＜トップ画像：ケープブレトン ハイランド国立公園のドライブコース「カボットトレイル（Cabot Trail）」＞

広大なカナダを実感できるドライブ旅行がしてみたい。そんな方におすすめなのが、大西洋側ノバスコシア州にあるケープブレトン ハイランド国立公園（Cape Breton Highland National Park）です。

カナダの大都市トロントから飛行機でハリファックスもしくは、シドニー（オーストラリアと同じ市名です）まで約2時間。ノバスコシア州の北側に位置するこの国立公園は、海岸沿いの素晴らしい景色を堪能できるドライブコース、さらに大西洋を一望できるハイキングコースがたくさんあります。

この記事では、そんな見どころたくさんのケープブレトン ハイランド国立公園を中心に紹介します。

目次

• ノバスコシア州とケープブレトン島の場所
• ノバスコシア州の歴史
• ケープブレトン ハイランド国立公園をドライブする
• ケープブレトン ハイランド国立公園のハイキングコース
• ケープブレトン ハイランド国立公園のキャンプ場
• ノバスコシア州で大西洋の海の幸を味わう
• まとめ

ノバスコシア州とケープブレトン島の場所

カナダの大西洋側にあるノバスコシア半島とその北側に地図ではほぼ繋がっているようにみえる島があります。大きくこの2つがノバスコシア州です。その北側にある島の名前が、ケープブレトン島といい、島の北側が国立公園になっています。

州都は、ハリファックス。州の中心より少し南側にあります。ケープブレトン島まで飛行機で行くことも可能です。その町の名前はオーストラリアと同じシドニーといいます。ただし、シドニー行きの便数は少ないので、ハリファックスからレンタカーでケープブレトン ハイランド国立公園（Cape Breton Highlands National Park）に向かう方が多いです。

ノバスコシア州の歴史

＜18世紀に建設されたフランス軍の砦「ルイブール要塞」（再建）＞

ノバスコシア周辺には、約5,000年前からミクマク族という先住民が定住していました。15世紀頃にフランスとの商業取引で、フランス人（アカデミア）が定住。その後イギリスからスコットランド人が送られました。植民地としてフランスとイギリスの間で統治を繰り返し、最終的には英仏間の戦争になり、イギリス側が勝利した背景があります。

その歴史的背景から、先住民文化の体験や15〜17世紀のフランス人（アカデミア）文化を知ることもできます。

また、「新しいスコットランド」という意味であるノバスコシア。その名のとおり、現在もスコットランド文化が色濃く残る地域でもあります。

ケープブレトン ハイランド国立公園をドライブする

＜景色を満喫しながらドライブできる「カボットトレイル（Cabot Trail）」＞

ケープブレトン ハイランド国立公園の北側を走る「カボットトレイル（Cabot Trail）」という道路があります。総距離298 kmあるこの道は、起伏に富んだ山稜に沿って広がる大西洋と自然の景色を楽しみながらドライブできます。ひと昔前に車の宣伝ロケ地に使われていたことがあるので、なんとなくこのコースを見たことがある、という人がいるかもしれませんね。

絶景の見どころポイントがたくさん。そこには車を一時停止できるスペースがありますので、思う存分写真を撮ることができますよ。

人気シーズンの夏は深い緑、秋は紅葉、冬の雪景色と、季節それぞれにすばらしい光景に出会うことができます。

ケープブレトン ハイランド国立公園のハイキングコース

＜ケープブレトン ハイランド国立公園の「スカイライン」ハイキングコース＞

このカボットトレイル沿いには26か所もハイキングコースがあります。各コースの入り口には駐車スペースがあるので、そこから歩くことができます。レベルはさまざまなので、体力や時間に合わせて選ぶのがよいと思います。

中でも一番おすすめなのが、スカイライン（Skyline）というコースです。2〜3時間ぐらいの比較的簡単なレベルですが、ここからの大西洋に沈む夕日を見るのは格別です。視界を遮るものがない広陵に歩きやすい階段が設置されていますので、どこからでも見やすくなっています。太陽が水平線に吸い込まれる瞬間を堪能してください。

夕暮れ時は、野生の動物も活動します。もしかしたら出会えるかもしれませんよ。

ケープブレトン国立公園のキャンプ場

＜Photo by Shravankumar Hiregoudar on Unsplash＞

公園内のキャンプ場は、6か所あります。キャンピングカーをレンタルしてドライブしながら宿泊するのもいいですね。

テント泊をしたい場合、日本からテントやキャンプ道具を持参しなくても、借りることが可能です。また、テント泊は苦手という方には、オーテンティック（oTENTik)という、小屋とテントの間のような宿泊施設もありますので、気軽にキャンプを楽しむことができます。

一部のキャンプ場は、先着順の場所もあります。しかし人気の場所ですので、特に夏の週末などは早めに予約されることをオススメします。

国立公園内のキャンプ場の予約はCanada Parksのウェブサイトからオンラインでできます。

＞＞Canada Parks公式サイトはこちら

ノバスコシア州で大西洋の海の幸を味わう

＜大西洋の海の幸代表「ロブスター」＞

ノバスコシアは、大西洋にほぼ囲まれていますので、シーフードが豊富です。

やはりなんといっても、ロブスターが一番人気です。国立公園までのドライブ中にもシーフードのお店がたくさん見られます。カボットトレイルの周辺にも何店舗かあります。どのお店もボイルされたロブスター1匹がどーん！と提供されるので迫力満点です。

他にもムール貝、ホタテ、カニ、クラムチャウダーなど食べたくなるシーフードがたくさんあります。ドライブ旅行中にシーフード店をはしごしてみるのもいかがでしょうか。

まとめ

今回は、カナダでドライブ旅行するのにおすすめの場所、ノバスコシア州ケープブレトン ハイランド国立公園を中心に紹介しました。

ノバスコシア州には他にもみどころがたくさんありますので、州全体を周遊するドライブ旅行も楽しいと思います。

日本ではあまり知られていないエリアですが、海と山が織りなす自然に触れ、爽快なドライブとアウトドア体験を楽しんでください。

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