公開日:
最終更新日:
「大自然に圧倒されるハワイ島」で、生まれ変わりの旅をしてみませんか?(前編)
ふいに行きたくなるのが、旅。だけどこの円高でなかなか海外へ行けずにずっと我慢が続きましたが、日本で悶々と過ごし続けた結果、心も身体もやられ気味になった私。きっと旅に出れば何とかなると、思い切って行くことにしました。行き先はそう、ダイナミックな大自然に包み込まれる島「ハワイ島」!
目次
- ハワイ島はなぜダイナミックなのか?
- ヒロのお宿は、そこだけでも居心地良い空間
- レンタサイクルであちこち走り回ろう
- モクオラとはハワイ語で「生命(癒し)の島」
- 海や水場でとことん楽しもう
- ローカルな物が色々と手に入るファーマーズマーケット
ハワイ島はなぜダイナミックなのか?
まずは日本からオアフ島へ、そこからハワイ島へと移動です。飛行機に乗ってのんびりしていたら、窓の外からハワイ島の聖なる山々がお出迎えしてくれました。夕暮れ時ともあって夕日の黄金と青空のコントラストが美しい。飛行機に乗っている段階で、すでにこんなにも美しいハワイに出会えました。
雲の上に顔を出す程、これだけ大きい山があるなんて思いもしませんよね、この山々は火山なんですよ。マウナロアは世界最大の活火山で2022年の冬、38年ぶりに噴火しました。キラウエアは2023年に3度の噴火、どちらも地元の人たちの生活に影響はなく、皆近くまで溶岩を見に押し寄せるような状況だったのだとか。まさに今も生きている島、立っているだけで足元からパワーをもらえそうです。
マウナケアはハワイの先住民にとって神聖な山で、とても大切にされています。海底からの高さは何と世界一。標高4,205mで山頂には雪が積もる時もあり、だけど海まで降りると暑くて泳げるといった驚きの気候。ハワイ島の気候は本当に面白いんです、世界中にある15もの気候が1つの島で味わえるという類まれな島なんですよ。
ヒロのお宿は、そこだけでも居心地良い空間
飛行機から夢見心地で降り立ったヒロの街、空港から早々に宿へと向かいます。場所は空港近くで、有名な「ビックアイランドキャンディー」から徒歩5分ほどの場所。「民宿ヒロ」は日本人が経営しているお宿で、日本語で気楽にやり取りできる、アットホームな雰囲気で居心地の良い一軒家です。
私はひとり旅でしたが、たまたまひとり部屋が初日に空いていなかったので、ひとりでも泊まれる2人部屋へ。実はここ、築100年という古民家なのだそうですが、素敵な雰囲気は残しつつリノベーションされていて、とても綺麗で清潔なんです。広いお庭のマンゴーの木の下でランチしたり、星空も楽しめたり。
共用のキッチンがあって、ガスコンロはないのですがお米や煮炊き物もできる電気調理器具や電子レンジなどで簡単な調理が可能。ヒロの街のファーマーズマーケットに行けば比較的安くで野菜や果物が手に入るので、買い込んできて冷蔵庫にストックしておけば食べる物の心配はありません。
円安の今、どうやってハワイに長期滞在するか...それはやり方次第のようにも感じました。レストランはチップが必要なのでさらに割高、やはり驚くべき物価なので、私はなるべく外食はしないように自炊しました。新鮮なパパイヤとかアボガドなど、ここでしか食べられないようなフレッシュで美味しいものがたくさんあるので、レストランに行かなくても充分に楽しめましたよ。
ハワイに来ると早起きが楽しく、鳥がいっせいに起きてコーヒーを淹れ、窓からの心地よい風を感じながら空の色が徐々に変わっていくのを眺めて朝を迎えます。お天気が良い日には、リビングの窓からマウナケアの山頂が見えていました。そんな景色を見ながら、ウクレレで遊んだりただただのんびりとするのも最高。
民宿ヒロ
- 住所:665 Hinano Street,Hilo.Hawaii 96720
- TEL:08-769-1950
- 公式サイト:民宿ヒロ
レンタサイクルであちこち走り回ろう
お昼に近づく頃には気温も上がってくるので、水着に着替えてTシャツ短パンで過ごし、レンタサイクルで海まで行ったりと自然を満喫します。ヒロの街は雨もよく降りますが、サッと降って突然晴れたりもするので心地よく過ごせるのが素敵なところ。
街中には、レンタサイクルのステーションがあちこちにあって乗り捨てできるのですが、クレジットカードを使ったり自転車が大型だったりもして、ちょっとした勇気や下調べが先に必要かもです。だけど一度使ってやり方を習得すると結構快適で、近所使いにはバッチリでした。
民宿ヒロでもレンタサイクルがあり、こちらはチェーン形式の鍵が付いているので、ステーションがない場所でも安全に止めてその場所で時間を気にせず遊ぶことができます。海に向かう途中の小さなストアでロコモコのお弁当を買い、あちこちウロついてからお気に入りの場所へ。モクオラ(ココナッツアイランド)という、小さな空間へ遊びに行きました。
モクオラとはハワイ語で「生命(癒し)の島」
モクオラではたまに、週末などにイベントをやっていることがあります。芝生の空間で、周りは海に囲まれていて景色もバッチリ。今回も偶然にも学校の卒業式のBBQパーティーがここで開かれていて、ミニステージまで準備されていました。
そこで演奏していたのは驚くことに、ハワイの実力派ミュージシャン「Lito Arkangel(リト・アークエンジェル)」。あまりの美しい歌声にうっとりしてしまいました。モクオラは誰でも自由に入れる空間なので、その素敵なライブを一緒に楽しめて本当にラッキー。
<モクオラで見た「Lito Arkangel(リト・アークエンジェル)」の生演奏>
海や水場でとことん楽しもう
ヒロの街には小さな海水浴場がいくつかあります。観光客だらけの場所から地元民の集まる空間まで様々で、川の水が流れ込んでいる場所や池のような場所もあります。そこでは野生のウミガメをよく見かけますし、絶滅危惧種のネネという鳥が歩いているのも見ました。ハワイでは海はホントに人々と切って離すことはできないくらい、生活の一部になっています。
例えば、週末にはよくヒロ湾でカヌーのレースが見かけられます。島内からカヌーのチームが集まり、すごい数の人々が参加。カヌーが文化として定着していて、子どもから年寄りまで年齢も男女も関係なく、皆がカヌーを漕いで楽しんでいます。それらが普段の地域ごとのコミュニティーとしても成り立っているような感じがあるようですね。
ローカルな物が色々と手に入るファーマーズマーケット
ヒロのファーマーズマーケットは、大きく開催されるのは水曜日と土曜日、それ以外の日は小さめの開催ですが野菜や果物は手に入ります。私のおすすめは「レインボーパパイヤ」、甘くてそのまま食べられて、デザートのよう。アボガドは「バターアボガド」が濃厚でクリーミー。日本に入ってきているアボガドとはまた味が全然違っていて、とにかく一度食べてみて欲しいです。
地元産のコーヒーや蜂蜜などの種類も豊富で、フレッシュジュースやデザートもあり、珍しい果物などを見て歩くだけでも楽しいマーケット。大きく開催される日にはその会場を広げて、道路を挟んだ空間にも洋服やアクセサリーなどのお店が出現し、賑わいを見せています。
Hilo Farmer's Market
- 住所:Corner of Kamehameha Avenue and, Mamo St, Hilo, HI 96720
- TEL:+18089331000
- 公式サイト:Hilo Farmer's Market
歩いてすぐの場所に、ナチュラルストアの「アバンダントライフ」もあり、色んなものが必要なだけ量り売りで買えたりもしますし、日本の調味料や食料品も色々と手に入るスーパーの「KTA」などもあって、買い物はこの近辺で済ませられます。日本人夫妻が経営する「DRAGON KITCHEN」というテイクアウト専門のお寿司屋さんなども。
さて、前編はヒロの街のご紹介が中心となりました。後編はいよいよ行き当たりばったり旅が始まります。無謀とも言えるバスでのショートトリップを連発、その最後に出会った夢のような空間とは...?どうぞお楽しみに。
※(注意)ここにある情報は2024.7月現在のもので、変化する場合があります。
関連記事
Rankingハワイ記事ランキング
-
Hinata J.Yoshioka
- フォト&ライター。国内を転々と旅した後、沖縄にたどり着き12年を過ごす。現在は神戸を中心に活動中。ハワイ好きでフラ歴もあり、ロミロミマッサージのセラピストとしての一面も持つ。好きなことは料理・物作り・音楽・読書・写真・旅などあらゆることに興味はつきない。世界を船でぐるり2周した物語もWebで掲載中!!