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【アメリカ】病気になった時に役立つ情報
目次
海外旅行保険への加入はおすすめ
アメリカは日本と比べるとびっくりするほど医療費が高いので、旅行に行く前に海外旅行保険に加入することをおすすめします。1万円から数万円程度の保険料をケチッたばかりに、後から数十万円から数百万円を請求されたなんて話も珍しくありません。健康だから大丈夫だと思っていても、食中毒などの他、脳卒中や虫垂炎など、予期せぬ疾患に見舞われる可能性もあります。入院や手術をした場合、医療費はとんでもない額に膨れ上がります。
保険にさえ加入していれば、病気になった時にどうすればよいかわからなくても保険会社の現地エージェントが適切な病院を探してくれ、キャッシュレスで診察を受けることができます。
救急車は有料。ニューヨークでは約1,400ドル
海外旅行保険に入っていない場合、自分で911に電話をかけて救急車を呼んだり、病院を探したりしなければなりません。アメリカでは、日本と違い救急車は有料です。2023年の時点で、ニューヨークで救急車を呼んだ際に請求される料金は、1,385ドルです。以前は900ドルでしたが、同年5月1日から、一気に54%も値上がりしました。有料とは知らずに日本の感覚で気軽に救急車を呼ぶと、大変なことになります。救急車は本当に必要な場合を除いて避けましょう。
日本語が通じる病院を利用しよう
保健に加入していない場合、病院探しはホテルのコンシェルジェに依頼するか、若しくは自分でネット検索をすれば簡単に見つかります。しかし、英語が苦手な人にとってはちょっと頭の痛い問題です。ニューヨークやカリフォルニアなどの大都市には、必ず日本人の医師が何人かいますし、日本人向けのクリニックがあるので、それらを利用するのが安心でしょう。下記は、日本語が通じるニューヨークの病院です。
安心クリニック
- 総合診療科、消化器科、心療内科、スポーツ医学など、10診療科目に対応する日系の病院。
- 36 W 44th St STE 303, New York, NY
- 212-730-9010
- 公式サイト:安心クリニック
20イースト・メディカル
- 日系の病院ではありませんが、日本で生まれ育った日本語ペラペラのカマル・ラマニ医師がいます。
- 20 E 46th St, New York
- (212) 557-4646
- 公式サイト:20イースト・メディカル
東京海上記念診療所(Japanese Medical Practice)
- ニューヨーク最大の医療機関「マウントサイナイ・ヘルスシステム」に属する診療所です。
- 55 East 34th St, 2nd Floor, New York, NY
- 212-889-2119
ジャパニーズ・メディカルケア
- スタッフはすべて日本人なので、日本語が通じない医師が担当でも、通訳してもらえます。
- 315 Madison Ave, 17th Floor,
- New York, NY 10017
- 212-365-5066
- 公式サイト:ジャパニーズ・メディカルケア
Akimoto Hiroko DMD (歯科)
- 日本人の歯科医、秋本 浩子先生がいます。
- 110 East 40th St, #503, New York, NY
- 212-545-1313
NY Midtown OB/GYN (産科・婦人科)
- 産科、婦人科の安西弦(ゆずる)先生がいます。
- 800 2nd Ave, #815, New York, NY
- 212-263-8682
- 公式サイト:NY Midtown OB/GNY
病気になった時の為に知っておきたい英語
日本人医師の病院や日系のクリニックなどは、夜間は開いていないことがほとんどですし、アメリカには予約診療しか受け付けない病院がたくさんあります。そういった場合の駆け込み寺は、Urgent careと呼ばれるCiti MDなどの予約のいらないウォ―クインクリニックや24時間受付をしている救急病院(Emergency Hospital)。でも、英語が話せなければ、自分の症状を伝えることができません。そこで、病気に関連した英語を紹介します。
- 頭痛:へディック(Headache)
- 腹痛:ストマケイク(Stomachache)
- 歯痛:トゥースエイク(Toothache)
- 吐き気:ノーズィア(Nausea)
- 悪寒:チル(Chill)
- 熱:フィーバー(Fever)
「アイ・ハヴ・ア・へディック(I have a headache)」や「アイ・ハヴ・ア・ストマケイク(I have a stomachache)」のように、I haveの後に症状を続けて伝えます。病院へ行くほどですから、きっと症状は酷いと思うので、その場合は、症状の前に「シビア(severe)」を付けましょう。
ドラッグストアで買える市販の薬
病院に行くほどでもない軽い症状の場合は、ドラッグストアで処方箋なしで買える市販の薬で対処しましょう。アメリカの代表的な薬は次の通りです。
鎮痛薬・解熱剤
- タイレノール(Tylenol)
- アドビル(Advil)
- アスピリン(Aspirin)
風邪薬
- ナイキル(NyQuil)
- デイキル(DayQuil)ナイキルの昼用
- ロビタシン(Robitussin)
胃薬
- ぺプト・ビズモル(Pepto-Bismol)
- ペプシドAC(Pepcid AC)
下痢止め
- イモディアム(Imodium)
- カオペクテイト(Kaopectate)
旅先で困らないためには、日本から薬を持参すると良いですね。
元気で旅行を楽しむには、病気にならないように体調管理に気を付け、食べる物にも注意を払うことが大切です。
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ナツコ・H
- 世界で活躍するジャズ奏者の夫のマネージメント、CD収録曲の作曲を手がける。NYの日系新聞でニュース記事執筆中。法律翻訳家。93年よりNY在住。