北海道の夏はこんなに楽しい! 夏向けの観光スポットや見どころとは

夏の北海道 ラベンダー

ラベンダー畑などの美しい自然や、函館のノスタルジックな街並みなど、見どころの多い北海道。本州に比べて湿気が少なく爽やかに過ごせることもあり、夏に北海道へ旅行したいという人は多いでしょう。

本記事では、北海道の夏におすすめの観光スポットをエリアごとに紹介していきます。夏ならではの景観やイベントを楽しめる場所をピックアップしましたので、夏の北海道旅行を検討中の人はぜひ参考にしてください。

目次

<1. 北海道の夏は大自然のなか楽しめるスポットが人気!>

<2. 道央エリアの夏向けの観光スポット>

<3. 道南エリアの夏向けの観光スポット>

<4. 道北エリアの夏向けの観光スポット>

<5. 道東エリアの夏向けの観光スポット>

<6. まとめ>

1. 北海道の夏は大自然のなか楽しめるスポットが人気!

夏ならではの北海道の楽しみ方として、花畑や美しい湖・広大な湿原などの絶景を見られることが挙げられます。ラベンダー畑やひまわり畑、新緑が美しい国立公園などは、ぜひ夏に訪れたいスポットです。

また、カヌーやキャンプなど、自然のなかでさまざまな体験ができる施設・スポットも人気。道内には夏ならではの期間限定のイベントなどが開催されている場所も多く、旅行にぴったりの季節だといえるでしょう。

2. 道央エリアの夏向けの観光スポット

北海道の中心地である札幌や、人気の観光地である小樽などで知られる「道央エリア」。少し足を延ばすと支笏湖(しこつこ)やニセコなどの自然を感じられるスポットもあり、都市だけでなく大自然を満喫することも可能です。

ここでは、道央エリアの夏向けの観光スポットを紹介します。

2.1 大通公園

大通公園
<出典元:写真AC

札幌市の中心部に位置し、美しい芝生や花壇、噴水などが点在する「大通り公園」。長さ約1.5km、面積約7.8ha(ヘクタール)の公園は、市民や観光客の憩いの場として親しまれています。

1年を通して四季折々のイベントが開催される点が特徴で、夏は「YOSAKOIソーラン祭り」や「さっぽろ大通ビアガーデン」など、豊富なイベントに参加可能です。

6月に行われる「YOSAKOIソーラン祭り」は、高知県の「よさこい祭り」に北海道の民謡「ソーラン節」をかけ合わせたもの。色とりどりの衣装やメイクで躍動する踊り子たちの演舞はエネルギッシュで、約200万人が熱狂するイベントになっています。

「さっぽろ大通ビアガーデン」は、約13,000席が用意される国内最大級のビアガーデン。札幌市内近郊の工場から直送される生ビールや世界のビールの飲み比べができる、ビール好きにはたまらないイベントです。

近隣には「さっぽろテレビ塔」などの定番スポットもあり、観光も楽しめることでしょう。

  • 住所:北海道札幌市中央区大通西2丁目
  • 公式サイト:大通公園

2.2 支笏湖

支笏湖
<出典元:写真AC

札幌の中心部から車で約1時間、新千歳空港からのアクセスのよさも魅力の「支笏湖(しこつこ)」。およそ4万年前の火山活動によりできたカルデラ湖で、プランクトンが少ないことから透明度が非常に高く、「支笏湖ブルー」と呼ばれる神秘的な青さが特徴です。

雄大な自然に囲まれた支笏湖には、さまざまな体験ができるアクティビティが豊富にあり、透き通った水の上をわたるカヌー(カヤック)や、青の世界に飛び込むダイビング、キャンプ・トレッキングなどを楽しめます。

夏場限定のアクティビティなども多く、透明で清らかな支笏湖や周辺の大自然を、思う存分満喫できることでしょう。小樽運河北海道を代表する歴史ある港町で、レトロな町並みやガラス工芸品、海産物などで有名な小樽。そんな小樽の定番の観光スポットが「小樽運河」で、ノスタルジックな石造倉庫群の景観を楽しめるようになっています。

レストランなどに再利用されている倉庫群は、ガス灯によりライトアップされ、夕方以降はなんともロマンティックな雰囲気に。ゆっくり散策するのはもちろん、風情あるナイトクルージングに参加するのもおすすめです。

運河を見ながら飲食できるレストランやカフェ、特産品が販売されている「運河プラザ」などもあり、グルメやショッピングも楽しめるでしょう。

2.3 雲海テラス

雲海テラス
<出典元:写真AC

札幌から車で約2時間のところにある人気のリゾート地「トマム」にある「雲海テラス」。高いホスピタリティを誇る「星野リゾート トマム」が運営する施設で、ダイナミックな雲海を観賞することが可能です。

トマムで雲海が発生するのは5月〜10月半ばくらいまでといわれており、夏場は美しい山々のなかに雲海が出現するすばらしい景観を楽しめるでしょう。

雲海テラスには標高1,088mに位置する「雲Cafe」があり、雲をテーマにした「雲ソフト」や「雲海ソーダ」などのドリンク・スイーツを片手に雲海を待てる点も魅力。

また、山道に沿ってつくられた6つのユニークなデッキも特徴的で、雲の上に浮かんでいるかのような浮遊感を味わえたり、映画のワンシーンのようなフォトジェニックな写真を撮れたりするスポットが点在しています。

「雲海テラス」がある「星野リゾート トマム」の敷地内には、ファームやウエーブプールを備えたインドアビーチ、2つの異なるホテルがあるので、宿泊してゆっくりリゾート全体を満喫するのもおすすめです。

  • 住所:北海道勇払郡占冠村中トマム
  • 公式サイト:雲海テラス

2.4 洞爺湖

洞爺湖
<出典元:写真AC

「洞爺湖(とうやこ)」は​​支笏洞爺国立公園内にある日本で3番目に大きいカルデラ湖で、北海道を代表する観光地です。その雄大な景色や透明度の高い湖により「日本百景」にも選ばれており、すばらしい景観のなかキャンプやカヌー、乗馬といったアクティビティを満喫できるでしょう。

洞爺湖の大パノラマを楽しみたい人におすすめのスポットが、洞爺湖西岸の高台にある「サイロ展望台」です。洞爺湖全体やそこに浮かぶ中島、有珠山・昭和新山等を眺められるようになっており、北海道らしい壮大な自然の絶景を堪能できます。

また、洞爺湖は温泉地としても有名なため、ホテルや旅館に宿泊するのもおすすめの過ごし方です。周辺には、客室や露天風呂から美しい洞爺湖・羊蹄山などを望めるホテルや旅館が点在しており、旬の食材や地元の食材を活かした料理なども楽しめます。

毎年4月下旬〜10月の間は毎晩「洞爺湖ロングラン花火大会」も開催され、夜には洞爺湖を色鮮やかに包み込む大輪の花火を観賞できる点も魅力です。

3. 道南エリアの夏向けの観光スポット

北海道の南西部、本州へ突き出した渡島半島が特徴的な「道南エリア」。道内の人気観光地である函館が主な観光スポットであり、異国情緒溢れる街並みや史跡巡りなどを楽しめます。

ここでは、道南エリアの夏向けの観光スポットを紹介します。

3.1 函館山展望台

函館山展望台
<出典元:写真AC

標高334m、地上からロープウェイで3分のところにある「函館山展望台」は、函館の美しい景観を望めるスポットです。

屋上展望台からは函館市街地と周辺の海や山を見渡すことができ、独特の地形が演出する眺望は圧巻です。特に夜間の景色は「世界三大夜景」に数えられていることもあり、一見の価値ありだといえるでしょう。

4層構造になっている山頂展望台の2階にはレストランが、3階にはティーラウンジがあり、絶景を眺めながら飲食を楽しむことも可能。2階の「レストラン ジェノバ」では、北海道産黒毛和牛ステーキセットや海鮮丼など、北海道ならではのグルメを味わえます。

1日3組限定のロープウェイ付きコース料理も用意されているので、夜景を一望できるレストランで優雅なひとときを過ごすのもよいでしょう。

  • 住所:北海道函館市函館山
  • 関連サイト:函館山山頂展望台(北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE!)

3.2 五稜郭公園・五稜郭タワー

五稜郭公園
<出典元:写真AC

国の特別史跡に指定されており、戊辰戦争最後の戦いである「箱館戦争」の舞台になった「五稜郭跡」。広大な五稜郭全域は公園として整備されていて、「五稜郭公園」の名で親しまれています。

夏場は公園内の緑が美しいほか、敷地内には江戸幕府の役所であった「箱館奉行所」を復元した建物もあり、歴史好きにはたまらないスポットです。

さらに、公園に隣接する「五稜郭タワー」も、五稜郭の美しい星形の眺望を楽しむためにぜひ訪れたい場所になっています。

高さ107mのタワーには、地上90mの展望フロアや強化ガラスの床から下が見える「シースルーフロア」などがあり、迫力満点の眺望を堪能できます。グラフィックパネルで年表を紹介する展示スペースなどもあるので、楽しみながら五稜郭の歴史も学べることでしょう。

五稜郭

  • 住所:北海道函館市五稜郭町44-2
  • 公式サイト:五稜郭公園

五稜郭タワー

3.3 金森赤レンガ倉庫

金森赤レンガ倉庫
<出典元:写真AC

「金森赤レンガ倉庫」は、港町である函館のランドマークにもなっている人気の観光スポットです。港に面してレトロな倉庫群が立ち並ぶ様子はフォトジェニックで、夕方や夜間は特にロマンティックな景観を楽しめます。

敷地は大きく4つのエリアに分かれており、雑貨やアクセサリー店などでのショッピング、ビアホールやカフェ・レストランでの飲食、クルージングやコンサートなど、多種多様な過ごし方ができる点が魅力。

北海道産の商品や、ガラス・オルゴールなどの函館ならではの品を扱っているショップもあるため、お土産探しも楽しめるスポットです。

4. 道北エリアの夏向けの観光スポット

ラベンダー畑などの花畑で有名な富良野や美瑛、夏でも涼しく雄大な景観を望める利尻・礼文島などがあり、北海道の夏を満喫するのにぴったりの「道北エリア」。

北海道第2の都市「旭川」もあるため、自然の絶景だけではなく都市での観光も楽しめます。

ここでは、道北エリアの夏向けの観光スポットを紹介します。

4.1 ファーム富田

ファーム富田
<出典元:写真AC

ラベンダーを中心にさまざまな花々が咲き誇る「ファーム富田」は、ラベンダー観光発祥の地として多くの観光客に親しまれているスポットです。

ラベンダーの開花時期は、6月下旬〜8月中旬頃まで。畑一面を埋め尽くす鮮やかなラベンダーは絶景で、夏の北海道旅行でぜひ訪れたい場所です。園内にはラベンダーだけでなく約80種類もの花々が咲き誇り、思う存分美しい景色を満喫できるでしょう。

さらに、ポプリや香水などのラベンダーグッズを購入できたり、北海道産の食材を中心としたフード・ラベンダーや富良野メロンを使用したスイーツなどを食べたりできる点もファーム富田の魅力。

ファーム富田でしか味わえない「ラベンダーソフトクリーム」は特に人気で、夏の暑い日にぜひ食べたい逸品です。

  • 住所:北海道空知郡中富良野町基線北15号
  • 公式サイト:ファーム富田

4.2 四季彩の丘

四季彩の丘
<出典元:写真AC

「四季彩の丘」は、広さ15ha(ヘクタール )の敷地に色鮮やかな花畑が広がる美瑛のインスタ映えスポットです。緩くうねりのある丘に数十種類の花々が咲き誇る様子はとても美しく、ゆったりと自然の景観を楽しめます。

園内は歩いて回ることもできますが、カートやバギーなどの乗り物で移動するのもおすすめ。特にトラクターバスの「ノロッコ号」は人気で、丘の美しい景色を見ながらのんびりと園内を一周できます。

売店・レストランなどもあるので、歩き回ったあとにひと休みすることも可能です。

4.3 白金青い池

白金青い池
<出典元:写真AC

美瑛町白金にあり、神秘的な景観を楽しめる「白金青い池」。水面が不思議なほど青く見える美しい池で、美瑛を代表する観光スポットのひとつになっています。

季節や天気、時間帯で見え方は異なり、夏場は新緑と青い池のコントラストを楽しめます。周囲の自然や池にそびえ立つカラマツも幻想的で、フォトジェニックな1枚を撮影できることでしょう。

なお、台風などの大雨直後は濁流が流れ込み美しく見えない可能性があるため、注意が必要です。

  • 住所:北海道上川郡美瑛町白金
  • 関連サイト:白金青い池(一般社団法人 美瑛町観光協会)

4.4 北竜町ひまわりの里

北竜町ひまわりの里
<出典:写真AC

北竜町ひまわりの里「北竜町ひまわりの里」は、旭川から車で1時間ほどの場所にある北海道のひまわり畑です。「SOMPOひまわり生命保険株式会社」が行った「日本全国1000名に聞いた2022年夏に行きたい夏の風物詩ひまわり畑ランキング」では、見事1位に選ばれました。

約23ha(ヘクタール )の敷地内には200万本ほどのひまわりが華麗に咲き誇っており、すばらしい景観を楽しめます。

ひまわり迷路や遊覧車、ビールパーティなどの期間限定のイベントもあり、家族や友人と夏の北海道を満喫できるスポットでしょう。

4.5 旭山動物園

旭山動物園
<出典元:写真AC

旭川を代表する観光地「旭山動物園」は、動物本来の行動を引き出す「行動展示」で一躍有名になった動物園です。動物がエサを食べる姿を間近で見られる「もぐもぐタイム」などを通して、ペンギンやアザラシなどの活動的な様子を楽しめます。

毎年お盆の時期には、「夜の動物園」と題して21時まで開園しており、普段は見られない「動物の夜の姿」に出会える点も魅力。

元気に動く夜行性の猛禽類やオオカミが遠吠えする姿、夜風のなか気持ちよく泳ぐアザラシなど、日中では見られない動物たちの様子を観察できるでしょう。

  • 住所:北海道旭川市東旭川町倉沼
  • 公式サイト:旭山動物園

4.6 利尻礼文サロベツ国立公園

利尻礼文サロベツ国立公園
<出典元:写真AC

「利尻礼文サロベツ国立公園」は、花畑や湿原など、多様な景観を誇る日本最北の国立公園です。北海道ならではの雄大な景色を満喫できるスポットで、「利尻富士」とも呼ばれる美しい利尻山の絶景や、広大なサロベツ原野の景観を堪能できます。

また、夏場でも本州に比べると涼しいため、観光しやすい点も大きな魅力。希少な野鳥や固有の植物なども多く、爽やかな気候のなか北海道ならではの自然に触れられるでしょう。

5. 道東エリアの夏向けの観光スポット

世界自然遺産の知床や日本最大の湿原「釧路湿原」など、手つかずの自然が広がる「道東エリア」。美しく神秘的な湖も多数あり、ダイナミックな景観を楽しめる観光地が点在しています。

ここでは、道東エリアの夏向け観光スポットを紹介します。

5.1 知床五湖

知床五湖
<出典元:写真AC

世界自然遺産である知床を象徴する景勝地として知られる「知床五湖」は、湖と併せて知床連山の大パノラマや森、海の絶景などを楽しめる人気のスポットです。

美しい景観はもちろん、エゾシカの足跡やヒグマの爪跡など、多くの野生動物を身近に感じられる点も魅力。

散策路には、知床五湖の魅力を気軽に体験できる「高架木道」と、ダイレクトに自然に触れられる「地上遊歩道」の2種類があります。「高架木道」は段差がなく傾斜を抑えているため、ベビーカーや車椅子でもアクセス可能です。

体力や状況に応じてルートを選択できるため、老若男女問わず大自然を満喫できることでしょう。

  • 住所:北海道斜里郡斜里町遠音別村
  • 公式サイト:知床五湖

5.2 阿寒摩周国立公園

阿寒摩周国立公園
<出典元:写真AC

「阿寒摩周国立公園」は日本で2番目に指定された国立公園で、神秘的な湖や壮大な山々など、見どころの多いスポットです。

マリモの生育地として有名な「阿寒湖」、世界でも一級の透明度を誇る「摩周湖」のほか、湖の色が見る位置により変化することから「五色沼」と呼ばれる「オンネトー」などの絶景を堪能できます。

遊覧船や深い森を探索できるカヌーツアーなどのアクティビティや、「阿寒湖温泉」などの温泉地もあり、さまざまな楽しみ方ができる観光地です。

5.3 釧路湿原国立公園

釧路湿原国立公園
<出典元:写真AC

日本最大といわれるほど広大な湿原と、湿原を取り囲む丘陵地からなる「釧路湿原国立公園」。どこまでも続く手つかずの大自然や天然記念物のタンチョウが生息していることなどで知られており、ベストシーズンである6〜7月には多くの人が訪れます。

敷地内には湿原を間近に感じられる遊歩道や展望台が多数あり、それぞれのスポットから雄大な自然の絶景を眺められます。

釧路湿原散策の代表的な拠点になる「釧路市湿原展望台」からは、湿原や阿寒の山々、釧路の街などのパノラマを堪能できるでしょう。

また、双眼鏡を使えばタンチョウが見られることもある「コッタロ湿原展望台」や、美しい夕景で有名な「細岡展望台」なども、ぜひ足を運びたいスポットです。

6. まとめ

花畑や美しい湖・広大な湿原など、北海道には夏ならではの絶景を堪能できるスポットが点在しています。自然のなかで楽しめるアクティビティや期間限定のイベントなども多く、夏は北海道旅行におすすめのシーズンだといえるでしょう。

壮大な自然の絶景や夏ならではのイベントを楽しみ、夏の北海道旅行を思う存分満喫しましょう。

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