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【イギリス】春のエジンバラで異国情緒溢れる桜を楽しもう!
<トップ画像:エジンバラ城と桜>
海外にいると桜が懐かしくなりませんか?春の訪れを感じさせる桜を見るのは毎年の楽しみですが、海外で桜が咲き誇る景色を楽しむことができる場所は少ないです。
驚くことに、イギリス各地で4月中旬から5月初旬まで桜が楽しめます。桜は19世紀末からイギリス各地に植樹されました。
その中でも、スコットランドのエジンバラの桜は格別で、4月半ばになると街中で桜が楽しめます。公園、道路の並木、学校の校庭だけでなく、教会の庭、そして民家の庭まで桜だらけで、ピンクの花が街中に溢れます。
エジンバラは、年間500万人以上の観光客が訪れる観光都市ですが、桜についてはあまり知られていません。春にエジンバラを訪れると、予想していなかった桜が観光客を喜ばせ、多くの人々があちらこちらで桜の写真を撮っています。
この記事では、エジンバラで異国情緒の溢れる桜が楽しめる場所をご紹介します。
目次
- プリンシズ・ストリート・ガーデン(Princes Street Garden)
- ザ・メドーズ(The Medows)
- 聖マリア大聖堂(St. Mary's Episcopal Cathedral)
- コーツ・クレセント・ガーデンズ(Coates Crescent Gardens)
- ラベルストン・ダイクス(Ravelson Dykes)
- まとめ
プリンシズ・ストリート・ガーデン(Princes Street Garden)
一番のエジンバラの桜の名所は、プリンシズ・ストリート・ガーデン(Princes Street Garden)です。
プリンシズ・ストリート・ガーデンは、エジンバラ一の観光名所、エジンバラ城の麓に広がる公園です。入り口はエジンバラの目抜き通りのプリンシズ・ストリート(Princes Street)にあります。
街の中心街にある庭園は、多くの市民や観光客でいつも賑わっています。
<桜と春の花々>
<ピンクの八重桜・寒山>
お目当ての桜は、エジンバラ城の麓に広がるプリンシズ・ストリート・ガーデンの西側の庭園にあります。
プリンシズ・ストリートの道路側に植えられた濃いピンクの八重桜は、エジンバラ城を背景に春の美しい風景を演出してくれます。
桜の下には様々な春の花が咲いていて、色とりどりの春の花と桜と石作りのエジンバラ城という、日本では見ることのできない異国情緒溢れる風景が楽しめます。
<大きな西洋実桜>
<西洋実桜の花>
庭園の中にはまた異なる種類の桜があります。目を引くのは、ガーデンの真ん中にある大きな何本かの桜の木です。この桜は、日本の桜と違い薄いピンクで葉も一緒に出ています。
西洋実桜と呼ばれる桜で、英国原産の桜の一種。サクランボが収穫できる桜の種類で、30メートルにもなるそうです。
<世界最古の花時計>
プリンシズ・ストリート・ガーデンには、1903年に作られた世界最古の花時計があり、年中季節の花が楽しめます。
プリンシズ・ストリート・ガーデン(Princes Street Garden)
- 住所:Princes St. Edinburgh EH2 2HG
ザ・メドーズ(The Medows)
<芝生の公園にある桜並木>
<芝生の公園にある桜並木>
ザ・メドーズはエジンバラ城の南側、16世紀の建物が立ち並ぶ旧市街地の麓に広がる広大な芝生の公園です。
市民の憩いの場で、またエジンバラ大学に近いので、週末は運動やピクニックをする人々で溢れます。
<桜のトンネル>
ザ・メドーズの歩道は、桜並木になっていて、春には濃いピンク色の八重桜のトンネルを楽しむことができます。
<濃いピンクの八重桜・寒山>
この桜並木は、1953年6月23日、故エリザベス女王の戴冠式後の最初の訪問を記念する式典の一環として、故エリザベス女王が最初の1本を植えたことに始まっているそうです。
緑の芝に映える濃いピンクの桜並木は日本とはまた違う美しさです。桜並木の横に広がる芝生でピクニックをしながら花見はいかがでしょうか?
ザ・メドーズ(The Medows)
- 住所:Melville Dr. Edinburgh EH9 1ND
聖マリア大聖堂(St. Mary's Episcopal Cathedral)
<西洋実桜と尖塔>
エジンバラの西側のウェストエンドにある聖マリア大聖堂は、スコットランド聖公会の大聖堂です。尖塔は90メートルで、エジンバラの市街地で最も高い建物だそうです。
その庭園に何本かあるのが西洋実桜です。高い尖塔と大きな桜、異国情緒を感じる美しい風景です。
聖マリア大聖堂(St Mary's Episcopal Cathedral)
- 住所:Palmerston Pl. Edinburgh EH12 5AW
- 公式サイト:聖マリア大聖堂
コーツ・クレセント・ガーデンズ(Coates Crescent Gardens)
<白い八重桜のあるシャンドウィック・プレイス>
<白い八重桜>
エジンバラのウエストエンドにあるコーツ・クレセント・ガーデンズ(Coates Crescent Gardens)にある桜は、白い八重桜です。
白妙(しろたえ)という東京・荒川堤発祥の桜のようです。スコットランドで今まで見たことのない桜を楽しむことができて驚きました。
コーツ・クレセント・ガーデンズ(Coates Crescent Gardens)
- 住所:Coates Crescent Gardens EH3 7AF
ラベルストン・ダイクス(Ravelson Dykes)
<桜並木のあるラベルストン・ダイクス>
ラベルストン・ダイクスは、スコットランド国立近代美術館の近くに広がる高級住宅街にある道です。道の両側にも濃いピンクの八重桜が植えられ、桜並木が楽しめます。
観光で訪れるところではありませんが、エジンバラの秘宝・最も絵になる村と言われる人気スポット、ディーン・ヴィレッジ(Dean Village)からすぐのところですので、この道を通ってみると日本に来たような感覚がします。
ラベルストン・ダイクス(Ravelson Dykes)
- 住所:Ravelston Dykes, Edinburgh EH4 3EA
まとめ
<プライベートガーデンにある大きな桜>
なぜエジンバラにこんなにたくさんの桜が咲いているのか、調べてみてもわかりませんでしたが、英国でも北にある街で、長い冬の後の春の訪れに色を添える桜は格別な美しさです。
日本と違って、街を歩けば色々な種類の桜が楽しめるだけでなく、桜と一緒に咲いているチューリップや水仙やブルーベルなど鮮やかな春の風景が味わえます。
スコットランドで桜が見られるとは思っていませんでしたが、ピンクの花が街を彩る景色はとても幸せな気分にしてくれます。
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Sachiko
- 名古屋市出身、海外滞在歴30年、38カ国490以上の都市を訪れました。多趣味で、アート系のクラッシック鑑賞、バレエ・ダンス鑑賞、美術鑑賞、アンティーク収集から、スポーツ系のテニス・ダイビング、グルメまで色々なことが好きですので、様々な視点で皆様に旅の楽しさがお伝えできればと思っています。捨て猫2匹をインドネシアで拾い、日本まで連れてきました。