトアップに加えて小樽の夜景も一緒に楽しむことが可能です。
毎年2月上旬に1週間ほど開催されており、開催期間中は北運河会場周辺でテントによる飲食物の販売も行われています。美しい景色とともに楽しめる、あたたかい軽食や食べ歩きできるスイーツなどが食べられます。
雪灯路(札幌市)
<出典元:写真AC>
雪灯路(ゆきとうろ)は、毎年1月下旬頃から2月上旬頃に1週間ほど開催される、スノーキャンドルやイルミネーションが楽しめるイベントです。定山渓神社(じょうざんけいじんじゃ)を会場に、冬の澄んだ空気のなかであたたかな灯りを放つスノーキャンドルエリアと、「自然と共創するイルミネーション」をテーマにしたイルミネーションエリアがあり、それぞれ違った世界観を味わえます。
定山渓は温泉街として有名で、そもそも雪灯路は温泉街の人々がおもてなしのひとつとして飾っていたスノーキャンドルがはじまりとされています。雪灯路の期間中は温泉街と会場を巡回するシャトルバスが毎日運行しているため、温泉宿に宿泊しながら美しい幻想的な雰囲気を味わうのもよいでしょう。
4. 冬の北海道観光での特別な体験
冬の北海道では、寒さの厳しい北海道ならではの体験ができるアクティビティや施設があります。ここでは冬の北海道観光で体験したい冬ならではの2つの特別な体験について、概要や魅力を紹介します。
流氷クルーズ、流氷砕氷船
<出典元:写真AC>
毎年1月下旬頃から3月下旬頃にかけて流氷が見られる北海道では、流氷を間近で見られる流氷クルーズや流氷砕氷船でのツアーを楽しむことが可能です。代表的なのは網走発着の大型船「流氷観光砕氷船おーろら」や、紋別発の「流氷砕氷船ガリンコ号」です。どちらの船も海面の氷を砕きながら豪快に進む様子を体感でき、臨場感のあるクルージングを楽しめます。船内は暖房が効いているため、寒さの心配もありません。
流氷砕氷船おーろらは定員450名の大型船で、流氷をさまざまな角度から見ることが可能です。砕けた流氷を間近で見られる1階のサイドデッキや、ゆったりと過ごせる2階の特別客室、流氷が広がる景色を一望できる最上階の展望デッキなど、場所によって多様な楽しみ方ができます。また、「小型観光船おーろら3」では、水中ドローンで撮影した映像を船内モニターに映し、海中から流氷の様子を鑑賞できます。
流氷砕氷船ガリンコ号では、船体の前方にある2本のドリルで氷を豪快に砕いて進むダイナミックなクルーズを体験することが可能です。ガリンコ号は、小さめの船体で海面との距離が近い「ガリンコ号Ⅱ」と、大きい船体でよりスピードの出る「ガリンコ号Ⅲ IMERU」の2種類があります。サンライズクルーズやサンセットクルーズも運行しているため、天候が良ければ流氷と朝日や夕日も楽しめます。
>>北海道流氷ツアーについてはこちら ※外部サイトに遷移いたします
氷上ワカサギ釣り
<出典元:写真AC>
ワカサギ釣りは秋頃から春先まで日本各地で楽しめるアクティビティとして人気がありますが、北海道では国内でも珍しい「氷上ワカサギ釣り」ができる施設が豊富にあるため、冬場は凍った湖面に穴を開けてワカサギ釣りを楽しむことが可能です。
北海道では札幌近郊をはじめ、函館や富良野、十勝、網走、釧路など、各地に氷上ワカサギ釣りが楽しめる施設が点在しています。北海道では12月下旬頃にワカサギ漁が解禁になり、翌年の3月末頃までがベストシーズンといわれています。
テントや小屋などが設置されている施設が多く、道具も一式レンタルできる施設もあるため、初心者や家族連れでも気軽に楽しむことが可能です。釣ったワカサギはその場で天ぷらや唐揚げなどに調理できる施設も多いため、自分で釣った新鮮なワカサギを食べられるのも醍醐味のひとつといえるでしょう。
冬の北海道は、冬ならではの雪や氷をふんだんに使用したイベントや雪景色とともに楽しめるライトアップ、冬の大自然を間近に感じられるアクティビティなど、さまざまな魅力であふれています。ぜひ、冬の北海道の観光を楽しんでみてください。
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