【ニュージーランド】キャンピングカーで行く、南島ロードトリップ基本ガイド

<トップ画像:絶景が続く道中>

ニュージーランドでは、自然を眺めながら巡るロードトリップが大人気。ニュージーランドは南北2つの大きな島に分かれており、特に南島はロードトリップをするのにぴったりの地域で、交通量も少なくまっすぐと続く一本道は、ロードトリップ初心者でも運転しやすい環境です。今回は、そんな南島のロードトリップを行う上で基本となる内容を中心に、紹介していきます。

目次

キャンピングカーを借りよう

ロードトリップを行うにあたり、車を借りる際はキャンピングカーがおすすめです。乗用車でももちろんロードトリップはできますが、車内の設備が整ったキャンピングカーであれば、滞在場所や食事に困らずに、より充実した旅行になるかと思います。

ニュージーランドはロードトリップが盛んなこともあり、沢山のキャンピングカーが道路を走っているのを見かけます。旅行者用にレンタル会社もいくつかあり、ネットで調べるとすぐに出てきます。今回、私たちはJUCYという、ニュージーランドで有名なレンタル会社で借りました。

キャンピングカー
<今回レンタルしたChaserという2-3人用のキャンピングカー>

こちらのキャンピングカーは、トヨタのハイエースをベースに改造されたもので、車体も他のキャンピングカーに比べて大きくありません。そのため、キャンピングカーの中では比較的運転しやすいタイプです。

キャンピングカーの設備

キャンピングカーの設備は以下の通りです。あくまで今回利用したChaserというタイプの設備なので、キャンピングカーによって設備の内容は多少変わります。

  • キッチン(ガスコンロ、水道付きシンク)
  • 調理器具(フライパン、鍋、包丁、まな板、ボウル、お皿、グラス、カトラリーなど)
  • 冷蔵庫、冷凍庫
  • 椅子(車内にベンチとして常設)、テーブル
  • トイレ
  • シャワー(大きめのボディタオル)
  • ベッド、シーツ、掛け布団、枕
  • カーテン(基本的に全ての窓についています)
  • コンセント、USBプラグ、その他

キャンピングカー 設備
<2口ガスコンロ、水道はお湯も出る>

キャンピングカー 設備
<スライド式の冷蔵庫、中には冷凍スペースも。上にはコンセントが2口>

キャンピングカー 設備

キャンピングカー 設備
<トイレとシャワーは併設>

ベンチの部分に板とマットを追加して、フラットにすることでベッドとして利用することができます。大人2人が寝るのに十分なスペースが確保されました。3人で旅行をする場合は、運転席の上の部分を広げてスペースを作ることができます。

キャンピングカー 設備
<通常時の横から見たベンチ>

キャンピングカー 設備
<上から見た、マットを追加している様子>

キャンピングカー 設備
<完成するとダブルベッドほどの広さに>

運転での注意点、ラウンドアバウトについて

ニュージーランドは、左車線・右ハンドルと日本と変わらず、信号も少ないため基本的に運転していて困ることはありませんが、ひとつだけ特殊な点があります。

それが、「ラウンドアバウト」と呼ばれる円形の道路のことです。信号の少ないニュージーランドの道路では、このラウンドアバウトによって、交差点での通行をスムーズにしています。

ラウンドアバウト
<ラウンドアバウトはこの標識が目印>

ラウンドアバウトは、必ず時計回り(左折)に進入します。進入する際には、右側からくる車が優先なので注意しましょう。進入したら、自分の行きたい方向に出れば大丈夫です。日本ではあまり見かけないため、はじめは緊張しますが街中にたくさんあるので、慣れてしまえば難しくありません。

ホリデーパークに泊まろう

ニュージーランドのホリデーパークとは、日本でいうキャンプサイトのようなものです。キャンピングカーで来た場合は専用のサイトに停めて、そこで一晩過ごすことができます。ニュージーランドはロードトリップが盛んなことからこのホリデーパークの数も多く、設備も充実しているのが特徴です。キャンピングカーのサイト意外にも、テントサイトやロッジが併設してあるホリデーパークも多くあります。

ホリデーパーク
<滞在するには十分な設備が整ったホリデーパーク>

キャンピングカーでホリデーパークに泊まる場合は、大きく分けて電源有りと無しのサイトに分かれます。電源有りのサイトだと、キャンピングカーにあるケーブルを使用して電気を供給することができます。その分1泊当たりの値段は高くなりますが、車内で過ごす時間が多いため心配であれば電源サイトを予約することがおすすめです。

ホリデーパーク
<サイト内にある電源>

街中にあるホリデーパークには、基本的に共有のトイレ、シャワールーム、キッチン、談話室、ランドリールーム、ゴミ捨て場、排水を捨てるダンプステーションと呼ばれる場所があります。

シャワールームやトイレ、キッチンは清掃が行き届いており、清潔で使いやすいので大人数でキャンピングカー内が狭いという場合は、ホリデーパークの設備を利用するのが良いかもしれません。

ホリデーパーク
<コンロ、冷蔵庫、電子レンジ、調理器具、カトラリー類の揃ったキッチン>

ホリデーパーク
<シャワールームにはドライヤーが置いてあるところも>

キャンピングカーを返す時の注意点

旅の最後には、キャンピングカーを返却しますが、ここでいくつか注意点があります。まず、通常のレンタカー同様にガソリンは満タンにして返すこと。また、キッチンのガスや水道のタンクについても満タンにして返すのが一般的です。逆に排水タンクは空にして返す必要があるため、滞在したホリデーパークのダンプステーションで忘れずに空にしましょう。また、室内もある程度綺麗にする必要があります。

ガスに関しては、ガソリンスタンドでガスの補充をしてくれる店舗があるので、そこでお願いできます。全てのガソリンスタンドでガスの補充をしてくれるわけではないので、出発する前に事前に近くのガス補充可能なスタンドの場所を確認しておくと便利です。

ガソリンスタンド
<ガソリンと違ってガスの補充はお店の方が担当>

まとめ

南島の絶景をみるために、キャンピングカーでの旅行は本当におすすめです。一見ハードルが高いように思えますが、運転しやすい広い道路、設備の整ったキャンピングカーやホリデーパークを利用すれば初心者でも気軽に楽しめるかと思います。

キャンピングカー、ホリデーパーク共に専用サイトからの予約は必須です。特に夏はキャンプシーズンということもあり、どちらも予約が取れない可能性も。早めに計画することをおすすめします。ニュージーランドに来たからには、南島の魅力を最大限楽しんでみませんか。

JUCY Car Rental and Campervan Hire Christchurch Airport

関連記事

ニュージーランド」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『ニュージーランド』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Rankingニュージーランド記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

みあ

ニュージーランドのオークランド在住、カフェでバリスタとして働いています。ニュージーランド旅に役立つ情報をお届けします。

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!