郡上八幡観光の日帰りモデルコースを作ってみました!

郡上八幡観光の日帰りモデルコースを作ってみました!

岐阜県の真ん中にある郡上八幡には、「奥美濃の小京都」とも呼ばれる城下町の古い町並みや清らかな水の恵み、日本一美しい山城など見どころがたくさんあります。今回は、郡上八幡を日帰りでたっぷり満喫できるモデルコースを作ってみました。10時から17時までの時間で歩いて回れるように、実際に現地で確かめてきたコースです。

それでは、「水とおどりの町」郡上八幡の日帰りモデルコースを一緒に辿ってみましょう。

目次

<1:郡上八幡城下町プラザ(10:00~10:10)>

<2:郡上八幡旧庁舎記念館(10:15~10:45)>

<3:いがわ小径(10:45~11:00)>

<4:新橋(11:00~11:15)>

<5:蕎麦正まつい 郡上八幡店(11:30~12:20)>

<6:郡上八幡博覧館(12:30~13:20)>

<7:郡上八幡城(13:40~14:40)>

<8:郡上八幡の古い町並み(15:00~15:30)>

<9:お抹茶処 宗祇庵(15:30~16:00)>

<10:さんぷる工房(16:10~17:00)>

1:郡上八幡城下町プラザ(10:00~10:10)

郡上八幡城下町プラザ

旅の始まりは、郡上八幡城下町プラザからです。

郡上八幡の町のほぼ中心にあり、どこからもアクセスしやすい場所で、観光案内所・土産物売場・無料休憩所・公衆トイレがあります。

郡上八幡の城下町をぶらぶら歩きながら観光スポットを巡るため、車で訪れる方は1日550円で利用できる城下町プラザの駐車場に停めると、心置きなくゆっくり旅を楽しめます。

郡上八幡城下町プラザの駐車場とバスの停留所
<施設の裏に駐車場とバスの停留所がある>

公共交通機関を使って訪れる方も、城下町プラザには高速バスやコミュニティバスのバス停があり大変便利です。

まず、ここでガイドマップやイベント情報を入手し、身支度を整えてさっそく出発です!

郡上八幡城下町プラザ

  • 住所:〒501-4213 岐阜県郡上市八幡町殿町69
  • 電話番号:0575-67-2411
  • 開館時間:8:30~17:00
  • 休業日:12月29日~1月3日
  • アクセス:東海北陸自動車道「郡上八幡インターチェンジ」から約10分、長良川鉄道「郡上八幡駅」から徒歩25分またはコミュニティバス「まめバス」で20分
  • 駐車場:普通車1日550円
  • 公式サイト:郡上八幡城下町プラザ

2:郡上八幡旧庁舎記念館(10:15~10:45)

郡上八幡旧庁舎記念館

郡上八幡を流れる吉田川沿い、昭和レトロを感じさせる洋館が「郡上八幡旧庁舎記念館」です。

郡上八幡旧庁舎記念館の入り口
<右から左へ「八幡町役場」と読む文字に時代を感じる>

外壁は淡い水色の板張りで、木造2階建ての玄関に掲げられた「八幡町役場」の文字がその長い歴史を感じさせます。ここは平成6年まで、八幡町役場として使われていました。現在、郡上八幡の総合観光案内所・お土産コーナー・休憩所として活用されています。

GJ8マンのパネル
<ご当地キャラのGJ8マン(ジー・ジェイ・エイトマン)と写真が撮れる>

館内へ入ると、まんが家の故さくらももこさんが郡上の魅力を愛して「頼まれてもいないのに、勝手に」考えたキャラクターの「GJ8マン(ジー・ジェイ・エイトマン)」が出迎えてくれます。

>>GJ8マン公式サイトはこちら

郡上八幡旧庁舎記念館のお土産コーナー
<郡上八幡の銘菓や特産品が並ぶお土産コーナー>

郡上八幡の銘菓や特産品が並びます。おすすめは、お湯を注ぐと踊り子の餅が浮きあがり、まるで踊っているように見える「踊りしるこ」です。汁粉はあっさりとした甘さで飲みやすく、水や牛乳でも楽しめます。

郡上おどり定期講習の様子
<写真提供:一般財団法人 郡上八幡産業振興公社>

2階の会議室では、郡上おどりの開催日に「夏季限定!郡上おどり定期講習」が開かれ、踊りが体験できます。会議室の「かわさきホール」という名前は、郡上おどりの代表曲「かわさき」に由来しています。

郡上八幡旧庁舎記念館

  • 住所:〒501-4222 岐阜県郡上市八幡町島谷520-1
  • 電話番号:0575-67-1819(一般財団法人郡上八幡産業振興公社)
  • 開館時間:8:30~17:00
  • 入館料金:無料
  • 休館日:12月29日~1月3日 ※設備点検などによる臨時休館があります。
  • アクセス:郡上八幡城下町プラザから徒歩5分
  • 公式サイト:郡上八幡旧庁舎記念館/

3:いがわ小径(10:45~11:00)

いがわ小径

旧庁舎記念館から歩いてすぐのところに、小さな用水路があります。この用水路に沿って歩けるのが「いがわ小径」です。「いがわ」とは、この辺りの言葉で生活に使う小川や用水路のこと。

いがわ小径の洗い場
<今も現役で使われている共同の洗い場>

119mの道沿いには、今もなお、洗濯物をすすいだり野菜を洗ったりする共同の洗い場があります。水路には鯉、岩魚、あまご、鮎などが泳ぐ姿も見られます。

いがわ小径

  • 住所:〒501-4222 岐阜県郡上市八幡町島谷512
  • アクセス:郡上八幡旧庁舎記念館から徒歩1分

4:新橋(11:00~11:15)

新橋

旧庁舎記念館の目の前にかかる「新橋」では、 かつて夏になると地元の子どもたちが橋の欄干から吉田川に勢いよくジャンプする姿が見られたそうです。ちなみに、過去には事故もあったようで、橋の欄干には「不慣れな方等の無謀な飛び込みは厳に自粛されるよう」との警告が掲げられています。

下から見た新橋
<かつては「ジャンプコンテスト」が行われていたそう>

川面から橋までは約13mあり、橋から川面を見下ろしてみるとかなり高いことが分かります。

今でも、地元の子どもたちは川遊びをしますが、それは川の地形や流れを彼らがよく知っているからこそ。安易なチャレンジは控えて、地元の子どもたちが遊ぶ元気な姿を見て楽しんでください。

新橋

  • 住所:〒501-4214 岐阜県郡上市八幡町柳町1
  • アクセス:いがわ小径から徒歩2分

5:蕎麦正まつい 郡上八幡店(11:30~12:20)

蕎麦正まついの外観

「蕎麦正(そばしょう)まつい」は、郡上八幡の古い町並みに軒を構え、開店の前からお店の外に列ができる人気の蕎麦店。先代の店主が"蕎麦処"の飛騨荘川にある「蕎麦正」で修業を積み、その屋号を使って郡上八幡で独立したお店で、現在は息子の松井貴史さんが店主を務めています。

蕎麦正まついの内観
<店内はシンプルながら木目が生かされた落ち着く空間>

蕎麦正まついのざるそば
<本わさびと一緒にいただく「ざるそば」1,200円>

冷たい蕎麦にこだわり、「ざるそば」には本わさびが添えられています。もっちりとしたコシのある蕎麦で喉ごしに心地良さを感じられます。松井さんに尋ねてみると「うちのそばに強いコシがあるのは、練り方に独自の工夫を加えているから。冷水でしっかり締めるので、ツルっとした喉ごしの良い食感を楽しんでいただけます」と明かしてくれました。

蕎麦正まついの天ぷら
<彩りよく目でも楽しめる「蕎麦屋ならではの天ぷら」1150円>

お蕎麦と一緒に食べてほしいのが「蕎麦屋ならではの天ぷら」です。お皿の右側に並ぶ2品「蕎麦の海苔巻き」と「海老の蕎麦巻き」にご注目ください。「蕎麦の海苔巻き」は、海苔巻きの両端から出ている蕎麦のカリッと揚がった食感と、海苔で巻かれた内側のもっちりした蕎麦の食感の違いを1度に楽しめます。また、天ぷら衣の代わりに蕎麦を巻きつけた「海老の蕎麦巻き」は先代の発案メニュー。蕎麦屋ならではのアイデアと味わいに、思わず舌を巻いてしまうこと間違いなしです。

蕎麦正まつい店内の吹き抜け
<真壁づくりの高い吹き抜けが出迎えてくれる>

待ち時間が気になる方は、平日であればWebの予約サービスで時間指定の予約を入れられます。支払いにPayPayは利用できますが、クレジットカードは利用できないのでご注意ください。

蕎麦正(そばしょう)まつい 郡上八幡店

  • 住所:〒501-4218 岐阜県郡上市八幡町鍛治屋町774-2
  • 電話:0575-67-0670
  • 営業時間:11:00~売り切れ次第修了
  • 定休日:木曜(祝日の場合は営業) ※不定休あり。電話または公式サイトでご確認ください。
  • アクセス:新橋から徒歩6分
  • 公式サイト:蕎麦正まつい 郡上八幡店

6:郡上八幡博覧館(12:30~13:20)

郡上八幡博覧館

「郡上八幡博覧館」は、清らかな水とともに歩んできた郡上八幡の歴史や伝統工芸品や食品サンプルの展示、人々と水の暮らし、そして郡上おどりについて学べる施設です。大正ロマンを感じるレトロな建物は、大正9年に建てられた旧税務署の外観をそのまま活用しています。

写真パネルと郡上おどりの模型
<入口正面にある大きな写真パネルと郡上おどりの模型>

博覧館へ入ると、大きな写真パネルには四季折々の郡上八幡の自然や伝統文化が次々に映し出されます。その下は、郡上おどりを楽しむ人々の模型が展示されています。

「水」のコーナー
<水と人との関わりについて紹介する「水」のコーナー>

川に飛び込む少年の写真
<新橋から川面に飛び込んで遊ぶ少年の写真>

「歴」のコーナーの展示
<「歴」のコーナーでは名水「宗祇水(そうぎすい)」にまつわる古今伝授の古事を紹介>

「技」のコーナー
<職人による伝統工芸などを展示している「技」のコーナー>

清流釣りで使われる郡上のタモ・竿・びくの展示と職人が作る様子を見ることができます。また、郡上八幡は食品サンプルが地場産業としても知られ、食品サンプルの数々も間近で見ることができます。

食品サンプルの展示

郡上おどりの展示
<郡上おどりの歴史や曲、下駄や手ぬぐいなどのアイテムや免許状などを展示>

「郡上おどり」について、400年以上の歴史とその魅力を知ることができます。郡上おどりは毎年7月から9月にかけての約30晩開催される祭りで、郡上八幡の夏の風物詩。お盆には4日間夜通し踊る「徹夜おどり」が有名です。浴衣姿で手ぬぐいを首にかけ、下駄をカンカンと高らかに鳴らして幾重もの輪になって踊ります。踊り子さんの実演では、代表曲の踊りの振りつけに込められた意味を教えてもらいながら、実際に手のふりを体験できます。

郡上おどりの実演
<お客さんも一緒に体験できる郡上おどりの実演>

春駒
<展示や実演を見終えたら、お土産処「春駒(はるこま)」でお買い物>

町並みの散策や八幡城へ出かける前に、博覧館の中をぐるりと回れば、郡上八幡のことがよく分わかり、旅がより深く楽しくなることでしょう。

郡上八幡博覧館

  • 住所:〒501-4213 岐阜県郡上市八幡町殿町50
  • 電話番号:0575-65-3215
  • 開館時間:9:30~17:00 (最終入館受付16:30)
  • 入館料金:大人(高校生以上)540円、小人(小・中学生)320円、小学生未満は無料 ※八幡城+博覧館 共通券もあります。大人(高校生以上)750円、小人(小・中学生)400円、小学生未満は無料

◎郡上おどり実演

  • 開催時間:11:00~、12:00~、13:00~、14:00~、15:00~
  • 実演時間:15分間
  • ※開催日は月により異なります。公式サイトでご確認ください
  • 休館日:12月24日~1月2日
  • アクセス:蕎麦正まつい 郡上八幡店から徒歩5分
  • 公式サイト:郡上八幡博覧館

7:郡上八幡城(13:40~14:40)

郡上八幡城

「郡上八幡城」は、緑深い山の頂にそびえる天守の姿が美しく、「日本一美しい山城」と称賛されるほどです。現在の天守は、大垣城を参考にして1933年に再建されたもので、現存する日本最古の木造再建城です。4層5階建ての木造天守は、歩くと床がギシギシと鳴ります。

郡上八幡城登山口
<ここから細い山道を徒歩12分。バイクや車に注意>

近道ですの案内
<整備された車道を行く?それとも急な近道へ?>

階段
<石を積んだ階段を上ると息が上がり汗ばんでくる>

天守
<山道を登ること10分、出迎えるのは白亜の天守>

郡上八幡城の創建は1559年。立派に積み上げられた石垣は、1588年に整備されたものをもとに改修が重ねられ現在に至っています。

2つの力石
<2つで350kgあるという力石>

1667年に城の大改修を行なった時の言い伝えにまつわる石です。地元の力自慢「作兵衛」が、あわせて350kgにもなる大きな2つ石を山のふもとの河原から1人で運び上げており、その姿を普請奉行が褒めたところ、嬉しさのあまり作兵衛がその場で気を失ってそのまま息絶えてしまったのだそうです。

1933年の再建でこの石が見つかって、「力石」と名付けられここに安置されています。

城門
<凛々しい姿の城門をくぐると...>

近くから見る天守
<正面に堂々たる天守が登場!>

顔出しパネル
<山内一豊とお千代の顔出しパネル>

2006年放送のNHK大河ドラマで注目された山内一豊の妻「千代」は、初代郡上八幡城主の娘と伝えられています。

馬揃えに困っている夫のために、千代は内緒で貯めてきた10両を差し出すと、そのお金で買った馬が織田信長の目にとまり、一豊の出世の道が切り拓かれたというエピソードがあります。

歴史の展示
<天守の中では、郡上八幡の歴史が学べる>

甲冑
<18世紀から19世紀に城主を務めた青山氏に伝わる甲冑>

木造の階段
<木造の階段もギシギシと音が鳴る>

最上階からの城下町の眺め
<最上階からの城下町の眺め>

せせらぎ街道
<町の真ん中を貫き、高山へと続く「せせらぎ街道」>

郡上八幡城の土産物店
<入城受付の横にある土産物店では城アイテムが人気>

城CAFE
<土産物店の端の「城CAFE」では、ドリンクやスナック、スイーツを販売>

城ソフト
<城CAFEで人気の「城ソフト」400円(写真はソーダ味)>

郡上八幡城

  • 住所:〒501-4214 岐阜県郡上市八幡町柳町一の平659
  • 電話番号:0575-67-1819 (一般財団法人郡上八幡産業振興公社)
  • 開館時間:通常(3~5月、9~10月)9:00~17:00、夏季(6~8月)8:00~18:00、冬季(11~2月) 9:00~16:30(最終入城受付は閉館15分前)
  • 入城料金:大人(高校生以上)400円、小人(小・中学生)200円 ※お得な博覧館との共通入場券もあります。
  • 休館日:12月20日~1月10日 ※天候等の状況による臨時休館もあります。
  • アクセス:郡上八幡博覧館から徒歩20分
  • 公式サイト:郡上八幡城

8:郡上八幡の古い町並み(15:00~15:30)

郡上八幡の古い町並み

郡上八幡城から城下町へ戻り、手前(東)から「柳町」「職人町・鍛治屋町」の古い町並みを散策していきましょう。

柳町通りの公園
<柳町通りの一角にある公園>

古い町並みのひとつ「柳町」には、大きな本堂が圧巻の安養寺(あんにょうじ)があります。その目の前にあるのが、こちらの小さな公園(ポケットパーク)です。ちょっと腰かけて水路のせせらぎの音色を聞きながら、登城で疲れた足を休めてみるのもいいかもしれません。

家並み
<柳町通り沿いのシックな家並み>

大正ロマン古い町並みと書かれた案内
<職人町と鍛冶屋町の通りにある「古い町並み」の案内>

防火バケツ
<軒下に吊り下げられた防火バケツ>

家が密集しているこの地域では、火事は大きな危機になりかねません。そのため、家と家の間に「袖壁」という仕切りがつけられ、通りごとに細い水路を引いています。軒下に吊り下げられたブリキのバケツも防火設備の1つ。過去2回、大きな火事に遭った郡上八幡の城下町ならではの工夫を見ることができます。

郡上八幡の古い町並み

  • 住所:岐阜県郡上市八幡町柳町、岐阜県郡上市八幡町職人町、岐阜県郡上市八幡町鍛治屋町
  • アクセス:柳町まで郡上八幡城から徒歩15分

9:お抹茶処 宗祇庵(15:30~16:00)

宗祇庵

「お抹茶処 宗祇庵(そうぎあん)」は、郡上八幡のシンボルともいえる「宗祇水」のたもとにある甘味処です。希少な岐阜県産の抹茶をふんだんに使った和スイーツをいただくことができます。町歩きの疲れを取るため、ほっと一息ついてみてはいかがでしょう。

宗祇水
<郡上八幡のシンボル「宗祇水」>

水とおどりの町、郡上八幡を象徴するのが「宗祇水」です。全国名水百選の一番手として選ばれた湧き水で、清水(しみず)とも呼ばれていました。1471年に連歌師の宗祇がこの湧き水のほとりで師匠と歌を詠み交わしたという言い伝えが残っています。

日本庭園と和スイーツ
<日本庭園を眺めながら一服>

お店の階段を上がった先の店内は、テーブル席の和室空間。窓からは小駄良川にかかる清水橋の赤い欄干が見え、茶の香りに包まれながら和スイーツをいただくことができます。

宗祇庵パフェセット
<宗祇庵パフェセット(パフェと抹茶などのドリンク)1,800円>

人気メニューは、郡上おどりの抹茶アートがほどこされた「宗祇庵パフェ」(1400円)です。ガラスの器の底から、黒蜜、地元のほうじ茶で作ったゼリー、抹茶プリン、玄米パフ、濃厚抹茶アイス、あんこ、白玉が積み上がり、被せるようにオリジナルの特別な生クリームが盛り付けられています。その上に郡上おどりをイメージした抹茶アートがあしらわれ、目も舌も大満足な絶品パフェです。

お抹茶処 宗祇庵

  • 住所:〒501-4216 岐阜県郡上市八幡町本町862-10
  • 電話番号:050-1039-9252
  • 営業時間:11:00~17:00(ラストオーダー16:30)
  • 定休日:水曜日
  • アクセス:古い町並み(鍛治屋町)から徒歩3分
  • 公式サイト:お抹茶処 宗祇庵

10:さんぷる工房(16:10~17:00)

さんぷる工房

郡上八幡日帰りの旅、締めくくりは「さんぷる工房」本店です。食品サンプルの草分けである岩崎グループの本拠地で、紙問屋をリノベーションした店内に、懐かしさをテーマにした体験型の観光施設「レトロアート館」を併設しています。

さんぷる工房店内の食品サンプルアイテム
<さんぷる工房店内に並ぶ食品サンプルアイテムの数々>

店へ入ったところに、食品サンプルで作られたマグネットやキーホルダー、アクセサリーなどのアイテムを販売しています。海外からの観光グループが、お寿司の食品サンプルコーナーに立ち止まっていました。

奥のレジでは、レトロアート館への入館受付や食品サンプルづくりの申込みができます。ここで食品サンプルのお土産を買うなら、レトロアート館を見学して戻ってからがおすすめです。

小学校の教室に見立てた部屋
<体験教室で食品サンプルづくりができる>

レトロアート館へ入ってすぐ、昭和時代の小学校の教室に見立てた部屋では、食品サンプルづくりが体験できます。

さんぷる工房の中庭
<懐かしいアイテムが飾られた館内の中庭>

展示場
<蔵を改装した"宝物殿"のような展示場>

友達と競って集めたキン消し、週刊少年マンガにアイドル雑誌......昭和レトロなアイテムがあふれる空間にいると、あの頃の自分に戻ったような気持ちになります。

ちゃぶ台返しの展示
<ちゃぶ台返しで食事がめちゃくちゃに>

蔵の2階には、思わずギョッとする「ちゃぶ台返し」のワンシーンが再現されています。畳にあがってちゃぶ台をひっくり返しているような写真を撮ることができます。

昭和の雰囲気

<一通り見て振り返ると、ふいに戻りたくなる昭和の世界>

さんぷる工房本店 レトロアート館

  • 住所:〒501-4227 岐阜県郡上市八幡町橋本町956
  • 電話番号:0575-67-1870
  • 営業時間:10:00~17:00
  • レトロアート館入館料金:大人500円、子ども300円(さんぷる工房店内は入場無料)
  • 休館日:年末年始
  • アクセス:お抹茶処 宗祇庵から徒歩3分
  • 公式サイト:さんぷる工房

以上、歴史ある景観を歩いて巡り、美味しいものに舌鼓を打ち、伝統や文化を体験できる日帰りモデルコースをご紹介しました。

例年、7月から9月に開催される郡上おどりのシーズンでしたら、帰りが遅くなりますが、見に行ってみてはいかがでしょう。もちろん、その場で教えてもらいながら一緒に踊ることもできます。

今回のモデルコースはあくまでも一例。参考にしていただきながら、行ってみたい場所や興味のあるテーマで、とっておきの郡上八幡日帰りコースを楽しんでください。

関連記事

岐阜」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『岐阜』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

【四季と宿をめぐる旅】岐阜県〜FAV HOTEL 飛騨高山WESTと飛騨の桜めぐり〜

Ranking岐阜記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

高橋尚美

愛知県生まれ。大学進学をきっかけに上京し、卒業後はIT系雑誌の広告営業やWebメディアの広告企画の仕事に就く。結婚・出産を経て、2009年に岐阜市へ移住し、2017年からフリーランスライターとして活動を始める。現在、フリーペーパーやWebメディアでインタビュー記事を中心に執筆し、子育て・教育・食・健康・住まいなどの分野を得意とする。

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!