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【福井】なんだかいいことありそうな。。。「三方五湖(みかたごこ)」と電池推進遊覧船で美風景を満喫 !
こんにちは!たびこふれ編集部のシンジーノです。
福井県の西部に位置する嶺南エリアに三方五湖(みかたごこ)という絶景スポットがあることをご存知でしょうか?
全国的な知名度は高くないのですが、実際に訪れてみると、とても素晴らしいところでしたのでご紹介します。
嶺南地区のキャッチフレーズは「青々吉日(あおあおきちじつ)TSURUGA WAKASA」。
海の青、湖の青、空の青に囲まれて、なんだかいいことありそうな。。。そんな意味が込められているそうです。
目次
三方五湖(みかたごこ)とは?
若狭湾国定公園を代表する景勝地。
5つの湖(三方湖、水月湖、日向湖、久々子(くぐし)湖、菅湖)から成り、異なる水深と塩分濃度で五色の湖と呼ばれ、海水魚から淡水魚まで様々な魚が生息し、水鳥の貴重な生息地でもあります。
5つの湖の色に加え、海と空の色で七色。 レインボーラインと呼ばれ、山頂公園には5つの眺望の良いテラスがあります。
ここは想像以上に素敵なところでした。
見どころ満載、景色最高、ソファや椅子も整備されていて、ゆったりと滞在し、心地よい気分を味わうことができました。
まさに天空の別天地です。
山頂公園は昔からあったそうですが、2020年4月に大幅リニューアルして360度眺望が楽しめるようになったそうです。
山頂公園には、リフトまたはケーブルカーで登ります。好きな方を選べます。(所要時間約2分)
乗っている時間はあっという間ですが、結構な急傾斜でなかなかスリリングです。
山頂公園に登った所には、レインボーカラーの傘がたくさん置いてありました。
この傘をさして映え写真を撮る人が多いのだとか。
山頂公園は5つのテラスからなっています。それぞれにベンチ、ソファーなどがゆとりを持って設置してあり、大切な人とゆっくりくつろぐことができます。
では5つのテラスをみていきましょう。
五湖テラス
山頂公園の中央部に五湖が見渡せる「五湖テラス」があります。ここが三方五湖をたっぷり見渡せる場所です。
山頂公園内は清潔に保たれ、ゆったりと緑に溢れています。
2人がけのテーブル、椅子、ソファがあちこちに設置してあるので、2人だけの世界に浸れます。デートにもぴったりです。
ずっと座っていたくなる素敵な景色が広がります。さすが天空のテラス。
恋人の聖地は全国あちこちにありますが。。。笑。ここは特にロマンチックです。
中央テラス
日本海の大海原、地平線と大空を見渡せるのが中央テラスです。
ここでもソファに座ってゆっくり景色を眺めることができます。
日本海の大きさを体感できます。
レインボーライン名物のブルーソフトクリーム。甘塩味です。これを海、空、湖の青をバックに写真を撮るのが大人気なのだとか。
ローズフェア
山頂公園では、春・秋の年2回、110種類600株のバラが目を楽しませてくれます。
ちょうど訪れたのが11月15日で、満開とまではいきませんでしたが、秋のバラが咲いていました。
若狭テラス
三方湖、遠くに丹後半島、若狭湾を見渡せるダイナミミックな展望が楽しめるのが、2階建ての若狭テラスです。
天日で乾燥させたお皿かわらけに願いを書いて空高く投げることもできます。
茶屋テラス
若狭湾のパノラマが見られる茶屋テラスには「和風カフェごこあん」があり、甘い物をいただきながら景色を眺めることができます。
海や湖を見渡しながら食べる甘いもの、最高ですね。
美浜テラス
山頂公園は、標高400mの梅丈岳(ばいじょうだけ)という山の山頂なのですが、ここは若狭町と美浜町を跨いでいます。こちら美浜テラスの名物は・・・
こんな山の上に足湯です。ポカポカ温まりながら湖を見下ろせます。なんと贅沢な。もちろん私も浸かりました。気持ちよかった~。
山頂公園は、変化に富んだ美しいところで、何時間いても飽きません。
では、リフトで下ります。
下りのリフトは乗った直後、急降下するので思わず「お~っと!」と声が出てしまいました。
山頂公園下にもレストランカフェ「RAINBOW」があり、地元食材で作った鉄板焼きやピザなどのお食事、ブルーソフトクリーム、各種ドリンクなどを楽しめます。
レストランカフェ「RAINBOW」からの湖を見下ろす風景もなかなかのもの。山頂公園まで登らなくても、湖の絶景を楽しむことができます。
こちらは2022年4月にリニューアルオープンしました。
「三方五湖は、昔行ったことがある」という方、今はすっかり様変わりしてヴァージョンアップしていますので、ぜひ今の姿を観に来てください。
三方五湖レインボーライン・山頂公園の詳しい利用案内、料金は公式サイトをご覧ください。
湖を電池推進遊覧船で巡る
三方五湖を山の上から見下ろせるのが山頂公園なら、湖面から楽しめるのが遊覧船です。
遊覧船はここ美浜レイクセンターから運行しています。
ここの特徴は、日本初「電池推進遊覧船」であることです(2023年4月より)。太陽電池エネルギーで航行するのです。
他の遊覧船との違いは、とにかく静かであること、それから揺れないことです。
静かにすい~っと進むので、野鳥も恐れず逃げません。湖に同化しているのです。
電池推進遊覧船は2種類あります。
<電池推進遊覧船Coot号>
今回、赤色のGrebe号に乗りました。
船内の様子はこんな感じです。
動き出しましたが、本当に静かです。すい~っと進みます。電気自動車に似ていると思いました。
遊覧ルートは久々子湖~浦見川〜水月湖を巡る50分のコースです。
久々子湖から水月湖をつなぐ浦見川を通りますが、幅が狭く、岩肌が迫ってきます。
<幅の狭い浦見川を通過>
景色に変化があって面白かったです。
船内では、ガイドさんが乗船して、案内してくれますので、飽きることなくあっという間の50分でした。
美浜町レイクセンターには、その他にも、足で漕いで進む4人乗りのボートや自分で操作して動かす小型電池船やレンタサイクルも揃っています。
三方五湖は自転車で一周することができ、道もフラットなので、澄んだ空気の中、のどかな湖沿いをのんびりサイクリングを楽しめます。
自然に優しい、地球に優しい取り組みに好感が持てました。
電池推進遊覧船の詳しい利用案内、料金は公式サイトをご覧ください。
>>電池推進遊覧船から三方五湖を楽しめる美浜町レイクセンターの公式サイトはこちら
若狭湾サイクリングルート「わかさいくる」で若狭の海湖(うみ)を満喫
わかさいくるはJR敦賀駅からJR若狭高浜駅までを結ぶ全長126kmのサイクリングロードです。カーブの先に広がる「若狭湾」や「三方五湖」の美しい自然を堪能できるほか、歴史ある街並みや寺社仏閣、港や街道に残る交易の文化、豊かな食など、サイクリングを通じて敦賀、若狭エリアの魅力を堪能できます。
>>若狭湾サイクリングルート「わかさいくる」の公式サイトはこちら
道の駅 はまびより
2023年6月にオープンした「道の駅 はまびより」。
はまびよりのある美浜町は、その名のとおり美しい浜を持つ町。
海や湖、川にも恵まれ、水が織りなす豊かな"自然"と魅力あふれる"食"は、町を愛する温かい"人々"によって育まれました。
美浜町の観光の玄関口として、また地元のにぎわいの中心として道の駅「若狭美浜はまびより」は誕生しました(はまびより公式サイトより引用)
道の駅内には地元産の食材、加工品を中心の多くの商品が並んでいます。
若狭といえば小鯛のささ漬けですよね。塩加減が絶妙です。
へしことは?
若狭や越前海岸沿岸の伝統料理で、魚の内臓をとりだして塩漬けし、さらに糠漬けすることで腐らせずに長期保存を可能にした。厳しい冬を越すための貴重なたんぱく源であり。歴史は古く、江戸時代の中頃にはすでに作られはじめていました。
ごはんのおかず、お酒のつまみにぴったりのへしこ。私も大好きです。
福井は水がきれいな土地なので、美味しいお米が採れます。こしひかりは実は福井県の試験場で生まれたという事実をご存知でしたか?
水が美味しくお米が美味しいということは日本酒も美味しくなるということですね。
外にはテラスもあり、買い物だけでなくゆったり休むことができます。
道の駅は普通、国道沿いとか郊外にあることが多いですが、はまびよりはJR美浜駅に隣接しています。
ということは車だけでなく鉄道で訪れるお客さんも多いということです。
訪れるのはマイカー客だけでないため、道の駅には珍しくBarがあります(夜営業)
道の駅内に託児所もあります。レンタルスペースもあり、地元の方にとってはコミュニティセンター的な存在としても愛されているようです。
まとめ
三方五湖の絵画のような美しさ、自然の造形、映えスポットの嵐、天空の足湯など、一日いても飽きない魅力に溢れたところでした。ゆったりしたソファに腰を静め、ぼーっと湖を眺めていると心が洗われるようでした。
地球に優しい日本初の電池推進遊覧船、あまりの静けさ、揺れの無さに感動しました。これからの観光は、こういう姿が当たり前になっていくのだろうと思いました。
JRの美浜駅に隣接した道の駅はまびより。地元の人々が思いを込めて作った産品が並び、観光客だけでなく、地元の人々にも愛される集いの場。
地方の衰退が叫ばれて久しいですが、観光客向けだけでなく、地元の人たちにとっても大切な場所。そういう、人々が集まる場が活力を生み出すのかもしれません。
2024年春に北陸新幹線が敦賀まで延伸し、関東圏から福井県嶺南エリアへのアクセスがずいぶん便利になります。
今回ご紹介した三方五湖、美浜町レイクセンター、はまびよりへも約1時間位でアプローチできます。
全国的、特に関東圏にお住まいの人々にとっては知名度が低い嶺南エリアですが、自然も食べ物も文化も豊かな土地でした。
ぜひお訪ねください。
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シンジーノ
- 3人娘の父で、最近は山歩きにハマっているシンジーノです。私は「お客さまが”笑顔”で買いに来られる商品」を扱う仕事がしたいと思い、旅行会社に入って二十数年。今はその経験を元にできるだけ多くの人に旅の魅力を伝えたいと“たびこふれ”の編集局にいます。旅はカタチには残りませんが、生涯忘れられない宝物を心の中に残してくれます。このブログを通じて、人生を豊かに彩るパワーを秘めた旅の素晴らしさをお伝えしていきたいと思います。