台湾で有名なものといえば何? 有名観光スポットや定番料理など

台湾で有名なものといえば何? 有名観光スポットや定番料理など

台湾は、日本から飛行機で約3〜3時間半と近く、気軽に行ける海外旅行先として人気があります。ただ、台湾旅行が初めての方や久しぶりの方は、どこで何をしようか悩んでしまう人も多いはず。そんなときは、何で有名かという観点から検討してみるのもいいでしょう。

そこで今回は、「台湾で有名なものといえば」をテーマに、有名なグルメ、押さえておきたいスポットなどをお伝えしていきます。

目次

<1. 台湾では「台湾料理」が有名>

<2. 台湾では「夜市」が有名>

<3. 台湾では「風光明媚な街並み」が有名>

<4. 台湾では「ランタンフェスティバル」が有名>

<5. 台湾では「超高層ビル」が有名>

<6. 台湾では「温泉」が有名>

1. 台湾では「台湾料理」が有名

台湾料理は、中国福建省の料理をベースに、ヨーロッパや日本の影響を受けながら独自に発展した伝統料理です。

海の幸をふんだんに使い、淡白であっさりした味わいが特徴で、にんにくや生姜、八角など独特な香りの食材が多く使われています。新鮮な魚介や野菜など、地元の食材を生かした家庭的な料理が多く、日本から訪れる観光客にも親しみやすい味として人気があります。ここでは、代表的な台湾料理を3つご紹介します。

小籠包

小籠包
<出典元:写真AC

小籠包は台湾を代表する点心で、薄い小麦粉の皮に豚のひき肉やスープを包んで蒸した料理です。

具材は豚肉のほかにもエビや野菜、小豆などさまざま。皮の中には旨味たっぷりの肉汁が入っているので、食べる際は熱々のスープをこぼさないよう注意が必要です。日本でもなじみ深い料理ですが、台湾では点心専門店やローカルな食堂など多くの飲食店で提供しているので、食べ比べをして楽しむのもおすすめです。

魯肉飯

魯肉飯
<出典元:写真AC

魯肉飯(ルーローハン)は、台湾の定番ソウルフード。豚肉を細かく切って甘辛く煮込み、八角や五香粉などのスパイスを加えた風味豊かな丼メニューです。

甘辛いトロトロの豚肉と熱々のご飯は相性抜群! 魯肉飯は、街中の屋台から高級レストランまで幅広く提供されており、お店によって肉の部位や調味料に違いがあります。日本でも親しまれている料理ですが、台湾を訪れた際はぜひ本場の味と食べ比べてみてくださいね。

麺線

麺線
<出典元:写真AC

麺線(めんせん、ミェンシェン)は、日本のそうめんに似た極細の麺を、かつおだしの効いたとろみのあるスープで煮込んだ麺料理です。

具材にはおもに牡蠣や豚のモツが使われており、パクチーなどの薬味が付いていることもあります。また、にんにくや台湾の黒酢など、さまざまな調味料を加えて自分好みにアレンジするのも楽しみ方のひとつ。台湾では小腹が空いたときに食べる屋台飯や、ファストフードとしても親しまれています。

2. 台湾では「夜市」が有名

夜市とは、夕方から真夜中にかけてにぎわう巨大な屋台街のことで、台湾観光では外せない観光スポットとして有名です。

B級グルメやファッション雑貨、占いなど、幅広いジャンルの屋台が軒を連ねています。元々は寺廟の参拝客を目当てに始まったとされていますが、現在は台湾各地で多くの夜市が開かれています。ここでは、台湾で有名な夜市を3つご紹介します。

士林夜市

士林夜市
<出典元:写真AC

士林夜市(しりんよいち、シーリンイエシー)は、台湾最大級の規模を誇る有名な夜市です。夕方17時を過ぎると基河路と文林路、大北路に広がる大きな三角形のスペースが夜市となり、地元の人々や観光客でにぎわい始めます。

行列のできる人気店も多いので、行きたい屋台があれば事前にチェックしておくのがおすすめです。とくに、士林夜市で最も混雑するエリアのひとつ「士林市場」の地下にある「美食区」には有名店が集まっており、散策や食べ歩きにピッタリのエリアです。

饒河街観光夜市

饒河街観光夜市
<出典元:写真AC

饒河街観光夜市(じょうががいかんこうよいち、ラオハージエイェシー)は台湾で最も古い夜市で、松山慈祐宮の門前から約600mにわたって衣料品や雑貨、B級グルメなどの屋台が立ち並びます。

地元のディープな雰囲気がただよう夜市で、昔ながらの台湾名物やお菓子などを販売する屋台もたくさん見られます。饒河街観光夜市は一本道で構成されているため迷う心配もなく、順番に屋台を見て回ることができます。

六合夜市

台湾第2の都市・高雄にある六合夜市(ろくごうよいち、リウフェアイェーシー)は、戦後に空き地から始まった夜市で、もともと「大港埔夜市」と呼ばれていました。その後徐々に屋台が増え、現在の六合夜市となったそうです。

多くの夜市では点心や焼き鳥など、観光客の口にも合う台湾グルメを提供する屋台が多いですが、六合夜市では港町である高雄の名産品を使った海鮮料理なども楽しめるという特徴があります。

3. 台湾では「風光明媚な街並み」が有名

台湾には、古き良き時代の面影を残す街がたくさんあります。戦前からのレトロな建物が立ち並ぶ下町エリアや古い建物をリノベーションした最新カルチャー発信地など、さまざまな街並みを楽しむことができます。

ここでは、台湾でとくに風光明媚な街並みで有名なエリアを2つご紹介します。

九份

九份
<出典元:写真AC

九份(きゅうふん、ジォウフン)は、台北から約1時間半の距離に位置する、石段の街並みや提灯の明かりが美しい風光明媚な街です。

台湾で大ヒットした映画『悲情城市』のロケ地になったことで有名になり、現在は古き良きレトロな雰囲気がただよう台湾随一の観光地となっています。メインストリートの基山街では、地元ならではのB級グルメやカフェなどの飲食店が軒を連ねており、ショッピングや散策にピッタリ。比較的コンパクトな街なので、日帰り旅行でも楽しめる人気の観光地です。

十分老街

十分老街
<出典元:写真AC

十分老街(シーフェンラオジェ)は、昭和の雰囲気が漂うノスタルジックな街で、台北から約1時間でアクセスできます。名物はランタンで、街の至るところにランタン屋さんがあり、ランタン飛ばし体験をすることもできます。

そのほか、十分老街には台湾のナイアガラとも呼ばれる「十分大瀑布」やお店の軒先ギリギリを走るローカル列車など見どころ満載。さまざまな体験ができるのが十分老街の魅力です。

4. 台湾では「ランタンフェスティバル」が有名

ランタンフェスティバルとは、台湾各地で開催されるランタンを気球のように一斉に空へ放つお祭りのこと。台湾では、旧正月に無病息災や邪気払いの意味を込めてランタンを灯す風習があり、台湾を代表する祝賀イベントとして根付いています。

ここでは、台湾で有名なランタンフェスティバルを3つご紹介します。

台湾ランタンフェスティバル

台湾ランタンフェスティバル
<出典元:写真AC

台湾ランタンフェスティバルは、各地から無数のランタンが集まる、台湾最大規模のランタンフェスティバルです。

毎年2月上旬、旧正月を指す「元宵節」シーズンに行われています。会場では、毎年異なるテーマを持った巨大なランタンとともに、大小さまざまなランタンが空に放たれ、夜空を幻想的に彩ります。開催期間中は会場内にたくさんの屋台も出店しているので、1日参加しても飽きないでしょう。

毎年開催地が異なるので、参加する場合は公式サイトなどであらかじめ確認しておいてくださいね。

平渓天燈節

平渓天燈節
<出典元:写真AC

平渓天燈節(へいけいてんとうせつ)は、新北市の平渓で毎年行われるランタンイベントで、こちらも元宵節シーズンに行われています。

ここでは、ランタンが浮かぶ光景を楽しむだけではなく、無料でランタン飛ばし体験をすることも可能。ただし、参加者は午前中に会場で配布される整理券をもらう必要があります。毎年数万人の観光客が訪れるので、参加を希望する場合は余裕を持って早めに会場へ向かいましょう。

十分老街ランタン

ランタンで有名な十分老街では、元宵節シーズンだけではなく、1年を通してランタン上げを体験することができます。

ランタンはカラーバリエーションが豊富で、赤色は健康運、黄色は金運というように、願い事に応じて色が分かれています。複数色のランタンもあるので、たくさん願い事があるときはカラフルなランタンを選ぶと良いでしょう。お祭りに合わせて台湾に行くことができない場合は、十分老街でランタン上げを体験してみてくださいね。

5. 台湾では「超高層ビル」が有名

台湾は、歴史的な建造物や美しい自然など、有名なものがたくさんありますが、超高層ビルも台湾で有名なもののひとつです。経済の発展とともに超高層ビルや商業施設の建設が活発になり、とくに台湾の中心地である台北市で多くの超高層ビルが建設されました。

ここでは、台湾でとくに有名な超高層ビルをご紹介します。

台北101

台北101
<出典元:写真AC

台北101(たいぺいいちまるいち)は、高さ508mを誇る台湾一の超高層ビルです。地上101階、地下5階からなり、89階にある展望台からは台湾の街を一望できます。101階の屋外展望台「Skyline460」では、展望台の先端に立って記念撮影ができるスリル満点の体験も。

そのほか、レストランや高級ブランドショップなども充実しており、最新トレンドが集まるショッピングスポットとしても有名です。

6. 台湾では「温泉」が有名

台湾は九州とほぼ同じくらいの面積を持つ島ですが、100ヶ所以上もの温泉地を有する「温泉天国」としても有名です。1894年に北投でドイツ人により初めて温泉が発見され、その後は日本の温泉文化の影響を受けながら、さまざまな温泉街が発展していきました。

ここでは、台湾でとくに有名な温泉を3つご紹介します。

北投温泉

北投温泉モニュメント
<出典元:写真AC

北投温泉(ほくとうおんせん、ベイトウウェンチュエン)は、四大名湯に数えられる台湾で有名な温泉地のひとつです。台北からMRTで約30分とアクセスが良く、国内外から多くの観光客が訪れています。

北投温泉の特徴は、ひとつの温泉で白硫黄泉、青硫黄泉、鉄硫黄泉の3つの泉質を楽しめること。それぞれ特徴や効能が異なるので、台北観光がてら足湯を体験したり、宿泊してゆっくり温泉に浸かったりと、さまざまな楽しみ方ができます。

谷関温泉

谷関温泉(こくかんおんせん、グーグァンウェンチュエン)は、台中から約2時間ほどの山岳地帯にある、台湾中部を代表する温泉です。明治時代に原住民タイヤル族によって発見されたことから、かつては「明治温泉」とも呼ばれていました。

長い歴史を持つ温泉街ですが、2019年に星野リゾート系列の温泉リゾート施設がオープンし、日本からも多くの宿泊客が訪れる人気の温泉街となっています。

関子嶺温泉

関子嶺温泉(かんしれいおんせん、コワンツーリンウェンチュエン)は台南市白河区関子嶺に位置する、北投温泉と並ぶ四大名湯のひとつです。関子嶺温泉は台湾で唯一の「泥温泉」で、天然の泥パックで美容に効果があることで有名です。日頃の疲れを癒すリフレッシュ旅や女子旅にもおすすめの温泉街です。

今回は、台湾で有名なものを幅広くご紹介しました。食べ歩きや観光だけではなく、地元ならではのイベントやお祭りに参加してみると、台湾の新たな魅力を発見できるかもしれません。本記事を参考に、台湾旅行の計画を立ててみてくださいね。

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