北海道で有名なものといえば何? 有名観光スポットや定番料理など

北海道で有名なものといえば?と問われたら、海鮮丼やラーメンなどのグルメ、雪まつりなどのイベント、美しい景色など、人によってさまざまなジャンルのものを思い浮かべるでしょう。それだけ魅力の多い北海道について、今回は有名なものを種類別に紹介していきます。

目次

<1. 北海道は「海鮮料理」が有名>

<2. 北海道は「ラーメン」が有名>

<3. 北海道は「冬の寒さ」が有名>

<4. 北海道は「雪まつり」が有名 >

<5. 北海道は「広さ」が有名 >

<6. 北海道は「湖や池の景色」が有名>

<7. 北海道は「旭山動物園の行動展示」が有名 >

<8. 北海道は「白い恋人」が有名>

1. 北海道は「海鮮料理」が有名

北海道は太平洋、日本海、オホーツク海に囲まれており、年間を通して道内各地でさまざまな魚介類が水揚げされています。新鮮な魚介類がたくさん乗った海鮮丼やさまざまな食べ方が楽しめるカニなど、北海道といえば海鮮料理を思い浮かべる人も多いでしょう。

ここでは、北海道の海鮮料理の魅力について紹介していきます。

こぼれそうな海鮮丼

海鮮丼
<出典元:写真AC

新鮮な魚介類がこぼれそうなほどのった海鮮丼は、北海道の定番グルメとして有名です。マグロやサーモン、ホタテ、エビなどさまざまな種類の魚介類が楽しめるものや、いくらがたっぷりのいくら丼、採れたての新鮮なウニを味わえるウニ丼など、北海道の海の幸を思いっきり堪能できるのが海鮮丼の魅力です。

北海道で獲れるカニは?

カニ料理
<出典元:写真AC

北海道はカニの漁獲量が日本一(参照:農林水産省「海面漁業生産統計調査」)、カニの名産地としても有名です。北海道ではさまざまな種類のカニが水揚げされ、種類によって穫れる時期が異なるため、年間を通してカニを楽しめるのも北海道の魅力です。

北海道で穫れる代表的なカニは、「タラバガニ」「毛ガニ」「ズワイガニ」「花咲ガニ」「イバラガニ」「アブラガニ」などがあります。刺身やゆでガニ、焼きガニ、カニしゃぶ、カニ鍋など、カニの種類によってさまざまな食べ方も楽しめます。

海鮮料理が食べられる場所

小樽三角市場
<出典元:写真AC

北海道の新鮮な海鮮料理を食べるなら、市場がおすすめです。道内各地に市場があり、その土地によって特色もさまざまです。有名な市場には、道内最大規模の「札幌市中央卸売市場」や100年以上の歴史をもつ「さっぽろ二条市場」をはじめ、「釧路和商市場」「はこだて自由市場」「小樽三角市場」などがあります。

市場にはたくさんの店舗が集まっているので、どの店舗でどんな海鮮グルメを食べようかと散策するのも醍醐味といえるでしょう。

北海道の海鮮料理や市場については「北海道で海鮮といえば? 北海道の市場&海鮮系お土産の一覧も」の記事もご覧ください。

2. 北海道は「ラーメン」が有名

北海道のグルメといえば、ラーメンを思い浮かべる人も多いでしょう。北海道のラーメンは地域によって特徴もさまざまで、テイストの異なるご当地ラーメンが多数存在します。

ここでは北海道のラーメンの特徴や有名店を紹介します。

北海道のラーメンはどんなラーメン?

北海道味噌バターラーメン
<出典元:写真AC

さまざまな種類がある北海道のラーメンのなかでも、北海道三大ラーメンと呼ばれるのが「札幌ラーメン」「旭川ラーメン」「函館ラーメン」です。

札幌ラーメン
濃厚なスープと中太ちぢれ麺が特徴的なラーメンです。醤油味や塩味もありますが、豚骨や魚介ベースの濃厚な味噌味が特に有名で人気があります。

旭川ラーメン
豚骨や鶏ガラベースのスープと魚介ベースのスープを使った醤油味のダブルスープが特徴です。ラードがたっぷり入っていて冷めにくく、温かいまま食べられるのも魅力といえるでしょう。

函館ラーメン
あっさりとした塩味の透き通ったスープと中太ストレート麺が特徴のラーメンです。味わい深いスープを吸い込むよう、乾燥した麩がトッピングされたものも多いです。

さらに、あっさりとした醤油味のスープと細ちぢれ麺が特徴の「釧路ラーメン」が上記に加わって「北海道四大ラーメン」と呼ばれることもあります。また、「室蘭カレーラーメン」を加えて「北海道五大ラーメン」と呼ばれることもあります。

北海道で有名なラーメン店

北海道のラーメン店のなかには、全国展開したりカップ麺を発売したりと、全国的にも有名な名店がたくさんあります。

たとえば札幌ラーメンなら、札幌味噌ラーメンの王道ともいわれている有名店の「すみれ」、エビにこだわったラーメンが人気の「えびそば一幻」、コクのあるラーメンとチャーハンが人気の「らーめん 信玄」などが特に有名です。

3. 北海道は「冬の寒さ」が有名

北海道といえば、冬はとても寒いというイメージをもつ人が多いでしょう。ここでは北海道の冬の寒さについて解説します。

冬の平均気温は? 降雪量は?

北海道雪景色
<出典元:写真AC

北海道の冬は、平均気温も最高気温も氷点下で、厳しい寒さが続きます。気象庁のデータによると、札幌の1月の平均気温は−3.2℃、最高気温は−0.4℃となっています。10月から4月は降雪もあり、降雪量が一番多いのは1月です。1月の1ヶ月間の合計積雪量は137cmとなっています。

参照:気象庁「札幌(石狩地方) 平年値(年・月ごとの値)主な要素」

また、北海道は地域によっても気候の特徴が異なります。たとえば日本海側は雪が降る日が多く、太平洋側やオホーツク海側は晴れの日が多いというのが北海道の冬のおおまかな気候の特徴です。また、オホーツク海は冬になると流氷に覆われるため、海面からの水蒸気が減って雲が発生しにくくなることから、放射冷却現象によってより厳しい冷え込みになることもあります。

夏は涼しいことも!

北海道美瑛初夏の丘風景
<出典元:写真AC

北海道の夏は涼しいというイメージをもつ人も多いでしょう。気象庁のデータによると、札幌の8月の平均気温は22.3℃、最高気温は26.4℃となっており、本州以南と比べると暑さはそこまで厳しくないといえるでしょう。

暖かい空気をもたらす太平洋高気圧の影響が大きい年は高温傾向になりますが、冷たい空気をもたらすオホーツク海高気圧の影響が大きい年は冷夏になることもあります。また、太平洋側では親潮の影響で、夏は海霧に覆われる日が多くなります。

4. 北海道は「雪まつり」が有名

冬の北海道といえば、巨大な雪像や氷像が印象的な「さっぽろ雪まつり」が有名です。しかし、北海道ではさっぽろ雪まつり以外にも、道内各地でさまざまな冬まつりが開催されています。ここではさっぽろ雪まつりの魅力と、それ以外の冬まつりを紹介します。

見どころたっぷり!さっぽろ雪まつり

さっぽろ雪まつり
<出典元:写真AC

さっぽろ雪まつりは毎年2月に1週間にわたって行われるイベントで、それぞれ特徴の異なる3つの会場で開催されます。

札幌の中心部にある「大通会場」では、大迫力の大雪像をはじめ、さまざまな中小雪像や市民が制作した市民雪像を楽しめます。また、「すすきの会場」では幻想的な氷像や夜のイルミネーション、「つどーむ会場」では滑り台やアトラクションなどが楽しめます。

さっぽろ雪まつり以外の冬のまつりは?

千歳・支笏湖氷濤まつり
<出典元:写真AC

北海道では、さっぽろ雪まつり以外にも各地でさまざまな冬まつりが開催されています。

例えば旭川市で毎年2月上旬に開催される「旭川冬まつり」は、雪像はもちろん、プロジェクションマッピングや打ち上げ花火なども楽しめる大きなイベントです。巨大な雪像をはじめ、雪で作られた滑り台や巨大迷路など、そのスケールの大きさは圧巻です。

また、千歳市で毎年1月下旬から2月にかけて開催される「千歳・支笏湖氷濤(しこつこひょうとう)まつり」は、透明度の高い支笏湖の湖水をスプリンクラーで吹き付けて凍らせた氷像が楽しめることで有名です。大小さまざまな氷像は夜になるとカラフルにライトアップされ、幻想的な景色を楽しめます。

ほかにも小樽市の小樽運河を中心に毎年2月に開催される「小樽雪あかりの路」は、キャンドルの温かい光が小樽の街並みを照らして幻想的な雰囲気を楽しめることで有名です。運河の水面を照らす浮き球キャンドルや散策路を照らすスノーキャンドル、一般客が記入して作れるメッセージキャンドルなど、さまざまなキャンドルがの灯りを楽しめます。

5. 北海道は「広さ」が有名

北海道は、都道府県のなかでも最大の面積を誇ります。ここでは北海道の広さや観光での回り方について解説します。

北海道はどれだけ広い?

ナイタイ高原
<出典元:写真AC

北海道の面積は約8万平方キロメートルで、国土の約22%を占めています。東京都の約40倍もの広さで、他の都道府県と比べると圧倒的な広さを誇る北海道ですが、その約半分は山地です。

直線距離でいうと、東西は約500km南北は約400kmもあります。東京から大阪までの直線距離が約400キロメートルなので、北海道内で都市間を移動する際は場所によってはかなりの大移動になることもあるでしょう。

観光ではどこをどう回る?

北海道はとても広いため、効率的に観光をするためには都市間の距離や移動時間を考慮して計画を立てる必要があります。新千歳空港から札幌駅までは約4kmあり、電車を利用すると特別快速の場合は最速で33分、車の場合は高速道路を利用すると50分程度かかります。

たとえば札幌から他の都市へ移動して観光をしたい場合、おおよその距離と高速道路を利用した場合の所要時間は次の通りです。

  • 札幌から小樽まで:約40キロメートル、45分程度
  • 札幌から富良野まで:約115キロメートル、2時間程度
  • 札幌から旭川まで:約140キロメートル、2時間程度
  • 札幌から函館まで:約310キロメートル、4時間10分程度
  • 札幌から釧路まで:約320キロメートル、4時間20分程度

上記は一例に過ぎませんが、北海道は都市間を移動するのにかなり時間がかかります。近隣の都市でない限り、1日に複数の都市を回るのは難しいでしょう。観光の際は時間に余裕をもったスケジュールを立てることが大切です。

6. 北海道は「湖や池の景色」が有名

北海道には美しい景色を楽しめる有名な湖や池がたくさんあります。ここでは主な湖や池を紹介します。

洞爺湖や摩周湖

摩周湖
<出典元:写真AC

北海道の南西部に位置する洞爺湖(とうやこ)は、大規模な火山噴火によって形成された、国内で3番目に大きいカルデラ湖です。洞爺湖周辺は支笏(しこつ)洞爺国立公園に指定されており、南側には現在も火山活動を続ける有珠山(うすざん)や昭和新山、湖の中央には中島(4つある島の総称)と呼ばれる島々もあり、どこを見ても美しい景観を楽しめます。遊覧船での周遊や、カヌーやホーストレッキングなどのアクティビティが楽しめるのも魅力です。

北海道の東部に位置する摩周湖(ましゅうこ)は、透明度の高い美しい湖としても有名です。阿寒摩周国立公園内にあり、特別保護地区となっていることから湖面に近づくことはできないものの、湖周辺にある3つの展望台からその美しい姿を眺めることができます。摩周湖はアイヌ語で神の湖を意味する「カムイトー」と呼ばれ、神秘的な場所として昔から地元の人々に大切にされてきました。

幻想的な白金青い池

白金青い池
<出典元:写真AC

北海道のほぼ中央部に位置する白金青い池(しろがねあおいいけ)は、鮮やかなコバルトブルーの水面が幻想的な池として有名です。白ひげの滝から流れる硫黄やアルミニウムを含んだ水と美瑛川から流れる水とが混ざり合って太陽光に照らされることで、鮮やかなコバルトブルーに見えるといわれています。

季節によって違った見え方を楽しめるのも、白金青い池の魅力のひとつです。特に5月から6月にかけてはより澄んだ青色に見えるほか、紅葉との対比がきれいな秋や、雪景色とともに楽しめる冬もそれぞれ美しい景色を楽しめます。11月から4月には夜のライトアップも行われるため、ひと味違った幻想的な景色も楽しめるでしょう。

北海道の湖については「北海道の「綺麗な湖」集めました! 各湖の見どころや体験できる内容は?」の記事もご覧ください。

7. 北海道は「旭山動物園の行動展示」が有名

北海道の動物園といえば、旭川市にある旭山動物園の行動展示が有名です。ここでは旭山動物園の魅力を紹介します。

旭山動物園の行動展示とは

旭山動物園レッサーパンダ行動展示
<出典元:写真AC

旭山動物園は旭川市が運営する動物園で、独自の展示方法である「行動展示」をしていることで有名です。行動展示とは、それぞれの動物が本来もっている特徴的な生態をリアルに観察できるような環境づくりのもとに行われる展示方法のことをいいます。

より野生の姿に近い動物たちを近くで見られる臨場感が、旭山動物園の大きな魅力のひとつです。飼育スタッフが動物にエサを与える様子を間近で観察できる「もぐもぐタイム」では、飼育スタッフからその動物の特徴についても話を聞くことができます。また、園内のいたる所に飼育スタッフによる手作りの看板が設置されているため、さまざまな動物について深く知るきっかけにもなるでしょう。

ペンギンの散歩が見れるのはいつ?

ペンギン散歩
<出典元:写真AC

旭山動物園では動物の特徴や習性を知れるさまざまなイベントが開催されており、なかでも冬に行われる「ペンギンの散歩」は特に有名です。毎年積雪期に開催されており、例年12月下旬から3月頃まで実施されています。ただし、積雪状況によって開催期間が前後することもあります。

ペンギンの散歩は冬場のペンギンの運動不足解消のために実施されており、ペンギンたちが集団で歩いている愛らしい姿が見られるため、子どもから大人まで幅広く人気があるイベントです。

8. 北海道は「白い恋人」が有名

北海道には有名なお土産がたくさんありますが、特にお菓子といえば「白い恋人」を思い浮かべる人も多いでしょう。

ここでは白い恋人の魅力や、白い恋人のテーマパークである「白い恋人パーク」について解説します。

白い恋人とは

北海道のお土産の定番として有名な白い恋人は、サクサクのラングドシャにホワイトチョコレートがサンドされているお菓子です。サンドされたホワイトチョコレートは、白い恋人のためにブレンドされたオリジナルチョコレートです。

白い恋人というネーミングは、創業者の石水幸安氏がスキーを楽しんだ帰りに「白い恋人たちが降ってきたよ」と何気なくつぶやいたことがきっかけとされています。その際、石水氏は1968年にフランスのグルノーブルで開催された冬季オリンピックの記録映画の邦題である「白い恋人たち」から連想してつぶやいたのではないかといわれています。

利尻山をモチーフとした北海道らしい雪山風景が描かれているパッケージも、白い恋人の魅力のひとつです。白い恋人は、1976年に発売されてから、約半世紀にわたって多くの人に愛され続けています。

テーマ―パークまである!「白い恋人パーク」

白い恋人パーク
<出典元:写真AC

札幌市西区にある白い恋人を製造している石屋製菓株式会社の本社には、「白い恋人パーク」という施設があります。白い恋人の製造ラインの見学ができるほか、チョコレートの歴史を学んだり、ワークショップでスイーツづくりをしたりと、さまざまな体験ができるテーマパークです。

体験以外にも、オリジナルスイーツが食べられるカフェや、白い恋人をはじめ限定商品も購入できるショップなどもあります。季節によってイベントが開催されたり、季節限定のメニューが楽しめたりと、1年を通して楽しめるのも魅力です。

白い恋人のパッケージに自分自身の写真を使ったオリジナル缶を作成できるショップもあり、来館の記念や結婚式の引き出物、出産内祝いなどとしても人気があります。

北海道で有名なものは、グルメから観光地までさまざまなものがあります。今回紹介したのはごく一部分で、他にも有名なものはたくさんありますが、北海道への観光をご検討の際は参考にしてみてください。

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