沖縄で本島から日帰りで行ける離島、全9選!

沖縄で本島から日帰りで行ける離島、全9選!

沖縄は、美しい海で海水浴を楽しんだり、おいしい沖縄料理を堪能したりと、たくさんの魅力が詰まった人気の旅行先です。沖縄旅行というと本島への旅行がまず思い浮かぶでしょうが、少し足を伸ばせば、独自の文化や自然が広がる個性的な離島も数多く存在します。

そこで今回は、沖縄本島から日帰りで行ける9つの離島をご紹介します。沖縄旅行のプランを立てる際にぜひ参考にしてみてください。

目次

<1. 渡嘉敷島(とかしきじま)>

<2. 座間味島(ざまみじま)>

<3. 伊江島(いえじま)>

<4. 古宇利島(こうりじま)>

<5. 伊是名島(いぜなじま)>

<6. 宮城島(みやぎじま)>

<7. 浜比嘉島(はまひがしま)>

<8. 津堅島(つけんじま)>

<9. 久高島(くだかじま)>

1. 渡嘉敷島(とかしきじま)

渡嘉敷島
<出典元:写真AC

渡嘉敷島(とかしきじま)は、沖縄本島から西へ約30kmに位置する慶良間(けらま)諸島最大の島です。

その海の美しさから「ケラマブルー」と称されており、世界屈指の透明度を誇ります。そのため、渡嘉敷島はマリンスポーツのメッカとして知られ、初心者からプロダイバーまでさまざまなアクティビティを楽しむことができます。とくに、シュノーケリングやダイビングが人気で、約250種のサンゴが生息する海域は、まさにダイバーにとって憧れのスポット。ほんの少しビーチから沖に出るだけで、色鮮やかな魚たちに出会えます。

渡嘉敷島へのアクセスは、那覇市の泊港(とまりこう)からフェリーで約1時間10分、高速船なら約40分で到着します。時期や天候などによっては、減便や欠航が発生する場合もあるので、当日の運航時間などはよく確認するようにしておきましょう。

渡嘉敷島について詳しくは「【沖縄】ケラマブルーで有名な渡嘉敷島の見どころと名店を紹介」のページもご覧ください。

  • 住所:沖縄県島尻郡渡嘉敷村
  • 公式サイト:渡嘉敷村

2. 座間味島(ざまみじま)

座間味島
<出典元:写真AC

座間味島(ざまみじま)は、沖縄本島から西へ約40kmに位置する慶良間諸島のひとつです。

ケラマブルーの美しい海が広がる座間味島は、マリンスポーツが盛ん。とくに、古座間味(ふるざまみ)ビーチと阿真(あま)ビーチは、マリンスポーツを楽しむのに人気のスポットです。

古座間味ビーチは、白い砂浜と透明度の高い海が特徴で、売店やレンタルショップが充実しており、初心者でも安心して楽しめます。阿真ビーチは、ウミガメとの遭遇率が約80%といわれており、シュノーケリングを楽しむのにピッタリ。ダイビングや冬のホエールウォッチングなど、年間を通じてさまざまなマリンレジャーを楽しめます。

座間味島までは、那覇市の泊港からフェリーで約2時間、高速船なら約50分でアクセス可能です。日帰り旅行なら、高速船の利用がおすすめです。

  • 住所:沖縄県座間味村
  • 公式サイト:座間味村

3. 伊江島(いえじま)

伊江島
<出典元:写真AC

伊江島(いえじま)は、沖縄本島北部の本部(もとぶ)半島から北西へ約9kmに位置する島です。

伊江島の観光スポットといえば、島のシンボル「城山(ぐすくやま。別名:伊江島タッチュー)」です。海抜172メートルの岩山からは、360度パノラマの絶景を楽しむことができます。タッチューとは、「先のとがったもの」という意味で、伊江島の代表的な観光スポットとなっています。また、伊江島では4月下旬から5月上旬にかけて「伊江島ゆり祭り」が開催されています。100万輪もの色鮮やかな百合の花が咲き誇る光景は圧巻の美しさ。さらに、島内には1,000種以上のハイビスカスが咲く「ハイビスカス園」があり、伊江島は「フラワーアイランド」としても知られています。

アクセスは良好で、本部半島にある本部港(もとぶこう)からフェリーで約30分と、気軽に訪れることができるので、日帰り旅行にピッタリです。

伊江島について詳しくは「目指せタッチュー!沖縄の離島「伊江島」へ行ってみよう」のページもご覧ください。

  • 住所:沖縄県国頭郡伊江村
  • 公式サイト:伊江村

4. 古宇利島(こうりじま)

古宇利島
<出典元:写真AC

古宇利島(こうりじま)は、沖縄本島北部・本部半島の北東に位置する島です。

2005年に名護市の屋我地島(やがじしま)との間に古宇利大橋が開通し、車で気軽に訪れることができるようになりました。古宇利島は、美しい海でマリンスポーツを楽しめるのはもちろん、恋愛のパワースポットとしても人気を集めています。アダムとイヴの伝説に似た神話が語り継がれており、「神の島」や「恋島(くいじま)」とも呼ばれています。なかでも、島の北部に位置する「ティーヌ浜」にある「ハートロック」は人気のパワースポット。波に削られてできたハート形の奇岩で、恋愛成就を願って多くの人々が訪れているそうです。

古宇利島までは、那覇空港から車で約1時間半。船を乗り継ぐことなく、車だけで観光できるのも大きなメリットです。

5. 伊是名島(いぜなじま)

伊是名島
<出典元:写真AC

伊是名島(いぜなじま)は、沖縄本島北部に位置する島です。

農民から琉球国王となった「尚円王(しょうえんおう)」と深いゆかりがあり、歴史スポットが豊富なことでも知られています。とくに「伊是名城跡」は難攻不落といわれた城跡で、島の歴史を感じさせる名所のひとつです。伊是名島には絶景スポットも多く、日本の渚百選に選ばれた「二見ヶ浦海岸」があります。ここでは、どこまでも広がる青い空とエメラルドグリーンの美しい海を眺めることができ、風光明媚な景色を楽しめます。歴史スポットを巡ったり、ビーチでリラックスしたりと、自分の好みにあわせたさまざまな過ごし方が可能です。

伊是名島へのアクセスは、沖縄本島の今帰仁村(なきじんそん)にある運天港(うんてんこう)からフェリーで約1時間です。フェリーの運航は基本的に1日2便なので、公式サイトなどで運航情報をこまめにチェックしておくと安心です。

伊是名島について詳しくは「手つかずの自然と絶景の海が魅力!伊平屋島と伊是名島を2泊で全部周る」のページもご覧ください。

  • 住所:沖縄県島尻郡伊是名村
  • 公式サイト:伊是名村

6. 宮城島(みやぎじま)

宮城島果報バンタ
<出典元:写真AC

宮城島(みやぎじま)は、沖縄本島中部の勝連(かつれん)半島から北東へ約7キロメートルに位置する島で、隣接する平安座島(へんざじま)と桃原(とうばる)橋で結ばれています。

標高が周辺の島々の中で最も高く、面積も最大級。サンゴの石垣や赤瓦屋根を残した昔ながらの集落が広がっており、伝統的な沖縄の雰囲気を感じられる島です。宮城島でとくに有名な観光スポットは「果報(かふう)バンタ」です。ここでは、約120mの断崖絶壁から広がる絶景を堪能することができ、多くの観光客が訪れています。「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」の敷地内にあるので、訪れた際はカフェレストランでのんびりと休憩したり、ショッピングを楽しむこともできます。

また、沖縄の特産品である「ぬちまーす」(海塩)を購入することもできるので、沖縄旅行のお土産としてもおすすめです。

宮城島までは那覇空港から車で約1時間10分と、アクセスの良さも大きな魅力となっています。

  • 住所:沖縄県うるま市
  • 関連サイト:宮城島(沖縄観光情報WEBサイトおきなわ物語/一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー)

7. 浜比嘉島(はまひがしま)

浜比嘉島シルミチューの墓
<出典元:写真AC

浜比嘉島(はまひがしま)は、沖縄本島中部の勝連半島の東に位置する島です。

1997年に平安座島との間に浜比嘉大橋が開通し、沖縄本島から車で簡単にアクセスできるようになりました。浜比嘉島には「浜」と「比嘉」という2つの集落があり、赤瓦屋根の家並みや石垣など、昔ながらの沖縄の風景を色濃く残しています。

琉球開闢(かいびゃく)神話に登場するアマミキヨが居住していたと伝えられることから「神の島」とも呼ばれています。神話にまつわる史跡や拝所、御嶽(うたき)が点在しており、市の指定文化財もたくさんあるので、歴史散策を楽しむのにもピッタリです。

浜比嘉島までは、那覇空港から車で約1時間10分で訪れることができるため、日帰り旅行にピッタリな離島です。

  • 住所:沖縄県うるま市
  • 関連サイト:浜比嘉島(沖縄観光情報WEBサイトおきなわ物語/一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー)

8. 津堅島(つけんじま)

津堅島ニンジン展望台
<出典元:写真AC

津堅島(つけんじま)は、沖縄本島中部の勝連半島から、南東へ約4kmに位置する島です。

津堅島はニンジンの名産地として知られており、「キャロットアイランド」という愛称で親しまれています。島内には「ニンジン展望台」があり、ニンジンをテーマにした個性的な景観を楽しむことができます。また、津堅島の代表的な観光スポットに、「トゥマイ浜」があります。沖縄県内でもトップクラスの広さを誇るビーチで、比較的波が穏やかなことから、子供連れでも安心して楽しむことができるとして人気があります。キャンプ場が隣接しているため、家族みんなでアクティビティやマリンレジャーを楽しむのもおすすめです。

津堅島へは、勝連半島の先にある平敷屋(へしきや)港からフェリーで約30分、高速船だと約15分でアクセスすることができます。

  • 住所:沖縄県うるま市
  • 関連サイト:津堅島(沖縄観光情報WEBサイトおきなわ物語/一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー)

9. 久高島(くだかじま)

久高島カベール岬
<出典元:写真AC

久高島(くだかじま)は、沖縄本島の知念岬(ちねんみさき)の東に位置する島です。

琉球開闢(かいびゃく)神話に登場する神・アマミキヨが降臨した地として知られており、多くの歴史的な史跡が点在しています。なかでも「カベール岬(ハビャーン)」は、アマミキヨが上陸したと伝えられる聖地で、島内でもとくに神聖な場所として知られています。「神の島」とも呼ばれる久高島には、聖域を守るために独自のルールが存在します。一部の拝所や御嶽(うたき)は時期によって立ち入りが禁止されているほか、島の動植物やサンゴの持ち出しも禁止されています。訪問前に、久高島の公式サイトなどで島のルールを確認しておくと良いでしょう。島内には見どころが多いので、ガイドツアーに参加するのもおすすめです。

久高島へは、安座真(あざま)港からフェリーで約25分、高速船で約15分でアクセスすることができます。

今回は、沖縄本島から日帰りで行けるおすすめの離島を、9か所ご紹介しました。どの離島もそれぞれに異なる魅力がたくさん詰まっています。ぜひ本記事を参考に、自分の旅行スタイルに合った離島を見つけて、ひと味違った沖縄旅行を楽しんでみてください。

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