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在住者が選ぶブエノスアイレスのおみやげ10選
長かった日本のコロナ禍が落ち着き、海外から日本への入国が増えてきた2023年の夏。私たち家族も4年ぶりに日本に一時帰国することにしました。今回、ブエノスアイレス在住の私が、日本へ帰国するためにお土産としてセレクトした物と、在住者としてぜひ観光土産に提案したい物を合わせて10選ご紹介します。
ぜひ、ブエノスアイレス旅行のお土産として参考にしてみてください。
目次
- 1. 「Havana」のアルファホーレス
- 2. オリーブオイル
- 3. ワイン「マルベック」
- 4. 「スターバックス」のマグカップ
- 5. マロッコ
- 6. ドルセデレチェ
- 7. スパイス類
- 8. 「マファルダ」のグッズ
- 9. サッカーユニフォーム
- 10. タンゴの靴
- まとめ
1. Havana のアルファホーレス
アルゼンチン人に知らない人はいない国内で有名な「Havana」。スペイン語では、Hの文字は読まないので「ハバナ」ではなく「アバナ」と発音します。店舗ブランドのポジションとしては、アルゼンチン国内のスターバックスと言えるでしょう。
アルファホーレスは、チョコレートのスポンジの間にドルセ・デ・レチェという生キャラメルクリームを挟み、チョコレートで全体をコーティングしたアルゼンチンの甘い、甘い定番のお菓子です。イメージとしては、エンゼルチョコレートのキャラメルクリーム版。
甘党の私でもその甘さに疲れてしまう程ですが、Havanaで販売されている「カカオ70%のアルファホーレス」は苦味と甘味のバランスが良く、日本人でも食べやすく、気に入ってくれる人も多い。アルファホーレスが苦手、と言う場合は、こちらのチョコレートビスケットでレモンクリームを挟んだ「レモンサンド」も美味しいですよ。
◇どんなシーンにおすすめ?
- アルゼンチンのお菓子の中では、箱もしっかりしていて重たさがあります
- アルファホーレス自体もどっしり重厚
- ちゃんとしたお土産を持ち帰りたい時におすすめ
◇どこで買える?
- 空港や街中にあるHavanaのお店で購入可能
2. オリーブオイル
あまり知られていませんが、アルゼンチンのメンドーサはオリーブの産地でもあります。メンドーサも観光地としておすすめですが、そこまで行けない場合でも国内消費用のオリーブオイルをスーパーで購入して持ち帰ることが可能です。
パンにお塩と一緒にちょっとつけて食べるとオリーブオイルの美味しさがよくわかりますよね。生食で使用される場合は、ぜひ「エキストラバージンオリーブオイル」を選択して購入してみてください。
◇どんなシーンでおすすめ?
- オリーブオイルは液体で重たさもあるので、ぜひ自分用や家族用に
- お料理好きな親友にも喜ばれると思います
◇どこで買える?
- 大型スーパーで購入できます。欲しいメーカーが無ければ、はしごするつもりで探したいところ
- プラスチックボトルやペットボトルに入っているものではなく、缶に入ったものを購入した方が品質や運輸時の破損の面で安心です
3. ワイン「マルベック」
アルゼンチンでワインといえば「マルべック」。重たさと深みのある味わいは、アルゼンチンの野生的な肉とよく合います。旅行中、必ず1度は夕食で楽しみたい組み合わせです。
ワインは3本までなら税金がかかりませんし、3本を超えても1本150円程度(※必ず確認ください。)の追加で持ち運べるので、お土産にぜひ持ち帰りたいところ。
◇どんなシーンにおすすめ?
- ワイン好きの方や、美食家の方へのお土産におすすめ
- 日本で購入するアルゼンチンワインより、国内消費用は保存料が少なく作られているそうで味が違って美味しいと評判です
◇どこで買える?
- 大型スーパーで購入できます
- 安く入手したい場合は、チーノと呼ばれる中国人経営の庶民的なスーパーの方が比較的価格が安く購入できます
4.「 スターバックス」のマグカップ
マニアの方に絶大な人気を誇るスターバックスのご当地マグカップ。ブエノスアイレス市内でもアルゼンチンバージョンとブエノスアイレスバージョンの2種が販売されています。
ただ、アルゼンチン品質なのでマグカップの品質は保証できません。私も以前自宅用に購入しましたが、すぐにマグカップの取っ手部分が取れてしまうということがありました。
◇どんなシーンにおすすめ?
- これは、自分用もしくは販売用でしょうか
- マニアの方に需要がありそうです
◇どこで買える?
- 市内のスターバックスであれば、アルゼンチンとブエノスアイレスの2種類が購入できます
- その他、メンドーサ等の地方都市でも「メンドーサ」のご当地カップが販売されています
5. マロッコ
マロッコは、アルゼンチンで人気のチョコレート菓子です。日本で言うチロルチョコのような存在で、レジ付近に置いてあり「ついつい」買いをしてしまいたくなる、ポピュラーなチョコです。
◇どんなシーンにおすすめ?
- 日本では必ず必要になる「ばらまき用」のお土産におすすめ
- アルゼンチンでは珍しい個包装なのでばらまき用にもってこい
◇どこで買える?
- 薬局のチェーン店「Famacia」でもレジ前で購入できますが、お菓子のまとめ買い店に行くと箱買いができます
6. ドルセ・デ・レチェ
アルゼンチンの母の味といえば「ドルセ・デ・レチェ」直訳すると「甘いミルク」と言う意味のキャラメルクリームですが、スプーンですくって食べるアルゼンチン人を見かけるほど、国民が愛するスイーツです。
パン屋で売っているケーキの多くは、ドルセ・デ・レチェが挟まれていることが多く、アルゼンチンのスイーツのパンチの効いた甘さの要因の一つです。
◇どんなシーンにおすすめ?
- 「甘いもの好き」という方にチャレンジして欲しい1品
- 慣れてくるとバナナに塗ったり、ビスケットに塗ったりして案外ペロリ
- 開封するまでは常温で保存できるので、お持ち帰りにも便利
◇どこで買える?
- スーパーと呼ばれる場所には、必ず売っています
- サンテルモやカミニートなどの観光地には、ブランドごとに試食して購入できるドルセ・デ・レチェの専門店もあります
7. スパイス類
アルゼンチン料理の味つけの多くは、塩とスパイスとハーブを使います。お肉やお魚、野菜にふりかけてオーブンで焼いたらでき上がり、というスパイスミックスがスーパーでは販売されています。
ポテトフライにかけたいローズマリーと岩塩のミックスやお肉につけて食べるソースになるチミチュリといった物も持ち運びには簡単で喜ばれるお土産です。
スパイスではありませんが、固形ブイヨンもお料理に使いやすく便利。日本とは違う味ですが、チキンブイヨンは鶏の旨みがギュッと詰まっていて、それだけでスープの味付けは不要です。
◇どんなシーンにおすすめ?
- 小さい、軽い、安いという利点で数が必要なお土産でたくさん購入
- 渡す相手は、お料理が好きな方や主婦の方だととても喜ばれます
◇どこで買える?
- 大型スーパーや街のチーノなどで色々な種類やブランドが販売されています
8.「マファルダ」のグッズ
アルゼンチンの漫画家キノが1960年から1970年にかけて連載していた漫画の主人公「マファルダ」。政治に関心が強い6歳の女の子が日常や政治に関するユーモア溢れるやりとりを綴った人気漫画です。アルゼンチンだけでなく世界中で人気を博した有名人の彼女のグッズが街中のお土産屋さんで販売されています。
◇どんなシーンにおすすめ?
- 自分のお土産用や女の子のお土産におすすめ
◇どこで買える?
- サンテルモ地区にたくさんあるお土産屋さんで探すとグッズの種類も多く楽しめそうです
9. サッカーユニフォーム
サッカー好きにはたまらないユニフォームは、アディタスなどのメーカー品もたくさん販売されていますが、完全なるレプリカも人気です。スポーツする方などの練習用のウェアとして着用できそうです。
私も子ども用にアルゼンチン代表のユニフォームを購入して着せています。アルゼンチン代表がプレーする日は一般市民もユニフォームを着て応援するのがアルゼンチン流。国民の多くの人が代表ユニフォームを持っていると言えるでしょう。
◇どんなシーンにおすすめ?
- 軽くて安いのでレプリカのウェアを男の子のお土産にすると喜ばれそう
- もちろん、アルゼンチン好きな方なら自分用にも
- ラ・ボカやリベルといった人気地元チームのユニフォームも喜ばれました
◇どこで買える?
- 街のお土産屋さんでも購入できますが、サッカーチーム「ラ・ボカ」のスタジアムが近いカミニートだと種類やサイズが豊富に揃っています
10. タンゴの靴
タンゴを踊る人やこれから始めようとしている人はもちろん、タンゴを躍る予定のない方にもおすすめのタンゴシューズ。
躍るために作られている靴なので、履き心地もよくとても丈夫です。また、煌びやかなデザインはドレスをきた時のヒールとして重宝しますよ。靴底が皮の場合があるので、靴屋さんでゴムをつけてもらえば外出用の靴としても使えます。
日本では5~6万円する靴も100ドル前後で手に入ります。
◇どんなシーンにおすすめ?
- 素敵な靴を探している女性におすすめ
- アルゼンチンらしい、日本にはないデザインから選べるのでまとめ買いして行かれる方も
◇どこで買える?
- タンゴダンス用の靴を販売するお店、もしくは通常の靴屋さんでも日本では見かけないデザインを探せます
まとめ
以上、10個のお土産品のご紹介でした。アルゼンチンで買ってみたい物は見つかりましたか?
アルゼンチンには、日本にはないデザインセンスがありお洋服やアートなど自分用のお土産には事欠きません。ただ、旅行のお土産文化がほとんどないので「アルゼンチン行ってきました」というお土産は見つけにくいかもしれません。今回ご紹介した物が、皆さまの選択の参考になれば嬉しく思います。
ぜひ、アルゼンチンにお越しの際は荷物を軽くして来て、たくさんお土産を買って帰ってくださいね。
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AKANE
- アルゼンチンのブエノス・アイレス在住のタンゴダンサー、講師。タンゴやブエノス・アイレスの文化・情報について、日本から見て地球の反対側の本場ブエノス・アイレスから情報を発信中。