沖縄の海はいつまで泳げる? 海開きの期間や月ごとの平均気温などを解説

沖縄の海はいつまで泳げる? 月ごとの気温の違いや実際の利用状況まで解説

きれいな海を目当てに沖縄を訪れる方、沖縄に行ったらビーチで遊びたいと考えている方も多いのではないでしょうか。そんな場合、沖縄の海はいつまで泳げるのか気になりますよね。

沖縄の海開きの期間や月ごとの沖縄の平均気温、気になるクラゲの発生時期など、沖縄の海で遊ぶ上で知っておきたいことを解説します。

目次

<1. 沖縄の海はいつまで泳げる?>

<2. 海開きの期間は遊べると考えていい?>

<3. 沖縄でマリンスポーツ、アクティビティが楽しめる時期は?>

<4. 月ごとの平均気温>

<5. 沖縄で実際に海水浴する人が多い期間は?>

<6. 沖縄でのクラゲの発生時期はいつ?>

<7. 泳げない時期でも沖縄は楽しい?>

<8. 沖縄の海で遊ぶ際の注意点>

<9. 沖縄本島でおすすめの人気ビーチ5選>

1. 沖縄の海はいつまで泳げる?

沖縄のビーチ
<出典元:写真AC

亜熱帯海洋性気候に属する沖縄は、本土に比べて海で遊べる期間が長いのが特徴。例年3月下旬から4月上旬にかけて県内各地のビーチで海開きが行われ、10月頃まで海水浴シーズンが続きます。

2. 海開きの期間は遊べると考えていい?

海開き
<出典元:写真AC

前述の通り、沖縄の海開きの期間は3月下旬頃~10月頃と、半年ほどの期間があります。ただ、本当に海開きの期間中はずっと海で遊べるのか、気温が低すぎる時期はないのか気になるところではないでしょうか。

沖縄の3月~4月の海水温は21~24℃程度。海開きがされているとはいえ、天候によってはウェットスーツなしで海に入るのは厳しいため、海水浴向きとはいえません。また、5月以降も5月下旬頃~6月下旬頃の梅雨シーズン、7月~9月の台風シーズン中も、悪天候のために海で遊ぶのが難しい日が増えてきます。

海のレジャーはどうしても天気や気温の影響を受けるため、海開き期間中であってもずっと海で遊べるとは限りません。沖縄旅行中、海で泳ぐことを重視するなら、気温の低い時期や荒天の多い時期は避けることを検討するといいでしょう。

3. 沖縄でマリンスポーツ、アクティビティが楽しめる時期は?

SUP
<出典元:写真AC

沖縄の海を楽しむ方法は海水浴だけではありません。沖縄でマリンスポーツや海でのアクティビティに適した時期は、海水温の高い5月~10月。この時期はシュノーケリングやダイビング、ウエイクボード、バナナボート、シーウォーカーなど、さまざまなマリンスポーツやアクティビティがよりどりみどりで楽しめます。

ある程度の防寒対策が前提にはなりますが、シーカヤックやSUP(スタンドアップパドルボード)なら冬でも体験可能。グラスボートのように海水温に関係なく楽しめるアクティビティもありますし、2月~3月頃のホエールウォッチングのように、海水浴シーズンとは異なる特定の時期だけ楽しめるコンテンツもあります。海水浴シーズン以外でも沖縄の海を満喫する方法はたくさんあるため、何をしたいかによって選ぶべき時期は変わってきます。

4. 月ごとの平均気温

沖縄の太陽
<出典元:写真AC

海開きが行われている沖縄の気温はどのくらいなのでしょうか。以下の月ごとの平均気温(那覇における1991年~2020年の平均)を参考に、旅行の時期を検討してみてください。

  • 3月:19.1℃
  • 4月:21.5℃
  • 5月:24.2℃
  • 6月:27.2℃
  • 7月:29.1℃
  • 8月:29.0℃
  • 9月:27.9℃
  • 10月:25.5℃

※出典:気象庁「那覇(沖縄県) 平年値(年・月ごとの値)」

5. 沖縄で実際に海水浴する人が多い期間は?

古座間味ビーチ
<出典元:写真AC

沖縄では3月下旬頃~10月頃まで海開きがされていますが、前述の通り、海開き期間中ならずっと快適に海で遊べるというわけではありません。では、実際に沖縄で海水浴を楽しむ人が多い時期はいつなのでしょうか。

沖縄での海水浴のベストシーズンといえるのが、梅雨明け以降、夏真っ盛りの6月下旬~8月頃。夏休みのハイシーズンを避けたい人や、暑すぎるのが苦手な人には、まだ暖かい9月~10月も人気があります。ただし、10月も後半になると海水温が下がってくるので、海で遊ぶなら10月前半までにしたほうがいいでしょう。

また、海水浴シーズンと重なるものの、7月~9月は沖縄に接近する台風が増える時期でもあるので、この時期に沖縄を訪れる場合は台風の動向に注意してください。

6. 沖縄でのクラゲの発生時期はいつ?

ハブクラゲ注意看板
<出典元:写真AC

沖縄の海で遊びたいなら、クラゲの発生時期も気になるところ。クラゲといえば、本土ではお盆が過ぎた頃に大量発生するイメージがありますが、沖縄では7月中もクラゲの被害が多数報告されています。7~9月に沖縄で海に入る場合は、クラゲに遭遇する可能性を念頭に置いたほうがいいでしょう。

沖縄の海で最も注意すべきクラゲは、その名も「ハブクラゲ」。沖縄のクラゲ被害の大半をこのハブクラゲが占めており、刺されると激痛に見舞われるだけでなく、最悪の場合、命が危険にさらされるほどの猛毒を持っています。ハブクラゲに比べると遭遇する確率は低いものの、「カツオノエボシ」という真っ青なクラゲも猛毒を持っているので注意が必要です。

このようなクラゲによる被害を未然に防ぐ一番の方法は、クラゲ防止ネットが付いた海水浴場を選ぶこと。ダイビングやシュノーケリングをする際は、ウェットスーツを着用するなどして、肌の露出を減らすのも有効です。

7. 泳げない時期でも沖縄は楽しい?

美ら海水族館
<出典元:写真AC

海水浴を目当てに沖縄を訪れる人も多いですが、沖縄には海で泳ぐ以外にもたくさんの楽しみがあります。

そもそも、沖縄の海を楽しむ方法は海水浴やマリンスポーツだけではありません。海に入らなくても、ドライブで古宇利大橋や海中道路、万座毛などを巡って海の絶景を楽しんだり、オーシャンビューのホテルに泊まって、部屋から海を眺めたりするだけでも十分沖縄らしさを満喫できます。

沖縄本島なら、首里城周辺や壺屋やちむん通り、国際通り、美浜アメリカンビレッジなど、街歩きやグルメ、ショッピングが楽しめる場所も豊富。首里城公園や今帰仁城跡(なきじんじょうあと)、中城城跡(なかぐすくじょうあと)、斎場御嶽(せーふぁうたき)など、世界遺産・歴史スポットを巡るのもいいですし、「海の沖縄」とはまた違った魅力を発見しに、亜熱帯の森が広がる「やんばる」エリアに足を運んだり、森カフェ巡りをしてもいいですね。

もちろん、沖縄美ら海水族館やナゴパイナップルパーク、おきなわワールドなどのテーマパークも年間を通して楽しめます。

冬の沖縄旅行を検討している人は、「冬の沖縄でおすすめの観光スポットと体験可能なアクティビティ」の記事で、冬の沖縄でどんなことができるのかチェックしてみてください。

8. 沖縄の海で遊ぶ際の注意点

日焼け止めを塗る女性
<出典元:写真AC

南国リゾート感あふれる沖縄の海についついはしゃぎたくなりますが、沖縄の海を安全に楽しむにはさまざまな注意が必要です。

まずは紫外線・熱中症対策。沖縄の紫外線は北海道の2倍、東京の1.5倍といわれており、沖縄の紫外線の強さを侮ってはいけません。日焼け止めや帽子、サングラスなどでしっかりと紫外線対策をしつつ、こまめに水分を取ったり、日陰で休んだりするなど、熱中症にも注意してください。本土のビーチには夏になると「海の家」が登場しますが、沖縄では海の家のような施設はほとんどありません。食べ物や飲み物など、必要なものはあらかじめ用意して持っていくようにしましょう。

沖縄の海には美しい生き物がたくさんいますが、見た目がきれいでも毒を持っている生き物も少なくありません。さきほどのクラゲはもちろん、イソギンチャクやヒトデの仲間にも毒を持つものがいるので、海の生き物にはむやみに触らない、不用意に近づかないことが大切です。

9. 沖縄本島でおすすめの人気ビーチ5選

最後に、沖縄本島で訪れてみたい人気のビーチを5つご紹介します。沖縄には個性豊かなビーチがたくさんあるので、雰囲気やロケーションの異なる複数のビーチに足を運んで、比べてみるのもいいですね。

エメラルドビーチ

エメラルドビーチ
<出典元:写真AC

沖縄美ら海水族館の近くに位置するコーラルサンドのビーチ。その名の通り、エメラルドブルー~グリーンのグラデーションがとても美しく、「水浴場八十八選」「快水浴場百選」にも選ばれています。沖縄でも貴重なラグーン内にあるビーチで、「遊びの浜」「憩いの浜」「眺めの浜」の3つの浜に分かれており、思い思いにビーチでのひとときを楽しむことができます。ビーチのそばには遊歩道も整備されており、海に入ることなく景色を楽しみたい人にもぴったりです。

残波ビーチ

残波ビーチ
<出典元:写真AC

沖縄本島中部の景勝地・残波岬の西側に広がるビーチ。青い海と白い砂、そしてリゾートホテルやビーチパラソルが「ザ・南国リゾート」の風景を形作っています。外洋とのあいだに大きな珊瑚礁があり、波の影響を受けにくい上、体験できるマリンアクティビティも豊富なので、大人はもちろん、子どもも楽しめます。残波ビーチを訪れるなら、残波岬にも立ち寄ってみましょう。残波岬灯台からは、東シナ海や慶良間(けらま)諸島や粟国(あぐに)島が一望できます。

  • 住所:沖縄県中頭郡読谷村宇座1933
  • 関連サイト:残波ビーチ(読谷村観光協会)

万座ビーチ

万座ビーチ
<出典元:写真AC

ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾートの敷地内にあるビーチ。沖縄本島でも指折りの美しいビーチとして知られ、沖縄県内でもわずか3カ所しかない「快水浴場100選」の「特選」にも選ばれています。リゾートホテル併設だけに設備やサービスも充実しておりダイビングやシュノーケリング、パラセーリングなどのマリンスポーツはもちろん、日本最大級の海上アスレチックや海中展望船など、さまざまな楽しみが待っています。

  • 住所:沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣2260
  • 公式サイト:万座ビーチ

ニライビーチ

ニライビーチ
<出典元:写真AC

ホテル日航アリビラ ヨミタンリゾート沖縄の目の前に広がるビーチ。沖縄有数の透明度を誇る遠浅の天然ビーチで、真っ白な砂浜とエメラルドブルーの海のコントラストがリゾート気分を盛り上げてくれます。1日2回の潮の満ち引きにより、表情豊かな海の景色が楽しめるほか、引き潮の際にはカクレクマノミやルリスズメダイ、ヒトデ、ウニなど、さまざまな海の生き物たちにも出会えます。

  • 住所:読谷村字儀間600
  • 関連サイト:ニライビーチ(読谷村観光協会)

アラハビーチ

アラハビーチ
<出典元:写真AC

美浜アメリカンビレッジの近くに2021年にオープンしたビーチ。アメリカンな雰囲気漂うロングビーチで、バナナボートやパラセーリング、グラスボート、ジェットスキーなど、子どもから大人まで楽しめるアクティビティが豊富に揃っています。サンセットスポットとしても人気で、海外気分を味わいながら、美浜アメリカンビレッジでのグルメやショッピングとあわせて楽しめるのもポイントです。

  • 住所:沖縄県中頭郡北谷町北谷2-16-2
  • 関連サイト:アラハビーチ(北谷町観光協会)

沖縄には数々の魅力的なビーチがあり、海水浴やマリンスポーツが楽しめます。また、海に入らなくても楽しめる要素はたくさんあります。沖縄の海ではいつまで泳げるのか、どんな点に注意すべきなのかなどを把握した上で、ご自身に合った沖縄の海の楽しみ方と、お気に入りのビーチを見つけてください。

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