公開日:
最終更新日:
【冬のご馳走】冬山の登山で味わうおすすめの逸品!
こんにちは!「三度の飯と山が好き!!」の倉山(くらさん)です。
あっという間に春になりそうですが、寒い季節にはそれなりの美味しい食べ物がたくさん有りますね。
ところで、冬の山に出掛けると、そこにはご馳走がたくさんあることをご存知ですか?
そうです。それは『眺望』と云う名の料理ですが、これがまた最高なのです。
私は、毎冬このご馳走を楽しみに関東近郊の山へ出掛けていますが、みなさんにもこの料理を(私が撮影した写真からほんの一例ですが)紹介したいと思います。
今回のメインディッシュは、みなさんも大好物の冬の『富士山』です!
<2024年元旦、丹沢・三ノ塔から。初日の出登山でご来光に染まる富士山>
目次
1. 神奈川県の山から望むご馳走
県西部には神奈川県の屋根ともいえる丹沢山地があります。
標高1,673mの蛭ヶ岳(ひるがたけ)を最高峰に、大室山(おおむろやま)、丹沢山(たんざわさん)、檜洞丸(ひのきぼらまる)など、1,500m級の山が連なり、丹沢大山国定公園として多くの登山客で賑わい見せる山地です。その中でも、塔ノ岳(とうのたけ)、三ノ塔(さんのとう)、大山(おおやま)からは、海と山と市街地の眺望を楽しむことができ、格別に美味しいご馳走と云えます。
外国人観光客にも人気の箱根で有名なのは、金時山(きんときやま)、乙女峠、そして箱根の外輪山からの景色ですが、何度でもお代わりしたくなる眺望が楽しめます。
<2024年元旦 丹沢・三ノ塔からの初日の出。江ノ島、三浦半島、房総半島が一望>
<鎌倉市の天園ハイキングコースの標高は159mと低山ですが、このご馳走です>
<天園ハイキングコースから。横浜市街とみなとみらい地区の高層ビルの眺望が美味しい>
<神奈川県と東京都の県境の奥高尾・陣馬山から富士山をズーム撮影>
<標高857mの陣馬山からは「かながわの景勝50選」に選定された眺望です>
<丹沢・塔ノ岳、標高1,491mは360度の眺望です。西丹沢、愛鷹山、富士山を望む>
>>丹沢山地を紹介するイラストマップはこちら(丹沢大山自然再生委員会)
2. 山梨県の山から望むご馳走
「山があっても山なし県」には南アルプスや八ヶ岳、奥秩父の名峰をはじめ本当に多くの登山先があり、日本でも有数の山岳県です。
その中でも、大月市が"大月域内から富士山を望む優れた景観がある場所"として選定した12の山頂の『秀麗富嶽十二景(しゅうれいふがくじゅうにけい)』の一部をご紹介します。
<初心者でも安心な標高976m・高川山から都留市街と三ツ峠山を望む>
<秀麗富岳の中では、高川山からの望む富士山が一番見事だと私は思います>
<登山経験者向けの標高1,620m・滝子山から三ツ峠山越しに望む富士山>
< 滝子山からは南アルプスも一望。左から聖岳、赤石岳、悪沢岳、塩見岳、農鳥岳、間ノ岳、北岳、鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳と名峰のフルコースです>
<膝までの積雪をかき分けながら登った河口湖の三ツ峠から。富士山は真正面にドッカーン!>
<三山を称して三ツ峠山。山頂からの南アルプス他360度の展望は雄大です>※三ツ峠は秀麗富岳十二景ではありません。念のため
<三ツ峠から下山途中、小さな滝が凍り付いていました。これも冬の逸品料理ですね>
>>「秀麗富岳十二景」を紹介するページはこちら(大月市観光協会)
3. 雑談とワンポイントアドバイス
冬登山をおすすめする理由として「眺望の素晴らしさ」を紹介してきましたが、その他の理由として、
- 冬は虫の行動が少ない:凶暴なハチやアブを見ることもなく、歩くことに集中できる
- 天気が良ければポカポカ暖かい:山歩きにちょうど良い。夏季の様な大汗をかかず、疲れない
- 熊は冬眠中:出会うことがない(・・・これは余談です!)
などもあります。
それでも、冬山の装備や服装は登山先によって多少異なりますが、十分以上に備えることが肝心です。
たとえ低山でも、初めて雪山に足を踏み入れる場合は、必ず絶対に経験者と同行してください!
今回紹介した目次の県以外の山になりますが、こちらの冬景色も高級料理の1つとしておすすめです。
< 群馬県:谷川岳を天神峠から望む。冬山でも登頂を目指し多くの方が登って行きます>
<登山道入り口の様子。みなさん概ね5時間以内で戻ってきます>
<長野県:入笠山から八ヶ岳を望む。こちらも冬山登山を楽しむ方が多い山岳です>
最後の写真になりますが、今年の冬に食べた熱々のご馳走をご紹介します。
激しい運動の後や、下山後のスタミナ補給は大切ですね。(店名は内緒です)
<具だくさんだった人気の「中華丼」はボリュームも満点で旨かった>
<名物の「肉そば」は具だくさんで旨かったけれど、うわさ通りもの凄く熱々でした>
今回ご紹介した写真は、ほんの一例ですが、写真では伝えられない感動が肉眼にはあります。
こんなに素晴らしい冬のご馳走をいただきに、私と一緒に出掛けてみませんか。
登山の紹介はまだまだ続く。
関連記事
Ranking神奈川記事ランキング
-
倉山(くらさん)
- 2013年富士山が世界文化遺産登録の夏、50歳を迎えるこの年に富士山登頂を人生の思い出にしようと体力作りに近郊の山を歩き始めました。最初は息切れ筋肉痛や転倒など情けない状態でしたが、大自然に抱かれる心地よさに魅了されてしまい今では低山から日本アルプスまで登山なしではいられない生活になりました。仲間でお弁当持ってく歩く山が楽しくて大好きです。単独行でストイックに歩く山も好きです。素晴らしい景色、美味しい空気、そして大自然のありがたさを仲間の皆さまに感じて頂きたいと思う毎日です。目の疲れもストレスも景色を見ると癒されます。体調がとても良くなり食事が美味しくなります。きっと良いことが待っている山歩きを私と一緒に始めてみませんか。