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【沖縄】ケラマブルーで有名な渡嘉敷島の見どころと名店を紹介
ケラマブルーとして世界的にも有名になった慶良間諸島、その中で渡嘉敷島は那覇から高速船や船で1時間前後で行けるので、日帰りでビーチやマリンスポーツが楽しめます。
しかしマリンスポーツのほかにも渡嘉敷島には楽しめるスポットがいくつかあります。今回は渡嘉敷島の見どころと名店を紹介しましょう。
目次
- 渡嘉敷島の魅力1. 慶良間諸島前島など
- 渡嘉敷島の魅力2. 国立沖縄青少年交流の家
- 渡嘉敷島の魅力3. 東展望台と慶良間海峡展望所
- 渡嘉敷島の魅力4. 阿波連ビーチ
- 渡嘉敷島の魅力5. 阿波連ビーチの夜空と朝
- 渡嘉敷島の魅力6. トンネル岩
- 渡嘉敷島の魅力7. クバンダキ
- 渡嘉敷島の名店1. 新垣商店
- 渡嘉敷島の名店2. 喰呑屋バラック
- 渡嘉敷島の名店3. 海の家ハウオリ
- 渡嘉敷島の定番を回りながら知る人ぞ知る店をまわってみました
渡嘉敷島の魅力1. 慶良間諸島前島など
那覇から渡嘉敷島に行く高速船はひたすら西に向かいます。那覇港から外洋に出たときに多少波が高くなりましたが、天気も良く大きく揺れることなく西に向かいます。高速船では今どのあたりを航行しているのかすぐにわかるので、それと対比しながら海を眺めていると飽きることはありません。
やがて渡嘉敷島まで半分を切ったころに、島影が見えてきました。慶良間諸島の前島(方言でメージマ)の姿です。
前島は高速船やフェリーが島のすぐ真南を航行するため、非常に近くまで接近します。長細い島は渡嘉敷島から見て東7km地点にある島で、3島がひとつの島として扱われます。島にはかつて400人近く住んでいた時期がありましたが、カツオ漁の衰退により沖縄本島に移住していき、昭和37年の台風の被害では全島民が集団移住しました。
現在は1人が住んでいるとされていますが、事実上の無人島のような状況です。前島のすぐそばまで接近してそこを通り過ぎるといよいよ渡嘉敷島が見えてきます。
渡嘉敷島の魅力2. 国立沖縄青少年交流の家
国立沖縄青少年交流の家は、渡嘉敷島の北側の山の上にあります。沖縄が本土に変換される前までは米軍の基地が置かれていた場所で、低高度用迎撃用のホークミサイルのために使われました。そのため建物は米軍基地の時代のものをそのまま使っています。
米軍基地は1972年に返還されることとなり、その後から国立沖縄青少年交流の家に生まれ変わりました。現在は児童、生徒、学生と言った青少年団体や青少年教育指導者の団体、サークル団体、企業、官公庁、家族などいろんな立場の人が使えるようになっています。
現在の施設は研修室やセミナールーム、テニスコート、体育館、海の資料展示室などがあります。宿泊棟もあるので宿泊もできます。定員60名の浴室や食事をするためのレストラン美ら海があります。
施設の中には集団自決跡地があります。もともとは御嶽があった場所でしたが、1944年に特攻艇の陣地になり、1945年の米軍上陸後に島民が集められ集団自決が行われました。ハブ対策のフェンスがありますが、自力で開閉すれば中に入ることができ、奥には石碑があります。
渡嘉敷島の魅力3. 東展望台と慶良間海峡展望所
国立沖縄青少年交流の家のすぐ近くに東展望台があります。渡嘉敷島最高峰の赤間山山頂付近です。ここからは慶良間諸島が見渡せるスポットで、島がどの位置にあるのか国立沖縄青少年交流の家30周年を記念して作られた説明版があるのでとても便利です。
東展望台からは右側に長い島が前島で前島の南側から船が航行するので運が良ければ見えるかもしれません。前島の左側に中島と端島がみえます。さらに東には黒島。儀志布島が見えます。更に沖あいにはチービシと呼ばれる環礁群があり、現在はリゾート地として人気があります。
渡嘉敷島の山の上を南側に車を進めると、慶良間海峡展望所があります。こちらは西側に海が広がっており、膿を挟んだ先に慶良間の島々が見渡せます。座間味島や阿嘉島、慶留間島、チャーター便が就航する慶良間空港のある外地島が見えます。
そして手前に入江のようになっているビーチが渡嘉志久ビーチです。
阿波連ビーチのように渡嘉敷島の港からの連絡バスがないビーチのため、隠れ家のような雰囲気があり、静かに海を過ごしたいときにはおすすめです。
渡嘉敷島の魅力4. 阿波連ビーチ
渡嘉敷島で最も有名なのが、阿波連(あはれん)ビーチです。
渡嘉敷港からバスで結ばれているのでとても行きやすく、昼間は多くの人でにぎわっています。全長が800mあるビーチは遠浅で真っ白の砂浜が広がっています。阿波連の集落にあるためビーチの前には民宿などの宿泊施設や海の家、商店などがあります。
ビーチの前ではマリンスポーツが気軽に楽しめるようになっています。バナナボートなども申し込めばすぐに楽しめますし、パラソルなどのレンタルを行っています。
夏場は日差しが強いのでパラソルが無いとビーチでゆっくりできませんが、天然の木で覆われている場所が一部あり、そこなら影になっているのでパラソルなしで過ごせます。
ビーチは4月から10月末のシーズン中は、監視員がいる遊泳監視区域と船舶の航行があるために遊泳危険区域に指定されている場所、監視院のいない遊泳区域があります。シュノーケリングを楽しむ場合は遊泳区域に行くと熱帯魚に出逢える確率が高いです。
渡嘉敷島の魅力5. 阿波連ビーチの夜空と朝
もし、阿波連ビーチ近くで宿泊をしてさらに天気が良ければ夜のビーチに行ってみましょう。
夜のビーチは照明もなく真っ暗なので歩くのに注意が必要ですが、シーズン中は多くの人がいて声が聞こえます。また波の音も聞こえます。見上げると満天の星が見渡せます。照明がほとんどないので天体観測をするのにはおすすめです。
朝のビーチはシーズン中でもほとんど人がいないため、早起きして行ってみましょう。ビーチ正面入口からから少し東側に行くと開発される前の本来のビーチへの入り口があります。ジャングルが覆っているところに隙間のようになっている場所があり、その先には海が広がっています。またレンガの建物の名残が残っています。
朝のビーチは静かでかつ、日もまだ照り付ける前なのでとても涼しいです。定期的に打ち寄せる波と、波からの風が気持ちよく、裸足で水分の含んだビーチを歩くととても気持ちが良いです。渡嘉敷島の阿波連ビーチは日帰りの方が多いため、宿泊すると静かなビーチが楽しめます。
渡嘉敷島の魅力6. トンネル岩
阿波連ビーチの西方向に歩いていくと、岩の下側がトンネルのように開いている場所があります。トンネル岩と呼ばれている場所で波の浸食により出来上がった美しい姿はぜひ見ておきましょう。
トンネル岩を抜けると反対側に出ますが、反対側は全く違う世界が広がっています。大小ごつごつした石がビーチ全体に覆われており、裸足ではとても歩けるような雰囲気ではありません。
もちろん遊泳はできません。ケラマブルーの美しい海だけはビーチ側と同じです。
渡嘉敷島の魅力7. クバンダキ
トンネル岩から少し陸側に行くと遊歩道があります。遊歩道は上に上がる階段がありその先にはクバンダキと呼ばれるスポットに向かっています。
階段を上がり、ジャングルの中を進んでいくと大きな円形の建物が見えてきます。それは展望台になっていて上から阿波連ビーチの様子が一望できるようになっています。
展望台に上がってみると360度の展望が開けていて、みんなが楽しんでいる阿波連ビーチや石がごつごつしている地域などが一望できます。トンネル岩と共にぜひ行っておきたいスポットです。
渡嘉敷島の名店1. 新垣商店
渡嘉敷島には商店が限られており、阿波連ビーチには新垣商店しかありません。商店の中には食料品や生活雑貨、酒類、釣り具、餌などがが売られているので、ビールや泡盛を購入できます。定休日はなく営業時間は7:00~20:00です。
周辺には食堂も多いのですが、ジューシーおにぎりやポーク玉子おにぎり(ポーたま)等が販売しているので、購入して民宿などで食べられます。また渡嘉敷島のお土産を買うのにも便利が良いです。
新垣商店
- 住所:沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連97
- TEL:098-987-2347
- 公式サイト:新垣商店
渡嘉敷島の名店2. 喰呑屋バラック
喰呑屋バラックは阿波連ビーチの近くにある食堂です。店内がとても広く何時も多くの人でにぎわっています。ここの名物は沖縄そばで、沖縄そばの大きさも通常のものとハーフサイズから選べるようになっています。
また沖縄そばとぜひ食べておきたいのが、ジューシーです。味付けが濃い目にはなっていますが、とても美味しくビールのつまみにもなります。オリオンビールの生ビールを販売していますが、泳ぐ前飲むのは控えましょう。
喰呑屋バラック
- 住所:沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連123
- TEL:098-987-3108
渡嘉敷島の名店3. 海の家ハウオリ
海の家ハウオリは、ビーチに最も近い食堂で海の家を兼ねているのでビーチで遊ぶお客さんでにぎわっています。名物はタコライス、四角いプレートにおしゃれに盛り付けられています。実際に食べてみましたが、ひき肉がたっぷり入っていて甘辛ソースとの味わいも絶妙。非常に美味くてあっという間に平らげました。
ランチメニューは豊富でカレーライスや唐揚げあんかけ丼、沖縄そばやガパオライスなどもありますが、もう1つのおすすめはマグロアボガド丼です。赤身の魚とフルーツという全く異なるものなのに食感が見事に同じで、一緒に食べても違和感がありませんでした。
海の家ハウオリ
- 住所:沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連170-6
- TEL:098-987-2335
- 公式サイト:海の家ハウオリ
渡嘉敷島はマリンスポーツをしなくても楽しめるとても美しい海でした
個人的にマリンスポーツをあまりやらないため、沖縄のケラマブルーで有名な渡嘉敷島が楽しめるか行くまではわかりませんでしたが、いざ行ってみると島の自然や歴史を学ぶ機会があり、マリンスポーツをしなくても十分楽しめました。
もちろん昼間のビーチで海にも入りましたが、宿泊すると夜の星空や朝の散歩がとてもよく、日帰りよりも宿泊がおすすめの島だと思いました。
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万代正平
- 旅行が好きな旅人。日本国内は、北海道の網走、道東周辺から沖縄の八重山諸島・与那国島まで47都道府県すべて行ったことがあります。2020年2月までは毎年東南アジアに渡航しており、東南アジア10か国すべて訪問しました。海外では他にヨーロッパ(英国、ベルギー、アイルランド)アメリカ、中国、香港、マカオ、台湾、韓国への渡航経験があります。2020年春以降は、主に国内の旅行を中心に活動しています。