手つかずの自然と絶景の海が魅力!伊平屋島と伊是名島を2泊で全部周る

伊平屋島北部 潮下浜

<トップの画像:伊平屋島の北部にある潮下浜>

沖縄の離島といえば、沖縄本島の南に位置する宮古島、石垣島などが人気ですが、沖縄本島の北にも伊平屋島(いへやじま)と伊是名島(いぜなじま)という魅力的な離島があります。どちらもあまり観光地化されておらず、手つかずの自然が残っており、素朴な雰囲気を感じられる離島です。

今回は、この2島を2泊3日で周る方法と、絶景スポットを中心にご紹介します。最後に動画でも絶景の海をご紹介しています。

目次

伊平屋島・伊是名島へのアクセスは?

伊平屋島行きのフェリーいへや
<伊平屋島行きのフェリーいへや>

伊平屋島と伊是名島へのアクセス手段は、どちらも沖縄本島の今帰仁村にある運天港から出ているフェリーで、昼の便を利用すれば2泊3日で効率よく2島を周ることができます。なお、2島を直接結ぶ定期船はありませんが、貸切の海上タクシーはあります。ただし、運賃が高く、海の状況により欠航することもあるのでおすすめはしません。

那覇から運天港までのアクセスは、やんばる急行バスが便利。那覇空港11:30発の便に乗車すると14:16に到着。15:00発の伊平屋島行きのフェリーに乗ることができます。

フェリーいへや
<ハートロックで人気の古宇利島を見ながら進むフェリーいへや>

>>フェリーいへやの時刻表・運賃等はこちらから(伊平屋村 公式サイト)

伊平屋島でおすすめの宿は?

伊平屋島への所要時間は80分。16:20に前泊港に到着です。

いよいよ島巡り!といきたいところですが、もう夕方なので海はちょっと辛抱して、まずはお宿へ。

伊平屋島の前泊港
<伊平屋島の前泊港>

伊平屋島には、リゾートホテルはなく数軒のホテルや民宿があるのみ。今回利用したのは、港から10分ほど歩いたところにあるホテルにしえ。ベランダ付きの部屋もあり、リゾートホテルではないですが、リゾートっぽい雰囲気。

ホテルにしえ
<ホテルにしえ>

ホテルにしえ

  • 住所:沖縄県島尻郡伊平屋村字前泊453番地
  • TEL:0980-46-2145
  • 公式サイト:ホテルにしえ

伊平屋島で絶景の海に出会う

2日目はいよいよ島巡り。港近くのレンタル伊平屋で車を借りて出発。営業開始の8時15分から4時間借りましょう。伊平屋島は車で約1時間で1周できる広さです。

レンタル伊平屋

  • 住所:沖縄県島尻郡伊平屋村我喜屋217-32
  • アクセス:前泊港ターミナルビルから徒歩約1分
  • 公式サイト:レンタル伊平屋

念頭平松(ねんとうひらまつ)

海を見る前に、まず寄りたいのが念頭平松。樹齢約300年を誇るリュウキュウマツが大きく広がる枝振りが美しい伊平屋島のシンボルです。

念頭平松公園
<周辺一帯は念頭平松公園として整備されています>

【念頭平松】

  • 住所:沖縄県伊平屋村田名
  • アクセス:前泊港から車で約5分

クマヤ洞窟

最初の絶景スポットは、クマヤ洞窟。天の岩戸伝説の最南端の地ともいわれているところですが、見どころは断崖越しに見るダイナミックな海の風景。

クマヤ洞窟から見る海
<クマヤ洞窟から見る海>

【クマヤ洞窟】

  • 住所:沖縄県伊平屋村田名
  • アクセス:前泊港から車で約25分


潮下浜(すーがはま)

さらに車を進めると見えてくるのが潮下浜。どこまでも透き通る海水に感動しますよ!干潮時には、色とりどりの熱帯魚や海の生き物も観察できます。

潮下浜
<潮下浜と書いて、すーがはまと読みます>

【潮下浜(すーがはま)】

  • 住所:沖縄県島尻郡伊平屋村字田名
  • アクセス:前泊港から車で約20分

米崎海岸

島の西海岸を南下すること約20分。伊平屋島の南端、野甫島へと続く野甫大橋前に広がる米崎海岸は、まさに息を呑むほどの美しさ。ブルーからエメラルドグリーンへと変わるグラデーションの海が一面に広がります。

米崎海岸
<伊平屋島一とも言える美しい海、米崎海岸>

【米崎海岸】

  • 住所:沖縄県島尻郡伊平屋村島尻
  • アクセス:前泊港から車で約10分

クシヌカーの浜

野甫大橋を渡ったところにあるのがクシヌカーの浜。前に浮かぶ小島との間に広がる海が絶景!

クシヌカーの浜
<伊平屋島と橋でつながる野甫島にあります>

クシヌカーの浜

  • 住所:沖縄県島尻郡伊平屋村野甫
  • アクセス:前泊港から車で約13分



綺麗な海を堪能したら12時頃を目安に港に戻り、ターミナルビル内にある食堂やカフェで伊平屋島の特産品を使ったグルメを堪能。

もずくを使った島うどん
<ターミナルビル内のカフェでいただけます>

これは島特産のもずくを使った島うどん。つるっとした独特の歯ごたえで美味しいです。

【前泊港】

13:00発の便に乗船し、14:20に運天港に到着。

ターミナルビルでちょっと休憩し、次は、15:30発の伊是名島へのフェリーいぜな尚円に乗船します。

>>フェリーいぜな尚円の時刻表・運賃等はこちら(伊是名村の公式サイト)

伊是名島でおすすめの宿は?

伊是名島への所要時間は55分。16:25に仲田港に到着です。伊是名島もリゾートホテルはなく、数軒のホテルや民宿があるのみ。この島でのおすすめの宿は、港から車で5分ほどのところにあるなか川館。

なか川館の魅力はこの夕食。1泊2食付きで7,000円(2023年3月現在)なのですが、このお値段にしては品数も多く、新鮮なお刺身もあって満足すること間違いなし。

なか川館の夕食
<なか川館の夕食(内容は日によって異なります)>

なか川館

伊是名島は高所からの絶景が魅力

3日目は朝から伊是名島を観光。伊是名島は周囲約13.4km。車で約40分で1周できます。

港近くにある伊是名レンタカーで車を借りて出発。営業開始時間は8時です。伊是名島も北回りで、時計と反対周りのルートがおすすめです。

伊是名レンタカー

  • 住所:沖縄県島尻郡伊是名村仲田177-6
  • アクセス:仲田港ターミナルビルから徒歩約1分
  • 公式サイト:伊是名レンタカー

伊是名ビーチ

島の北部には渡地の浜、屋佐の浜などの海岸もありますが、特に絶景の海が見られるのは島の南部。高台から眺める前に、伊是名ビーチにも寄ってみましょう。

伊是名ビーチ
<海水浴におすすすめの伊是名ビーチ>

【伊是名ビーチ】

  • 住所:沖縄県伊是名村伊是名
  • アクセス:仲田港から車で約10分

海ギタラ・陸ギタラ(ギタラ展望台)

伊是名島一の絶景スポットが、海ギタラ、陸ギタラ。ギタラとは切り立つ岩という意味で、まさに切り立つ岩と美しい海のコントラストが絶景をつくり出しています。

ギタラ展望台
<屋那覇島を見渡せます>

【ギタラ展望台】

  • 住所:沖縄県伊是名村伊是名
  • アクセス:仲田港から車で約15分

シラサギ展望台

ギタラ展望台から少し東にあるシラサギ展望台からは、美しい海とともに、11世紀~14世紀に築城されたといわれる伊是名城(グスク)跡を一望できます。

伊是名城跡
<山のように見えるところが伊是名城跡。当時は難攻不落の城と言われていました>

【シラサギ展望台】

  • 住所:沖縄県伊是名村伊是名
  • アクセス:仲田港から車で約6分

マッテラの浜

シラサギ展望台の眼下には、マッテラの浜が望めます。

マッテラの浜
<日本の渚100選にも選ばれているマッテラの浜>

【マッテラの浜】

  • 住所:沖縄県伊是名村伊是名
  • アクセス:仲田港から車で約7分


玉御殿(たまうどぅん)

伊是名島は、琉球国王の尚円王(しょうえんおう)の生誕地として知られるところ。伊是名城跡の麓には、尚円王の父とその夫人、姉および宗祖などが安葬されている破風型の陵墓があり、沖縄県の有形文化財に指定されています。

玉御殿
<玉御殿は伊是名城跡の北側に位置>

【玉御殿】

  • 住所:沖縄県伊是名村伊是名
  • アクセス:仲田港から車で約8分

銘苅家(めかるけ)住宅

時間があれば、尚円王の叔父(父の弟)にあたる家系の家とされる銘苅家住宅にも寄ってみましょう。またこの周辺には赤瓦の屋根やフクギ並木など、沖縄の原風景が残っていますので、ゆっくり散策するのもおすすめです。

銘苅家住宅
<国指定重要文化財の銘苅家住宅>

【銘苅家住宅】

  • 住所:沖縄県伊是名村字伊是名902
  • TEL:0980-45-2318(伊是名村教育委員会)
  • 営業時間:9:00~17:00、年中無休
  • 料金:無料


仲田港に戻ってきたら、レンタカーを返却し、13:30発のフェリーに乗船。ターミナルビル内には、食堂や売店もあるので、ここで伊是名島特産のお米を使ったお菓子を買うのもいいですね。珍しいお米のプリン、美味しかったですよ。

お米のプリン
<お米を使ったお土産がいっぱい>

【仲田港】


運天港には14:25に到着。14:45発のやんばる急行バス 那覇空港行きに乗車して那覇に戻りましょう。

フェリーいぜな尚円
<フェリーいぜな尚円>

まとめ

いかがでしたか、伊平屋島と伊是名島で絶景の海と出会う旅。

沖縄の離島で透明度の高い島といえば宮古島ですが、宮古ブルーに勝るとも劣らない美しい海がここにはあります。

手つかずの自然が残り、人が少ないのも魅力。綺麗な海を独り占めできますよ。今回ご紹介したスケジュールだと、2泊3日で2島を無理なく周れますが、もっとゆっくり楽しみたいという方は、運天港近くに1泊して、朝の便で島に渡ってもいいかもしれません。

最後に、今回の記事でご紹介した絶景の海を動画でご紹介します!

※本記事の情報は2023年2月の取材に基づくものです

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斎(いつき)信夫

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。1998年より数々の旅行サイトの企画・運営・編集に携わる。国内は沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。ワクワクするライブ感のある記事をお届けできたらと思っています。

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