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福岡の名物はこれ！ 行って食べたいグルメ＆買いたいお土産
九州地方北部に位置し、九州で一番人口が多くまた観光客もたくさん訪れる、福岡県。福岡県発祥といわれる名物グルメをはじめ、定番の地元グルメ、人気グルメなどが豊富ゆえ、旅行客は何を食べようかつい迷ってしまうほどです。
今回は福岡県生まれ福岡在住の筆者が、福岡の名物やグルメ、おすすめのお土産についてご紹介します。
初めて福岡を訪れる方にとってお役に立てる情報をまとめましたので、ぜひ記事をチェックして福岡グルメを満喫ください。
目次
1. 福岡の名物はこれ！
福岡の街のいたる所に、ラーメンや明太子、もつ鍋などが楽しめる人気グルメ店が軒を連ねています。福岡には食べてみたいグルメが多過ぎて困ってしまうという方もいるのではないでしょうか？ そんなグルメ激戦区ですが、観光客だけでなく、地元の福岡県人も好んで日常的に食べるグルメは納得の美味しさ！ 誰もが知っている定番のグルメ以外にも、知る人ぞ知る隠れ定番グルメもぜひご賞味ください。
この記事では、数ある福岡グルメの中でも特に押さえておくべき人気グルメをご紹介します。
もつ鍋
＜出典：写真AC＞
今や全国区となった福岡を代表する人気グルメのひとつ「もつ鍋」。
もつ鍋のルーツは、第二次世界大戦後にもつ肉（ホルモン）とニラをアルミ鍋で炊き、醤油味に仕上げて食べていたものだといわれています。今ではお店ごとに出汁や具材にバリエーションがあり、地元の方はそれぞれ贔屓にしている鍋屋さんがあったりします。
鮮度抜群のホルモンを使用することにより臭みが抑えられ、食欲そそるニンニクやニラの他、キャベツ、もやしなど野菜もたっぷり使用するもつ鍋は栄養満点。また、醤油ベース以外に、塩味や味噌味など複数の味を楽しめるお店も多数あります。もつ鍋のシメは雑炊かちゃんぽん麺を用いることが多く、お好みの味を食べ比べするのもおすすめです。
水炊き
古くから博多の人に愛されてきた郷土料理「水炊き」。
博多の水炊きでは、小さな湯呑みに注がれるスープを味わうところから始まります。骨付きの鶏肉をじっくり煮込んだ上品なスープは、お肉の旨みがぎゅっと凝縮されておりシンプルでありつつ、深みのある味わいが特徴。食べ応えのある鶏肉、つみれ、白菜、きのこなどお店ごとに異なる具材をあっさり味のポン酢で頂きます。
なお、オリジナルのポン酢にこだわるお店が多く、用いる柑橘類や醤油によって味わいが異なるので、同じ水炊きでも印象が大きく変わるほど。人気店ではお持ち帰り用ポン酢を販売していることもあります。食べ比べをしてお気に入りになったお店で購入したポン酢を使って、ご自宅でも水炊きを楽しむことも可能です。
博多ラーメン
＜出典：写真AC＞
豚骨スープとやや硬めの極細ストレート麺が特徴の「博多ラーメン」。
白濁した豚骨スープは見た目より意外とあっさりしており、細麺との相性抜群です。具材はシンプルにチャーシュー、青ネギ、そしてお好みで紅しょうがやすりゴマを加えるのが博多流。また、博多ラーメンの特徴として、麺のみ追加するシステム「替え玉」があります。替え玉はお手頃価格なので、学生さんや若い方に大人気。ラーメンのスープが少なる前に替え玉を注文することがポイントです。
お店によっては「ラーメンのタレ」が用意されているので、味の調整をしながら2杯目、3杯目とラーメンをいただくことが可能です。ぜひ、替え玉文化を含めて博多ラーメンをお楽しみください。
博多うどん
実は地元の人にとってラーメンよりうどんの方が日常食と言われており、福岡県の広い範囲でうどん文化が根付いています。
福岡市だけでなく、北九州市、筑後市などエリアごとにそれぞれのうどん文化があり、多種多様なうどん店がひしめきあっています。福岡市内には明治15年から続く老舗店をはじめ、多くのうどん屋が連日大勢のお客で賑わうほど。
「博多うどん」は麺が柔らかく、讃岐うどんなどに比べるとコシが弱いことが最大の特徴。初めて博多うどんを食べる方はその食感に驚くそうですが、ふわふわとしたやわらかい麺に、鰹や昆布などで取った出汁が染み込み、飽きのこない県民食のひとつに挙げられるほど人気です。
また、博多うどんといえば、ゴボウを天ぷらにした「ゴボウ天うどん」がメジャー。なお、ゴボウはささがきタイプや千切りタイプ、大きめにカットしたタイプなどお店によってこだわりが異なります。ゴボウの香ばしさとうどんのお出汁の相性も抜群ですので、ぜひ一度ご賞味ください。
明太子
＜出典：写真AC＞
「明太子」はスケトウダラの卵に唐辛子を含む、調味液に漬けて加工したものです。
一般的には、贈答品や高級品のイメージもありますが、福岡県内のスーパーマーケットや商店ではお手頃価格で販売されているため、地元の方にとって馴染みある商品。常に冷蔵庫にストップしている家庭も少なくありません。
炊き立ての白米に明太子を乗せてシンプルに食べるだけでなく、明太パスタや明太フランスパンも人気の食べ方です。福岡県内の飲食店では、明太子を使った定番のメニューから、珍しいアレンジメニューなどがたくさん提供されています。メーカーごとにこだわりの詰まった明太子は味わいも異なるので、たくさん食べ比べするのも楽しいでしょう。また、お酒のおつまみにも人気ですので、あらゆるシーンで楽しめるグルメの一つです。
明太子について詳しくは「福岡の明太子入門！めんたいマニア・たぐめんさんに学ぶ楽しみ方」の記事もご覧ください。
博多餃子、鉄なべ餃子
＜出典：写真AC＞
「博多餃子、鉄なべ餃子」は通常の餃子より一回り小さいひと口サイズで、鉄なべで焼かれた熱々の状態で提供されます。
見た目も可愛らしいひと口餃子は大人の親指サイズくらいなので、１人で20個くらい食べることも珍しくありません。博多の餃子は白米と一緒に食べず、ビールやハイボールなどお酒と一緒に食べる方が多く、おつまみの一種と捉えても良いかもしれません。
また、餃子は小さいながらも餡がしっかり詰まっており、肉と野菜の旨みと甘みが口中に広がり、何個でも箸が進みます。なお、ポン酢に柚子胡椒をたっぷり付けるのが博多流ですので、ぜひ博多流の餃子の食べ方をお楽しみください。
あまおう
2002年に初出荷された福岡を代表する名産品のいちご「あまおう」。真っ赤な色味と大きな果実、そして糖度の高さが人気です。ネーミングは一般公募で決まり、その名は今や全国区。甘みが強いあまおうは、いちご特有の酸味が苦手な方にぜひ一度挑戦して欲しい一品。また、福岡県内では果物としての販売だけでなく、「あまおう」を使ったオリジナルスイーツやギフト商品、おみやげ品など多種多様なアイテムが販売されています。
2. 福岡のグルメならまずはこのお店をチェック！
街の中心部から海や山など自然環境が近い福岡県。交通のアクセスにも恵まれているため、県内をはじめ九州近隣の新鮮な食材が多く揃います。今回は、福岡グルメを満喫できる幅広いジャンルのお店をご紹介していますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
博多もつ鍋 やま中
1984年創業の「博多もつ鍋 やま中」は言わずと知れた博多の人気もつ鍋店です。
日本国内で育てられた牛の小腸だけを使ったもつ鍋は、臭みがなく食べやすいと評判。野菜は食感も楽しめることを想定し、切り方や品種にもこだわったニラ、キャベツ、ゴボウの3種。モツだけでなく野菜もたっぷり摂取できる栄養満点のもつ鍋は、老若男女誰からも愛される名物グルメの代表格。
冬のシーズンだけでなく、季節問わず地元民が通うもつ鍋の名店はリピーターも多く、何度でも食べたくなる味です。厳選した素材を生かした伝統の味をぜひご賞味ください。
博多もつ鍋 やま中 本店
- 住所：福岡県福岡市南区向野2-2-12
- 公式サイト：博多もつ鍋 やま中
博多シーフード うお田
福岡で獲れた魚を漁港から直接仕入れて鮮度抜群の状態で提供している「博多シーフードうお田」。
福岡県の人気エリア糸島の半島最北端に位置する西浦漁港から仕入れる天然真鯛は、玄界灘の荒波にもまれて身のしまった食感が特徴。プリプリ食感の天然真鯛は、ぜひ味わっていただきたいメニューのひとつです。
こちらのお店では、天然真鯛の他にも一年を通して旬の魚が楽しめ、何度でも訪れたくなるお店です。ランチタイムはよりお得に、ディナータイムは鮮度抜群のお刺身や焼き物などが楽しめる一品料理の他、天然真鯛がコース料理で楽しめるメニューも豊富にあるので、シーンや気分に合わせて福岡の魚介料理を存分に味わってみましょう。
博多シーフード うお田
- 住所：福岡県福岡市博多区博多駅前 2-8-15 三井ガーデンホテル福岡祇園 1階
- 公式サイト：博多シーフード うお田
博多一双
「豚骨カプチーノ」と呼ばれる、濃厚かつクリーミーな泡がスープに浮かぶ「博多一双」のラーメンは、一度食べると病みつきになる逸品。
丁寧な下処理をしっかり行なった国産の豚骨のみを使用し、長時間かけて炊き上げたスープをひと口飲むと、そのコクとまろやかさに驚くほど。泡立ったスープをレンゲですくい、口に運ぶとまず芳醇な香りが鼻腔を通り抜け、やさしい味わいが口の中に広がります。クリーミーなスープに合う麺選びにもこだわっており、製麺屋に特注しています。試行錯誤を重ねたオリジナルの麺はツルツル食感の細平打ち麺で、ポタージュスープのような豚骨スープと相性抜群。
数ある博多ラーメンの中でも唯一無味の、ここでしか味わえない究極の博多ラーメンを食べたい方に、特におすすめのラーメン店です。
博多一双博多駅東本店
- 住所：福岡県福岡市博多区博多駅東3-1-6
- 公式サイト：博多一双
鉄なべ
熱々の鉄鍋のまま提供される「鉄なべ」の餃子は、長い歴史の中で変わらず福岡県民に愛されている名物グルメです。
ひと口サイズの餃子に用いる食材は全て国産にこだわり、職人さんたちによる手作りという徹底ぶり。毎日工場で一つひとつ手作業で作られた餃子を鉄鍋で焼き上げています。鉄鍋のまま提供されるので、余熱で餃子にじっくり火が通り、時間が経っても美味しくいただけます。ビール片手に餃子をつまみながら福岡のひと口餃子文化を楽しんでみましょう。
鉄なべ 中洲本店
- 住所：福岡市中央区西中洲1-5
- 公式サイト：鉄なべ
キャンベル・アーリー
南フランスを思わせるおしゃれな店内で、旬のフレッシュなフルーツを使ったスイーツが楽しめるスイーツカフェ「キャンベル・アーリー」。
九州では有名な「南国フルーツ」という歴史ある果物専門店が手掛けるお店なので、フルーツへのこだわりや、豊富な専門知識を持ったスタッフが手がけるメニューが豊富に揃います。
季節のフルーツと一緒にいただくパンケーキやパフェ、凝縮した果汁が味わえるフルーツジュースなど、心ゆくまで美味しい果物を堪能してみてはいかがでしょうか。
キャンベル・アーリー 博多店
- 住所：福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1 アミュプラザ博多 9階
- 公式SNS（Instagram）：キャンベル・アーリー
3. 福岡で買いたいお土産
最後に、福岡で買っておきたいお土産を紹介します。今回ご紹介するお土産はどれも定番のロングセラー商品で、幅広い方々に喜んでもらえるアイテムです。
博多通りもん（明月堂）
お土産の定番品として全国的にも有名になった「博多通りもん」。
地元の人も手土産品として選ぶことが多いです。お饅頭とケーキの中間のような味わいが特徴で、和菓子好きな方も、洋菓子好きな方も、どちらの方も好まれる絶妙な味わが人気の秘訣。柔らかくてクリーミーなしろ餡と、ほんのりミルクの香りがする皮で包み込み焼き上げた「博多通りもん」は博多西洋和菓子と呼ばれ、上品な甘さは子どもからご年配の方まで愛されるお菓子です。
コーヒーやカフェラテ、紅茶、緑茶などどんな飲み物にも合うのも西洋和菓子ならでは。
- 公式サイト：博多通りもん
めんべい（山口油屋福太郎）
＜出典：写真AC＞
福太郎のめんたいと海鮮の旨みが凝縮された新感覚の「めんべい」。
ピリッとしためんたいの辛さと塩気のバランスが良く、お菓子としてだけでなく、お酒のおつまみにも大人気です。まずは、王道のめんべいプレーン味を召し上がったあとは、めんべい九州しょうゆ風味や、めんべい明太バター風味など珍しいフレーバーもぜひチャレンジしてみては。
その他、バリエーション豊かなフレーバーが多数揃っているので、みんなで食べ比べる楽しみもあります。また、各地の特産品を使った福岡のご当地めんべいも販売されているので、お気に入りをぜひ見つけてみましょう。なお、甘いものが苦手な方に喜ばれるお土産としても人気ですのでお土産リストに入れておくと便利です。
- 公式サイト：めんべい
チロリアン（千鳥饅頭総本舗）
1962年の販売時から変わらず愛され続けているお菓子「チロリアン」。チロル伝統のレシピで焼き上げられたロールクッキーに、千鳥屋オリジナルのクリームが入ったチロリアンは、バニラ・コーヒー・ストロベリー・チョコレートの4種類が楽しめます。
また、チロルをイメージしたかわいらしいキャラクターが描かれたパッケージデザインは多くのファンを持っています。なお、お菓子の形崩れを防いでくれる円筒型の缶入りは、お菓子を食べ終えた後も可愛らしいチロリアンの世界観を楽しめるのでおすすめです。
- 公式サイト：チロリアン
二〇加煎餅＜にわかせんぺい＞（東雲堂）
明治39年創業の福岡を代表するお土産のお菓子「二⚪︎加煎餅〈にわかせんぺい〉」。お土産売り場の中でも愛嬌ある顔の箱デザインがひときわ目を惹きます。地元福岡では、懐かしいCMが有名で誰でも一度は見たことがあるほど、県民に根付いています。古来より博多の郷土芸能として親しまれている「博多仁和加」の半面をモチーフにしたせんぺいは、 卵の風味が効いたサクサク食感のシンプルな美味しさが魅力です。食べた後もお面として楽しめるので、お子さまへのお土産にも良いでしょう。
- 公式サイト：二⚪︎加煎餅
明太子（かねふく）
原料の仕入れから明太子の加工までワンストップで自社管理している「かねふくの明太子」。明太子づくりのこだわりに徹底し、安心安全な明太子を提供しています。数ある商品の中でも「無着色 ふとっぱら辛子明太子320g」は、自分へのお土産はもちろん、ちょっとした贈り物にも人気。通常より大きな明太子は見た目だけでなく、プチプチした粒の歯触りも良く明太子好きの方におすすめです。
- 公式サイト：明太子のかねふく
今回は福岡の人気グルメから定番のお土産まで、幅広くご紹介しました。こちらで紹介した福岡の名物をぜひ現地で思う存分味わって、福岡の食をたっぷり味わってみてはいかがですか。ラーメンやもつ鍋以外のグルメも豊富に揃っているので、心ゆくまでグルメ旅を満喫しましょう。
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