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ドイツの穴場から有名な観光スポットまで
ドイツと言えばどんな国を連想しますか。私は渡航する前には、フランスやベルギーなどの近隣のヨーロッパの国に比べて「ドイツは、ビールとじゃがいもくらいしか思い当たらない...」と思っていましたが、旅行をしてみると予想以上に見どころが多くて感心しました。
私は両親とドイツを旅行しました。この記事は、ヨーロッパ旅行を考えているけど、ドイツに行くべきかどうか迷っている、または、ドイツの見どころを知りたい!という方におすすめです。
目次
1. フランクフルト
フランクフルト空港から電車で20分程で中央駅、中心地に着きます。見どころの1つは中央駅です。ハリーポッターに出てくるような大きなヨーロピアン風の建物に数々の電車が到着するところを見ると、「ヨーロッパに来たな〜」と実感します(笑)
この伝統的なレストランカフェCafe Hauptwacheは、中央駅から近いです。行く予定はなかったのですが、建物の魅力に引き付けられてたどり着きました。
後で調べてみると、フランクフルトで有名な場所のようで、ビールも(もちろん!)飲めるので、観光客にも人気のお店のようです。
私達は、ケーキと軽食、紅茶やコーヒー、ビールを頼んで時差ボケがある中、ゆったりと過ごしました。
ケーキはブラックチェリーが入っていてヨーロピアン風のケーキで甘酸っぱくておいしかったです。
2. リンブルク
フランクフルトから電車で1時間ほどで着く小さくてとても綺麗な街です。ドイツの人も穴場の観光地としてよく訪れると知人から聞いたので、行ってみました。
石畳で木組み造りの建物が並んでいて、おとぎ話の国に迷い込んだような気持ちになりました。市場もあり、地元のフルーツや軽食で簡単にランチをすることもできます。
3. リューデスハイム
ライン川下りの出発地点として選んだ場所です。他にも着発地点がありますが、フランクフルトでホテルをとっていたので、あまり南下しないようなコースを選びました。
私達は、フランクフルトからリューデスハイムに向かう電車とバスに1時間半ほど乗って行きました。10月に旅行しましたが、山の斜面や平地にブドウ畑が並んでいてとても綺麗でした。
それもそのはず、白ワインがその地域ではよく飲まれるようです(レストランの店員さんが教えてくれました)街並みはぶどうの蔓があちこちに見られ、風情のある通りがたくさんあります。
レストランで昼食を食べてから川下りに向かいました。肉料理はやはり伝統があるだけおいしく、白ワインもすっきりとフレッシュな味わいで贅沢な時間を過ごしました。
4. ライン川下り
ライン川を下る楽しみの1つに古城を観ることが挙げられます。古城は中世に建てられているもので、(日本の鎌倉時代から戦国時代)今でも立派に残っているので、ドイツの当時の建築技術の高さに驚かされました。私達はお城に実際入ってみたり、近くから眺めて見たりする時間がなかったので、船から眺めていました。
時間がある方は船から下りて、古城近くまで行ってみるのも良いかもしれません。船では飲み物や食べ物を頼むことができます。
5. ローテンブルク
石畳が広がるロマンティック街道の一部です。
年中クリスマスショップをやっていることで有名なお店やKathe Wohlfahrt 市庁舎前にある広場には大きな仕掛け時計があり、かわいい模型が踊り出すのが見どころです。
骨董が好きな両親と訪れたので、地元の人が開く骨董市を見て回るのも楽しかったです。そしてなんといっても景色が絶景です。
オレンジ色の屋根が町中に広がり、中世のヨーロッパにタイムスリップしたような気分になります。10月上旬でしたが、他の地域よりも気温が低くダウンコートを着てお店や街を散策しました。
夜景も綺麗なのでぜひ夜も歩いてみてください。私達は2泊3日しましたが、こじんまりとした場所なので、3日あればゆっくり観光できると思います。
6. デュセルドルフ
近代的な街並みが広がり、デパートやお土産売り場などもあるので、買い物が好きな方にはおすすめです。公共交通機関も便利で、地下鉄、バス、路面電車などの移動手段がたくさんあります。
日本の会社が多くあることから、アジア系の飲食店やスーパーマーケットなどもあるのが特徴です。アジアの味が恋しくなったら、この街には必ず何か食べたくなるものがあると思います!
ビール好きの方は、デュッセルドルフのビールである、アルトビールを飲むこともお忘れなく!!
7. ケルン
デュッセルドルフから電車で約1時間で着く、ケルン大聖堂を中心に栄える街です。中央駅から出ると、すぐ目の前に想像以上に大きなケルン大聖堂が建っていて、その大きさと荘厳な雰囲気を持つ大聖堂に圧倒されます。中にも入ることができ、ステンドグラスやさまざまなキリストの銅像や肖像画などを鑑賞することもできます。
商店街が広がり、お土産なども買うことができます。
ケルンにもこの地域ならではのビールがあり、デュッセルドルフと敵対しているとも言われているケルンビールがあります。このビールは、ピルスビールと言われていて、比較的日本が飲んでいるビールと似ている味をしているので、日本人に好まれると聞いたことがあります。ぜひ飲んでみてくださいね。
オーデコロンの元祖
ケルン生まれのオーデコロンといえば、4711。ケルンにこのコロンのお店があります。
ナポレオンの時代、ケルンはフランスの領地でした。フランスの兵士がお土産にケルン(フランス語ではコロン)の水を恋人にお土産に持って帰ったことから、ケルンの香水、今のコロンの起源になったと言われています。
ケルンがドイツ領になってからもケルンの香水の会社は引き継がれ、今でも香水が売られています。色々な種類があるので、ぜひロマンの詰まったお土産として、買って帰ってはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。ドイツのイメージが乏しかった私は、両親といろんな場所を訪れることができて、ドイツの歴史や文化について知ることができました。
食べ物やお酒もおいしく、日本では味わえない食文化もあるので、驚きました。この記事を読んで、少しでもドイツの魅力が伝われば嬉しいです。
※この情報は2023年10月の取材に基づいています。
上記マップにて今回訪れた地をまとめました。ご参考になれば幸いです。
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キハル
- 小学校教師を4年間務めた後、英語の能力を高めるためにアメリカのサンフランシスコで2年オペア留学をしました。今も就学のため、海外に住んでいます。教育、福祉、ジェンダー、人権について興味があり、旅行も大好きです。海外に少しでも興味のある方に記事を読んでいただければ嬉しいです。