【大分】そうだ、明日「別府にひとっ風呂浴びに」行こう!さんふらわあで大阪出航、気ままなひとり旅が最高に面白い

駅前高等温泉 別府

こんにちは。Hinata Yoshiokaです。

今回、商船三井さんふらわあ提供のもと乗船してきました。

おひとりさまから楽しめる船旅をご覧ください♪

目次

思い立ったらすぐ行けるひとり旅は最高!

寒い季節、おうちに引きこもってしまいがちな日々が続いていた中、ふと頭に浮かんで行きたくなってしまった「湯けむりの街・温泉めぐり」。ホワホワとした湯気が一度頭に浮かぶと、もういてもたってもいられない...ということで、自由気ままなひとり旅に出ることに。

さんふらわあ フェリー

温泉と言えばやっぱり別府でしょ!となると、移動はやっぱり船ですね。"豪華になった"と噂の「さんふらわあ」の新造船で行ってみることに。せっかくなので大阪から別府まで、船旅そのものも楽しみながらのんびり楽々と温泉旅に出かけたいと思います。計画も何もなし、とにかく行けば何とかなるのがひとり旅の面白いところ。宿だけ予約して後はワクワクするだけです。

>>さんふらわあ 大阪~別府航路「新造船くれない・むらさき」の詳細はこちらから

さんふらわあターミナル

【大阪】第1ターミナル(大阪南港コスモフェリーターミナル)

【別府】新造船くれない・むらさき発着

船旅の楽しみと言えばこれ!嬉しいラインナップに

夜、大阪から19時出航のさんふらわあに乗り込みました、冬場とあって外はもう暗いですね。荷物を部屋に運ぶのもままならず、とにかくレストランへと直行する食い意地の張った私。なんせバイキングを楽しみにしていたので、料理が全部揃った状態に一番乗りをしてみたかったんです。

さんふらわあ バイキング

既に先客がいましたが、嬉しいところをついたバイキング内容、に思わず頬をゆるめながら料理をあちこち巡ります。

何といってもお刺身コーナーの凄さ。色艶の美しい切り身がたっぷりと並んでいてその横には郷土料理の「りゅうきゅう」もあり、これを食べ放題だなんてヤバすぎる。バイキングは時間制限もなく、私がお酒呑みだったらお刺身をひたすら食べて呑み続けていたかもです。(※お酒は別料金です)

バイキング 料理

お皿に取ったのは、豚のトロトロ角煮、ハニーマスタードチキン、カキフライに唐揚げ、セイロで蒸した焼売からは湯気がホワホワと。本格讃岐うどん、とり釜飯は大釜にどっさりと炊かれていました。

サラダバーやデザートバー、フルーツ盛りやアイスクリームまで...第二ラウンドまで行きましたが全種類を食べきれなかったのが残念です。ディナーバイキングが、この内容で2,300円(税込)は価値ありですね。

スイーツ フルーツ

まるで隠れ家のような居心地、コンパクトで充実のお部屋

満腹になったお腹をさすりながら、ベットでゴロゴロしようとお部屋に向かいます。今が移動中だということを完全に忘れてしまうくらい、船ってやっぱり楽ですね。アトリウムやレストランと同じ階にある、女性専用の「プライベートベッドレディース」のお部屋へと向かいます。

プライベートベッドレディース

乗船チケットのQRコードをかざすと、お部屋が開きました。お部屋の等級が一番下でも、雑魚寝ではなく、大部屋ではあるけど個々で完全に仕切られた空間の中に個別のベッドがありました。

空間は思ったより広くてテレビまであり、コンセントなど設備も充実。座っても天井が高めなので頭がつくことも全くなく、本を読んだり作業もできてストレスフリー。今時の船旅ってこんなに進化したのかと驚きです。

大きめのロッカー

ベッド下にスーツケースを入れこめる隙間はなかったのですが、そのかわりに空間に高さがあるのはとても居心地が良いので嬉しいし、着替えるのも楽です。ちなみにスーツケースは、部屋の外に大きめのロッカーがあって、出し入れ自由(鍵付き無料)なので特に問題はない感じ。

コンセントなど設備も充実

お風呂の着替えをバッグに詰め込み、携帯を充電し、給水所で入れたお湯に手持ちの紅茶パックを浸して準備完了。自分だけの小部屋時間をのんびりと満喫、別府旅のパンフレットや映画の番組表をチェックしながらのゴロゴロタイムで体も心も緩みます。

せっかくなので船内探索!するとこんな場所でこんなイベントが...

少し眠くなってきましたが、このまま寝るのはもったいない。船をとことん楽しむべく船内チェックをしようと部屋を出ました。

まずはお土産のショップから。大分のこだわりの商品が並んでいるコーナーがかなり充実していたので見入っていると、船内放送が。どうやら船内中央の大階段でプロジェクションマッピングが行われるそうですよ。

アトリウム

アトリウムと呼ばれるその空間は広々としてホテルのようにゴージャス。すると、あちこちから人が集まってきて豪華なその階段に座り始めました。近辺の照明がすうっと落とされて何かが始まる感、こういうのって面白いですよね。別空間へとプチトリップ体験するようなプロジェクションマッピングでした。

着替えのバッグを持って出たのでそのままお風呂へと直行することに。船のお風呂も楽しみのひとつ、ちゃんと大きな湯船があるのも嬉しい。ドライヤーを持っていなかったのですが、その心配もなく、綺麗なトイレに個室の化粧部屋が多数あって、そこにドライヤーがありました。

お風呂の化粧台

ひとつ気にかけていたのが「橋の通過時間」です。外が寒くても見たいものは見たい!橋の通過予定時刻に合わせ、たくさん着込んで甲板へと出ると、皆さんも同じ想いだったようでカメラを構える姿が。実は先ほど、プロジェクションマッピングの前にも明石大橋を見ることができたんですよ。

明石大橋

外で体が冷えたらお風呂でポカポカになり、そのままベッドで映画を見ながら橋の通過予定時間になるとまた外に出て、という遊びが楽しめるのもこの環境ならでは。やっぱり橋の大きさには圧倒されますね。結局、往路では運良く3つの橋を見ることができて満足。仲良さげにはしゃぎながら橋を見ていた外国人の家族を微笑ましく眺めた夜でした。

あつ湯?ぬる湯?レトロな浴場は別世界

早朝、別府に到着。残念ながら雨のようですが、ターミナルから別府駅行きのバスが出ていたので濡れずに乗り込みます。ここから別府駅までは15分ほどだそうなのでとりあえず向かうことに。ノープランの今日、まずは駅に行ってみてから街歩きを開始します。(※駅にコインロッカーあり)

駅前高等温泉

小雨の中、駅からぶらりと歩き始めてすぐに雰囲気ある温泉を発見。「駅前高等温泉」と書かれた戸を開けると、すぐ目の前に受付があり女性が座っていました。「あつ湯とぬる湯、どっちにしますか?」と聞かれて、別府ではそういう分け方をしていることを初めて知りました。

「ぬる湯」に決めて暖簾をくぐります。まだ朝8時を過ぎた頃だから一番乗りなのかと思いきや、どうやら他のお客さんは「あつ湯」にいる様子です。別府の人は熱々のお湯を好むのだそうで、自宅に温泉を引いている人も多いのだとか。ちなみに、浴場は入れ替わりもあるかもなので聞くのが良さそうです。

駅前高等温泉 レトロな浴槽
<ステンドグラス風のレトロな浴場。もう一つの浴場はまた違う雰囲気のよう>

それにしても雰囲気のある温泉です。楕円形で小さめの湯船と洗い場があり、最小限の設備でシンプルを極めています。脱衣所との壁はなく一体型になっていて、何だか違う時代に迷い込んだかのよう。後でトイレをお借りした際にこの建物の2階もチラリと見えたのですが、現在は宿泊所になっていて古い洋館の面影が残っていました。

「階段の感じも素敵、いい雰囲気ですね」とスタッフさんに話しかけると「大事にしていますから」と笑顔で答えてくれました。大正13年からある温泉で、町営でやっているのだとか。ここの温泉はとにかく芯からあったまり寒い外に出てもずっとポカポカしていましたよ。

駅前高等温泉

  • 住所:別府市駅前町13-14
  • TEL:0977-21-0541
  • 休日:年2回大掃除日(4月と11月)
  • 駐車場:あり・ 8台
  • アクセス:JR日豊本線別府駅より徒歩約2分
  • 関連サイト:駅前高等温泉

別府ならでは!ユニークなお宿は驚きの設備と環境

ざぼんサイダー

歩いて行ける温泉がこの近辺に15か所程あるので、いくつか巡りながら街歩きを楽しみます。

夕方には歩いて宿にチェックイン、お洒落な雰囲気の「ゲストハウス サンライン別府」に驚きました。元々、温泉旅館だったところをリニューアルしたため、共用の温泉も付いていて、宿泊客は素泊まりでも温泉に入れてコスパも最高。

ゲストハウス サンライン別府 エントランス 受付

エントランスの受付はカフェバーのカウンターにもなっていて、その横手にあるカフェ空間はちょっとしたパソコン仕事などにも使える雰囲気。自炊できるキッチンも広々と使い勝手がよく、壁一面にある大きな本棚には漫画本もぎっしりと並んでいてソファーで読めるようになっていました。

部屋はドミトリータイプの共同部屋と、和室の個部屋があるようです。全体的に清潔なイメージの宿で、ヨーロッパ系の海外客も何人か見かけましたよ。とにかく面白い造りの宿です。

ゲストハウス サンライン別府

ホテルから歩いて1分の所には海岸が広がっていて横手にはマリーナも。そこには別府で行われたアートイベント「Art Fair Beppu 2023」の参加アーティストによる作品も展示されていました。

別府ならでは!ユニークなお宿は驚きの設備と環境

昼間、海岸を散歩していたら目の前で作業をしている人たちがいました。海岸線に沿って椅子を並べ始めたので、イベントがあるのですかと聞いてみたら「冬の花火だよ、毎年やってますよ」と教えてくれました。年に2回、ここで大規模な花火大会があるそうで驚きです。

昭和でアート感のある路地裏に迷い込んでみる

昭和でアート感のある路地裏に迷い込んでみる

バスのターミナルや別府タワーもすぐ目の前にあり、別府駅までも徒歩圏内。表通りは昼は静かで閉まっている店が多いのですが、聞くとどうやら夜に賑わう様子ですね。

今回はバスで他の温泉街まで足をのばさず、別府周辺だけで楽しんだのですが、「地獄めぐり」や水族館の「うみたまご」もバスですぐに行ける距離なので色々と選ぶこともできます。

昭和でアート感のある路地裏に迷い込んでみる

別府駅周辺は、裏通りに入ると昭和でアート感のある路地道が網目状になっていて散策も楽しいんです。

初日は小さな温泉を巡りつつ、夜には古くて味のある映画館で映画を見たり。二日目の昼間は可愛いベトナム料理屋さんでランチをして、神社に行ったり足湯したり、案内所(別府まちなか交流館)でもらった地図を片手に、別府の街を散策して夕方まで過ごし大満喫。この街がとても好きになりました。

昭和でアート感のある路地裏に迷い込んでみる

帰りはまた船内でのんびり。パッと帰るのではなく旅の余韻に浸ったままゆっくりと海を渡ると情緒がありますね。出港からデッキに出て別府の街灯りを眺めながら、遠ざかっていく別府タワーを見てちょっとじんわりする感じがとても船旅っぽかったです。

帰りも船のお風呂に浸かり、居心地良いプライベートベッドで爆睡。充実した朝ご飯もしっかり食べて身も心も満たされまくって船を降り、別府の旅はコンプリート。

昭和でアート感のある路地裏に迷い込んでみる

冬でも寒さをそこまで感じず、楽々ゆったり過ごした3日間。家に篭りがちな冬に最適な「別府温泉めぐりひとり旅」は、思いたったらいつでもその時に行ける手軽さがありました。たぶんこれは、何度も通ってじっくりどんどん好きになっていくような旅ですね。なので近々また行こうと思います。皆さんもぜひ、思い立ったら「別府にひとっ風呂浴びに」行ってみませんか。

>>長距離フェリーツアー・旅行特集はこちら(外部サイトに遷移します)

▼動画「さんふらわあで行く大阪・別府旅」

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Hinata Yoshioka

フォト&ライター。国内を転々と旅した後、沖縄にたどり着き12年を過ごす。現在は神戸を中心に活動中。ハワイ好きでフラ歴もあり、ロミロミマッサージのセラピストとしての一面も持つ。好きなことは料理・物作り・音楽・読書・写真・旅などあらゆることに興味はつきない。世界を船でぐるり2周した物語もWebで掲載中!!

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