可愛いヨーロッパを感じられる、東欧ラトビアを旅しました

首都リガの旧市街のリーヴ広場から見える景色

<TOP画像:首都リガの旧市街のリーヴ広場から見える景色。カラフルな建物と教会のタワーが可愛い!>

まだ雪が残る3月下旬、初めてラトビアを訪れました。ラトビアってどんな国だろう?そんなワクワク感を胸に旅をしてみると、すてきな建築群と豊かな自然と工芸品、そして周辺諸国に翻弄された歴史と確固とした独立国の誇りが随所に感じられる、とても充実した旅になりました。

そんな今回のラトビア旅を写真と合わせて紹介していきたいと思います。

目次

ラトビアとは

聖ペテロ教会のタワーから眺めることができる旧市街の街並み
<聖ペテロ教会のタワーから眺めることができる旧市街の街並み>

バルト三国のちょうど真ん中に位置するラトビアは、人口189万人(外務省データより)の小さな国。自然が豊かで森と湖の国としても知られています。また歌と踊りの国でもあり、4年に一度大きな歌と踊りの祭典が開かれています。さまざまな国から支配される歴史下でも自分達のアイデンティティーを音楽を通して守ってきたそうです。

リガ周辺のお店には日本でも人気なリネン製品がいっぱい!また他にもミツロウ商品やキャンドル、琥珀(こはく)など心躍る小物がたくさん並んでいました。

とても可愛い琥珀を使って作られたオブジェ。
<とても可愛い琥珀を使って作られたオブジェ。琥珀のお土産はラトビアの至るところで見かけました>

ラトビアへのアクセス

私の場合、今回は現在滞在しているアイスランドからラトビアへ直行便があったのでそちらを利用しましたが、日本からラトビアに行くには、現時点ではヨーロッパの主要都市からの乗り継ぎが必要になります。また、日本からの直行便もあるフィンランドからフェリーでエストニアに入り、そこからバスでラトビアに移動することも可能です。2023年現在、首都リガ周辺ではヨーロッパ主要都市からの電車を繋ぐための大規模工事が行われているので、もう数年すれば電車で行くこともできるようになるかもしれません。

今回私は、ラトビアの後バスでエストニアのタリンまで移動し、その後フェリーを使いフィンランドに入りました!

>>エストニア-ラトビア-リトアニアと繋いでいるバスについてはこちら

首都リガ

中世リガの地図を街中で見つけた
<中世リガの地図を街中で見つけました。旧市街の範囲は広がっているものの、地図に書かれている教会や建物の並びは現在もほぼ変わっていません>

旧市街

ラトビアの首都リガの旧市街は、リガ歴史地区として世界遺産にも登録されており街並みがとても美しいエリアです。中世に栄えたハンザ同盟の加盟都市だったようで、文化や建物にもドイツの影響が色濃く反映されています。

旧市街は連なる建物と教会が石畳で繋がっている迷路のようなエリアで、最初は何も調べずに行きたいように進んでみるのも面白いと思います。(実際、私も初日は思いのまま歩きました!)大きい大聖堂や教会が目印になるので案外目的地にはたどり着くものです。

リガの新市街はアール・ヌーヴォー建築群の宝庫

リガの新市街はアール・ヌーヴォー建築群の宝庫

リガの新市街はアール・ヌーヴォー建築群の宝庫と呼ばれており、ヨーロッパ建築好きの方はとても楽しいエリアになっています。アール・ヌーヴォーとは19-20世紀に展開した新しい芸術運動で、リガもその時代にヨーロッパの影響を受けながら大きく発展したようです。

リガの新市街はアール・ヌーヴォー建築群の宝庫

リガの新市街はアール・ヌーヴォー建築群の宝庫

エリザべテス(Elizabetes)通りとアルベルタ(Alberta)通り周辺は特にこの建築様式が集中しているので、好きな方はそこを目指して散策してみてください。居住エリアになっているので、ときどき住人が行き来している様子や運が良ければ建物の内装もチラッと見られますよ。

リガ歴史地区はウォーキングツアーがおすすめ!

リガを探索するには、ウォーキングツアー(英語)がおすすめです。1日数回、旧市街と新市街のそれぞれのツアーが行われています。地元のガイドさんが歴史や街全体の説明などを歩きながらしてくれるので、街のことをしっかりと知りたい方はぜひ参加してみてください。質問にも答えてくれますし、おすすめのお店も教えてくれます。料金は無料ですが寄付制です。最後に自分の気持ちのお金を渡します(強制ではないのでもちろん渡さないこともできます)。

ラトビア郊外

トゥライダ(Turaida)とシグルダ(Sigruda)

私は首都リガ以外の場所も興味があったので、今回はリガと合わせて トゥライダ(Turaida)とシグルダ(Sigruda)という場所に行きました。リガから東へおよそ60km、運転すれば1時間ほどです。中世に建てられたトゥライダ城と近くのグートゥマニャ洞穴に行きました。ラトビアの田舎の風景を楽しみながら、歴史ある場所を訪れることができます。

洞穴をよく見ると壁面にびっしりとはんこを押したような落書き?の跡がある。私が見つけた古いものだと1822年!
<洞穴をよく見ると壁面にびっしりとはんこを押したような落書き?の跡があります。私が見つけた古いものだと1822年!>

13世紀に建てられたトゥライダ城。ロシアやスウェーデンなど周辺国に絶えず攻められてきた歴史がある忙しい城
<13世紀に建てられたトゥライダ城。ロシアやスウェーデンなど周辺国に絶えず攻められてきた歴史がある忙しい城>

この地域はひとりで行くには車以外だと少しアクセスが悪い地域になります。私はどうしても首都以外の場所が見たかったので、今回はプライベートツアーを頼み地元ガイドの方に連れて行ってもらいました。

おわりに

今回はひとり旅をしたラトビアを紹介しました。同じヨーロッパでもまた少し違った雰囲気のある東欧諸国。初めて訪れる場所でどんなものかと少し不安でしたが、素敵な街並みとひたむきな民主主義国家としての歩みにたちまち虜になりました!街中をひとりで歩いていても特に危険を感じる場所はなく、比較的治安の良いイメージを持ちました (もちろん、持ち物は肌身離さず携帯することや夜は出歩かないなどの最低限の対策はしてくださいね)。

ラトビア、おすすめです!

※ちなみに、今回ご飯については述べていませんが、ラトビアのフードは日本人の味覚に似ていると感じました。どれもとても美味しかったです。Lidoというレストランはいわゆる日本のファミレスで、手頃に美味しくラトビアのフードが食べられるおすすめの場所です!

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mimi

自然と歴史が好きな気まぐれびと。現在は、大自然とパフィンを求めてアイスランドに滞在中。

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