【日帰り登山】関東近郊の眺望絶佳『丹沢山地』を歩こう!

丹沢山地

こんにちは!「三度の飯と山が好き!!」がキャッチフレーズの倉山(くらさん)と申します。

山歩きが好きな方、これから山歩きを始めてみようと思う皆さんへ、神奈川県の名峰が揃う「丹沢大山国定公園」の登山について、その魅力とワンポイントアドバイスをお伝えしたいと思います。

目次

1)丹沢山地ってどこにあるの?

丹沢山地は神奈川県北西部に位置し、東端にある大山の姿は関東平野の各地から見ることができます。約100万年前、伊豆半島の衝突により丹沢の隆起と侵食が起こり、今の丹沢山地の原形が作られました。丹沢山地は小田急線の本厚木駅から新松田駅までの各駅より路線バスで登山口まで行ける交通の便の良さも魅力です。

丹沢山地の概要
<丹沢山地の概要 神奈川県公式サイトより>

2)丹沢山地ってどんな山?

丹沢山地は南北20キロメートル、東西40キロメートルの範囲内に、神奈川県最高峰の蛭ヶ岳(1,673m)をはじめ、標高1,500m以上の山がなんと9座、日本百名山のひとつ丹沢山(1,567m)があります。約1,700万年前、太平洋の海底火山として誕生しました。山のほとんどが昔海底であったとはびっくりしました。

丹沢山地の主尾根はなだらかですが、無数に派生した尾根、急斜面、深い渓谷など登山入門の初級者から上級者まで、コースを組み合せながら自分の体力と経験に合わせて1年を通じて歩ける山というのが丹沢山地が多くの方から愛される理由なのでしょう。

※日帰りで十分満足出来ますが、山小屋に1泊すれば縦走のロングコースもお楽しみ頂けます。感染予防に対する取り組みや営業状況は山小屋に直接お問い合わせください。

※「丹沢ビジターセンター」サイトに登山コースが紹介されていますのでこちらからご覧ください。

山並み
<山並み越しに秀麗富士山を拝めるのも丹沢の魅力です>

縦走
<尾根づたいに縦走するのも気持ちいいです>

3)丹沢山地の魅力とは?

丹沢山地の魅力は、なんと言っても山の中腹や山頂から360度のパノラマ眺望が登山家の心と目の疲れを癒してくれることです。広大な相模湾越しの海の景色、房総半島、三浦半島、伊豆半島、真鶴半島、伊豆大島、初島、そして江ノ島から茅ケ崎の烏帽子岩までが丸見えです。なんとなく加山雄三さんの歌♪「光進丸」♪の航路を眺めているみたいですね。そして振り返ればそこには関東平野が一望でき、神奈川県の市街地、横浜みなとみらいや東京の高層ビル群、遠くにはスカイツリーを望めることもあります。

もちろん世界の名峰【富士山】は西側すぐ近くにドーンとその雄姿を現し、取り巻く山々とともに瞼に焼きつけられるのは間違いないでしょう。尾根や山頂から見える、沈みゆく黄金色の夕陽や市街地に宝石のごとく輝く夜景は一見の価値があり、見られたら得した気分になります。山の景色、海の景色、市街地の絶景が望める自然豊かな丹沢には魅力があふれています。

伊豆大島
<海越しに伊豆大島が見渡せます。天気が良すぎてキラキラ光っています。後光が差しているようです>

三ノ塔山頂
<三ノ塔山頂>

夕景

夜景
<山頂から観る夜景もすばらしい>

4)丹沢山地のもうひとつの魅力と安心

丹沢山地の東端にある大山は、山の中腹にある景勝地「阿夫利神社」まで楽々ケーブルカーで登ることもできます。神仏習合の江戸時代には「大山参り」でにぎわい今では、関東三大不動のひとつに数えられるほどの人気です。そんな丹沢山地には、スギ、クヌギ、コナラ、ブナやモミの自然林、コイワザクラなどの新緑が楽しめてスミレやツツジをはじめ秋の紅葉など四季を通じ約330種類の草花が見られるのも魅力です。すぐ近くに聞こえてくる野鳥や小鳥のさえずりに耳を傾けると優越感にひたる思いです。

安心と言えば、主尾根には「バイオトイレ」の設備も整い山小屋の人たちのおかげできれいに保たれていることです。水が少ない登山道では下界のようにはトイレ設備が十分に整備されていないので本当に助かります。登山道に設置してある道標や緊急時連絡先の看板も整備され見やすくなっていることも安心のひとつです。

登山道

花々
<山ならではの美しい花々に心奪われます>

阿夫利神社境内からの眺め
<大山の阿夫利神社境内からの眺めです>

紅葉
<紅葉の時期はイチオシです>

紅葉

標識
<標識が親切でわかりやすいのも丹沢の良いところ>

5)ぜひご覧いただきたい丹沢の景色がこれです!

私は登山を始めて7年目、これまで丹沢山地には68回登りましたが全く飽きることなどありません。仕事に疲れたら心身リフレッシュさせるために丹沢に出かけたことが何度もありました。山歩きが出来る限り丹沢山地に出かけ絶景を楽しむつもりです。

鍋割山山頂からの眺め
<鍋割山山頂より>

木の階段
<木道や木の階段も名物です>

ご来光
<元旦、ご来光登山。1,491m塔ノ岳山頂より富士山と相模湾が染まり山岳安全を祈願しました>

1年の始まり
<新しい一年の始まりを山頂で過ごすというしあわせ>

冬の山々
<冬も違う姿を見せてくれます>

雪道
<冬でもアイゼンを着けて登山が楽しめます。積雪量とコースの難易度は十分確認してくださいね>

6)雑談とワンポイントアドバイス

険しくとも多くの登山客に親しまれている丹沢山地。山麓ハイキング、小屋泊まりの縦走、積雪期の本格的な登山、沢登りなど、丹沢は登山の初心者から上級者まで、1年を通じて楽しめます。これから登山を始める方へおすすめの登山シーズンは、新緑が芽生え花が咲く春とカエデやイチョウ、ブナが色づく紅葉の秋です。6~8月の深緑も良いのですが、お出掛けの際には熱中症とヤマビルにご注意ください。

下山したら小田急沿線には日帰り温泉施設が便利にそろっていますので、ひとっ風呂ざっぶーん!

汗を流しスッキリさっぱりしたら一杯呑んで登山の思い出と共にお気をつけてお帰りください。

【丹沢山地近隣温泉施設の紹介】

など他にも本格的な温泉施設も豊富です。

【丹沢に行くならお得な乗車券がおすすめ!】

断然「丹沢・大山フリーパス」がおすすめです。小田急線、相鉄線、神奈川中央バスの指定区間内乗り放題。温泉施設や食事お土産の割引特典も有ります。詳しくはHPやパンフレットでご確認ください。

>>>丹沢・大山フリーパスの詳細はこちら

三度の飯と山が好き!!温泉も酒も好きな 倉山(くらさん)こと倉澤 幸靖でした。それでは、また!

※付録の映像は、大倉尾根の1,300m付近からの景色です。

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倉山(くらさん)

2013年富士山が世界文化遺産登録の夏、50歳を迎えるこの年に富士山登頂を人生の思い出にしようと体力作りに近郊の山を歩き始めました。最初は息切れ筋肉痛や転倒など情けない状態でしたが、大自然に抱かれる心地よさに魅了されてしまい今では低山から日本アルプスまで登山なしではいられない生活になりました。仲間でお弁当持ってく歩く山が楽しくて大好きです。単独行でストイックに歩く山も好きです。素晴らしい景色、美味しい空気、そして大自然のありがたさを仲間の皆さまに感じて頂きたいと思う毎日です。目の疲れもストレスも景色を見ると癒されます。体調がとても良くなり食事が美味しくなります。きっと良いことが待っている山歩きを私と一緒に始めてみませんか。

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