飛行機に安く乗る方法は? 早割やLCC利用など基本ワザ集

飛行機 旅行イメージ

飛行機に乗るなら、費用は少しでも安く抑えたいですよね。飛行機の料金はシーズンや曜日、時間帯、予約のタイミングなど、さまざまな要素によって変動するため、「仕組みがよくわからない」という人も多いのではないでしょうか。

そこで、飛行機の料金に影響を与える要素とともに、早割の活用やLCCの利用など、飛行機に安く乗るテクニックをご紹介します。

目次

<1. 飛行機の料金に影響を与える要素とは>

<2. 飛行機に安く乗る方法1:早割の活用>

<3. 飛行機に安く乗る方法2:LCC(格安航空会社)の利用>

<4. 飛行機に安く乗る方法3:ツアーやセットプランの利用>

1. 飛行機の料金に影響を与える要素とは

「飛行機の料金は変動が激しいな」と感じたことがある人も多いのではないでしょうか。飛行機の料金は「ダイナミックプライシング(変動価格制)」を採用しているため、出発の曜日や時間帯、予約のタイミング等によって刻一刻と変動しています。

鉄道の指定席特急券も繁忙期に値上がりしますが、飛行機の料金の値動きははるかに大きく、同じルートでも条件によって料金に2~3倍以上の差が出ることも珍しくありません。また、「朝に確認した航空券が夕方には値上がりしている」といったことも起こり得ます。

飛行機の料金に影響を与える要素として、主に次の4つがあります。

残席数

飛行機の座席
<出典元:写真AC

飛行機の料金は需要と供給の関係で決まるため、一般的に、飛行機の料金は残席数が少なくなればなるほど高くなる傾向にあります。

例えば、「羽田発沖縄行き5,000円」という料金があったとしても、この料金で予約できる席数には限りがあり、その価格帯の席が売り切れると、一段上の価格帯に移行する仕組みになっています。

曜日や時間

飛行機の時刻表
<出典元:写真AC

飛行機の料金は、需要が高まるタイミングで値上がりするように設定されています。需要が高まるタイミングは路線によって多少異なりますが、金曜日や土曜日・日曜日の便は月曜日~木曜日の便よりも割高な料金が設定されていることがほとんどです。

飛行機の料金は、曜日だけでなく出発する時間帯によっても変動します。多くの人が利用しやすい日中の時間帯は、料金が高騰する傾向にあり、反対に深夜や早朝の便は割安になることが多いです。

旅行者の多くは「現地での滞在時間をできるだけ確保したいけれど、あまり遅くならないうちに帰ってきたい」と考えるため、レジャー路線の場合、往路は午前中から午後の早い時間帯が、復路は午後から夕方までの時間帯に人気が集まります。

シーズン(繁忙期、閑散期)

空港
<出典元:写真AC

飛行機の発着日が繁忙期なのか、閑散期なのかも料金を左右するポイントです。繁忙期・閑散期は路線によって多少のずれがあるものの、お盆や年末年始、ゴールデンウィークなどの連休中は繁忙期にあたるため、全国的に飛行機の料金が高騰します。

それ以外でも、春休みや夏休みなど旅行需要が高まる時期は飛行機の料金が値上がりする傾向にあります。

搭乗日までの日数

パスポート 旅行イメージ
<出典元:写真AC

飛行機の料金は搭乗日が近づくにつれて上昇する傾向があります。直前になると「早割」などの特典が利用できないほか、高い料金を払うことをいとわない出張者のために、航空会社が割高な直前予約枠を確保しているケースもあるためです。

ただし、航空会社や路線によっては、空席状況を見て直前に値下げする場合もあり、「搭乗日までの日数が短いほど料金が高くなる」とは言い切れません。

2. 飛行機に安く乗る方法1:早割の活用

スケジュールと時間
<出典元:写真AC

飛行機の料金はさまざまな要素が絡んでいることがわかったと思いますが、飛行機に安く乗るためにはどうしたらいいのでしょうか。ひとつが、JALやANAなどの主要航空会社が設定している「早割」の活用です。

早割でどのくらい安くなる?(JALやANAの一例を紹介)

実際のところ、早割を利用すればどのくらい安くなるのでしょうか。「早割」は文字通り、早く予約することでお得に利用できる航空券で、航空会社によって75日前、45日前、28日前、21日前などの予約期限が設定されています。

料金の一例を見てみると、JALの場合、2024年1月10日出発の羽田・沖縄便では、早割が15,460円、普通運賃が53,080円で、割引率は約71%でした。(調査時点:2023年9月19日)。

ANAの場合、早割を利用すると、普通運賃の半額~4分の1程度になります。2024年1月10日出発の羽田・沖縄便では、早割の最安値が13,920円、普通運賃は53,110円で、割引率は約74%でした(調査時点:2023年9月19日)。

JAL・ANAいずれの場合も、早割のお得度が高いことがわかりますね。

航空会社ごとの早割プランの種類例

JAL国内線の早割プランは、「スペシャルセイバー」の名称で販売されていて、出発28日前までの予約でお得になります。

一方、ANA国内線の早割プランは「SUPER VALUE」の名称で販売されていて、「ANA SUPER VALUE 75」「ANA SUPER VALUE 55」「ANA SUPER VALUE 45」「ANA SUPER VALUE 28」「ANA SUPER VALUE 21」の5種類があります。数字はそれぞれ予約期限を表していて、「ANA SUPER VALUE 75」は出発日の75日前までに限って購入が可能です。

このほかの早割プランとして、スターフライヤーの「そら旅」、エア・ドゥの「AIRDO スペシャル」、ソラシドエアの「バーゲン」などがあります。

早期予約のデメリットや注意点

大幅割引が魅力の早割ですが、デメリットもあります。早期予約の最大のデメリットが、原則として予約の変更ができないことです。予約のタイミングが早ければ早いほど高い割引率が適用されますが、プランの種別によっては2カ月以上前にスケジュールを確定する必要があるので、予定変更の可能性がある場合は利用しにくいでしょう。

また、何らかの事情で予約をキャンセルする場合、普通運賃であれば無料または数百円の払戻手数料でキャンセルが可能ですが、早割の場合は別途キャンセル料(取消手数料)がかかります。キャンセル料は航空会社やキャンセルのタイミングによって異なりますが、運賃の50~60%程度のキャンセル料がかかることを覚悟しておく必要があります。

3. 飛行機に安く乗る方法2:LCC(格安航空会社)の利用

LCC 機内イメージ
<出典元:写真AC

少しでも安く飛行機に乗りたい人の強い味方が、LCC(ローコストキャリア:格安航空会社)。JALやANAのような「FSC(フルサービスキャリア)」と呼ばれる伝統的な大手航空会社に対して、LCCはサービスを最小限にしてできる限り料金を抑えているところに特徴があります。

LCCは基本が安い

LCCを利用すると、FSCと比べてどのくらい費用を抑えることができるのでしょうか。前述の通り、飛行機の料金はさまざまな要素に影響されながら刻一刻と変動しており、それはLCCであっても変わりません。

したがって、「FSCに比べて、LCCは〇割安い」と一概に言うことはできませんが、一般的に、LCCはFSCより20~50%ほど安いといわれています。LCC各社が開催しているセールの時期に予約すれば、FSCの半額以下で利用できることも珍しくありません。

具体的な料金の例を見てみると、2023年11月出発の大阪・福岡便のLCCの最安値は5,860円、同日のFSCの最安値は12,310円でした(調査時点:2023年9月19日)。

主要なLCC航空会社を紹介

日本国内で運航しているおもなLCCとして、「ピーチ・アビエーション」「ジェットスター・ジャパン」「スプリング・ジャパン」などがあります。

また、日本国内線の運航はないものの、日本と海外を結ぶLCCとして「エアアジアX(本拠:マレーシア)」「タイガーエア(本拠:台湾)」「香港エクスプレス(本拠:香港)」「ティーウェイ航空(本拠:韓国)」「チェジュ航空(本拠:韓国)」などが挙げられます。

LCC利用のデメリットや注意点

上手に使いこなせば安く気軽に空の旅が楽しめるLCCですが、いくつか注意しておきたいこともあります。

FSCとの一番の違いは、LCCは「目的地まで飛行機で移動すること」に特化しているため、プラスアルファのサービスは原則として有料です。航空会社や運賃種別によって異なる場合があるものの、LCCでは受託手荷物、機内食・飲み物、座席指定などに追加料金がかかることがほとんど。

特に気を付けたいのが手荷物で、多くのLCCでは7kgもしくは10kg以内の身の回り品1点を機内に持ち込むことができますが、規定の重量やサイズを超過した場合には追加料金が発生します。また、スーツケースなどを受託手荷物として預ける場合にも、サイズや重量に応じた料金がかかります。空港で受託手荷物料金を払うと割高になってしまうので、受託手荷物がある場合、航空券の予約時などに受託手荷物もあわせて購入しておくようにしましょう。

また、LCCはコスト削減のため、空港での駐機時間を最小限にしながらピストン輸送を行っています。そのため、同じ機体を使用するひとつ前のフライトが遅れたら、次のフライトも遅れる「玉突き遅延」が発生しやすく、FSCよりも遅延率が高い傾向にあります。LCCであっても定刻通り発着することも多いですが、大事な予定があるときはFSCを選んだほうが安心と言えるでしょう。

ほかにも、LCCは「搭乗口が空港の奥まった遠いところにあることが多い」「チェックインや荷物預けの締め切り時刻が早い」「原則として、キャンセルしても返金されない」などのデメリットがあります。

そのため、LCCとFSCを比較するときは、受託手荷物などの付帯サービスにかかる料金も含めた総額で比較すること、遅延の可能性なども踏まえた総合的なコストパフォーマンスで比較するようにしてください。

4. 飛行機に安く乗る方法3:ツアーやセットプランの利用

旅行のお金
<出典元:写真AC

旅先で宿泊施設を利用する場合は、飛行機とホテルを別々に予約するのではなく、ツアーやセットプランを利用することで費用が抑えられる可能性があります。

ツアーやセットプランが安くなる理由

飛行機と宿泊施設をセットで予約する方法として、おもにツアーを利用する方法と、「ダイナミックパッケージ」を利用する方法があります。ダイナミックパッケージは、自分で好きなフライトとホテルの組み合わせを選んでセットで予約するため、ツアーよりも自由度が高いのが特徴です。

ツアーやダイナミックパッケージが安い理由として、航空会社と旅行会社の提携により、ツアーやパッケージ向けの特別料金が適用されることが挙げられます。また、旅行会社向けに割安な料金を設定しているホテルも多いため、個人で飛行機とホテルを別々に手配するよりも安くなることが多いのです。

ツアーやセットプラン利用のデメリットや注意点

ツアーやセットプランを利用すると安くなることが多いとはいえ、条件によっては個人で個別に手配したほうが安いこともあるため、思い込みは禁物。少しでも費用を抑えたいなら、どの方法で手配すると一番安くなるのか、比較検討する必要があります。

また、ツアーの場合は出発日や旅行日数、滞在できるホテルがある程度決まっているため、自分の希望に合うツアーが見つかるとは限りません。ダイナミックパッケージの場合、出発日や時間帯、滞在日数などは柔軟に選択できますが、一般的なホテル予約サイトで利用できるホテルのすべてがダイナミックパッケージで予約できるわけではありません。

ツアーやセットプランを利用しようとすると、個人で飛行機とホテルを別々に手配するよりも選択肢が狭まってしまうことは理解しておく必要があります。

飛行機の料金はさまざまな要素に影響される上、刻一刻と変動しています。一見非常に複雑な仕組みですが、飛行機の料金を左右する要素を理解しておくことで、安く飛行機に乗れるチャンスが高まります。

早割はもちろん、航空会社のセール時には、驚くほど安い航空券が出ることもあるので、利用する可能性のある航空会社のメルマガに登録して、いち早く情報をキャッチできるようにしておくといいでしょう。

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